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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実

英語版Wikipedia「スペインかぜ」で「致死率10〜20%」だった記述が、新型コロナの感染拡大期に突如「致死率2〜3%」に変更。さらに「スペインかぜは中国で発生した」という学説も新たに掲載。何が目的?

投稿日:2020年3月11日 更新日:


off-guardian.org




 

ドサクサの中でいろいろな変なことが起きている

アメリカのメディア記事を見ていましたら、「ちょっと変なこと」が起きていることを知りました。

それは、「 2018年のスペインかぜに関する英語版ウィキペディアの内容と数値が大幅に変更されている」というものでした。

最も顕著なのは「致死率」で、スペインかぜの致死率は、ほぼ世界的に統一した見解として、

「 10%から 20%」

とされていました。

実際、日本語の Wikipedia は、今でもそのままの数値となっていまして、以下のようにあります。

スペインかぜ - 日本語版 Wikipedia より

スペインかぜは、1918年から1919年にかけ全世界的に大流行したインフルエンザの通称である。アメリカ疾病予防管理センターによるインフルエンザ・パンデミック重度指数においては最上位のカテゴリー5に分類される。感染者5億人、死者5,000万~1億人と、爆発的に流行した。

というように、「感染者5億人」で「死者5,000万~1億人」ということで、致死率は 10-20%になっています。これが、英語版の Wikipedia のほうでは……今年の 2月22日頃に「編集」されたと思われるのですが、スペインかぜの致死率が、

「 2%から 3%」

と換えられていたのでした。

具体的には、以下のように変わりました。archive.org という過去のページを閲覧できるサイトで、今年 1月の時点での英語版の Wikipedia を訳したものです。

2020年1月31日の英語版 Wikipedia 「スペインかぜ」より

スペインかぜは、太平洋の離島や北極圏の人々を含む世界中の 5億人に感染した。死者数は 5000万人から 1億人に達した可能性があると推定されており、人類史上最も致命的なアウトブレイクの 1つとなっている。

1918〜1919年の世界的大流行による世界的な死亡率は不明だが、推定で感染した人の 10%〜 20%が死亡した。世界人口の約 3分の 1が感染したため、致死率は、全世界人口の 3%〜 6%に及んだ。

このインフルエンザでは、最初の 25週間で 2500万人が死亡した可能性がある。かつての推定では世界で 4,000万人から 5,000万人が死亡したとされていたが、現在の推定では、このインフルエンザでの死者数は 5000万人から最大で 1億人だったと考えられている。

以下は「現在」の英語版の Wikipedia です。赤は変更されたか、新たに加えられた部分です。

現在(2020年3月11日)の Wikipedia 「スペインかぜ」より

スペインかぜは、太平洋の離島や北極圏の人々を含む、当時の世界人口 18〜19億人の約 27%にあたる 5億人に感染した。死者数は 1700万人から 5000万人、あるいは最大で 1億人と推定されており、人類史上最も致命的なアウトブレイクの 1つとなっている。

世界人口の 3分の1が感染したと推定され、世界保健機関(WHO)は、感染した人の 2〜 3%が死亡したと推定している。

死者の総数についての見積もりは、1991年の推定では、2500万〜3900万人が死亡したとされた。 2005年の推定では、死者数はおそらく5,000万人から最大で、1億人と推定された。しかし、2018年の再評価により、死者数の合計は 約1,700万人と推定された。

そのメディア記事によりますと、スペインかぜの英語版 Wikipedia ページに大幅な編集が加えられ始めたのは、最初に新型コロナウイルスについての報道が中国から出た 2019年12月からだったとのことです。そして、今年 2月22日に「致死率の改訂」がおこなわれたようです。

私も新型コロナウイルスが発生して以来、何度もスペインかぜの英語版 Wikipedia ページを見ていましたが、最後に見ました 2月中旬頃は「致死率 10-20%」でしたので、最近変更されたようです。

また、英語版 Wikipedia ページを読んでみますと、「スペインかぜの発生源」について以前はなかった以下の記述が加えられていました。

スペインかぜの発生源について新たに書き加えられた部分

発生源に関する仮説

1918年のインフルエンザのパンデミックの影響が少なかったと思われる世界の数少ない地域の 1つは中国で、1918年のパンデミックの際には、比較的穏やかな症状が多かったと思われる。世界の他の地域と比較して、中国ではインフルエンザによる死亡数者は比較的少なかった。

このことにより、1918年のインフルエンザパンデミック(スペインかぜ)は中国から発生したと推測されている。

1918年の中国でのインフルエンザの死亡率が低かった理由は、中国人たちがすでにインフルエンザウイルスに対する後天性免疫を保有していたためだと思われる。

この、

> 中国から発生したと推測されている。

を読んだ時には、「症状が軽かっただけで、発生源扱いかよ」と思い、ちょっと笑いましたが、実際には、スペインかぜの発生源については諸説あるというのが正しいです。そして、理由は明らかではないとはいえ、もともとスペインかぜは、国や地域によって致死率がまったく違いました。

現在の新型コロナウイルスも、イタリアなどでは 6%などの致死率となっていますが、致死率 1%に満たない国も多く、理由は不明ながら、国や地域によっての致死率には差が出るものではあるようです。

発生源に関しては、日本語版 Wikipedia の以下あたりが最も冷静な解釈ではないでしょうか。

スペインかぜ - 日本語版 Wikipedia より

アメリカ疾病予防管理センター (CDC) によれば、すでに 1915年にインフルエンザと肺炎による死亡率がアメリカで増加しているが、発生源は依然不明としている。

新型インフルエンザ対策に関する検討小委員会ではカナダの鴨のウイルスが米イリノイ州の豚に感染したとの推定が委員から説明されている。

近年のコンピューター解析によって、1918年型インフルエンザウイルスの前駆体が1907年頃に発生したことが判明している。

最も合理的に考えれば、スペインかぜが最初に流行を始めたのがアメリカでしたので、そのあたりが発生源なのではということも言えなくもないかもしれないですが、やはり「発生源は不明」です。

そんなわけで、そのアメリカのメディア記事をご紹介したいと思います。

 


Wikipedia がスペインかぜの致死率を大幅に下げた

Wikipedia Slashes Spanish Flu Death Rate
Catte Black 2020/03/09

20%から2%に大幅に致死率が下げられた。何が起きている?

1918年のスペインかぜの致死率に関して、私たちのメディアでは、以前から、スペインかぜの致死率の問題を提起してきた。

過去には、Wikipedia と CDC (アメリカ疾病予防管理センター)のデータを引用し、その致死率を 10〜 20%とした。しかし、その記事に対して「実際の致死率は 2〜 3%である」というコメントを残した人たちがいた。

その後、私たちが見つけたものは非常に興味深いものだった。以下の文章は、スペインかぜ - Wikipedia 「死亡率」セクションの 2020年2月22日「以前」の冒頭の段落だ。

1918〜1919年の世界的大流行による世界的な死亡率は不明だが、推定で、感染した人の 10%〜 20%が死亡した。世界人口の約 3分の 1が感染したため、致死率は、全世界人口の 3%〜 6%に及んだ。

そして、以下は今現在の、スペインかぜ - Wikipedia 「死亡率」セクションからの同じ部分の抜粋だ。

世界人口の 3分の1が感染したと推定され、世界保健機関(WHO)は、感染した人の 2〜 3%が死亡したと推定されている。

ほんの少し前まで、致死率 10〜20%だったものが、致死率 2〜3%と極端に下げられているのだ。

致死率が突如として劇的に下げられた理由は何だろう。

こちらの WHO の報告書では、スペインかぜと名指ししていないが、過去のパンデミックについてふれられている部分があり、感染者の 2〜3%が死亡したと書かれてある。しかし、WHO は、この致死率の情報源を明示していない。また、WHOは、死者数は 2000万人から 5000万人だとしている。

この数値には問題がある。

なぜかというと、WHO の言う最も高い死者数である 5000万人だとして、そして、これで致死率が 2%だった場合、この時の感染者が 25億人いなければならなくなり、実際には当時の世界人口は 18億人だったので、人口よりも多い人たちが感染しなければならないということになってしまう。

つまり、この数値は何かが明らかに間違っている。

さらに悪いことには、WHO の数値の情報源として唯一見出すことができるのが、米国 CDC のこちらのデータだが、その CDC のデータでは、スペインかぜでの死者数は 5000万人から 1億人だと推定されていると書かれてある。

この CDC の推定値である死者 5千万人〜 1億人だとした場合、WHO の述べる致死率 2〜 3%では、スペインかぜに感染した人の数が、25億人から 50億人必要となり、当時のすべての世界人口の数倍の人たちが感染しなければならないことになる。

これは完全にあり得ない。

新しく修正された「致死率 2〜 3%」という数値には、このように問題がある。

この致死率を有効とする唯一の方法は、「死者数そのものを劇的に下方修正する」ことだ。実際、Wikipedia の記事には、「新しい方法論」を使用して推定された「全死亡者数が僅か 1700万人」という 2018年12月の研究を引用している。

確かに、疫学ではすべてのケーススタディにおいて、感染者数と死亡者数についての議論が起きる。それは流動的なものだ。推定はさまざまであり、間違いが見出された時には修正される。これらのケースに内在する不確実性についてはさらに言及する必要がある。

しかし、私たちが現在、Wikipedia で見ているのはそのような理由によるものなのだろうか。

Wikipedia は、実際には、マイクロマネジメント(管理者が部下の業務に強い監督と干渉を行う形態)下にあるプロパガンダ組織であることがわかっている

スペインかぜに関する Wikipedia のページに大幅な編集が加えられ始めたのは、2019年12月からだ。2020年2月まで着実に編集された部分が増加した。その中で、1918年のパンデミックの致死率を下げたことは興味深いことではある。

編集された後の致死率は、情報源の開示のない WHO の曖昧なデータによるもので、それを採用したのはなぜなのか。さらに重要なことは、この Wikipedia ページの編集者たち自身がこの数値の不可能性を指摘しているにもかかわらず、なぜこの極端に致死率が下げられた状態のままとなっているのか。

Wikipedia によるこの新しい編集方針は、少なくとも、「恐怖をかき立てようとしている人たち」にとってはタイミングが良いはずだ。

これにより、メディアなどは、「新型コロナウイルスは、スペインかぜと同じか、それ以上に危険な病原体だ」と喧伝でき、新型コロナウイルスにより数百万人が犠牲になるという可能性を示す証拠として、新しく記述された「下げられたスペインかぜの致死率」である 2-3%を引用することができる。

実際には、CDC の推定値である、スペインかぜは全世界の 5億人が感染して、その死者数は 5000万人から 1億人。そして、その致死率は 10-20%だったという説は一般に定着している。

 


 

ここまでです。

WHO の名前が出てきていますが、昨日、中国共産党直属のニュースメディアである「中国網」が、

「中国政府、WHO に対して 2000万ドル(21億円)を寄付」

というニュースを誇らしげに報じていました。


China to donate US$20 mln to WHO for COVID-19 fight

もちろん、「新型コロナウイルスとの戦いのため」としての寄付ですが、何となく、過去の WHO 事務局長の中国への対応等が思い浮かぶところでもあります。

今回の新型コロナウイルス発生からの一連の流れを見ていますと、WHO の存在意義というものも微妙なものと感じる人が多くなっているのかもしれません。実際、現在、Google で「 WHO 」と検索しますと…… Google 検索には「サジェスト機能」というものがありまして、検索しようとしている言葉について、他の人たちは「どのような言葉と共に数多く検索しているか」というものが、欄外に示されるのです。

現在の WHO の検索で表示されるサジェストは以下のようになっています(苦笑)。


Google

もちろん WHO の方々は懸命にやってらっしゃるとは思うのですけれど、少し現実と噛み合わない部分が多く出てしまっているようです。

 

 

虹の時代に

まったく関係のない話ですけれど、本日 3月11日は東北の震災のメモリアルデイですけれど、震災の起きた時間である午後 2時46分過ぎに、宮城県の震災メモリアル公園上空に「大きな虹がかかった」ことが報じられていました。

2020年3月11日 午後2時58分 宮城県名取市の震災メモリアル公園

神戸新聞NEXT

このこと事態もあれですけれど、この虹の「」が、令和天皇の即位の礼のちょうど 1年前の「 2018年10月22日」に、

「皇居の上にかかった虹とよく似ている」

と思った次第です。

即位の礼の1年前の2018年10月22日 皇居の上にかかった虹

akari_garden

即位の礼の当日には、富士山の前面に「白い虹がかかった」ことを以下の記事でご紹介しています。

即位の礼の日に富士山に出現した「白い虹」。そして関東に次々と出現した七色の虹…。「神と生き物の永遠の契約のしるしが虹」だとする聖書の宣言から考えると…

令和の時代を象徴するのは「虹」ということなのでしょうかね。

古代から伝えられていることとして、虹には良い意味も、そして良い意味だけではないさまざまな示唆も含まれているとされることが多いですが、この半年ほどを見ていますと、確かに私たちは「虹の時代」に生きているようです。

確かに今、とんでもない混乱の中にありまして、先行きもそう簡単に混乱が収まる見通しはつきにくいですけれど、それでも、この虹たちのようにさまざまに出現し続ける示唆に気をとめながら、なるべく気楽に進みたいですね。

 
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