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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2024年からの世界 人類の覚醒と真実 健康の真実 悪魔の輪郭 日本の未来

予防医学という医療介入もやはり「ほとんど無」であることについて

投稿日:




 

予防医学の実力

今日、アメリカ籍のクルーズ船で「コレラの集団感染が発生」というニュースを読みまして(翻訳記事)、やや苦笑していたんですが、その後、コレラのキーワード検索していましたら、アフリカ南部のザンビアという国で、コレラの症例が急上昇しているという報道にいたりました。

(記事)アフリカのザンビアでコレラの流行により700人が死亡。1月に「ワクチン接種キャンペーン」を開始したばかり
BDW 2024年2月26日

ザンビア

Google Map

短い報道ですので、全文を載せますと以下のようなものでした。

ザンビアのコレラ流行で死者700人、感染者が急増

医療慈善団体「国境なき医師団」は声明で、ザンビアで 2024年1月以降コレラ感染者が急増し、死者数が 700人に達したと発表した。

2023年10月に流行が始まって以来、同国では 2万人近くの感染者が記録されている。

発生当初、感染者はザンビアの 2大都市であるルサカとンドラに限定されていたが、その後この病気は国内のすべての州に広がり、南部アフリカ地域全体に影響を与える可能性がある。

近隣のジンバブエ、コンゴ民主共和国、マラウイではすでに感染が報告されている。

首都にある大きなサッカースタジアムが治療施設に転用された。

保健省は 1月、感染リスクが高いとされる地域の 150万人を対象にワクチン接種キャンペーンを開始した。

コレラは、汚染された食品や水の摂取によって感染する。記録されている感染者数が最も多いのは首都ルサカだ。

africanews.com

感染の急拡大は、1月に始まったようなのですが、報道には、

> 保健省は 1月、感染リスクが高いとされる地域の 150万人を対象にワクチン接種キャンペーンを開始した。

とあります。

接種キャンペーンが始まった正確な日付けが書かれていないですので、何ともいえないですが、「これもワクチン禍なのかなあ」と、ふと思わない面もないではありませんでした。

こういうのを見聞するたびに、およそ 100年前の「ワクチン試験」あるいは実験について思い出すことがあります。

以下は、ウィリアム・コッホ博士という方の 1961年の文献からの抜粋です。(細菌学の始祖といわれるロベルト・コッホ博士とは違う方です)


ウィリアム・コッホ博士

ウィリアム・コッホ博士の1961年の文章より

米国が占領したときの、フィリピンの天然痘に対するワクチン接種に関する統計は、ワクチンの無効性を示すのに有益だろう。

こう報告されている: 1918年に、天然痘の流行がフィリピンで発生していなかったとき、米陸軍は 328万5,376人の先住民にワクチン接種を強制した。

ワクチン接種を受けたうち、4万7,369人が天然痘に感染し、そのうち 1万6,477人が死亡したと記録されている。

1919年に実験規模は 2倍になり、767万252人の先住民がワクチン接種を受けた。これらのうち 6万5,180人が天然痘を発症し、4万4,408人が死亡した。

この記録では、2回ワクチン接種された症例で致死率が増加したことがわかる。最初の実験では、3分の1が死亡し、2回目の実験では、感染したうちの 3分の2が死亡した。

これは、以前のワクチン接種からのウイルスユニットの保持を意味する。筆者によって治療されたウイルス性疾患のすべての流行もまた、流行の数ヶ月以内のワクチン接種に続いたことも述べられるべきだろう。

William Koch

あるいは、違うワクチンについての資料ですが、同じ 1918年に、ロックフェラー医学研究所のフレデリック・ゲイツ博士という人による「細菌性髄膜炎ワクチン」の兵士に対しての試験結果の資料が残っています。

この中で最も注目すべきは、「数字の推移」です。このワクチンの試験は、3回接種として行われましたが、以下のようになっていることをメディアが報じていました。

フレデリック・ゲイツ博士の報告書を伝えたメディア記事より

1918年 1月21日から 6月4日まで、ゲイツ博士は兵士たちに細菌性髄膜炎ワクチンを 3回投与した実験について報告している。

ワクチン接種計画は 3回の接種となるように設計された。

1回目の接種を受けた男性は 4,792人だったが、2回目の接種を受けたのは 4,257人のみ(11%減)だった。3回すべての接種を受けたのは 3,702人だけ(22.7%減)だった。

合計 1,090人の兵士が 3回目の接種を受けられなかった。

この兵士たちはどうなったのだろうか? 彼らはヨーロッパ行きの船に乗るためにカンザス州から列車で東へ運ばれたのだろうか? それとも、フォート・ライリー病院(試験が行われた病院)にいたのだろうか? ゲイツ博士の報告書は何も教えてくれない。

vaccineimpact.com

1回目の接種に参加した 4,792人のうち、3回目の接種の時点で、

「 1,090人の兵士が記録から消えている」

のです。

当時の米軍では「自由意志で接種をやめる」ことはできないはずで、2回目、3回目を打つことができなくなった「何らかの事情か理由」がそこにあるはずです。

それが何なのかはわかりませんが、先ほどの天然痘のワクチン試験の 2回目にある、

> (2回接種した)これらのうち 6万5,180人が天然痘を発症し、4万4,408人が死亡した。

という下りからは、何が兵士に起きたか想像できなくもないです。

 

以前、

「ほぼすべての医療介入は無意味。あるいは有害」

であることを示した英オックスフォード大学の研究をご紹介したことがありました。数字だけを挙げますと、以下のようになっていました。

数字は以下のようになります。

・医療介入のうち、利益が裏付けられた医療介入は「 5.6%」のみ

・医療介入のうち、36.8%には「有害性」が測定された

・そのうち、8.1%には、統計的に有意な危害性の証拠が認められた

Most healthcare interventions tested in Cochrane Reviews are not effective according to high quality evidence

 

医療介入というのは、一般の受診なら薬の投与が圧倒的でしょうが、そういうものの「ほとんどに意味がない」。あるいはむしろ有害性だけがあると。

100年前の天然痘のワクチン試験の資料を見ていますと、予防医学にも、この数値はある程度当てはまるのかなあと思います。

 

・利益が裏付けられた医療介入は「 5.6%」のみ

・36.8%には「有害性」が測定された

 

このあたりですね。

95%には意味がなく、30%以上に有害性だけがある。このような傾向が予防医学(主にワクチン)にもあるのかなと。

この医療介入の無意味さについて書いた昨年 7月のメルマガより一部抜粋します。


ほとんどの医療介入に意味がないという現実

これは、英オックスフォード大学の医学者たちなどによる研究で、論文自体は 2022年4月に発表されたものです。以下にあります。

コクランレビューでテストされたほとんどの医療介入は、質の高いエビデンスによれば、効果的ではない
Most healthcare interventions tested in Cochrane Reviews are not effective according to high quality evidence: a systematic review and meta-analysis

これは数字をご紹介するだけで十分だと思います。

論文のハイライトには以下のように書かれています。

コクランレビュー内で調査された1,567件の介入からなるこの大規模なサンプルでは、ほとんどの医療介入(94%)の効果は質の高いエビデンスによっては裏付けられなかった。医療介入の潜在的な害は、利益よりもまれに測定された。

数字を書きますと、以下のようになります。

・医療介入のうち、利益が裏付けられた医療介入は「 5.6%」のみ
・医療介入のうち、36.8%には「有害性」が測定された
・そのうち、8.1%には、統計的に有意な危害性の証拠が認められた

論文の結論は、

「医療介入の 10件中 9件以上に利益の裏付けがなかった」

としています。

簡単に書きますと、「10件中 9件以上は《治療する意味が見当たらなかった》」ということです。

少し前に、処方薬の問題として以下の記事を書きました。

(記事) 120種以上の「普通の」処方薬に「自殺念慮を引き起こす副作用がある」ことがアメリカ薬剤師協会の報告で明らかに
In Deep 2023年7月9日

日本では、医療介入のかなりの部分が「薬剤の処方」となっていると思いますが、どうも「ほとんど意味がない」か、「むしろ悪い方に向かう」というのが現実のようです。

この論文の筆頭著者であるオックスフォード大学のジェレミー・ホウィック氏のこれまでの論文歴を見ますと、どうやら「現在の医療介入の方法に懐疑的」らしく、そういうタイトルのものが多くあります。興味深かったのは、

「あなたの医療従事者はどれくらい共感的だろうか? 患者調査の系統的レビューとメタ分析」

というタイトルの論文でした。

研究の背景:共感の表現方法を強化する医療従事者が患者の健康を改善し、医療法的リスクを軽減できることを示唆する証拠が増えている。しかし、医療従事者がどの程度一貫して十分な共感を示しているかはわからない。この研究では、医師の共感に関する患者のランキングを調査することで、このギャップに対応した。

この

「共感の表現方法を強化する医療従事者が患者の健康を改善し…」

というのを読みますと、以前、以下で取り上げました、台湾の女性医学者の荘淑斉さんを思い出します。

(記事) 全世界でとめどなく若年層のガンが増加しており、そして今後この増加はさらに拡大することが確定している中で「ガンの自然退縮」を改めて考える
2023年6月6日

荘淑斉さんからの治療を受けてガンが治った坂本さんの言葉

「『治りますよ』って言うんですよ。きれいな女の先生が、私の目の前で『治りますよ』って言うでしょ。もう、その時の言葉のありがたいことと言ったら、もうそこで救われた感じがしたわね、私は」

「…あの一言で治ったんだね。あの一言で、もう、治るーって思っちゃったのね。先生の言うことさえ聞いていりゃ絶対治るって信じた」

というような言葉を思い出していました。

「治療って本来はこういうことなんだろうな」と改めて思います。

もちろん、それだけでは治らない場合も多いでしょう。

しかし、さきほどの、

「 94%の医療介入が無意味か、あるいは有害だった」

という報告を見ていますと、現在の医療の一般的なスタイルである、「淡々と症状を聞き、淡々とパソコンにデータを入れ、淡々と装置で調べ、数値からはじき出された結果で淡々と薬を処方する」というのは、この 9割が無益だと考えると、どうにも何ともいえない感じです。


ここまでです。

 

そして、この無意味性の強い医療のひとつに「予防医学」も加わるとなると、何とも変な時代に生きているものだと改めて痛感します。

意味のないものが宗教化している(宗教という概念自体に意味がないという考え方もあるのかもしれないですが)。

こういう形而上的なことが、この先、改善していく可能性があるかというと、医療従事者の側の価値観の転換は、ほぼ期待できません

医療従事者自身がグリグリの医療信仰を持っているからです。

以下の記事に、医療従事者がどのように医療の価値観についてのマインドコントロールを完成させられていくかについて書いています。

(記事)医師から一般の人々まですべてを貫く「医療の宗教化」は、医療教育でのマインドコントロールから始まる。そしてその歴史
In Deep 2022年11月15日

ですので、状況を変化させるのだとすれば、医療従事者側ではなく、私たち一般人の「変化」しかないのですよね。

もちろん、医療を無視しろというようなことではなく、「自分で治せるものは自分で治せばいいじゃないか」と。それが、風邪による単なる発熱でも、末期ガンでも、先ほどのオックスフォード大学の、

「医療介入の 95%が無意味」

の調査による法則は当てはまるはずです。例外はないはずです。

もちろん、骨折や大きな怪我の場合は病院に行くべきです。外科と救急治療の一部は大変にありがたいものです。

歯が痛いのなら歯医者さんに行くしかありません。それ以外はないです。

しかし、高血圧だ、高コレステロールだ、なんだーかんだーの、つまり「症状がないものに対して医療で補正する」という方向(これらも予防医学)は、ひたすらに間違っています。

風邪で病院に行くのも間違っています。休息していれば自然に治るものだからです。

風邪でもインフルエンザでも、病院に行く行かないに関わらず治るのでしょうけれど、実際には「自分の治す力によって治った」のに医療が治してくれたと思い込む

予防医学も同じです。自分の免疫によって感染発症しなかっただけなのに、予防医学が守ってくれたと思い込む。

今後も次々とワクチンや、それに準じたものが登場するでしょうけれど、どんな病気でも、予防は自分自身の体が決めることであり、それがダメなら感染するだけで、予防医学のおかげではありません。

免疫が極度に抑制されている今の世の中では特にこの「自分を直すのは自分」という観点は大事なのだと思います。

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