3歳以下の子どもの「架空の友だち」たち
今年は 1月3日から搬送されて 3日ほど入院ということになっていたのですが、そのことを、一応記事でお知らせしたと思っていましたら、今日見ますと、「投稿されていない」のです。
投稿がきちんとなされていなかったようです。「何とお正月過ぎから入院しております」 (2026年1月4日)という記事に今は投稿し直しましたが、この事態でおわかりのように、その 3日間は、蒙昧とした感じで過ごしていまして、特に 1月5日のことは、最近のボー・イン・ラーの記事の冒頭にも書きましたけれど、まるで曖昧な世界のような記憶だけが残っているのです。
「あれは事実だったのかなあ」と思う点がいくつかありまして、でも、付き添いでうちの子どもがいてくれまして、子どもに確認を取ると、
「あったよ」
とのことでした。
「じゃあ、俺、あんなバトルを医者とやっていたのかよ」とも思いますが、仲介に入ってくれた看護師さんが非常に丁寧に事務的な進行をしてくださったお陰で、逮捕、拘留、死刑、島流し、獄門さらし首といった事態にならないで済んだようです。
私という人間は、相手が特に支配的な立場の人間の場合、あまりにも理不尽なことを言われると、瞬間的に「顔が sel23 になっちゃう」のですね。
self23『鬼畜御殿』(1992年)の私

BDW
それで、ついにはそのまま睨み付けて、相手から視線を動かさなくなったりする。
もちろん、ふだんは温厚で平身低頭そのものの人間ですけれど、「権威的な上にあまりにも理不尽なこと」に対して瞬間的に反応してしまうのです。
かつても、お医者様や企業の重役などの方に、「何だって? あ?」とかは何度か申し述べさせていただいたこともあります。
今思えば失礼なことをしたと思っていますが、まあ、その私の吉祥寺のガイぶりはともかくとして、最近のことを曖昧に思い出しながらも、「夜中の病棟の廊下で一晩中、変な女性の叫び声が響き続ける」とか(これは本当に奇妙な現象でした)、そんな奇妙な環境を過ごしたあとに、ふと、
「子どもの頃の架空の友だち」
のことを思い出したりしていました。
過去のメルマガに書いたことがありますが、以下のようなものでした。ずいぶん以前のものです。
2019年3月1日のメルマガ28号より
幼稚園の頃(今から五十数年前)、私は小児ぜんそくで、ほとんど幼稚園に行っていなかったのですが、仮病で休んだ時も多く、そういう時はひとりで散歩するか、あるいは家の裏のほうにあった、今では児童養護施設と呼ばれますが、当時は「孤児院」と言われた施設に遊びに行っていました。
幼稚園児でしたので、孤児院が何かについては理解していなかったかもしれません。
しかし、当時の私は、幼稚園の友だちより孤児院で知り合った 1人の男の友だちと遊んでいる方が楽しくて、また、当時の孤児院は「外から施設と関係のない子どもが勝手に入っても何も言われない」のでした。
しかし、その後、成長と共に冷静に考えて、
「いくら何でも部外の子が勝手に入っていって、勝手に遊んでいていいわけがないだろう」
と。
そして、たくさんの孤児たちがいたその施設の体育館とかでは、私は「いつも、その男の子と二人っきりだけで遊んでいた」のでした。
このあたりも「そんなことあるかねえ」と。
そして、高校生くらいになった時に、自転車でその孤児院があったと記憶している場所に行くと「何にもない」のです。
移転したのかもしれないですが、当時私が住んでいた家のすぐ裏にあったと記憶していた場所にはまるで何もない。
大人になってからも、その頃のことを考えていたのですが、ある時、北米などの行方不明事件のケースを分析しているデビッド・ポーリデス氏という人の著作『 411人の行方不明者』という著作を知りました。
ブログ記事では、以下のようなものでご紹介しています。
・アメリカの行方不明研究者の事例にある失踪あるいは「消滅」の強烈な実態(1)
In Deep 2016年9月7日
・アメリカの行方不明研究者の事例にある失踪あるいは「消滅」の強烈な実態(2)
In Deep 2016年9月8日
他にもデビッド・ポーリデス氏のこの著作や、あるいは他の資料からの抜粋をさせていただいたことがありますが、
「特に 3歳以下の子どもたちに見られる《架空の友人》の資料」
が数多くあることを知りました。
たとえば、以下はそのうちのふたつです。
2019年2月8日発行 メルマガ 第25号『大人が子どもを尊敬するためにも「子どもは異次元と通じる救世主」であることを知るべき』より
エリック氏の娘さんの事例
エリック氏の娘さんは 3歳になってから、たまに、
「クローゼットの中にジョナサンという男の子がいるの」
と話すようになった。
その子と話すのが楽しいとも言っていた。
しかし、彼女に兄弟はいないし、どうやら「想像上の友だち」ということのようで、父親は、多少奇妙な話だとは思ったけれど、3歳くらいならあることだろうと、さほど気にはしなかった。
しばらくして、エリック氏の奧さんが妊娠したために、家族は大きな家に引っ越すことになった。
その後、前の家の新しいオーナーから連絡があり、クローゼットの裏側に落とし戸があり、そこに「箱」が置いてあって、中にいろいろと入っているので、それらをどうしたらいいかという電話だった。
その箱の中には、見知らぬ赤ちゃんの絵が何枚かあり、赤ちゃんの服も何枚か入っていた。
そして、箱には「ジョナサン」と書かれていた。
エリック氏はここで初めて不気味な感覚を味わった。
2024年11月15日 第325号 『「3歳までの人間」の正体』より
大人になった女性が3歳の時を述懐した事例
3歳の時、家族で新しい家に引っ越したとき、私には、そこに「女の子」がいることがわかった。
自分と同じような年齢で、容姿も私と似ていた。鮮やかなブルーの瞳とブロンドの髪を持ち、ピンクのドレスを着ていた。
名前はサリーといった。
その日から「友だち」であるサリーと私は会話をするようになった。サリーは、両親がノースダコタに引っ越してしまい、自分はここに残されたと言っていた。
私は両親に、サリーのことを「友だち」だと話すと、親は「それは想像上の友だちだ」と、その関係を否定した。
しかし、その後も私はサリーと遊んで過ごした。
ある日のこと、私は自分の部屋に入った。そうすると、そこでサリーが床に横たわり、炎で包まれていたのだった。
私は泣き始め、両親のもとに走り、
「クローゼットが燃えている。サリーが死んじゃう」
と叫んだ。
両親は私の部屋に駆けつけたが、そこには火もないし、サリーもいなかった。
しかし、私は、その炎の熱を実際に感じていた。私の母は、土地の地主と親友で、住んでいる家の前の所有者のことを聞きにいった。
すると、以前住んでいた家族には、小さな娘さんがおり、その子がクローゼットから発火した火事で亡くなったことを知った。
それはサリーという名の 4歳の女の子だった。
それを聞いて、両親はその家を出ることを決心した。すぐ荷造りを始め、別の家へと引っ越すことにしたのだ。
新しい家はとても大きな家だった。そこに到着した時に、サリーはすでに寝室に向かう階段に座っていた。
私は両親に叫んだ。
「サリーが一緒に来たよ。サリーは生きていた!」
母親は、これまでのことで相当ストレスを受けていたが、ここにきて諦め、サリーを受け入れることにした。
それから数週間後にサリーはいなくなり、その後は1度もあらわれなかった。
しかし、サリーは、それまで 1年間以上、私の友人だった。
こういう数々の事例を読んでいて、私も「自分の 3歳のときの記憶はこんなのと近いのではないのだろうか」と思うこともありました。
まあ、そのあたりは何ともいえないところですが、これらのうちのいくつかが載っている 2019年2月8日発行のメルマガは、以前、以下に PDF としてアップしています。
・大人が子どもを尊敬するためにも「子どもは異次元と通じる救世主」であることを知るべき (PDF)
In Deep メルマガ 第25号 2019年2月8日発行
…さて。
変な前振りとなりましたが、実は最近、
「悪魔憑き症候群の医学的分析に関する論文」
を読んだのですね。
その中には、
> 子供の空想上の友達は一般的に病的なものではないが、あるレベルの空想は将来的に解離性障害を発症する臨床的リスクを示す可能性があることが明確になる。
という部分などがありまして、つまり、「架空の子どもと接することと将来的な病気(解離性障害)の関係」にもふれているものでした。
論文全体としては、もっと広い文脈で語られているものですけれど、何となく、この論文をご紹介したくなった次第です。
ついこの数日の間に、私も何となく曖昧な体験をしましたので。
長いといえば長いですが、ご紹介させていただきます。
なお、文中に、
> 聞き慣れない言語(グロソラリア)で話す能力
という部分があり、これは、カトリックなどでも「悪魔憑きの定義」とされているもので、グロソラリアとは、日本語で異言とも言われ、つまり、
学んだことのない外国語もしくは意味不明の複雑な言語を操ることができる超自然的な言語知識
のことで、たとえば、映画エクソシストで少女リーガンが、習ったこともないラテン語をペラペラと話すというようなことです。
論文をご紹介して締めさせていただきます。
全体に添えられている資料と論文のリンクは割愛させていただきます。太字は適度に施させていただいています。
悪魔憑き症候群の表現型と解離性診断マーカーの証拠
Evidence of phenotypes and dissociative diagnostic markers for demonic possession syndrome
sciencedirect.com 2024/09
要約
目的
臨床的人格モデルによれば、悪魔憑き(精神病的憑依症候群、PPS)を経験した解離性同一性障害(DID)患者は、統合失調症的妄想性プロファイル(精神病性スペクトラム障害、PSDの特徴)とヒステロイド性ヒステリー性プロファイル(情動障害の特徴)という 2つのプロファイルを呈する可能性がある。
本研究は、精神病的憑依症候群および解離性同一性障害(精神病性スペクトラム障害の有無を問わず)患者におけるこれらの表現型的人格構造の臨床的および統計的証拠を検証することを目的とした。
方法
本研究は構造方程式モデリングに基づいて設計された。精神病を伴わない解離性同一性障害と診断された患者は合計 303名、精神病性スペクトラム障害を伴う解離性同一性障害と診断された患者は 306名だった。
診断は、本研究に協力し、評価テストを実施した臨床専門家によって行われた。全患者は、人格構造に関する臨床質問票に回答し、解離レベルも測定された。医師兼精神科医は、精神病的憑依症候群の症状の強度を測定するための新しい異分野適用質問票である精神医学的憑依症候群チェックリスト(PPS-C)を用いて各患者を評価した。
結果
結果から、両方のパーソナリティ構造が憑依症候群の 65~ 66%の予測因子であるという結論が導かれた。解離性障害に起因する解離症状は、憑依症候群の分散を 21~ 26%調整した。
解離性障害と精神病性スペクトラム障害構造を統合した複合表現型パーソナリティモデルの妥当性に関するエビデンスが得られた。
結論
ここでは、各人格表現型に関与する解離メカニズムの分析から得られる精神病理学的および治療的意義について考察する。また、精神病的憑依症候群症状を正規分布にまとめたグラフを提示する。これは専門職の実践に役立つ可能性がある。さらに、精神医学的憑依症候群チェックリストの潜在的な臨床スコアも提示する。
導入
従来の精神医学および臨床診療において、悪魔憑きは精神病理学的状態であり、超自然的存在(悪魔や精霊など)に憑依されていると信じる状態だ。
理論家たちはこの精神病理学的状態を 2つのレベルで捉えている。憑依は、コミュニティ、宗派、または宗教の教義や信念を特徴付ける儀式的なプロセスに従う場合もあれば、あるいは、文化的概念として、被害者が自身の信念に沿った形で状況を説明し、解決策を提示する場合もある。
このような場合、憑依自体は臨床的に重要とはみなされず、通常、治療は必要ない。
しかし、それが危険ではない、あるいは患者にとって重大な臨床リスクをもたらさないことを意味するわけではない。人類学の分野では、概念的に一貫して、理論家たちはこれらを中核憑依物または中心憑依物として分類している。
人類学および民族誌学に焦点が当てられているため、精神医学は中心所憑依物にほとんど注意を払ってこなかった。
必ずしも精神病理学的なものではない霊憑きについては、以下の点を付け加えることができる。
(a) 問題となっている現象は「悪魔憑き」などと様々に呼ばれてきたが、これは様々な文化や歴史を通して報告されてきた、より一般的な「霊憑き」の事例の亜種である可能性もあれば、そうでない可能性もある。
(b) このような体験は、トランス状態やサイケデリック薬によって意図的に誘発される場合もあるが、自然発生的に起こることもあるようだ。
(c) これらの報告は伝統的に解離現象の観点から議論されてきたが、その内容や解釈は文化に縛られる可能性があり、例えば、Sersch (2019)は、「霊憑き」を現実として受け入れる文化において、悪魔祓いが臨床療法と同等かそれ以上の効果を発揮することを示すいくつかの研究を論じ、段階的に進行することもあるとした。
(d) 2023年の文献レビューでは、悪魔憑きのいくつかの症例では、その現象を適切に説明するために、解離、人格、または精神病理のより高度で微妙なモデルが必要であることが判明した。
憑依は臨床的に重要な精神病理学的関連性を有する場合がある。以下の症状のいずれかがみられる場合、薬物治療および精神医学的介入が必要となる場合がある。
(1) 運動硬直状態、けいれん運動、嘔吐、常同行動など、通常よりも強い身体的力を伴う運動障害。
(2) 声のトーンや声質の変化など、聞き慣れない言語(グロソラリア)で話す能力。
(3) 患者は、超自然的な存在に支配されている(精神的、感情的、認知的、行動的)と確信している。この信念は文化や宗教に関連している可能性があるが、患者とその環境の両方に機能不全な影響を及ぼす。
(4)幻視(例:患者が憑依している存在を見る)、幻聴(例:患者が憑依している存在に起因する声、騒音、または音楽を聞く)、幻嗅(例:患者が「腐った肉」や疫病に似た匂いを知覚する)、幻触(例:患者が憑依している存在が自分を殴っているのを感じる)などの知覚障害の存在。特定の状況では、幻覚や妄想は、憑依された患者を支援する人々(例:悪魔祓いの司祭、親戚)によって共有されることがある。
しかし、憑依者との関連でこれを言及している研究はほとんどない。
これらの症状はすべて、精神病理学の診断マニュアルには分類されていないものの、科学文献(例えば、Irmak, 2012)には存在する症候群であり、我々はこれを精神憑依症候群(PPS)と呼ぶ。
精神憑依症候群は、1966年に初めて記述され、社会的な機能を果たす憑依を指す中枢憑依ではなく、末梢憑依のみを指している。これに対し、理論家たちは、社会的に承認されていない症状や文化的な目的を持たない症状を末梢憑依と呼んでいる。
精神憑依症候群という用語をこれらの症状の具体的な名称として使用することは、悪魔憑きを現実の現象と見なす信念体系と一致する行動、知覚、異常体験を現象学的にグループ化するため、機能的だ。
これは他の診断ラベルの使用を無効にしたり排除したりするものではなく、これらの体験を調査するための独自のカテゴリーを提供する。
本研究で憑依を症候群として概念化するというアイデアは、O'Keeffeら(2019)に触発されたものだ。O'Keeffeらは、宗教的信念や文化的伝説などにより超常現象が発生すると信じられている場所に関連する異常な知覚を「幽霊が出る人々症候群」と定義した。このアプローチは研究に非常に有用であることが証明されており、解離の分野において臨床的に価値のある示唆を示している。
精神憑依症候群は現在、症候群としては認識されていない。
しかしながら、精神憑依症候群は、精神病理学的側面と分類の現代的意義を理解する上で非常に有用な概念だ。 『精神障害の診断と統計のマニュアル』では、憑依(末梢性憑依)を「詳細不明の解離性障害」に分類し、「解離性トランス障害」のカテゴリーに属している。
患者が不随意の常同運動、健忘、そして超自然的存在が患者の身体と精神を支配しているという信念を呈するエピソードは、解離性トランス障害の特徴だ。
DSM-IV-TR (アメリカ精神医学会が2000年に発行した精神疾患の診断・統計マニュアル)では、これらのエピソードは各国の文化システム(宗教的または非宗教的)に関連していると報告されている。
この社会文化的理由から、米国精神医学会(2002年)はこのような憑依を「非特異的」と分類した。DSM (精神疾患の診断・統計マニュアル)の最新版では、悪魔憑依は「解離性同一性障害」に分類されている(米国精神医学会)。DSM の分類では、憑依は、超自然的な存在に憑依されているという経験と信念を特徴とする、同一性と人格の障害と理解されている。
DSM では、DSM-IV-TRとは対照的に、現在の分類では、文化に関連した幻覚および妄想の症状が含まれている。分類では、精神病的憑依症候群はもはや「詳細不明の解離性障害」とはみなされていない。
さらに、DSM-5-TRでは、その症状を想像や空想の状態(例えば、子供が空想上の友達がいると主張する場合)と混同すべきではないことも明確にされている。
この最後の点に関して言えば、空想上の仲間(IC)がいると主張する子供は必ずしも解離性または病理学的ではないが、「深い空想上の仲間」と呼ばれる、一見自律的な意志、人格、または行動を示すものは別物であり、臨床的に重要なレベルで解離を示唆している可能性がある。
この区別により、子供の空想上の友達は一般的に病的なものではないが、あるレベルの空想は将来的に解離性障害を発症する臨床的リスクを示す可能性があることが明確になる。
他の研究では、憑依された患者に特徴的な臨床的性格特性について調査されている。Font (2016) は、DSM における典型的なパーソナリティ障害と、憑依を主張する患者の解離を関連付ける広範な科学的研究を行った。Font は、統合失調型、妄想型、および演技性パーソナリティ障害が、憑依された患者における解離を特徴付ける症状を予測することを発見した。他の研究者も、Font の知見と一致する関係性を示した。
Font は、研究において、末梢性憑依症(PPS)を特徴づける 2つの次元、すなわち、
(1)統合失調症的妄想性次元、および
(2)ヒステリー性演技性次元、演技性自己愛性とも呼ばれる、があると結論付けた。
これらの次元は、末梢性憑依症が単に時間経過に伴う動的な症状の問題に限定されないことを示唆しているため、重要だ。むしろ、末梢性憑依症の患者には、異なる臨床表現型が関連している可能性がある。
Font (2016) の研究は、数年前に Font がバルセロナ大司教区の悪魔憑き疑惑症例の医学的評価を行う精神科医に任命された際に開発された現象学的モデルを提示しているため、本研究に特に関連している。
彼の理論的提唱は、統合失調性妄想構造とヒステロイド性ヒストリー的構造は連続体の一部であり、両端に位置するというものだった。
これらの各次元は独自の量的勾配を示しているが、現象学的解釈により、これらを 2つの異なる症状領域として質的に区別することが可能になる。Font の理論は、これら 2つの次元における末梢憑依のレベルに応じて、特定の精神医学的治療がより適切となる可能性があることを示唆した。
2023年にもレビューされ、彼らは憑依状態に対する解放儀式はヒステロイド性ヒストリー的領域に位置するプロファイルに対してのみ効果的であると結論付けた。これは、本研究で取り上げたい点の 1つであり、Font のアプローチの有効性を裏付ける実証的証拠を提供する。
精神病スペクトラム障害の枠組みにおいて、臨床医は精神病理学的表現型の存在を広く認めている。この表現型の概念は、軽度の精神病症状(すなわち、軽微な統合失調型パーソナリティプロファイルを有する個人)を有する個人は、将来、より強烈で病的な精神病エピソードを発症する可能性が高いことを示唆している。現在の精神病モデルである連続体モデルは、Font の提唱と整合している。
提示された理論的根拠を考慮すると、情報を再整理し、DSM 分類と精神病の連続体モデルを包含する最新の理論を提唱することが可能だと考えている。
Font が提唱した 2つの次元に基づき、解離行為は、統合失調性妄想性人格および演技性人格に基づく表現型と、精神病的憑依症候群との間の媒介変数であるという仮説を立てる。この仮説は、解離性障害が精神病的憑依症候群の特徴であると同時に、特定の人格構造がその基礎を形成していることを示唆している。これらの構造を特定し検証することは、治療の効果を高め、薬物療法の重要な補助として心理的介入を裏付ける上で有用である。
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