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中国の月面探査機が「月の裏」で「何か奇妙なもの」を発見した。謎ばかりが深まる月の裏の秘密が何かわかるのだろうか

投稿日:2019年9月2日 更新日:

2019年8月31日のアメリカNBCニュースの報道より


NBC News




人類初めての「月の裏」の探査の中で

日本では、あまり大きく報じられることはないですが、近年の宇宙探査の中で、最も注目を集めている宇宙ミッションのひとつが、中国が行っている

「月の裏側の探査ミッション」

です。

月というのは、地球と自転と公転が同期しているために、つまり、地球の私たちが見ている月面は「常に片側」です。そのため、見えない側を「月の裏側」と呼んだりしていますが、基本的に、地球の人類は、月の裏側を見たことがありません(アポロ8号の乗組員が宇宙船から見た例が唯一の例)。

この月の裏側というのは、Wikipedia では以下のような場所です。

月の裏 - Wikipedia

月の裏は、月の、地球とは反対側の半球である。月は自転と公転が同期し常に地球に同じ側を向けているため、地球から見て「表と裏」の区別がある。

月の裏の大部分は、地球からまったく見ることができない。1959年、ソビエト連邦の月探査機ルナ3号が初めて観測した。

月の裏は、上にありますように、写真撮影はされたことがありますが、それでも、以下の 4回だけです。

月の裏側の撮影の記録

・1959年、ソ連の月探査機ルナ3号が撮影。

・1968年、アポロ8号が撮影。

・2007年、日本の月周回軌道衛星「かぐや」が撮影。

・2015年、NASAの人工衛星ディスカバーが撮影。

月の裏に関しての情報はこれらがほぼすべてで、つまり、月の裏というのは「情報がほとんどない場所」なのです。

そのような中で、中国で宇宙計画を担当する中国国家航天局は、2016年に、人類として初めてとなる「月の裏側の探査の実施」を宣言し、2018年12月8月に月探査機「嫦娥4号(じょうが4ごう / Chang'e 4)」を打ち上げました。嫦娥4号は、2019年1月21日に月の裏側に着陸しました。

この嫦娥4号は、月面探査ローバー「玉兎2号 (ぎょくと2号)」を搭載しており、月の裏側の探査は、この玉兎2号がおこなっています。

玉兎2号は、その名前の通り、健気に月の裏を探査する姿が、なかなか可愛らしいものです。

そして、この 8月の終わりに、この玉兎2号ちゃんが発見した「物質」の話題が、世界中のメディアで報じられました。

玉兎2号が、

「月の裏で何か奇妙なものを発見した」

のです。

冒頭の米 NBC ニュースの記事をご紹介します。

 


China's lunar rover has found something weird on the moon's far side
NBC News 2019/08/31

中国の月面探査機は、月の裏側に奇妙な何かを発見した

この発見により、科学者たちは他の計画を延期し、この物質が何であるかを理解しようとする作業に集中することになった。

 

中国の月探査機「嫦娥4号(Chang’e-4)」の月面ローバー玉兎2号 (Yutu-2)が、月の裏側での探査活動中に、異常な色の「ゲルのような物質」を発見した。

月面ローバーのこの発見により、ミッションに関わる科学者たちは、玉兎2号の他の探査計画を延期し、ローバーが発見した、この奇妙な物質が何であるのかを把握することに焦点を当てることになった。

この日は、玉兎2号の 8回目の月面探査の日だったが、計画されていた月面探査計画は、ここで1度、停止されることになった。

中国政府が 8月17日に発行した玉兎2号の探査記録によると、玉兎2号は、北京航空宇宙制御センターから操作するドライバーの援助と計画により、月面にさまざまに広がる小さな衝突クレーターが散らばる地域のルートをナビし始めていた。

7月28日の正午、嫦娥4号のミッションチームは、玉兎2号を休憩させるために電源を切る準備をした。これは、玉兎2号の機体を高温と、太陽からの放射線から保護するための通常の操作のひとつだ。

その際、ローバーのメインカメラの画像をチェックしていたミッションメンバーが、周囲の月面とは明らかに異なる色と光沢のある素材を含んでいると思われる小さなクレーターを発見した。この発見に驚いたチームメンバーたちは、月を研究する科学者たちを招集した。

玉兎2号は、この後、月の裏側の西部に探査に向かうことになっていたが、科学者たちはこれを延期することを決定し、玉兎2号に対して、この奇妙な物質を調査する指令を出した。

障害物回避カメラの助けを借りて、玉兎2号はクレーターに慎重に接近し、発見された異常な色の物質とその周辺を詳しく調査した。ローバーは、可視および近赤外線分光器(VNIS)を使用して両方の領域を検査した。近赤外線分光器は、物質から散乱または反射した光を検出して、対象の物質の構造を明らかにすることができる。

これまでのところ、ミッションに関わる科学者たちは、色のついた物質の性質に関して、それが何であるのかということについて、一切の示唆を提供していない。発見されたその物質が「ゲル状」であり、「異常な色」を持っているとのみ述べている。

この物質が何であるかについて、他国の科学者たちが示唆した 1つの可能性としては、この物質が月の表面に衝突した隕石から作られた溶融したガラスであるということだ。

しかし、玉兎2号の発見は、科学者の最初の月面の驚きではない。

アポロ17号の宇宙飛行士で地質学者のハリソン・シュミット(Harrison Schmitt)氏は、1972年の月面着陸の際に、オレンジ色の土壌を発見している。これは、アポロ17号が着陸したトーラス・リトロー(Taurus-Littrow)と呼ばれる谷の近くで発見された。

この発見も驚きを持って迎えられたが、最終的に、このオレンジ色の土壌は 36.4億年前の爆発的な火山噴火によって作られたと結論付けられた。

嫦娥4号は、2018年12月上旬に打ち上げられ、2019年1月3日に、人類史上初となる月の裏側への着陸を行った。月面探査ローバー玉兎2号は、これまで、271メートルの距離を探査している。


 

ここまでです。

なお、中国から公開された写真は、「モノクロ」となっていまして、記事にあります、

> 異常な色のゲルのような物質

の「異常な色」がどんなものかわからないのです。

他とは明らかに違う色であることや、科学者たちが色めき立っていることから、何かとても奇妙なものが発見されたことは間違いないようなのですが、玉兎2号が、これまで撮影した写真には、カラーのものもたくさんあるのですけれど、今回発表されている写真はモノクロです。

公開された写真


space.com

ところで、この「月の裏」に関しては、今年 6月に、非常に驚くべき発見が NASA の月探査機のデータから見出されたことが発表されています。

それは、

「月の裏側にハワイ島の5倍の大きさの金属の塊が潜んでいる」

ことがわかったのです。

ハワイ島の5倍の大きさの金属の塊というのは、もう想像つくものではないですが、以下は、今年 6月のナショナルジオグラフィックのニュースからの抜粋です。

 


月の裏側の地下に謎の超巨大物体が、研究

ナショナルジオグラフィック 2019/06/13

地下300km超に高密度の塊、「とにかく謎だらけ」と研究者

月の裏側の地下に、何やら巨大な物体が潜んでいるらしい。質量がハワイ島の5倍もある金属の塊のようだという。

学術誌「Geophysical Research Letters」に最近発表された論文によると、その物体は南極エイトケン盆地の地下300キロよりも深い場所にある。

南極エイトケン盆地は、数十億年前、月の表面がまだ高温の溶岩に覆われていたときに、隕石が衝突してできた巨大クレーターだ。月面が完全に冷え固まる少し前に形成されたため、今も痕跡が残っている。

調査チームは、NASAの月探査機グレイルのデータとルナー・リコネサンス・オービターによる地形図を組み合わせ、クレーターの地殻の厚さとマントルの密度をより詳しく計算した。こうして発見された物体は、クレーターの形成と何らかの関りがあるとみられている。

論文の筆頭著者で米ベイラー大学のピーター・ジェームズ氏は、古代に衝突した隕石が持っていた金属核の名残ではないかと推測する。物体は直接は見えないが、その影響なのか、クレーターの表面にはほぼ卵型の奇妙なくぼみが確認できる。くぼみの底は、周囲よりもさらに800メートル以上も深い。

NASAゴダード宇宙飛行センターの月地質学者ダニエル・モリアーティ氏は、「大変重要な研究結果です。月の内部で何が起こっているのかを知る手がかりになるでしょう」と話す。


 

ここまでです。

「隕石の金属核の名残」という意見が書かれていますが、地球の古代の巨大隕石の衝突の場所で、地下にそのような巨大な金属が存在している例を知りませんので、それとは違うような感じもします。

むしろ、以下の過去記事で取りあげました「南極で検出された地下の異常」と似たような雰囲気を受けます。

次々と見つかる謎の巨大存在は2017年に「作動」するか : 南極の氷の地底から検出された「直径480キロの存在」、そして、ギザで見つかった「黒いモノリス」

南極の以下の場所に「直径480キロ」の何かが存在することがわかったのです。

直径480kmの「存在」が見つかった場所

 

この南極の場所では、その後もいろいろと見出されていまして、2016年には以下のような報道もありました。

南極の凍結した大地の下に隠された大規模な物体を人工衛星が確認

The Sun 2016/12/28

南極大陸の地下に巨大な「通常ではない存在」が観測されるという奇妙な事象に科学者たちは困惑している。

人工衛星が確認した、その巨大で不可解な「異常」は、南極のウィルクスランドと呼ばれる地域の凍てついた大地の下に潜んでいると考えられる。

その存在の大きさは直径 151マイル( 243キロメートル)の距離に伸び、深さは最大で約 848メートルもあるものだ。

このウィルクスランドの「重力異常」は、NASA の重力場測定衛星グレース(GRACE)を用いた観測によって、ウィルクスランドの地底に、直径約 480キロメートルの重力異常を発見したもので、2006年に明らかにされた。

何人かの科学者たちは、これは地球に衝突した小惑星だと考えているが、それを示す証拠があるわけではなく、実際には、これが何であるのかはわかっていない。

南極という場所も、地球の中では、「判明していないことがとても多い」場所のひとつですが、月で最も判明していない場所である月の裏側でも、また南極同様の謎が次々と現れてきているのかもしれませんね。

そして、今後の玉兎2号の活躍によっては、思いもよらぬ発見を中国の科学当局は見つけることができるのかもしれません。





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