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1月23日にメルマガ「精神的な共同体への渇望と「叡智の活用」を考える」を発行させていただきました。

2026年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実 日本の未来 資本主義の終焉

金と銀価格が示しているかもしれない「デリバティブ詐欺の終わり」 - 金貨1枚が2億円になる世界が来る?

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異常な貴金属価格が暗示する今後の世界

最近報道などでも「金価格の上昇」という見出しはご覧になられるかもしれないですが、異常なのは実は「銀」で、何だかもうよくわからない状況となっています。

過去10年間の銀価格の推移

Kevin Malone

普通だと、こういう異常な高騰を続ける場合は「ショート(空売りといわれるようなもの)」を仕掛ける組織や個人がおびただしく出てくるわけですが、2026年に入ってからは、さらに、そのショートが放棄(買い戻し等)することによって起きる、ショートスクイーズという現象が起きています。

(ショートスクイーズの意味)

> ショートスクイーズとは、ある銘柄に空売り(ショートポジション)が積み上がっている状況で、予想に反して株価が急上昇し、損失を確定させたくない空売り筋が「損切り(買い戻し)」を迫られることで、さらに買いが殺到して株価が急騰する現象です。この買い戻し(ショートカバー)と新規買いが重なることで、短期間で株価が大きく上昇する「急騰(スクイーズ)」が起こり、これを意図的に仕掛けるトレーディング手法でもあります。

ショートスクイーズに関しては、普通の株にもよくあることですが、銀はやや異常な状況となっていて、しかも、アメリカの銀行に相当なダメージを与えていると思われます。

日本の銀行はそうではないですが、アメリカの特に大きな銀行は伝統的に「銀のショート(空売り)ポジションを一定持っている」のですね。

昨日、その「ダメージの推測」について、AI に算出してもらったのですが、以下のように回答していました。

質問:現在の銀の上昇は想定外のものだと思いますが、金融機関だけではなくとも、それなりにダメージを受けている組織もありそうです。

Grokの回答:

はい、確かに現在の銀価格の上昇は多くの市場参加者にとって「想定外」の規模とスピードで進んでおり、金融機関(特に伝統的なショートサイドの銀行)だけでなく、さまざまな組織や投資家層にダメージを与えています。

2026年1月現在、銀価格は、90〜100ドル前後で推移し(一時$100突破の記録あり)、2025年の260%超の上昇からさらに加速しています

1. 大手銀行など

・JPモルガン・チェース:巨額のショートポジション(推定数千トン規模)が価格3倍化で 13.7億ドル (約 2100億円)級の潜在損失に直面。過去の市場操作罰金歴もあり、Fed の緊急介入懸念まで浮上。

・TD Securities (カナダのトロント・ドミニオン銀行グループに属する投資銀行部門):2026年1月だけで複数回のショート失敗。最初に2.39百万ドル、続いて606kの損失を確定し、強制決済(ストップアウト)。「銀トレインに轢かれた」と市場で揶揄されるレベル。

・その他(Citi、Bank of America、UBSなど):ネットショートが依然残り、合計で数百億ドルの未実現損失。マージンコール連発で物理銀の借り入れコスト(lease rate)が急騰(8-10%超)し、紙上取引の崩壊が現実味を帯びています。

他にも、ファンドだとか個人投資家などの間でダメージが積み上がっていることを Grok は述べていましたが、この状況がさらに激しくなると(さらなるショート・スクイーズのリスクが加速した場合)、市場全体に影を与える影響が大きくなっています。

 

まあ……銀。

これは昨年か一昨年のメルマガでしたか、その予兆を書いたことがありましたが、現在起きていることは、正直「想定外も甚だしい」ような形となっていて、何がどうなっているのだかよくわからないのですが、

「なんだかこれからいろいろと激しく動く予兆なんだろうな」

とは思います。

私が「銀」に言及したころは、まだ銀価格など、1オンス十数ドルでしたが、今はその何倍の 100ドル超えということになっています。

投資としては、まあ、喜ばしいことなんでしょうけれど、それでも、金価格を含めて、進んでいることが極端で、「どうなっていくのだろうな」とは思っています。

金価格の過去約 70年の推移もこんな感じですし。

1952年からの金価格の推移

Silver Ape King

私自身は投資について語る資格のない人間ですので、こいうことはあまりふれることはなかったですが(素人は投資の推奨をしてはいけないという法律もあります)、何せ、私自身が「その日暮らしで生きてきた数十年」ですので、こういうことには敏感にならざるを得ない人生でもありました

そんな中で、最近、エゴン・フォン・グレイアーツ氏という方の、ずいぶん昔の記事を読みました。

エゴン・フォン・グレイアーツさんは、2023年に以下の記事で取りあげたことがある方です。「金融システムは究極的に壊れている」という主張をされている方です。

「最初は徐々に、次に突然すべてが崩壊する」
In Deep 2023年4月18日

 

この人は、スイスでゴールドでの資産管理をおこなっている企業のゴールド・スイッツァランド社の創設者である方なので、金を推奨するのは、職業上、当たり前なのですが、この人の 2018年の記事を見ました。

今から 7、8年前の記事ですね。

ここに圧倒的にすごいことが書かれていまして、たとえば、

> 金と銀の価値は少なくとも1,000倍、おそらくそれ以上に上昇する必要があるだろう。

などと書いているのですね。

この記事が 2018年のものですので、当時の金価格は、1オンス 1300ドルくらいでしたから、1000倍というと…あー計算できない…あー…130万ドル(今のドル円で約 2億円)ということを書いているのです。

1オンスの金貨って、日本の 500円玉と同じくらいの大きさです。

「いくら何でも…」とは思いますけれど、その記事をご紹介したいと何となく思いました。

世界がとんでもない局面に向かっていることは理解できても、この想定は極端すぎるとはいえ、ご本人自体は、かなりきちんとした人物です。





デリバティブ取引 - 災害とシステム崩壊の引き金

DERIVATIVES – A RECIPE FOR DISASTER & SYSTEMIC COLLAPSE


Egon von Greyerz 2018/03/15

 

Wikipediaに よると、ギャンブルとは、結果が不確実な事象に金銭(または価値のあるもの)を賭けることだ。ギャンブルには、3つの要素、つまり「考慮」「偶然」「賞金」が必要だ。

つまり、賭けをし、運が良ければ賞金を獲得できるが、すべてを失う可能性もある。ギャンブルは数千年、あるいはそれ以上前から存在している。最初の 6面サイコロは 3000年前に遡る。

やがて、カジノが設立されるにつれて、ギャンブルはより組織化された。最初の有名なカジノは 1600年代初頭にヴェネツィアに設立された。

カジノとは小さな家を意味し、その家は銀行家だった。当然のことながら、オッズは常に銀行に有利であり、それは何世紀にもわたって変わっていない。過去 100年間、銀行家、つまりカジノは巨額の富を築いてきた。特に過去 25年間は、市場操作が巨額に及ぶほどだった。

過去 100年にわたって、政府と中央銀行は投資市場を、主に銀行家たちだけが勝者となるカジノに変えてきた。

 

デリバティブ取引 - 常にハウス(胴元)が勝つ

中央銀行と商業銀行は、最も完璧なカジノモデル、つまり銀行家が常に勝利するモデルを作り上げた。まず、銀行家は無限のレバレッジを利用して資金を供給する。次に、金利、手数料、条件など、様々な条件を設定する。さらに勝率を高めるために、銀行家は市場を操作し、常に自分に有利になるようにする。

銀行家の観点から最も完璧な市場はデリバティブ市場だ。これは世界最大の金融市場であり、主に規制されていない店頭取引(OTC)商品で構成されている。

デリバティブとは、株式、株価指数、債券、外国為替、金、銀などの原資産から価値を引き出す金融商品だ。

デリバティブは金融システム最大の金儲けの道具であり、多くの銀行家を巨額の富に導いてきた。しかし、このシステムはデリバティブの買い手にとって完全に不利に働いている。

デリバティブの価格は、発行者がほぼ毎回利益を得られるよう設​​定されている。銀行がプレミアムの 100%を回収し、決して支払いをしないよう常に価格が設定されているのだ。現金で保有するデリバティブの満期日が近づくと、銀行はデリバティブの価値を失わせようと、あらゆる手段を講じて価格を操作する。

デリバティブの価値は原資産から導き出されるが、発行者の信用力以外にデリバティブを裏付けるものは絶対に存在しないことを理解することが重要だ。

 

デリバティブ取引の失敗を補うため、金は1オンスあたり140万ドルに

デリバティブの残高総額は約 1.5兆ドル (現行のドル円で約 230兆円)だ。国際決済銀行(BIS)は 500兆ドルという数字を報告しているが、この数字は数年前に総エクスポージャーの大部分を差し引いて調整されたもので、信憑性に欠ける。

デリバティブの総エクスポージャーは中央銀行の金の 10​​70倍に相当する。したがって、中央銀行がデリバティブ市場の崩壊を金でカバーする必要がある場合、金価格はここから 1,000倍以上の 1オンス 140万ドル(現行のドル円で約 2億2千万円)に上昇するだろう。

これは納得のいく価格ではないように思えるかもしれないが、ワイマール共和国時代に金が 100兆マルクに達し、現在ベネズエラでは 5,300万ボリバルであることを忘れてはならない(闇市場の価格は3億7,000万ボリバルだ)。

世界的な信用市場が崩壊し、紙幣増刷が本格的に始まると、140万ドルの金価格は、むしろ、あまりにも低すぎるかもしれない。

 

ドイツ銀行 - デリバティブ取引のレバレッジが650倍

いくつかの大手銀行のデリバティブ取引残高を見ると、非常に悲惨な状況が浮かび上がってくる。

総エクスポージャーの 0.15% ~ 0.5% の自己資本では、これらの銀行は次の危機を乗り切ることはできないだろう。

示されているエクスポージャーは BIS の計算に基づいているため、実際のエクスポージャーをはるかに下回っている可能性が高い。

実際の数値はおそらくこの 2倍だろう。それでもなお、これらの銀行が抱える膨大なリスクを示している。もちろん、銀行側はこれはグロスのエクスポージャーであり、ネットポジションはグロスのほんの一部に過ぎないと主張するだろう。

この主張は、カウンターパーティが支払いを行う秩序ある市場では妥当である。2007年から 2009年にかけて、リーマン・ブラザーズのように、カウンターパーティ(※ 取引相手のこと)が破綻した場合に何が起こるかを目の当たりにした。世界金融システムは土壇場で救済された。しかし、それ以来世界の債務は倍増し、リスクは数倍に増加しているため、次に世界的危機が発生した場合、カウンターパーティが破綻する可能性は非常に高い。

 

デリバティブ - 救済するには大きすぎる

デリバティブ市場のリスクは、銀行、中央銀行、そして市場によって認識されていない。

2007年から 2009年の金融危機では、住宅ローン関連デリバティブが世界を窮地に追い込んだ。次回の危機でも、金融システムを崩壊させるのはデリバティブ市場となるだろう。しかし、その時はシステムが救われる可能性は低いだろう。金利はすでに低く、紙幣増刷は実質的な効果を及ぼさないはずだ。

法定通貨が価値を失った場合、システムを救うには世界の金が少なすぎる。あるいは、金を別の視点から見ると、システムの損失と通貨の価値低下を反映するには、金と銀の価値は少なくとも 1,000倍、おそらくそれ以上に上昇する必要があるだろう。

 

金と銀 - 信じられないほどの価値

現在、金が 1,320ドル、銀が 16.50ドルという水準にあることは、現状のままでは存続が困難であろう金融システムにおいて、信じられないほどの価値を象徴している。

(※ 訳者注)この8年後の 2026年1月23日の現時点では、金は 約 5000ドル弱、銀は約 100ドル

貴金属は、来たるべき金融危機において購買力を維持できる唯一の資産クラスだ。しかし、金と銀は単に価値を維持するだけでなく、はるかに大きなパフォーマンスを発揮する可能性が高いだろう。コモディティは現在、大きな弱気相場を終えつつあり、今後数年間はあらゆる資産クラスを上回るパフォーマンスを発揮するだろう。

金と銀はあらゆるコモディティの中で勝者となり、今日では想像もできない水準に達するだろう。

確かなのは、来たる危機において紙幣は無価値となり、ほとんどのバブル資産クラスは実質ベースで 75~ 95%下落するということだ。金は自然の貨幣であり、5000年以上もの間そうであったように、来たる危機を生き残る唯一の貨幣となるはずだ。

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Oka In Deep

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