[関連記事]33度線上の破壊は続くよ、どこまでも : タリバン占領以前の「楽園」だったアフガニスタンを見て、自分の国の現在と将来がその姿と重なったり
米国FOXニュースで報じられたサウスカロライナ州の「完全な円の虹」
「虹」というのは、普通は「半円」とか・・・
半円の虹の例
・care2.com
あるいは、その円の1部分だけが見えたりとか・・・
直線的な虹の例
・THP
一般的にはそういうのが普通で、私も今まで「完全な円を描く虹」というものを見たことはありませんでしたが、冒頭のように、アメリカのサウスカロライナ州のグリーンビルというところで、写真のような完全な円を描く虹が出現したことが FOX ニュースなどで報じられていました。
これは、地元の人たちによる動画も投稿されていまして、下のような「円」を描いています(適当に BGM を入れたら、何だかプチ・ホラーのようになってしまいました。すみません)。
https://youtu.be/_49WKPXocWI
さて・・・さてさて。
さてさてさてさて(なんだよ!)。
この「完全な円の虹」ということについて、それが出現した場所を地図で確認して、思わず私に「暗い微笑み」が溢れるのでした。
サウスカロライナ州のグリーンビルというのは、地図では下の場所です。
完全な円の虹が出現したグリーンビルの場所
・Google Map
そして・・・
ここに「あるライン」を付け加えますと下のようになるのでした。
「ビンゴ!」は余計かもしれないですが、まあ、そんな心境になった次第です。
厳密には、Google Earth などで確認しますと、北緯 33度から少し北へずれますが、これまで取り上げた「北緯 33度線の都市」の位置の概念からしますと、このグリーンビルという町は「 33度線上」と言えるかと思います。
この「 北緯33度線」という、ややこしい事柄に興味を持ったのは、2012年の夏のことで、
・フリーメイソンと高知に導かれて Google Earth 上で北緯 33度の旅をする
2012/08/29
という記事に、ロシアの英字紙プラウダの記事をご紹介したのが最初でした。
詳しいところは、上の記事をご参照いただければ幸いですが、そのプラウダの記事の冒頭は以下のようなものでした。
神秘主義と、北緯33度上の災い
Pravda (ロシア) 2012.08.27
北緯 33度は、現代の社会の中で非常に大きな役割を演じている。
たとえば、そこにある場所としては、ケネディ大統領暗殺の地ダラス(米国)だったり、「アラブの春」と呼ばれる状況が始まったトリポリ(リビア)だったり、また、バクダッド(イラク)、そして、ダマスカス(シリア)、カシミール(インド)、チベット、長崎(日本)が含まれる。これらはすべて北緯 33度上にある。
これらは偶然の一致なのだろうか。
として、プラウダでは、「これは偶然ではない」として、さらには、
33の数字の意味は、フリーメーソンの階級の中で最も高い階層を示す。
33は 11と 22を足したものであり、そして、宇宙とスピリチュアルの王が満たされている「ダンテの神曲」の数でもある。
これらのすべては歴史の中の新しい世界秩序( New World Order )のキーナンバーなのだ。
というような、西欧の支配者層たちによる、一種の陰謀論的な事柄を記しているのですが、陰謀論はともかくとして、この「 33度線上で」は、歴史上きわめて血なまぐさい出来事が繰り返されてきたということについて、ある程度事実だということは、地図を辿っていてすぐにわかりました。
そして、この「 33度線」という存在を知ってから、「妙なことや、血なまぐさいことが起きた際には緯度を調べる」という習慣がつきまして、上の記事以降、何度か 33度線について記したことがあります。
過去記事のリンクと共に、少し並べてみたいと思います。
2012年以降、北緯33度線が絡んだ出来事
2012年「9月11日」にアメリカ西海岸に腐臭を放ったソルトン湖は33度線上
2012年の9月10日頃から数日間、「南カリフォルニアの全域に強い腐臭が漂っている」ということが報道され、後にその原因は、カリフォルニアにある「ソルトン湖」(つねに大量の魚の死骸が見られる死の湖)ではないかということになっていったことについて、記事を書いたことがあります。
[記事]・赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」 (2012/09/12)
・北緯 33度を結ぶアメリカのメッカとベイルートの「血の川」 (2012/12/02)
このソルトン湖と、その近くにある「メッカ」という町を結ぶ点は、ジャスト北緯 33度線でした。
なお、「湖」といえば、イエスにまつわる伝説の縁の地であるイスラエルのガリラヤ湖も 33度線上といっていいのですが、2013年10月に、そのガリラヤ湖で「5回の連続した地震が発生した」(きわめて珍しいことです)」という出来事を記事にしたこともありました。
[記事]イスラエル・ガリラヤ湖が震源となる連続した地震の発生で気づいた「地球上の大陸の分断」の始まる地点 (2013/10/23)
2012年2月 ベイルート市内で「赤く染まった川(原因不明)」は北緯33度線上
[記事]血の川の出現 : 原因不明の理由で真っ赤に染まったベイルートの川(2012/02/17)
2012年11月報道 インド中国の国境沿いに出現する謎の飛行体
2012月の11月に、インドのラダックという中国との国境に近い場所で、「おびただしい数の正体のわからない飛行物体が目撃されている」というニュースが報じられました。
この場所は、中国との国境沿いで、国防上重要な地点であることもあり、インド陸軍による調査だけではなく、インド宇宙研究機関やインド国防研究開発機構、インド国立技術研究機構など、国の科学機関が総出となって調査が行われたのですが、その結果は、「いかなる調査でも飛行体を識別(認識)できない」ということに終わりました。
「肉眼では見えているのに、機器では認識できない」
のです。
結局どうなったのかわからないですが、これについては下の2つの記事に書いたことがあります。
[記事]・軍事兵器か未知の発光体か: 中国インド国境沿いに無数に出没する「肉眼で見えているのに識別できない飛行物体」
・インド軍が対峙するものは何か?: 印中国境の UFO 目撃地帯は「北緯 33度線上」だった
アメリカ大陸の33度線の西ではクジラの大群、東ではイルカの大量死
2013年には、アメリカ東海岸を中心に「イルカの大量死」が続いたことがありました。
・NOAA
このアメリカのイルカの大量死が最も激しかったのが、北緯33度線のあたりの海域と沿岸地域だったのですが、その反対側のアメリカ西海岸では、「数百頭のザトウクジラが集まり、乱舞しまくった」という不思議といえば不思議な出来事が、2013年の11月の終わりにおきました。
[記事]東の海ではイルカの大量死、西の海ではザトウクジラの狂乱の渦中にあるアメリカ (2013/12/02)
これが、下のように、「 33度線上の東と西のそれぞれの両端の海域で起きていた」ということが印象的だったことを覚えています。
2012年12月5日にアメリカの33度線を伝わるように発生した謎の振動と爆発音
これは、この見出しの上の地図通りのことなんですが、下の記事に書きました。
[記事]アメリカ大陸が真っ二つに割れそうな感覚を覚えた 12月初旬:全米を駆け抜けた謎の振動と爆発音 (2012/12/11)
他に、歴史的な意味では、「この世で最初に貨幣制度が作られた」古代メソポタミアの位置は、北緯 33度線上にあったり・・・
このことについては、
[記事]ギリシャ暴動の意味:彼らは自分自身と世界を「カイロスの地球」に戻す責任を果たせるか? ついでに、北緯33度線から生まれた「貨幣制度」もこの世から消えてしまえば… (2015/07/17)
という記事に記したことがあります。
また、最近の時事的なものと 33度線の関係としては、 IS (いわゆるイスラム国)の支配地域は 33度線を這うようにして拡大していっていたり・・・
2014年に沈没した韓国フェリーの向かっていた先は 33度線上にある済州島だったということがあったりもしました(記事)。
他にもいろいろとありますが、わりと頻繁に 33度線に絡んだいろいろな出来事があったこの2〜3年だったとは言えるような気もします。
そして、大事なことは、今回、サウスカロライナの 33度線上に出たものが「虹」であることです。
しかも、ほとんど見られることのないであろう「完全な虹」だということです。
なぜかというと、伝説的には、虹はどちらかというと「災いを呼ぶ」ものだという概念もあるからです。
虹の出る下には「地獄の釜」がある
2012年の記事、
・虹という「地獄の門」の彼方に
2012/11/20
では、イスラエルにある伝説には、
・「虹というのは地獄の釜」と関係があるという伝説が、少なくともイスラエルなどにある。それによれば、「虹が見えればその下は地獄のお釜」だということ。
・虹は龍(蛇)を例えている。
という2つのことを書いたことがあります。
そもそも、虹はきれいなものだと思いますけれど、このきれいなものに対しての、
虹
という漢字に疑問を持たれたことはないですか?
「虫 + 工」で、「虫が作り出すもの」が「虹」という漢字になっていることは、以前から不思議には思っていました。
しかし、調べてみますと、この「虫」は、いわゆる昆虫などの意味での虫ではなく、旧字体では「虫」は「ヘビ」を表しているものだということを知りました(現在の虫は旧字体では「蟲」となります)。
つまり、
「ヘビが作り出すものが虹」
としたものが古代中国の考え方だったようです。
そして、昨年のある現象で、その「虹の示唆」(あるいは、ヘビの示唆)が迫っているのかもしれないなと思ったのでした。
その「ある現象」とは、2015年9月11日、つまり、同時多発テロから 14年目のその日に、テロで崩壊したとされるニューヨークの世界貿易センタービルの跡地の空に「二重の虹」がかかった光景でした。
ツインタワー跡にかかった「二重の虹」 2015年09月11日
[記事]ニューヨークの世界貿易センタービル跡に「二重の虹」が現れた9月11日… (2015/09/12)
二重の虹そのものは珍しいものではないですが、こうもタイミングよく、その場所にかかると、いろいろ思うものです。
どの面から考えましても、明日から、そして、その後も、いろいろと世の中はゴタゴタとしそうなことは確定的ともいえますが、それらが収集可能なゴタゴタなのか、そういうものではないのかというあたりが気になるところではあります。
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