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3月22日にメルマガ悪魔に乾杯を発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の覚醒と真実 健康の真実 日本の未来

「1000万人を対象」とした大規模な新型コロナウイルスの無症候性の感染研究で「症状のない陽性者による感染事例は《0%》」だったことが判明。症状のない人たちを隔離する無意味さがさらに明らかに

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iStock




 

無症状の感染者を隔離することの非科学性

海外の報道で、新型コロナウイルスについて、

「発症していない感染者が他者に感染を起こす可能性は《0%》」

だということを報じている海外の記事を目にしました。

出典は、ネイチャーの学術誌であるネイチャー・コミュニケーションズに掲載された論文でした。

以下の論文です。


nature.com

Post-lockdown SARS-CoV-2 nucleic acid screening in nearly ten million residents of Wuhan, China
中国武漢の約1,000万人の住民における封鎖後のSARS-CoV-2核酸スクリーニング

 

これは、簡単にいえば、「ロックダウン解除後の武漢で 1000万人に対して行った調査の結果」が記載されているもので、その結果として、

「新型コロナウイルスに感染していて発症していない人(無症候性感染者)が他者に感染させた事例はゼロだった」

ことが述べられています。

繰り返しますが、「少なかった」のではなく、「ゼロ」です。

中国武漢は、2020年 1月23日から 4月8日までロックダウン下にありました。調査は、ロックダウンが解かれた後の 5月14日から 6月1日までに武漢市の 6歳以上のすべての市民に対して行われたものです。

この

「 1000万人に対しての調査で、0%」

という数字は、非常に重要な数字であり、日本を含めて、現在各国でおこなわれている「症状のない感染者も隔離する」という方法論が、桁違いに間違いであることを示しています。

間違いというより「科学的ではない」という表現が正しいと思われます。

まず、そのことを取り上げていたメディア報道をご紹介します。

 


COVID-19の無症候性感染はまったく起きていないことを 1000万人の研究は見出した

Asymptomatic transmission of COVID-19 didn’t occur at all, study of 10 million finds
LifeSite News 2020/12/23

中国の武漢でおこなわれた 約1,000万人に対しての調査によると、COVID-19(新型コロナウイルス)の無症候性の蔓延はまったく発生しなかったことがわかった。

これは、ロックダウンの前提となっていた「症状を示していない感染者の人々が無意識のうちにコロナウイルスを拡散させている」という概念が崩壊したことを意味する。

科学雑誌ネイチャー・コミュニケーションズに 11月に公開された論文は、主に武漢にある華中科技大学と中国全土の科学機関の専門家たち、そしてイギリスやオーストラリアからの専門家たちを含む 19人の科学者によって編集された。

5月14日から 6月1日までの間に、COVID-19のグラウンドゼロである武漢の住民 989万9,828人がこのスクリーニングプログラムに参加し、その結果、ウイルスの無症候性感染の可能性について明確な結果が得られた。

無症候性の感染は、世界中で実施されているロックダウンの根本を正当化している概念だ。アメリカ疾病予防管理センター(CDC)からの最新のガイダンスでは、ウイルスは「症状のない人からでも広がる可能性がある」と述べている。実際、CDCは、無症候性の人々が「感染の 50パーセント以上を占めると推定されている」と主張している。

英国保健長官もこの説を推進しており、COVID-19の無症候性の感染拡大の概念に基づき、マスクの必要性を説明している。

しかし、ネイチャー・コミュニケーションズのこの研究「中国武漢の約 1,000万人の住民における封鎖後のSARS-CoV-2核酸スクリーニング」と題された論文では、無症候性キャリアが感染を拡大させていない概念が明らかとなった。

調査対象の約 1,000万人のうち、「 300人の無症候性症例」が見つかったと研究は述べている。その後、コンタクト・トレーシング(濃厚接触者の追跡)が行われ、その結果、合計 1,174人の濃厚接触者のすべてが COVID-19に陰性で、陽性症例は 1人もいなかった。

その後、無症候性の患者と濃厚接触者の両方が 2週間隔離されたが、その 2週間後も結果は同じままだった。

論文は以下のように述べている。

「隔離の期間後、無症候性患者も、またはそれらの密接な接触者のいずれにも、COVID-19 感染、あるは新たな感染は確認されなかった」

無症候性患者が感染を広げないというさらなる証拠は、陽性および再陽性の無症候性症例における「ウイルス培養」がすべて陰性であり、研究には、

「本研究で検出された陽性症例において《生存可能なウイルスは存在しない》ことを示している」

とある。

無症候性であることが判明した人たちの年齢は 10歳から 89歳の範囲であり、無症候性の陽性率は「 17歳以下の子どもと青年で最も低く」、60歳以上の人々で最も高い率だった。

この研究はまた、ウイルス自体の弱体化により、「新たに感染した人は以前に感染した症例よりも無症候性であり、ウイルス量が少ない可能性が高い」ことを認識した。

このような結果は前例がないわけではない。

今年 6月、世界保健機関(WHO)の新興感染症および人獣共通感染症ユニットの責任者であるマリア・ヴァン・ケルホーブ博士(Dr. Maria Van Kerkhove)は、無症候性キャリアからの感染に疑問を投げかけている。

新しい武漢でのこの研究は、無症候性感染が「稀である」のでなく、「無症候性感染は存在しない」という確かな科学的証拠を示しているように見える。無症候性の陽性症例が感染を拡大させる証拠がないことが判明し、この研究はロックダウンの正当性について重要な疑問を投げかけている。

アメリカ経済研究所(AIER)のジェフリー・タッカー氏は、「 1,000万人を対象にした大規模な科学的研究を見逃してはならない」と記事で主張し、アメリカの各メディアは、このことを正確に報じるべきだとした。

それでも、メディアの報道では、今のところこの研究は無視されている。

アメリカ経済研究所は、この研究に基づいて正しく対処すれば、アメリカはロックダウンを解除し、健康な人たちが他の人に危険を及ぼすことなく通常の生活に戻ることが可能なはずだと述べている。


 

ここまでです。

ここに書かれてある通りの研究ですが、論文から少し補足しますと、この記事に、

> 無症候性の陽性率は 17歳以下の子どもと青年で最も低く、60歳以上の人々で最も高い率だった。

とありますが、数値的には、

・17歳以下が最も低い(0.124 / 10,000)
・60歳以上の高齢者で最も高い(0.442 / 10,000)

となっていて、高齢者の無症候性者が、若い人たちの 4倍近くに達しています。

興味深いのは、「無症候性者の職業別の割合」で、以下のようになっているのですが、簡単にいえば、「ずっと屋内にいる高齢者たちが圧倒的」です。

無症候性の職業の割合

1位 主婦(主夫)、失業者 24.3%
2位 退職者、年金受給者  21.3%
3位 公共機関の従業員   11.7%
4位 工場労働者      3.7%
5位 企業幹部       6.3%
6位 農業従事者      5.7%
7位 学生         4.3%
8位 教師         2.0%
9位 医療従事者      1.3%
10位  輸送機関従事者    0.7%
11位  その他        15.7%


nature.com

1位の主婦(主夫)や失業者と 2位の退職者を合わせると 45%となり、全体の半数を占めます。

これが意味するのは、

「長く家にいる人たちのほうに感染者が多い」

ということです。

症状がある人と出ない人の間に感染方法の違いがあるわけではないでしょうから、この「家に滞在し続ける人たちのほうが感染率は高い」ということについては症状が出た感染者も同じだと思われます。

おそらく、「ステイホームしていたがほうが感染が拡大する」のかもしれません。

おもしろいのは、学校閉鎖の理由とされた「若い人たちが感染を拡大させている」とされた学生さんたちは全体のごくわずかであり、また医療従事者も大変に低い数値となっています。

結局、このデータが示すことは、

「何もかも言われていることと反対」

であるわけで、若い人たちはどれだけ集団で外で遊んでも、たくさんの人たちと会おうと、症状が出ていないのであれば「他の人への感染確率は、ほぼゼロ(この研究では完全なゼロ)」であるわけで、若い人ではなくてもそれは同じで、症状が出ていないのであれば、高齢者の場合でも「他の人への感染確率は、ほぼゼロ」であるわけです。

知人や子どもや孫とも会えなくしているような現行の残酷な方法論にまるで意味がないことも示しています。

あるいは、今日 12月30日、東京都の知事は、記者会見で、

「軽症、無症状で行動して、結果的に感染が拡大するとコロナの患者さんのために医療がさらにひっ迫する」

と述べていましたが、今回の研究結果から見れば、まるで科学的ではない話をしているということになります。

というか、都知事は仕方ないとしても、日本の保健当局者の中にもネイチャー・コミュニケーションズを読んでいる人たちはたくさんいるはずです。

しかし、今のところは、この研究に対してはガン無視のようで、科学をはるかに超えた「空想の世界」で人々を制御し、苦しめ続けているというのが現実のようです。

そして、多くの国民の人々もこのような「空想に同調」し、見果てぬ夢を見続けている。「ウイルスの感染抑え込み」というような単語に示される、これまで人類がなし得たことがない概念に対する夢想。

ウイルスというものが、どんなものであれ、どれほど小さな微粒子で、それがどのように大気に乗り、どのように物質の表面に付着し、あるいは水の中に入りこみ、それがどのくらいの期間生きているか。

たとえば、以下の記事では「新型コロナウイルスは水中で最大 25日間生存する」という研究をご紹介しています。

新型コロナウイルスは水中で最大25日間生存する「水媒介ウイルス」でもあることが判明。そして、その感染率は当初想定の「80倍」以上。しかし、70歳未満の致死率はたったの0.04%
投稿日:2020年6月23日

 

単なるそよ風でも、それは数秒で何メートル進みますか? 1時間なら? 

風はどこかで止まりますか?

ウイルスよりはるかに大きな花粉はどのくらいの距離を飛んでやってきますか? 森林から何十キロも離れたビルしかない都市でも花粉症の症状が出るのはどうしてですか?

花粉は風に乗っても、それより小さなウイルスは風には乗らないのですか?

花粉よりはるかに小さなウイルスなら、短時間に数十キロ、数日で何百キロも移動するでしょうけれど、その間にウイルスは死にますか? (気温が低ければ長く生きます)

世界に循環している大きな大気の流れが止まることがありますか?

 

……人と人の接触云々というのは「大きな括りでのウイルスと人との接触機会のほんの一部分」でしかないはずです。

今や専門家のほうがウイルスという存在をナメている。

その類い稀な感染メカニズムを軽視している。

濃厚接触などという変な概念を研究する時間があるなら、受容体とプロテアーゼにもっと目を向けなさい。ウイルス感染とは何かという根本に目を向けなさい。そこが根本であり、感染ルートの探究には意味がないことに気づきなさい。

どこからもどのようにでもウイルスは人間と接触する。

社会的距離というような概念がどれだけ科学的ではないか。

ステイホームという概念がどれだけ間違っているか。

特にコロナウイルスのような感染力の高さを持つウイルスなら、どんな場所からでも「感染するときはする」としか言いようがないです。感染力の高さについては、以下は今年 3月の記事ですが、この時点の研究で感染力の高さはわかっています。そこから現在は変異でさらに感染力が増大しています。

新型コロナは「3種類の感染受容方法」を持ち、増殖するための酵素を「8種類利用できる」おそらく史上最強のウイルスであることが判明。これにより治療薬の開発は不可能である可能性が高まる
投稿日:2020年3月10日

今おこなわれているような科学的ではないことを本気で続けていたら、本当に終わらないですよ。5年経っても10年経っても。

前回の以下の記事に書きましたように、「数だけで集団ヒステリーを起こす日々」をまずやめて、重症者に対策を絞るようにするだけで医療崩壊も防げるわけで、何よりそれが科学的な行動です。

米CDCの報告書によると、ファイザー/モデルナのコロナワクチンの確認された有効期間はそれぞれ「14日間と 2ヶ月間まで」…。それ以降の有効性は不明と
投稿日:2020年12月29日

当局が終わらなくていいと考えているなら仕方ないですが、社会も人々の心も、そろそろ限界に達している部分があるのですから。

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