右サイドに「黙示録的な今日の1枚」というコーナーがあります。基本的には毎日更新しているのですが、日々それなりに真剣に1枚を探しているわりには、それらの写真は毎日と共にどんどん過ぎて消えていき、後に残りません。
たまには振り返ろうといつも思っているのですが、時間もまたどんどんと過ぎていき、2017年もすでに半分を大きく過ぎました。
そんなわけで、このあたりで今年の光景を振り返ってみたいと思いました。結構な光景が繰り広げられていたことを思い出します。
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2017年前半の地球の光景
振り返ってみて印象的なものだけピックアップしていたのですけれど、何しろ基本的に毎日更新していますので、年の前半だけでも 200枚近くありまして、そこから選びましたら結構な枚数になりました。
項目としては、今年の初めは実は異常に寒い地域が多かったということもあり、
・かつてない寒波
と、そして、
・2017年前半の空の光景
・2017年前半に印象に残った火山の噴火
という3つのセクションにわけたいと思います。
それでは、ここからです。
かつてない寒波
昨年から今年にかけての冬は、気温が極端に下がる場所が多く、各地で光柱や、あるいは、「太陽の光柱」が観測されていました。あるいは、大気中の氷の結晶による暈(ハロ)も非常に多くの場所で撮影されていました。
以下はご紹介した中での「極端な寒さの中の現象」のいくつかです。
1月3日
ボルゴグラードの光柱 (ロシア)
1月3日
雪の中の太陽の暈(トルコ・カルカタカヤ)
1月9日
氷の結晶にうつるブロッケン現象(スコットランド)
1月5日
凍結の中に幻想的風景が浮かんだシカゴの公園(アメリカ)
1月27日
強烈な寒波で何もかも凍りついたカナダのニューブランズウィック州
1月30日
ロストフの光柱(ロシア)
2017年前半の空の光景
空の模様も「複雑化」しているようで、雲の形は年々と激しいものとなっているように思えます。2017年にご紹介したいくつかの雲たちの様子、そして、嵐やオーロラ、竜巻など空に起きた現象の数々です。
1月5日
ノルウェーで撮影された壮大なオーロラ
・Aurora G1 Storm The Other Night Was Amacing
1月5日
空を埋め尽くしたレンズ雲(スペイン・マラガ)
2月4日
ニューサウスウェールズの落雷(オーストラリア)
2月4日
雲とオーロラ(アイスランド)
2月20日
虹色に光る雲(シンガポール)
3月1日
オーロラ(アラスカ・フェアバンクス)
2月27日
巨大な火球が落ちてきた(オーストラリア・タスマニア州)
2月13日
オーストラリアの悪天候(ブリスベン)
3月6日
カンザスシティの上にのぼる落雷(アメリカ)
2月27日
旅客機から見えた壮絶な雨雲(エクアドル)
3月25日
ソルトレイクシティに出現した二色の虹(米国ユタ州)
3月25日
ハトのような雲(デンマーク)
4月24日
月と雲が作り出した奇妙なチリの光景 (サンティアゴ)
4月22日
ニュージーランドで観測された極彩色の南極光(クイーンズランド)
6月2日
ニューヨークの赤い満月(アメリカ)
6月2日
宇宙戦争のような落雷 (フランス・パリ)
6月14日
モンタナ州のマザーシップ雲 (アメリカ)
6月26日
棚雲と落雷 (クロアチア)
2017年前半に印象に残った火山の噴火
この2〜3年、火山活動はとても高いレベルで推移していますが、今年も、非常に活溌に火山の噴火が世界中で起きています。
1月11日
キラウエア火山の噴火 (ハワイ)
1月19日
無人カメラがとらえた深夜のコリマ山の大爆発 (メキシコ)
1月25日
コリマ山の噴火(メキシコ)
2月10日
ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ火山の噴火(レユニオン諸島)
2月18日
シナブン火山の噴火 (インドネシア)
3月16日
噴火するネバドス・デ・チジャン火山(チリ)
1月5日
ハワイのキラウエア火山と観光船
4月27日
大文字焼きのようなエトナ山の溶岩(イタリア)
5月2日
噴煙4000メートルに達する桜島の大噴火 (日本)
このあたりまでとさせていただきます。
現実の「光景」は確実に迫力を増しているのではないでしょうか。