スコットランドでまた起きている新生児と乳児の死亡の急上昇
最近、以下の記事で、これからの世界の赤ちゃんと乳幼児たちについての懸念を、ある意味で曖昧に書かせていただきました。具体的に書いて楽しい話ではないからです。
[記事] コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
In Deep 2022年5月4日
その後も、特に「赤ちゃんを含む小さな子どもの健康の問題」が公式データから、さまざまに明らかになっていまして、もちろん、それがワクチンと関係するかどうかというのは、いろいろな観点があるでしょうから、強引にそういう方向に話を持っていくつもりはありません。
最近の世界中の小さな子どもの重症肝炎とか、ブラジルで普通の風邪ウイルスで、小さな子どもたちが次々と重症化しているというようなことも何度か取り上げたことがあります。
[記事] ブラジルで「小さな子どもの重症呼吸器症候群」が劇的に増加。小児用の集中治療室は9割が埋まる。原因はすべて「単なる風邪ウイルス」なのに
地球の記録 2022年5月5日
[記事] コロナワクチンが「肝炎を誘発する」可能性があることを突きとめた論文が発表される。そして思い出す「授乳、そして妊娠中の赤ちゃんへの曝露」という概念
地球の記録 2022年5月4日
昨日知ったのは、スコットランドで、
「新生児の死亡数が、当局が定める警戒限界ラインを超えた」
というものです。
スコットランドの政府機関であるパブリック・ヘルス・スコットランドは、パンデミック以来さまざまなデータを公表していますが、その中に「新生児死亡」というページがあります。
直接そのページに行けるアドレスはなく、こちらの英国政府の公式ウェブサイトの上のタブの「出産と赤ちゃん(Births and babies) 」の選択項目「死産と乳児死亡 (Stillbirths and infant deaths)」からグラフが見られます。
実は、このスコットランドの「新生児死亡の警戒ライン突破」は、昨年の 9月にも起きていまして、2021年11月の以下の記事で取りあげたことがあります。
[記事] スコットランドで新生児死亡数の異常な上昇が起きており、当局による調査が始まる
地球の記録 2021年11月26日
今回また再び、その警戒ラインを超えたということになります。
以下が最新のグラフです。
この赤いラインは「管理の限界」と呼ばれるラインで、ここを超えると、原因についての調査が始められるようです。昨年の際には、調査が行われると報じられていました。
以下は、昨年 11月のスコットランドの報道からの抜粋です。
(2021年11月のスコットランドの報道より)
> 公衆衛生局の公式の数字によると、9月は、21人の乳児が生後 28日以内に死亡し、新生児の死亡率が少なくとも 4年ぶりに「管理限界」として知られる警告の上限を超えた。
>
> 管理および警告の制限は、新生児、死産、またはその他の乳児の死亡が、偶然によるものではない可能性のある予想外の高レベルまたは低レベルで発生している場合に、公衆衛生チームが警告を立てるようにされている。
>
> コロナが産科の問題と母体の幸福に与える潜在的な影響については以前から懸念が表明されていたが、パンデミックが始まって以来、新生児の死亡率が平均を異常に上回ったのは初めてだ。
>
> 率は月ごとに変動するが、9月の数字( 1000人の出生あたり4.9)は、1980年代後半に最後に見られたレベルと同等のものだ。 (heraldscotland.com)
スコットランドはこのジャンルの高いレベルの医学がありますので、新生児死亡というのは実に少ないようなのですが、上にもありますように、
「1980年代後半に最後に見られたレベルと同等の新生児死亡率」
となったと報じられていました。
まあ……このようなことになっている原因は、いろいろと考えられるだろうとはいえ、私個人としては、少し前の「ワクチン後天性免疫不全症候群についての記事」でもふれました以下の原因だと思われます。
(2022年5月4日記事より)
> コロナワクチンで、mRNA の送達に使われる脂質ナノ粒子というものは、エクソソームという細胞から分泌される微細な物質により、全身に循環することがわかっています。
>
> これを最も具体的に示していたのは、モデルナ社が特許申請した、RS ウイルスのワクチンの特許開示で……
>
> ……ワクチンを接種したお母さんの身体のこのような部位(骨と髪以外ほぼ全部です)に mRNA が循環する可能性があり、そして「お母さんと血液を一体としている赤ちゃん」も同様の循環に見舞われる以外の理由は見当たりません。
>
> お母さんが、たとえば接種48時間以内などのワクチン接種直後なら、「赤ちゃんの体内もほぼワクチン接種直後と同じ」状態となっていると思われます。 (In Deep)
たとえ、お母さんが接種したのが、時期的にそれよりずいぶんと以前だったとしても、配列変更により強化されているワクチン mRNA とスパイクタンパク質が「どのくらいの期間、体内に残るのかはわからない」のです。
科学者の荒川央さんが、以前、ファイザー社などのワクチン mRNA の解析をした記事をご紹介したことがありますが、荒川さんは以下のように書かれています。
(荒川央「ブレーキの無いワクチン」より)
> mRNAワクチンがどれだけの期間分解されずに体内に留まるか。それははっきりとは分かっていませんし、個人差があると考えられます。
>
> 長期間 mRNA ワクチンが働き大量のスパイクタンパクを生産し続ける可能性が指摘されています。では後から体内でその生産をストップさせるにはどうしたら良いか。その方法はおそらく現時点では存在しません。 (note)
この記事をご紹介させていただいたのは、以下です。
[記事] 戦時下に、日本人の専門家のワクチン遺伝子配列の分析を読んで知る「スパイクタンパク質の産生を止める術がない」こと。そして「未知のタンパク」の存在
In Deep 2021年10月17日
長期間体内に残る可能性が指摘されている上に、「スパイクタンパク質の生産をストップする方法が存在しない」という、そんなようなものなのです、このワクチンは。
とにかく妊婦さんは避けなければならないものです。「絶対に避けるべき」と言ってもいいです。
なお、私はスコットランドの新生児死亡率の上昇が、このことと関係すると述べているのではなく、
「このスコットランドのようなことが、どこであろうと起きる可能性がある」
という話です。
メカニズムからは、そう考えざるを得ません。
スコットランドのことなどはどうでもいいことであり、日本も含まれている、という話です。
しかしですね。
スコットランドのこのデータは「新生児」のデータです。国によって異なるのかもしれないですが、日本の場合では、新生児とは生後 28日未満だそうです。
「では、その後は?」と見てみますと、スコットランドでは今、
「乳児の死亡率も限界ラインを突破しつつある」
のです。
乳児とは、スコットランドの場合、1歳未満となっています。
以下が最新のグラフです。これも、先ほどと同じ「赤いラインが限界ライン」です。
この当局のページには、以下のようにあります。
> 乳児死亡はスコットランドでは珍しい出来事です。
そして、このようなことが起きている一方、もう少し年齢の高い「実際にワクチン接種をした子どもたち」にも大変な状況の差異が起きています。
これが今回のタイトルにしたもので、10歳-14歳までの英国の子どもでは、
「ワクチン接種した子どもたちの死亡率が、未接種の子どもたちより 5000%以上高い」
ことを示すデータです。
英国国家統計局の数値が示す残酷な現実
イギリスでのワクチン接種後の統計を提示している政府機関のひとつに、英国国家統計局(ONS)があります。
そのデータでは、
「若い世代で、接種者の死亡率が、未接種者を大きく上回っている」
ことが示されています。
英国国家統計局のデータは、以下にエクセル形式であります。
イギリスの死亡事例での予防接種状況
Deaths by vaccination status, England
今回のデータが示されているものは、2021年1月1日から 2021年10月31日までのものです。
海外の多くのウェブサイトなどがこのデータについて記事にしていますが、どれも長いですので、それ自体はリンクさせていただくにとどめます。
英国国家統計局の公式データによると、ワクチン接種を受けていない子供と比較して、Covid-19ワクチン接種後の子供の死亡リスクは5100%増加している
Children’s risk of Death increases by 5100% following Covid-19 Vaccination compared to Unvaccinated Children according to official ONS data
この記事は、数値からグラフを作成しており、いろいろなグラフがあるのですが、以下のひとつで十分なような気がします。
10歳から14歳までの「すべての要因による死亡」率の比較です。
Children’s risk of Death increases by 5100% following Covid-19 Vaccination compared to Unvaccinated Children…
数値等については、この記事に細かく書かれています。英国国家統計局の元データでは、2021年1月1日から 2021年10月31日のエクセル書類の「テーブル9」に数値があります。
しかし、先ほどもリンクしました記事「ワクチン後天性免疫不全症候群」の観点からは、「今後、時間の経過と共に、この差はさらに拡大するのではないか」という懸念があります。
また、いわゆる副作用や後遺症という言い方ではなく、ワクチン後に起きる「すべての死亡事例」(ワクチンとは全然関係ないように見えるものも含めて)が、どのような時間軸で起きていくかということについては、子どもたちよりずっと早くにワクチン接種が開始された「大人の事例」を見れば、ある程度はわかります。
これについては、ワクチン批判を続けているスティーブ・キルシュささんのサブスタックに参考になる記事がありました。
以下の記事です。
新しい英国政府のデータは、COVIDワクチンが、人を救うよりも多くの人々の命を奪うことを示している
New UK government data shows the COVID vaccines kill more people than they save
これも英国政府の公式データの数値を分析したものですが、これもまた長い記事で、全体をご紹介するのは難しいですが、わりと一目でイメージがわかるグラフが作成されていました。
以下のグラフですが、ちょっとわかりにくいかもしれないですが、
・ピンク系のライン → ワクチンを1回接種した人
・青系のライン → ワクチンを2回接種した人
・緑色系のライン → ワクチンを3回接種した人
となっていて、その横の数字が年齢です。
2021年-2022年のイングランドのすべての死因による死亡率の推移
stevekirsch.substack.com
まあ……わかりやすいとはいっても、やっぱりわかりにくいですね。
それで、このグラフの中から「傾向がわかりやすい」ラインを2つほど書き直してみました。
・太いライン → ワクチンを2回接種した70-79歳
・細いライン → ワクチンを2回接種した 40-49歳
となります。
まあ、1度にグラフで見やすいのは「ライン 2本くらいかな」とも思い、こうしました(オリジナルのグラフのラインはさすがに多いです)。
イングランドでワクチンを2回接種した2つの年齢層の総死亡率の推移
グラフには、接種した人たちの大半が接種し終えた時期を 9月頃としていますが、これは、ジョンスホプキンス大学のデータから、現在の英国の接種数の 9割程度に達した時期をそうしました。
これでわかるのは、少なくてもこの世代に関しては、
「時間の経過と共に、死亡率が上昇している」
ということです。
ワクチン接種から時間が経てば経つほど、死亡率が上がっている。
すべての死因による死亡率ですから、どのような死因かはわかりません。ワクチンとはまったく関係ないものも当然含まれているでしょう。
しかし、とにかく、全死亡率は上昇し続けている。
70-79歳の年齢層は、接種数のピークに達した時からまっすぐに死亡率が上昇し続けていますが、40-49歳の年齢層は、接種数のピークに達した数ヶ月後から死亡率が上昇しています。
年齢層によっては、
「後から死亡率が上昇する」
ようなのです。
グラフを見てみますと、「 1回接種」の人(キルシュさんのグラフの赤いライン)には、あまりこのような感じは見受けられないのですが、ただ、赤いラインも一部の年齢層(おおむね 50代から 80代)で、昨年 4月頃に急激に死亡率が上昇していますので(これはコロナそのものも多かった時期ですが)、1回接種の後もいろいろとあったのかもしれません。
このようなことをご紹介しましたのは、
「若者、あるいは小さな子どもたちも似たグラフを描いてしまうのだろうか」
という不安からです。
十代などの接種した本人たちもですが、「妊娠中や授乳により伝播した赤ちゃんや乳幼児たち」はどうなるのだろうかと。
何もなければそれが一番なのですが、先ほどのスコットランドのような新生児や乳児の死亡率が「近年その国では見られたことのないレベル」になっているというような現実を知りますと、何とも言えない部分があります。
そして、このワクチンの影響が永続的かもしれないという医学誌ニューインググランド・オブ・メディシンの論文などを思い出しますと、思うところもあります。
(アメリカの医師団体 AFLDS の記事より)
> ニューイングランド・ジャーナルオブメディシンの研究者たちは、コロナウイルスのスパイクタンパク質に対する自己免疫応答は、「無期限に続く」可能性があることを発見した(論文)。特に長期的な自己免疫応答は、元の抗原自体が消失してからずっと後になる。
「元の抗原自体が消失してからずっと後に」自己免疫応答が起きる可能性があると述べています。ワクチン接種のことなど忘れてしまっている数年後、十数年後などに、です。
ここでは、その原因は、自然感染でもワクチンでもどちらでも、としておきますが(しかしワクチンと自然感染はまったく同等ではないです)、自己免疫疾患的な嵐が、今後何年も、あらゆる世代で発生する可能性があることは、メカニズムの上からだけは言えるのです。
ワクチン展開時から懸念に思っていたさまざまのことが、ほぼ最悪の形で具象化しようとしている予徴がすでにこのようにたくさんあります。
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