産婦人病院から流出した電子メールの内容
米カリフォルニアの病院の産婦人科で「主任看護師からスタッフたちに宛てられたメールが流出」したことをエポックタイムズが報じています。
その内容は、
「非常に高いペースで、死産と胎児の死亡が続いている」
というものでした。
エポックタイムズは、その流出メールの内容を確認し、メールを送った主任看護婦に取材を要請しましたが、応答はないとのことです。
その後、このことについて、アメリカの母体胎児医学の専門家であり、産婦人科医の医学者に、米エポックタイムズがこの件について取材したことが記事になっています。
母体胎児医学の専門家は、ジェームズ・ソープ博士 (Dr. James Thorp)という方で、博士は「出産 1000件あたりの死産数の推移」をグラフ化していますが、死産数の増加は 2021年から「あり得ない数値」となっています。
以下が、ソープ博士によるグラフですが、オリジナルはグラフ線がなく、やや見づらいですので、こちらで「赤いライン」を引いています。
ジェームズ・ソープ博士がまとめた 1000出生あたりの米国の死産数の推移
Dr. James Thorp
アメリカの 1000出生あたりの死産数の推移は以下のようになっています。
2017年 5.89人
2018年 5.89人
2019年 5.70人
2020年 5.74人
2021年 29.3人
2022年 29.3人
出生率もそうですが、この「死産数」というのも、普通では非常に毎年同じような数字、あるいは、少なくともその推移は「急激な変化ではない」ものを描くものであり、たとえば、アメリカの 1990年からの死産率は以下のようになっています。
1990 - 2020年までのアメリカの死産率の推移
statista.com
1991年から 1994年のデータが含まれていませんが、ここに示されている数値は、1年単位などですと「最大でも 0.2%程度までの変化」です。
先ほどの、
2020年 5.74人
2021年 29.3人
というような変化はあり得ないことであり、ソープ博士は、以下のように述べています。
「このような数値が偶然に発生する統計的確率はゼロです」
また、このグラフでわかるのひとつは、「コロナのパンデミックが発生した 2020年には死産数が増えていない」ということです。
正確には、前年より 0.04%上昇していますが、目立ったものではないです。
新型コロナウイルスの「自然感染」は、出産にはほぼ影響しなかったことが推測されます。
なお、このソープ博士は、今年 3月に、複数の専門家たちと共に論文を発表していまして、そこでは、「妊婦にワクチン接種を推奨したことは、非倫理的であり、大きな犯罪だ」として、「法廷で責任をはっきりするべきだ」と述べています。免責は覆されるべきだ、と。
論文は、以下にあります。
患者への裏切り : 医療の腐敗、インフォームドコンセント、医師と患者の関係
Patient Betrayal: The Corruption of Healthcare, Informed Consent and the Physician-Patient Relationship
この論文の概要は、以下のように力強いものです。異様な増加を示している死産や胎児の死などに対して、著者たちが非常に憤っていることがわかります。
太字はこちらでしています。
ジェームス・ソープ博士たちよる論文より
概要の背景と目的
この調査の目的は次のとおりです。まず、米国の管理機関が医療専門家たちに対して行った懲戒の脅威を確認します。
2つ目は、COVID-19 ワクチンに関連する合併症に関する数々の医学文献と、ワクチン有害事象報告システム (VAERS) のデータ、特に妊娠中の女性と生殖年齢の女性に関連するものを確認することです。
本研究の著者たちはまた、米国のすべての医療従事者たちに対して違法で違憲な口止め命令が下されていることに注意を喚起し、「医療従事者たちは監視下にあるため信頼できない」ことをすべての人たちに警告することを目的としています。これは、インフォームドコンセントを無効にする口止め命令といえます。
医療従事者の統治機関に、彼らが責任を問われることを通知し、「違法な手段で収益を得る人の影響を受けた組織および腐敗した組織に関する法律(RICO法)」への違反、共謀、および詐欺の可能性に対する法的基盤を築くことが私たちの意図です。
法廷で暴露されるこれらの潜在的な犯罪行為は、大手製薬会社やその他の法的免責を無効にできる可能性があり、CARES Act (新型コロナウイルス対策法)によって病院や組織に与えられたと考えられる免責を無効にできる可能性があります。
少なくとも、こういうことが、複数で動いてはいます。
日本では…
ところで、死産といえば、昨日、日本の厚生労働省の人口動態統計について、以下の記事でご紹介させていただきました。
[記事] 厚生労働省の人口動態統計速報8月分が出ました。死者数が前年同月比15%の急増。出生数は改善傾向
地球の記録 2022年10月26日
この 8月は、前年比で「死亡数」が急増 (15%もの増加)しているのですが、速報のほうでは「死因」は示されないですので、なぜこんなに死亡者が増えたのかは明らかではありません。
日本の場合は、死産数は、厚生労働省のデータでは、この 2021年、2022年を通して、ずっと「前年以下」の数値となっています。今年は、7月から、やや上昇して前年より多くなっていますが、それほどの差ではありません。
数値が実体を示しているものであるのだとすれば、日本ではそんなに影響は受けていないということなんですかねえ…。しかし、「出産数」は、この 8月にはやや持ち直したとはいえ、4月から 6月は前年比で -10%などを示していました。
日本の2022年4月の出生数の前年比との比較。前年同月比で -10.65%
mhlw.go.jp
このように、「出生率が前年比で 10%の変化」というのもあり得ないことです。
なので、何らかの影響は受けているとは思うのですが、時間の経過と共に、改善していく部分があるのかどうなのか…。
出生数の前年比が今後も改善していくのだとすれば、時間の経過そのものがある程度の「治療」となる可能性もあるのかもしれません。
ともかく、少なくともアメリカでは壊滅的な死産の増加が続いています。
それについてのエポックタイムズの記事をご紹介します。
「危険信号」 : 流出した病院の電子メールは死産の増加を報告している。COVID-19ワクチンとの関係の疑い
‘Danger Signal’: Leaked Hospital Email Reports Increase in Stillbirths, COVID-19 Vaccine Suspected
Epoch Times 2022/10/24
最近、カリフォルニア州フレズノの病院システムの医療スタッフに送信された電子メールによると、「胎児の死亡」または「死産」の増加を報告しており、「今後も続くと予想される」とあることをエポックタイムズは確認した。
メールには以下のようにある。
「 2022年8月には 22人の死亡患者があり、これは 2021年7月の記録的な死亡数と並んでおり、9月には、まだ 8日目だというのに、これまでに 7人が死亡しています」と主任看護師は書いている。
主任看護師は続けて、「このような傾向が無期限に続かないことを望んでいます」と書いている。
「来週中に当病院でいくつかの出産が予定されていますが、残念ながら、そのような(死産の増加の)プロセスが皆さんも知ることになるかもしれません」と、主任看護師は書いていた。
電子メールを流出させた 1人のスタッフメンバーはエポックタイムズに、ワクチンの展開以来、彼女の病院だけで、3 か月ごとに、ワクチン接種展開前の平均である1 ~ 2人の死産率が急増したと語った。
このスタッフは職を失うことを恐れて、匿名を条件にエポックタイムズに語った。
エポックタイムズは、メールを書いた主任看護師に連絡を取り、彼女が「死亡患者」と呼ぶものが増加した理由について声明を求めたが、応答はない。
「極度の危険信号」
母体胎児医学を専門とするフロリダを拠点とする産婦人科医のジェームス・ソープ博士は、エポックタイムズに、この電子メールの内容は、博士が調べた世界的なデータと一致していると語った。
「これは、最近発表された研究(論文)や、 CDC ワクチン有害事象報告システムのデータベース、英イエローカードシステム、世界保健機関の VigiAccess、欧州医薬品庁の EudraVigilance、世界保健協議会、さらには、市販後のファイザー自身の内部文書からのデータとも一致しています 。彼らが 75年間隠蔽しようとしたデータです(そのデータ)」とソープ氏は語った。
ソープ氏が関与した研究では、インフルエンザワクチン接種と比較して、 COVID-19 ワクチンを接種した女性の胎児奇形、胎児心停止、死産など、14の重大な副作用が大幅に増加することがわかった
この研究の後、博士は、妊娠中の COVID-19 ワクチンの使用を一時停止することを求めた。
さらに、COVID-19 ワクチン接種後の重度の合併症と死亡を記録した中で、わずか 15か月間に 1,366 件の査読済み論文の内容一致しているとして、ソープ博士は以下のように述べている。
「これらの事実を受け入れましょう。わずか 15か月で COVID-19 ワクチン接種後の深刻な有害事象を文書化した査読済み論文の数々は、過去 1世紀にわたって地球全体で投与された他のすべてのワクチンからの他のすべての報告数を圧倒しています」
「出生 1,000人あたりの米国の胎児死亡率 (死産)によると、2018年の 5.89から 2020年は 5.74に減少しており、COVID-19 の自然感染が 2020年の死産率を増加させなかったことを説得力を持って示唆しています」
「これは明らかに極端な危険信号です」とソープ博士は述べた。
「このような数値が偶然に発生する統計的確率はゼロであり、これは非常にまれな 20シグマイベントに例えられる可能性があります」
ソープ博士は、妊娠中の女性に COVID-19 ワクチンは安全であると宣伝している医療委員会の声明を指摘したが、同じ委員会はイベルメクチンなどの他の早期治療オプションを誤った情報として非難していたことも指摘した。
ソープ氏は、アメリカ産科婦人科学委員会、アメリカ専門医委員会、および州医療委員会連合 が「不正に共謀し、テストされていない危険な RICO 違反を犯した」という強力な状況証拠があると主張し、米国のすべての医師たちと看護師たちに、非倫理的、違法、不道徳、および憲法違反の口止め命令を下しながら、妊娠中の女性たちに実験的遺伝子治療をおこなったと博士は非難した。
エポックタイムズは、アメリカ産科婦人科学委員会、アメリカ専門医委員会、州医療委員会連合にコメントを要請したが、いずれも現段階では応じていない。
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