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2月13日にメルマガ「周りの人々の 30% が「厳密には人間ではない」としたら」を発行させていただきました。

人類の未来 人類の覚醒と真実 地球という場所の真実

ドイツの精神的指導者ボー・イン・ラーの著作『自由の亡霊』 で語られる自由の真実(パート8 / スローガンへの熱狂)

投稿日:

スローガンは自身の自由な意志ではないから

話は関係ないですが、太陽の変化が最近は急速です。

2月14日以前は、太陽表面に特に目立つコロナホールはなかったのですが、この日あたりから、急速にコロナホールが発達していまして、日本時間 2月15日には、長さ 60万キロメートル以上 (地球の直径の 50倍以上の長さ)のコロナホールとなっています。

以下の「口のようにも見える」黒い部分がコロナホールです。

2026年2月15日の太陽(黒い部分がコロナホール)

NASA SDO/AIA

狂気を漂わせている顔的な微妙な表情を見せている太陽ですが、2日後の 2月17日には、「金環日食」が観測されます。今回の金環日食が観測できるのは、南極方面だけですので、日本では観測できませんが。

以下は 2012年に東京で撮影された金環日食です。

2012年5月、東京で撮影された金環日食

forbesjapan.com

先月、「2026年に起きる主要な天文現象一覧」という記事を投稿したことがありますが、まあ、もちろん毎年いろいろな天体現象は起きるとはいえ、今年も印象的な天体現象が起きるようです。

金環日食の次のイベントとしては、

・02月28日 6つの惑星(水星、金星、海王星、土星、天王星、木星)が一直線に並ぶ

・03月03日 皆既月食 (日本でも観測可能)

などがあります。

日食や月食が続くような時には、社会でもいろいろなことが起きやすい…というようには言われていますが、その当たりは、時期が過ぎてみないとわかりません。

 

さて、ちょっと間が開いてしまいましたが、ドイツの精神的指導者ボー・イン・ラー氏の著作『自由の亡霊』のパート8です。

今回は「スローガンへの熱狂」というタイトルで、簡単にいえば、

「スローガンというものは、人間の自由意志から見て非常に悪いものである」

というようなことを書いています。

思えば、今の時代は何でもスローガンですからね。

政治や選挙にしても、学校や企業や何らかの集団にしても、スローガン(あるいは標語)はどこにでも存在していますけれど、それは、「自由」にとって非常に有害だと。

ボー・イン・ラー氏の文章は、基本的にネチネチとわかりにくいですので、論理的にはわからない面はありますが、感覚的にはわかります。

なぜなら、

「スローガンは自分自身から出てきた意志ではない」

からです。

例えば、国家のスローガンは、あくまで国家から出てきたものであり、それに多くの人が従った時点で、ボー・イン・ラー氏風にいえば、「人間は奴隷と化す」(どちらかというと、心の奴隷の意味)というようなことも、感覚としてはわかります。

この数年はいろいろなスローガンを見ました。コロナのときの「思いやり自粛」や「思いやりワクチン」みたいなスローガンも聞いて間もないです。

あの時には、単に自分の意志が阻害されただけではなく、「実際の行動から何から何まで自由が阻害された」様子を私たちは見ています。

それをなし得るのが「スローガン」です。

というわけで、今回の文章に入らせていただきます。

前回までの『自由の亡霊』は以下にあります。

『自由の亡霊』(パート1 / 蜃気楼)
In Deep 2025年12月29日

『自由の亡霊』 (パート2 / 必然性)
In Deep 2025年12月30日

『自由の亡霊』(パート3 / 共同体性)
In Deep 2026年1月6日

『自由の亡霊』(パート4 / 権威)
In Deep 2026年1月11日

『自由の亡霊』(パート5 / 仲間との結びつきへの衝動)
In Deep 2026年1月18日

『自由の亡霊』(パート6 / 失敗した経済)
In Deep 2026年1月25日

『自由の亡霊』(パート7 / 競争)
In Deep 2026年2月1日

ここからパート8です。

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ボー・イン・ラー『自由の亡霊』 -- 全12部構成の第8部

Bô Yin Râ: "The Specter of Freedom"--Part 8 of 12: "The Craze for Catchwords"
Richard C. Cook

コンテンツ:

1. 蜃気楼
2. 必然性
3. 共同体性
4. 権威
5. 仲間との結びつきへの衝動
6. 失敗した経済
7. 競争
8. スローガン(謳い文句)への熱狂
9. 自己実現
10. 宗教
11. 科学
12. 現実の意識

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パート8 :スローガンへの熱狂(The Craze for Catchwords)


ボー・イン・ラー(1876年〜 1943年)

人間の共同生活において「スローガン」(謳い文句)ほど大きな害を及ぼすものはほとんどない。これは、怠惰な思考と説得しようとする意志が生み出したモンスターだ。

この地上での存在の間、(スローガンのために)人生と経験のあらゆる領域で犠牲者が出る。

何よりも、あらゆるスローガンは、その束縛下にある人々が思考の独立を達成することを妨げる

怠惰な思想家たちは皆、正しいスローガンの投げ縄を首にかけられたら捕まってしまう。そして、一度その縄に捕まると、かつての自由はすぐに忘れ去られるのだ。

それ(スローガン)は、あらゆる抵抗を極めて倒錯的な服従へと変え、そして最終的には、鎖が引く先々で常に追いかけ、標語の闘牛士たちが獲物のために用意した囲いに辿り着くという欲望へと変わる。

このような檻から逃れることはほとんど不可能であり、そこに閉じ込められている人々の間で逃げたいという欲求が目覚めることさえほとんどない。

ほとんどの人は、ずっと昔に自身の思考の独立性を失って以来、驚くほど「(自分は)安心している」と感じている。

彼らはまた、まだ逃げている他の象を捕獲するために使われる飼い慣らされた象のように、囲いの外にいる象にとって絶え間ない危険を表している。

スローガンには、その言葉の意味とはまったく関係のないことが数多く含まれているように思われる。そして、そのスローガンに心底心を打たれて惹かれてしまうのは、たいていの場合、単に怠惰な思考によって思い込んでいるだけなのだ。

思考は人間にとって最大の敵になり得ることは疑いの余地がないが、言葉が防御を崩そうとする場合には、思考を武器として大いに必要とする。

スローガンは、分別のある思考を麻痺させて無防備にしようとする言葉にほかならない

抵抗勢力がその「捕獲力」に敢えて抵抗できないところでのみ、征服できるのだ。

しかし、注意深い心でそれに遭遇し、一貫した思考という武器を防御として使うことができれば、そのスローガンはすぐにその力を奪われ、気まぐれな取り替え子のように自ら崩壊してしまう。

それが追求する効果は空虚な妄想であることが判明し、本当の脅威は単にその妄想を追求する意欲であった。

スローガンが不意を突いたときに自らを守ることを怠ったために、このさまざまな形の妄想に忠実に従うことを強いられている人々の数を数えることは不可能だ。

男も女も、賢者も無知な人も、老人も若者も、愚か者も非常に知的な人も、このスローガンの妄想に騙される人々の終わりのない行列の中にいる。そして、正しいスローガンが巧みに彼らを攻撃するとき、あえて自由に考えようとする人はほとんどいないため、行列には​​絶えず新たな流入が加わるのだ。

スローガンが侵入してきたときに従おうとする態度によって引き起こされる全人類への危険は、決して過大評価されることはない

多くの場合、人間社会が作り上げた大小さまざまな団体に(スローガンによって)与えられた損害を修復することは不可能だ。

そして、そうした関係の最も小さなもの、つまり結婚した二人の人間の絆においてさえも、スローガンはしばしば大混乱を引き起こす。

一番小さな子どもが、学校の友達の影響で、まだ理解していない独自の標語を家族に持ち込む。子どもと親は惑わされて、それぞれが異なる標語に従って戦うグループになってしまう。

しかし、最も不安なのは、公共生活全体がスローガンによって受動的に導かれるようになるときに存在する危険だ。

スローガンはあらゆる隙間から各家庭に浸透し、警戒を怠らずに抵抗するための防御を妨ぐ。

国家全体がこのスローガン熱の虜になるのは仕方がないが、それは自分の思想を汚さず、努力も精神的緊張も惜しまずにスローガンを投げつける達人となった者たちの勝利なのだ。

ひどく傷ついた人々が、最終的に奴隷状態から立ち上がろうとしたとき、スローガンが何の役に立つというのか?

彼らはあまりにも長い間、スローガンを使って他人を操ってきたが、ついにスローガンを投げつける能力にさらに長けた、より優れた者たちが見つかった。

スローガンの幻想的な世界を意識的に厳格に拒絶することだけが、ここで救いをもたらすことができるのだ!

まさに、そろそろだ。

人はあまりにも長い間、自由という亡霊を追い求めてきた。あまりにも長い間、自由の虜となり、支持を得るために多くのスローガンで他人を騙そうとしてきた

今や、スローガンへの熱狂が真の自由には決してつながらないということを、私たちはついに認識しなければならない。

人はいまだにスローガンの知恵に縛られており、他のスローガンの妄想に抵抗するためにも、本能的に、かつて他人に投げつけるために作ったスローガンの餌食に再び陥ることができなくなる。

それは、他の方法で攻撃に抵抗できる方法がわからないため、相手のスローガンに対して自分のスローガンで反論すれば相手は「気づかないだろう」と単純に考える自信過剰な優越感だ。

スローガンとの戦いで達人となった人々は、この熟達を求めたが、彼らは、自分たちが出したスローガンよりも魅力的ではないスローガンにしか出会わないことを最も正確に認識している。

したがって、彼らは、自分たちの勝利をあらかじめ確信している。ただし、相手が、自分たちのスローガンの影響力のために良心に過度の負担をかけたくないために、自分たちが半分しか習得していない武器を最終的に放棄することを決定しない限りは。

スローガンをマスターしたいと願う者は良心を持たなければならない。なぜなら、良心を持っている者は、スローガンの戦いでのみ勝利するために支払う代償である重荷に耐えることができないからだ。

スローガンが自由につながることは決してないと認めた人々は、今日、そのスローガンを一貫して避けることによってのみ助けられるのだ

他の武器は、その拒絶効果を保障しなければならない。

彼らの言葉は今後、適切に「評価」され、真実を通じてのみ影響を与えるように努めなければならない。

しかし、すべての真実がこの拒絶を引き起こすのに効果的というわけではない。なぜなら、すべての真実が素人目にはすぐに認識できないからだ。

真実がすぐに感じられるところでのみ、それは本当に、スローガンが広めようとしている狂気に対抗できるのだ。

それは、スローガンへのあらゆる熱狂の背後には荒れ地が広がっていることを真に認めようと決心した者、自由の亡霊が最も恐ろしい形で猛威を振るっていることを認識した者、そして、真実の正しい形を見つけるために、スローガンを鋭敏な鋭さで研ぎ澄ます人々と同じ努力と勤労を絶え間なく続けることができる者。

自分の言葉は、ただ自分を陶酔させるものであってはならない。自分の意見を安易に肯定するものであってはならない

自分たちが話しているのは、認識し合うことによってのみ友人になる「敵」たちだということを決して忘れてはならない。

攻撃的になることは避けなければならず、たとえ敵対者であっても、相手が尊重しなければならない手段を用いて防御的に行動することしかできない。

スローガンの妄想に安住している人たちが、すぐに現実に引き戻されることを期待することはできない。

精神異常者の脳を治療しようとする医者が、まだ治癒できる可能性がある人が現実に戻るためには、まず患者の狂気に適応せざるを得ないようにするのと同じように、隣人の魂をスローガンの狂気から救い出そうとする人は皆、惑わされた人が自分自身に戻るためには、(そのスローガンを)まだ「真実」だと見ているものを放棄しなければならないということを考慮しなければならないだろう。

それでも、スローガンの暗示力に囚われた哀れな人は、自分をしっかりと縛り付ける概念の鎖から逃れることができない

そのような人は自分自身の認識能力に頼ろうとはしない。

スローガンは人をしっかりと捕らえている。たとえ自分を解放しようと試みても、愛するスローガンからあまりにも大きく逸脱すると、自由を追い求める勇気は失われてしまう。

もはや、その愚かさを冷静に見る以外に、惑わされた哀れな者を救うことはできない。そして、そのような者を受け入れる姿勢を示した場合にのみ、人は最終的に、自分自身の中に強さを呼び覚まし、根拠のある知識を自由に追求していると思っていたところ、実際にはスローガンに踊らされていたことに気づくことができる。




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  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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