全世界で同時多発的に乳幼児の免疫消失が発現
本来人間には「2つ以上のウイルスに重複感染や発症はしない」という「ウイルスの干渉」という法則が存在しているのですが、アメリカで、その原則が崩壊する現象が起きており、アメリカの多くの赤ちゃんや乳幼児たちが、複数のウイルスに感染発症し重症化していることについて、以下の記事で取りあげました。
[記事] ヒトの免疫が壊れ始めた:米国で「複数のウイルスに同時感染して入院する子どもたちが激増」しているという報告に見る「ウイルスの干渉」法則さえ崩壊した現在
In Deep 2022年6月22日
しかも、アメリカは日本と同様、今は夏ですが、
「一般的に冬にしか流行しないウイルスにかかる赤ちゃんたちが急増している」
のです。
アデノウイルス、ライノウイルス、RSウイルス、インフルエンザ、そしてコロナウイルスなどの、本来なら気温が下がった頃にしか大流行は起きにくい病原体に数多くの小さな子どもたちが感染して重症化している。
これは、ブラジルでも起きていることですが、先日、英国のデイリーメールが、
「オーストラリアで、複数のウイルスに同時感染して入院する赤ちゃんが急増している」
ということを報じていまして、南半球のオーストラリアでも起きていることを知りました。
どうやら、すでに「免疫の崩壊」の事態は全世界的なものとなっているようです。全世界的、というか、mRNAワクチンや、DNAワクチンなどの遺伝子ワクチンを接種した国で広がっているというほうが正しいかと思われます。
デイリーメールの記事のタイトルは以下のようなものであり、「免疫力のない赤ちゃん」という文字が使われています。
免疫力のない「パンデミック・ベイビー」たちは、オーストラリア全土で呼吸器系の病気で集中治療室に運ばれている
'Pandemic babies' with no immunity are ending up in intensive care across Australia with respiratory illnesses
先ほどの過去記事にも書きましたけれど、妊娠中や授乳中にお母さんが接種した場合、ほぼストレートに赤ちゃんにワクチン成分が伝播しますので、「その赤ちゃんたちは、ワクチン接種をした状態そのものになっている」といえます。
エクソソームなどを介した大気中の伝播やシェディングとは比較にならない直接的で強力な伝播です。以下の記事などでもふれています。
[記事] コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
In Deep 2022年5月4日
今にして思いますのは、仮に接種したお母さん自身より赤ちゃんのほうが強い影響を受けているのなら、
「年齢が若ければ若いほどワクチン後天性免疫不全の影響を受けやすい」
のだと理解できます。
つまり、0歳から 2歳くらいの赤ちゃんが最も強く影響を受けることになりそうです。
これまでの各国の重複感染の年齢分布を見ますと、4歳くらいまでが大きな影響を受けるようです。
理由は、「赤ちゃんは大人に比べて免疫が発達中であるため」だと思います。
赤ちゃんの免疫のメカニズムは、医学的に完全に理解されているわけではないですが、育児の本やサイトなどにも出ているようなことですと、以下のようになっています。
(「赤ちゃんの免疫力はどうなっている?」より)
> 生後半年〜1歳半の時期が赤ちゃんの免疫力が一番低い時期と言われており、免疫力がある程度安定するのは6歳頃と言われています。
>
> ……赤ちゃんは、ウイルスや細菌と戦うために必要になるIgGという免疫物質を母乳や胎盤から受け取っているため、生後間もなく~半年程度の時期は、それ以降に比べて免疫力が若干高いと言われています。
>
> ……赤ちゃんは自然免疫、獲得免疫ともに未熟であり、自然免疫が発達し始めるのが1歳半頃と言われています。獲得免疫は、一度ウイルスなどに感染し、病原体の情報を記憶することで抗体を作ることができます。つまり、赤ちゃんは大人と比較するとウイルスなどに感染した回数が圧倒的に少ないことから、獲得免疫も未熟だと言えます。 (macrophi.co.jp)
このように「これから免疫を発達させる」段階にある赤ちゃんに、ワクチンの RNA 、つまりスパイクタンパク質を作り出すような物質が体内に循環し始めると、どのようなことが起こるか、については、比較的最近の以下の記事に、イタリアの研究について書かせていただいています。
[記事] コロナの後天性免疫不全は「エイズより悪い」ことがイタリアの研究によって突きとめられる…
In Deep 2022年6月20日
HIV感染によって発症するエイズという病気では、「ヒトの免疫系において必要不可欠な白血球」が著しく減少します。
イタリアの上の記事でご紹介した研究は、コロナ(あるいは、スパイクタンパク質感染)は、
「エイズより激しく免疫細胞が減少する」
ことが見出されたものでした。
・CD4細胞
・CD8細胞 (キラー T細胞)
・NK細胞 (ナチュラルキラー細胞)
スパイクタンパク質は、これらをすべて著しく減少させてしまうのです。
すでにある程度の免疫システムが完成している大人の場合よりも、まだこれらの免疫システムが未発達の赤ちゃんの場合、
「ほとんど免疫がゼロになる」
可能性も考えられないではありません。
それと共に、以下はもう 1年以上前の記事ですが、元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士が、「コロナワクチンは、高特異的で永続的な抗体なんです」という言葉を使って説明していたことがあります。
これはあくまでボッシュ博士の考え方ですが、この「特異的抗体」というものは「自然抗体を打ち負かす」として、そして、「それが永続的に継続する」と述べています。
ボッシュ博士は以下のように述べています。
(2021年4月のボッシュ博士のインタビューより)
> ワクチンを接種をした人たちは、自然の免疫の最も重要な部分をワクチン接種と同時に失っているのです。生まれつき持っていた免疫システムをです。
>
> なぜなら、生来の抗体は自然抗体 IgM (感染の初期に生体防御の初段階を担う免疫抗体)ですが、このウイルスを束縛するために抗原特異的抗体に、それが打ち負かされてしまうのです。
>
> つまり、コロナワクチンを接種した人たちは「失う」のですよ。すべての保護を。
>
> この意味としては、その人たちは、「免疫反応がない状態のまま」となってしまうのです。 (In Deep)
これが正しいとすれば、ワクチン成分の強い曝露を受けた免疫が未発達な赤ちゃんたちは、
「免疫を発達する機会を失う」
ことになります。
もっとストレートにいえば、
「一生免疫を持たないままで育つ可能性がある」
ということになりかねません。
このボッシュ博士のインタビューは、以下の記事などにあります。
[記事] 「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴え続ける
In Deep 2021年5月5日
この記事を書いた昨年の時点では、妊娠や授乳でどのくらいの率で「曝露」があるのかはわからなかったのですが、その後のファイザー社の資料で、
「授乳での伝播は 90%以上の赤ちゃんに起きる」
ことを知りました。
アメリカの裁判所命令で開示されたこちらのファイザー社資料には、
> 母乳育児をしていた 133例の試験参加者のうち、116例が、母乳育児中のワクチン曝露を報告した。
とあり、授乳で赤ちゃんは完全に曝露することをファイザー社は知っていました。
また、開示されているファイザー社資料の分析を進めている医療専門家など 3,000人以上で構成さるボランティアが存在するのですが、アメリカのナオミ・ウルフ博士は、その分析に以下の部分があることを述べています。
(ナオミ・ウルフ博士のサブスタックより)
> 授乳中の母親から授乳後に赤ちゃんが死亡し、その後、その赤ちゃんの肝臓が炎症を起こしていることが見出されました。
>
> ワクチン接種を受けた母親から授乳している多くの赤ちゃんは、興奮、胃腸障害、成長障害を示しました。 (Dr Naomi Wolf)
これに、先ほど書きました、「赤ちゃんからの免疫システムの剥奪」という作用が加わるわけです。
ファイザー社ワクチンには、ロットや製品による mRNA濃度の違いが現実として存在しますので、このような強い影響を受ける赤ちゃんは、全体のごく一部だとは思います。
しかし、逆にいえば、ごく一部の赤ちゃんにとはいえ、これが確実に起きます。
現在、アメリカやオーストラリアで起きている「赤ちゃんたちの重複ウイルス感染」や、ブラジルで起きている単なる風邪の重症化、あるいは世界中で起きている赤ちゃんの重症肝炎。
全部原因は同じところにあると思われます。
それは、お母さんのコロナワクチン接種です。
肝炎の赤ちゃんたちの数は今も世界中で増え続けています。
[記事] WHOが、乳幼児の重症肝炎の報告が世界で 900例以上に達し、18人が死亡したと発表。症例の80%が5歳以下
地球の記録 2022年6月26日
報道などでは、この小さな子どもたちの重症肝炎の原因として、「ロックダウンによる免疫力低下」と専門家が述べていることが取りあげられることなどがありますが、現在、0歳、1歳の赤ちゃんたちの多くはロックダウン以降に生まれており、その影響はほとんど受けていないか、あるいはロックダウン中に生まれたとしても、もともと屋内で過ごすことの多い赤ちゃんへのロックダウン自体の影響は知れています。
そうではなく、原因はワクチンです。
お母さんの接種です。
さきほどのイタリアの研究論文やボッシュ博士の見解など、証拠が揃いすぎており、それ以外の理由はほとんど考えられません。
過剰な殺菌も免疫力を落としますので、少し関係するかもしれないですが、過剰な衛生がその子に影響として出てくるのは数年後くらいからだと思われ、0歳や 1歳の赤ちゃんたちにこんなに短期間にストレートな影響が出ている現状からは、ワクチン以外は考えられないです。
なお、これは、そのお母さん方を非難しているわけではなく、そうではなく、
「これからも繰り返し同じようなことが起きるかもしれないから注意して下さい」
ということです。
モデルナ社は、RSウイルスに対する mRNAワクチンも開発しています。
以下の1年ほど前の記事では、その特許開示をご紹介しています。
[記事] 私たちの中の永遠の人工RNA
In Deep 2021年6月26日
その他にも、これから、さまざまな疾患に対して、さまざまな遺伝子ワクチンが展開される可能性は常にあり得ます。インフルエンザワクチンでさえ、 mRNA タイプの治験がおこなわれています。
そういうものが実際に展開されるときに「今後は気をつけてください」という話です。mRNAタイプのワクチンや治療薬は、いかなるものであっても、あまりにも検証が足りず、人に実際に使うようなものではないのです。
妊娠とワクチンについては、昨年の夏に書いた以下の記事をご参照いただければ幸いです。
[記事] 妊娠されている方々が知ったほうがいいと強く思ういくつかのこと
In Deep 2021年8月18日
オーストラリアでの赤ちゃんの重複感染の増加を報じた英デイリーメールの記事をご紹介して締めさせていただきます。
なお、この記事に出てくる医師たちは、前年までインフルエンザなどが流行していなかったため、赤ちゃんたちに免疫がなく、重複流行していると説明していますが、0歳や 1歳の赤ちゃんたちは前年の流行など関係ないですし、仮にそうだとしても、普通の赤ちゃんは重複感染などしません。
自然免疫が信じられないほど弱体化していることが原因です。
免疫力のない「パンデミック・ベイビー」たちが、オーストラリア全土で呼吸器系の病気で集中治療室に運ばれている
'Pandemic babies' with no immunity are ending up in intensive care across Australia with respiratory illnesses
Daily Mail 2022/06/27
呼吸器ウイルスに対する免疫を持たない「パンデミック・ベイビー」の多くが、ICU (集中治療室)で深刻な状態となっている。
医師たちは、Covid-19 パンデミック中に生まれた子どもたちが、インフルエンザ、RSウイルス、コロナウイルスなど「これまでに遭遇したことのないウイルスに遭遇することから」集中治療を必要としていることを明らかにしている。
コロナ中、オーストラリアで流行している呼吸器感染症ウイルスが事実上なかったときに、これらの子どもたちは生まれて育った。
ウェストミード感染症小児科医のフィリップ・ブリトン博士の小児病院では、ICUでの分析により、赤ちゃんたちがインフルエンザとコロナウイルスの検査で同時に陽性である「重複感染」であることが示されていると述べた。
ブリットン博士は、重複感染を呈している子供たちの 5パーセントが ICUに入院していると述べた。これについて、博士は「非常に懸念される統計となっている」と述べる。
ICU に入った子どもたちの約半数は既存の健康問題はなく、また、入院数の増加は病院システムに圧力をかけている。
この「パンデミック中の赤ちゃん」たちの一部では、インフルエンザ、コロナウイルス、RSウイルスによって引き起こされる胸部、脳、心臓の炎症を示している。
RSウイルスは、子どもの肺感染症の主な原因であり、肺炎や細気管支炎を引き起こす可能性があり、幼児にとっは危険な場合がある。
重症化した場合、小さな気道がまだ完全に形成されておらず、感染症に対処するのに苦労している乳幼児に致死をもたらす可能性がある。
3週間前にニューサウスウェールズ州で週に 355件の RSウイルスの症例があったときに警告が発せられたが、その 3週間後、1週間で症例は 3,775件に急増した。
それらの約 5分の1が潜在的に致命的な細気管支炎を発症し、 40%が最終的に入院した。
感染症研究者のジョン・セバスティアン・エデン博士は、RSウイルス、インフルエンザ、コロナウイルスの3つのウイルスの重複感染がシドニーのウェストミード小児病院の救急部門を追い込んでいると述べる。
エデン博士は「広範囲にわたる三種のウイルス感染の発生が起きている」と言う。
博士は、ニューサウスウェールズ州での子どもたちの症例はまだピークには達していないと考えているが、このアウトブレイクがオーストラリア全土に広がる可能性を確信している。
博士は、今後数週間で同様のレベルでオーストラリアの南部半分に広がると予想している。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ ご登録へ進む