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12月06日にメルマガ免疫と戦争とパンデミックと5Gを発行させていただきました。

人類の覚醒と真実 宇宙の中の地球

まだまだCovfefeは私を導く。今度は「120年前の火星での人々の生活の描写」との出会いが

投稿日:

西暦1900年に出版された『インドから火星へ』の中の火星の光景

From India to the Planet Mars (1900)

先日、

covfefe に導かれて出会った500年前の絵画『快楽の園』に見る現世、あるいは地獄、あるいは創世記
 2017/06/02

という記事で、アメリカのトランプ大統領がツイッターに書いた「 covfefe (コブフェフェ)」という単語を調べているうちに、「変な世界」に迷いこんでいってしまったことを書きました。

covfefe という単語の解釈自体は「昆布茶を飲んでもヘッヘッヘッ」という(日本語として意味になってないし)くらいでいいと思うのですが、この covfefe を調べている時に、もうひとつ「ふと」知ったことがありました。

それが、冒頭の「 120年前の火星の風景のイラスト」なのです。

これは、著作権期間等が切れている絵画や出版物など数多くの作品をインターネット上で展示しているパブリックドメイン・レビューというサイトにあったものですが、まあ、「 120年前の火星の風景のイラスト」と言われても、訳がわからないと思いますので、その本について説明として書かれている文章を先にご紹介しておきます。

私はこの本の存在を今回初めて知りました。

From India to the Planet Mars (1900)

『インドから火星へ』(1900年)

この本は、ジュネーブ大学の心理学教授であるテオドール・フロアノイ(Théodore Flournoy / 1854 - 1920年)博士が、ヘレン・スミス(Hélène Smith)が開催する交霊会(霊媒を介して死者の霊と交信をする会)を5年間にわたり研究する試みを行った際の体験を記したものだ。

ヘレン・スミスは、視覚と聴覚の手段を介してスビリチュアルなメッセージを受け取る霊媒であるとされていた。彼女は、スビリチュアル的な守護役であるレオポルド(Leopold)という霊的存在を持っていたとされる。

フロアノイ博士はスミスを長く研究した。

スミスは、ヒンドゥー教の王女、そして、マリー・アントワネットの生まれ変わりであるとも主張していた。

彼女はまた火星に住む人々と接触し、彼女が書き留めた火星の言語を話すことができるとした。そして、彼女は自身が目撃した火星の景観だと主張するスケッチを残している。

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霊媒は1800年代後半の火星へ

先ほどの文章に「交霊会」という文字が出てきますが、これは、19世紀頃に、特にブルジョワやセレブ階級で流行したもので、

交霊会または降霊会とは、霊媒者を介して、あるいはひとつのテーブルを取り囲むことで死者とのコミュニケーションをはかるセッション(会合)のこと。1840年代にアメリカで出現し、50年代になるとヨーロッパのブルジョワサロンを熱狂させていた。Wikipedia

というようなものです。大変流行していたものの、科学者などを筆頭に懐疑的な信人たちによる研究も数多くおこなわれ、テオドール・フロアノイ博士も、そのようなひとりだったと思われます。

交霊会の様子

crystalinks.com

これはまあ、その後のウィジャボードだとか、こっくりさんなどとそんなに変わるわけでもなさそうですが、交霊会をやっている時に、

・心霊が現れたり、エクトプラズムというものが現れたり
・音がなったり
・人や物が浮いたり

というようなことがたびたび起きることで話題となりました。

私は今はあまりこういうものに興味はないですが、「ビジネス」として大成功していたという雰囲気はあります。名声も伴っていたかもしれません。

しかし、多くの実態は、何となく映画でいうところの「エクスプロイテーション」というものと同じ側面があったような気はします。

実際のところはよくわからないですが。

このヘレン・スミスさんという方については、英語版では Wikipedia の項目もあるような人物ではあります。その英語版 Wikipedia の冒頭は以下のような紹介となっています。

Hélène_Smith - Wikipedia

ヘレン・スミス (1861 - 1929年)は、19世紀後半の有名なフランス人の霊媒。 彼女はシュルレアリスム運動の 「自動書記の女神 」として知られていた。シュルレアリスム芸術家たちは、スミスを超現実力が存在する証拠と見立て、シュルレアリスム思想の象徴と見なした。

人生の後半で、スミスは火星人とコミュニケーションをとっていると主張し、また、彼女はヒンドゥー教の王女とマリー・アントワネットの生まれ変わりであると主張した。

こういう方なのですけれど、その

> スミスは火星人とコミュニケーションをとっていると主張し

という部分を、そのスイスの心理学者が長く研究し、その中の火星の供述を本としてまとめたのが、冒頭の『インドから火星へ』という西暦 1900年に出版された本だったとのことです。

その本は、イラスト満載であり、モノクロの絵ではありますが、「これが当時の火星か」という驚きを与えてくれるのに十分ではあります。

たとえば、その「色彩」。それは文字で説明されています。

たとえば、冒頭でご紹介したイラストに、文字で説明のある「色彩」を書き加えますと、以下のようになります。

ヘレン・スミスさんが説明する「火星の色彩」

・publicdomainreview.org

緑がかった黄色の空・・・青緑の湖・・・バラ色の岩・・・赤い壁で白い窓枠の家・・・うーん・・・。

ちょっと、これだけではわかりづらいですので、適当なコラージュで再現してみましたら、下のようになりました。

色の分布から再現してみた120年前の火星

・素材は、thegoldenscoperose-quartz-colorhousely.com

えらい派手なことになっていますが、ヘレンさんが霊媒として見た火星の風景の色彩は上のようなものだったようです。

今とはずいぶんと色彩が違いますよね。

現在の火星

ArtAlienTV

 

もっとも、ヘレンさんの書いたものの中で色彩のついたものでは、むしろ素朴なイラストも残っていますので、そんな派手な世界ではなかったようですけれど。

ヘレン・スミスさんが描く火星の様子

Hélène Smith

 

そして、そこに住んでいる「火星人」のほうですが、火星人の姿として有名なものとしては 1898年に H・G・ウェルズが『宇宙戦争』という小説を書いていて、そのイラストに出てくる火星人は下のようなもので、これが「 19世紀から 20世紀中半までの火星人像」として有名となりました。

『宇宙戦争』(1898年)の火星人

・The War of the Worlds

いわゆる「タコさんタイプ」で、まあ、このような姿の人々に関しては、今でも所沢などではたまに見かけますので、それほど珍しいとは言えないですが、しかし、120年前頃にヘレン・スミスさんが見た火星人は、このタコ系とは全然違います。

下が、ヘレン・スミスさんが描いた火星人です。

ヘレン・スミスさんが描く「火星人」(男性)

・publicdomainreview.org

黄色の肌、茶色の髪、まだらの赤い衣装・・・。

林家ペー師匠のような方の姿も思い浮かびますが、少なくとも、ヘレンさんが見た方は「人間タイプ」だったようです。

地球での宇宙人のイメージは、時代や流行によって変化してきまして、

・タコ的なイメージ → 金髪の白人女性的なイメージ → 未知との遭遇系とかグレイとかの系統

というようになっていて、今では、宇宙人のイメージというと、軒並みグレイ系ですので、時代は変わったものです。

「スタンリー・キューブリック(2001年宇宙の旅)とスティーブン・スピルバーグ(未知との遭遇)が作り出した宇宙人像」とも言えます。

 

他にも、ヘレン・スミスさんは「火星の文字」を残しています。

ヘレン・スミスさんが書いた火星の文字

・publicdomainreview.org

そして、結論から言えば、ヘレン・スミスさんの主張するところは、少なくとも一部(火星の言語など)は「作り話の可能性がある」という線がかなり強いことが先ほどの文章にも出てきました心理学者のテオドール・フロアノイ博士の研究でわかったということになっています。

先ほどの Wikipedia の中に以下の記述があります。

フロアノイ博士はスミスの火星の言語が巧みな創作物であることを示すことを突き止めた。

それは聞く分にはわからない未知の言語であるように聞こえたが、言葉や文字の出現頻度の分析と文法の検討から、その言語は、ヘレン・スミスの母国であるフランス語のすべての基本的な構造的特徴を持っていた。

どちらを支持するわけではないですが、フランス語の基本的な構造的特徴と似た言語はたくさんあると思われ、おそらくですが、フロアノイ博士は、スミスさんがフランス出身だということで、フランス語との解析比較を徹底的におこなったということによるものだと思います。

結局、この「火星の風景」は、ヘレン・スミスさんによる想像、あるいは創造によるものかもしれないですし、実際に霊媒を通して見た「現実の火星(当時)」かもしれないですし、それはわからないですけれど、何だか今の私たちが「《科学的な根拠の下に》知らされている火星」よりも素直に見られる気はします。

いずれにしても、ヘレンさんが「ウソ」ですべてを演じていたとすれば、相当高度な知識と見識を持っていた人物であることは間違いないと思われます。

この時代、学者たちは特権階級として、庶民とは違う現実的な合理的学問知識を持っていたわけですが、その学者が「5年間かかって、これはウソかもしれない」という曖昧な現実に、やっと辿りついたほど真偽が見分けられなかったのですから。

なので、仮に多くがフェイクだとしても、その高度な技術と見識がどこからもたらされていたのか、ということについては不思議に思います。

 

最近は書かないですが、私自身は、かつて「火星の表面の現実」に非常に興味を持っていました。

そして、火星の現実についての自分なりの結論もありますが、そのような主張は、今回のヘレンんさんの「火星の現実」とはあまり関係ないことだと思いますので、今回は書きません。

そして、これもずっと思っていることですが、「地球の人類が火星に行ける日がことはない」ということも確信しています。これは何度か記したことがあって、比較的最近では。

アメリカは再び「月面に人類」を送ろうしているけれど、結局は「人間は物理的な宇宙空間には行ってはいけない」ものなのでは・・・と思わせる問題が次々と発覚 (2016/08/15)

という記事で書いていますが、「人類の身体は、本来、宇宙空間に滞在できるようにできていない」という大きな理由と共に、そもそも、物理的な宇宙探査には、意味がなくなってきていると考えざるを得ないたくさんの理由があるからです。

これは最近もたくさんそれと関係するような報道がありますが、いずれご紹介させていただこうと思います。

 

今回は、霊媒ヘレン・スミスさんによる「火星の光景」のイラストをあと何点かご紹介して締めさせていただこうと思います。

 

霊媒ヘレン・スミスさんの見た120年前の火星

From India to the Planet Mars (1900)

火星の家々

 

火星の木々と山々

 

火星の生物。体はバラ色、目は緑

 

火星の花と植物。花の色は赤や紫

 

火星の花。花の色は赤、葉は紫





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Oka In Deep

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