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10月4日にメルマガ太陽の50年ぶりの目覚めの中でを発行させていただきました。

2020年からの世界 中国という国 人類の未来

新年早々、香港で「SARSと似た謎の感染症」がアウトブレイク。そして、世界の流行キーワード第一位は「第三次世界大戦」である2020年1月4日に

投稿日:2020年1月5日 更新日:


msn.com




 

中国で発生し、香港にも伝わった正体不明の謎の感染症

香港で、この 2020年の新年に「謎の感染症」がアウトブレイクしたことが報道されています。

中国本土から香港に入ってきたもののようですが、症状や状況が、2002年から 2003年に発生した新形肺炎「 SARS (重症急性呼吸器症候群)」の時と似ているということもあり、香港政府は、警戒レベルを上から2番目の「厳重」に引き上げています。

2002年から流行した SARS は以下のような状況でした。

重症急性呼吸器症候群 - Wikipedia より

2002年11月から2003年7月にかけて、中華人民共和国南部を中心に起きたアウトブレイクでは、世界保健機構 (WHO) の報告によると、香港を中心に 8,096人が感染し、37ヶ国で 774人が死亡したとされている(致命率9.6%)。なお数字に関しては、世界30ヶ国8,422人が感染、916人が死亡(致命率11%)という文献も存在する。

致死率約 10パーセントはかなり致命的ですが、この SARS は今のいたるまで、

・感染経路がはっきりしていない(飛沫感染か直接感染かなどが確定していない)

・治療法はない

・ワクチンはない

という感染症であり、そのために、仮にまた 2002年と同じような状況となるのは避けたいということで、強いレベルの警戒体制をとっているようです。

また、SARS は、致死にいたらなかった場合でも、Wikipedia に、

SARSからの回復者について中国で出された報告書では、重症の後遺症が長時間続くことが示されている。最も典型的な症状は、肺線維症、骨粗鬆症、骨壊死で、どれも就業や自己介護の妨げとなり得る症状である。

とありますように、助かったとしても予後があまり良くない、なかなか厄介な感染症のようです。

そして、問題だと思えるのは、「今の香港では、頻繁にデモが起きている」ことで、つまり、

「大集団が集まりやすい状態」

といえます。

そういう中での、このような「謎の感染症のアウトブレイク」というのは、どうなのだろうなあと思いまして、記事にさせていただいた次第です。

まずは、感染症の状況について、アメリカの報道をご紹介します。

 


Hong Kong steps up response to mystery disease from China
msn.com 2020/01/05

香港政府、中国本土からの原因不明の病気への対応を強化

1月4日、香港当局は、中国本土への訪問者によって持ち帰られたかもしれない原因不明の謎のウイルス感染症についての懸念が広がったため、感染症への警戒レベルを「厳重」に引き上げた。

香港から約 900キロメートル北にある上海の西部の内陸都市である武漢でも、少なくとも 44人が、この謎のウイルス性肺炎の症例を示したと報告されている。

香港では 2003年に、中国が感染源の新型肺炎である重症急性呼吸器症候群(SARS / サーズ)が流行し、香港で 1750人が感染し、300人近くが死亡した痛手がある。この際には、中国本土と香港を合わせて 700人以上が SARS で死亡したが、今回の謎の感染症の発生は、2003年の記憶を蘇らせている。

感染症への警戒を「厳重」レベルに引き上げたことは、香港の 750万人の人たちの生活に、ある程度の影響が出ることを示している。「厳重」レベルは、香港当局が、原因不明の感染症に対応するための3段階の政府計画の上から2番目のレベルとなる。

香港保健当局は、空港に到着した乗客の体温をチェックするため、1月3日に香港の空港に体温チェックのための赤外線画像システムを設置した。香港と本土を結ぶ高速鉄道の駅では、体温チェックの担当者を増加させた。

政府のトップであるキャリー・ラム(林鄭月娥)行政長官は、1月3日に高速鉄道駅を訪れ、健康監視対策を見直し、呼吸器症状を発症した旅行者たちに医療用マスクを着用し、医師の診察を求めるために医師の現在地を知らせた。

中国本土の武漢の保健委員会は、肺炎と診断された 44人のうち 11人が 1月3日の時点で危篤状態にあると発表した。

すべての患者は隔離され治療されており、これまでに患者たちと密接に接触した 121人が保護観察下にある。

発症した人たちの大部分は、武漢の郊外にある武漢の華南シーフード卸売市場に関係している。ここでは、人に危険なウイルスを運ぶ可能性のある野生動物等が提供されている。保険委員会は、この卸売市場に対して消毒をおこなったと発表した。

委員会によると、最も一般的な症状は発熱であり、少数の症例で息切れと肺感染症があった。人から人への病気の伝染の明確な兆候はない。

香港での最新の症例は、過去 14日間以内に、香港から武漢を訪問した 12歳と 41歳の 2人の女性だ。しかし、彼女たちがその卸売市場に行った形跡はないと病院側は述べた。

香港の 2人の容態は安定しており、香港プリンセスマーガレット病院で隔離され治療されている。

香港は、2003年の SARSに加えて、1997年には鳥インフルエンザ、2009年には豚インフルエンザの発生が起きている。

 


 

ここまでです。

なお、感染源と考えられている中国・武漢の武漢の華南シーフード卸売市場は以下のような場所です。

武漢の華南シーフード卸売市場

scmp.com

科学者たちは、ウイルスが「新種の株」である可能性に言及していて、その場合は、種類を確認するまでに時間がかかるとしています。

なお、香港では、元日も大規模な集会が行われたことが以下のように報じられています。

香港で元日も「103万人」デモ 主催者発表

日本経済新聞 2020/01/01

香港で1日、民主派団体の主導で政府に対する大規模なデモが発生した。主催者側の発表では103万人(警察発表は6万人強)が参加した。

香港メディアによると警察も6千人以上を配置し警戒態勢を敷いた。デモの最中に銀行の支店が破壊されるといった過激な行動が一部あり、警察も催涙弾で排除を図り対立した。

主催者側の発表が参加者 103万人で、警察発表は 6万人ということで、ずいぶんと差はあるとはいえ、上の写真のように、たくさんの人たちがひとつの場所に集まる機会が多いことは時日のようです。

こういう状況の中での「治療法のない感染症の発生」というのは微妙な話にもうつります。

ちなみに、在香港日本国総領事館は、滞在者、あるいは日本人観光客に、鳥や鳥の糞との接触は避け、生きた家畜の売り場や農場等に行かないことを呼びかけていると共に、生や半熟の卵,火の通っていない肉類などを食さないことなどを呼びかけていることが、こちらの報道に記されています。

もし、香港などに赴くご予定のある方はご留意下さい。今は、日本を含めた各国の報道関係の人なんかも香港に結構行っているでしょうし。

お正月早々、 SARS を彷彿とさせる謎の感染症のアウトブレイクというのも、2020年を象徴するような出来事なんですかね。

 

2020年のお正月の世界的キーワードは「第三次世界大戦」

このお正月はいろいろなところで、様々に大変な感じでして、こちらの記事に書きましたけれど、史上最悪の森林火災に見舞われているオーストラリアでは、

「火災によって死亡した大型動物の数が 5億匹に達する」

というような推定を学者たちが声明で出したことをお伝えしています。

もはや元の生態系に完全に戻ることはないかもしれない状態で、仮に戻ったとしても、数十年はかかるだろうと見られているようです。

オーストラリアは、南東部のビクトリア州やニューサウスウェールズ州などの一部で、2019年12月31日に、「火災の煙によって風景が真っ赤に染まった」ということを、こちらの記事などで取りあげましたが、なんと、

「そのまま 2020年のお正月も真っ赤なまま」

で迎えたことが伝えられていました。

2020年1月2日 ニューサウスウェールズ州のマルア・ベイ

Gabe Iciouis

そして、やはり新年早々、世界でのソーシャルネットでの「検索ワード第一位」は、イランとアメリカの緊張を反映してか、

「第三次世界大戦」

だったことが伝えられています。

「第三次世界大戦」各国で相次ぎトレンド入り

J-cast ニュース 2020/01/04

米国によるイラン司令官殺害で、国際的に緊張が高まる中、世界各国のツイッターでは「第三次世界大戦」を指すキーワードが、相次いでトレンドのトップを占めた。

(略)

世界各国では、この対立が大規模な軍事衝突、ひいては「第三次世界大戦」につながるのではないか、との不安が強まっている。

こうした中で、ツイッターでは第三次世界大戦を指す「WWIII」「worldwar3」などのキーワードが、投稿の多い単語を集計するトレンド欄の上位を占めている。

非公式サービス「Twittrend」の集計によると、日本時間1月4日0時ごろの各国のランキングでは、米国の1位がハッシュタグ付きの「WWIII」となっている。

このほか、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ポルトガル、ベルギー、スイス、ギリシャ、ロシアなどの国々で「WWIII」が1位を占めており、他の国でも「Iran(イラン)」「Trump(トランプ氏)」などの関連語が上位に見える。

 

もう、2020年は、最初の数日だけでも大変に慌ただしい感じで、何だか、世界のいろいろなところに地雷とパンドラが出現している状況ですが、これからどうなりますかね。

地雷が炸裂せず、パンドラの箱が開かないように進んでくれればいのですけれど。

まあしかし、開いたら開いたで、対処していくしかないですね。

 
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