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5月17日にメルマガレゲエのルーツとワクチン陰謀論から見えることを発行させていただきました。

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接種後の「幻覚や妄想を伴う精神病」の症例とコロナワクチンとの関係性を断定したラトビアの研究。調査では、発症した半数が永続的な精神障害に

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精神疾患が世界中で増え続ける中で

先月、ラトビアの研究者たちが、コロナワクチン接種後に「精神病」となった症例に関する論文を調査した研究が発表されていました。

論文の概要は、発表された際に以下の記事で翻訳しています。

コロナワクチン接種後の「精神病症状」に関してのレビュー論文。半数は回復せず
 BDW 2024年4月13日

今回、この論文の内容をまとめていた記事を読みましたので、ご紹介したいと思いました。

なお、ここでいう精神病というのは、メンタルヘルスの疾患全体を指すのではなく、記事によれば、

> 精神病とは、個人が現実と空想を区別することが困難な場合に発生する症状を指す…

ということで、​​「幻覚(幻視、幻聴)と妄想」を 2つの主要な症状とするものです。

うつ病やパニック障害、不安障害といったものは含まれません。

なお、接種後の精神疾患症例については、昨年以下のふたつの記事で、「ワクチン接種後に誘発された精神症状」の事例を論文や CDC の有害事象報告からご紹介しています。

世界中の医学論文に見る13例のワクチン接種後に誘発された精神疾患症例
 In Deep 2023年3月10日

接種後「精神を破壊されたアメリカの子どもたち」についてのCDCワクチン有害事象報告のデータ
 地球の記録 2023年3月11日

この中でも、リンクしたうちの下にあります「子どもの症例」は非常に暗澹とした気分にさせられるものです。

いくつか抜粋しますと、以下のようなものでした。

13 歳の女の子 (米インディアナ州)

患者は、健康な 13歳の少女で、ファイザーの 2回目の投与から 11日後に頭痛、失神、精神状態の変化、幻覚を訴えるようになった。口腔顔面ジスキネジア(口と顔が自分の意志と関係なく動く)および舞踏病様の動き(制御不能な動き)を発症した。

彼女は、家族を認識できなくなり、自律神経不安定で挿管された。その後、自己免疫性脳炎と診断された。この障害は恒久的と判断された

 

13歳の男の子 (米ネブラスカ州)

ファイザーの初回投与の翌日、少年は頭痛、極度の疲労、「現実との断絶」を発症した。彼はコミュニケーションを拒否し、パラノイアを発症し、セルフネグレクトを起こし始め、自分のことを気遣ったり、通常の衛生状態を保ったりしなくなった。

数日以内に、視覚的および触覚的な幻覚、感情の抹消が生じた。そして、自分自身の身体を切り始めた

 

8 歳の女の子 (バージニア州)

初回のファイザー投与から 40日後、少女は精神的に変化した。発作があるように見えるが、発作ではない。彼女はこれらのエピソードの間、反応することができず、「そこにないもの」を見たり聞いたりし始めた。何度も何度も起こり、これまで、5回の緊急治療室への訪問がある。

1か月後、彼女はまだ記憶喪失、退行、せん妄を抱えていた。年齢も生年も季節もわからなくなり、数を 1から 10まで数えることもできなくなった

1回目のファイザー投与前は神経学的な問題はなく、明るく幸せなストレートAの成績の児童だった。 彼女は記憶を失っており、知能後退を起こしている。改善する兆しはない

 

今回の問題と関係するかどうかはともかく、実際のところ、2022年頃から世界中で「メンタル系疾患の極端な増加」が報じられていました。

その「原因」が何なのかはともかく、あるいはそれぞれ別の原因があるのかもしれないですが、以下のような報道が続いていました。

メンタルヘルスに関してのいくつかの報道

オランダの若者のメンタルヘルスの状況が悪化。うつは2017年から2倍以上に
BDW 2023年11月10日

米国で「精神科の集中治療室に入院する子ども」の数が2022年には2020年の3倍に
BDW 2024年4月11日

スイスで若年女性の「精神疾患」が急増。10~24歳の入院理由の1位が初めて精神疾患に
BDW 2022年12月13日

スウェーデンでは「国民の約4割が精神疾患」ということを示す新たなデータ
地球の記録 2023年6月13日

 

また、以下は「うつ病」の推移で、パンデミック前と 2021年を比較しますと、多くの国で劇的に増加したことがわかっています。

2021年までのうつ病を持つ成人の比率の変化の比較

statista

ちなみに、今回のラトビアの研究は、調査した症例数そのものは少ないながら、

「半数が精神病から回復しなかった」

ことは注目すべき部分です。

 

なお、スパイクタンパク質と精神病状態の関係については、その因果関係のひとつに、MAO (モノアミン酸化酵素)という多数の精神疾患と関係している体内の物質とスパイクタンパク質の関係が、2021年に論文で発表されています。

そろそろ 3年ほど前のものとなりますが、以下の記事にあります。

永遠のワクチン接種の発言を聞きながら、スパイクタンパク質は神経疾患や精神疾患と強く関係する「MAO」に結合するという新しい研究論文から思う、やはりやや暗い未来
In Deep 2021年9月7日

MAO とは以下のようなものです。この「MAO の機能異常」をスパイクタンパク質はもたらします。

MAOは神経伝達物質の不活性化に必要不可欠な役割を果たすため、MAOの機能異常は多数の精神疾患と神経疾患の原因となっていると考えられている。

例えば、体内のMAOの異常な高値や低値は、統合失調症、うつ病、注意欠陥・多動性障害、薬物乱用、片頭痛などと関係している。

モノアミン酸化酵素

2021年から世界中で精神疾患が増加している理由を特定するつもりはないですが、どんな精神疾患でも、本人と周囲は苦しいものですので、少しでも状況が改善されるといいですが。

それと共に、「今後、時間の経過と共にさらに新しい精神疾患のグループが出てきたりはしないのだろうか」といううことも気になります。

ラトビアの論文の内容を取り上げていた記事をご紹介します。




 


系統的レビューにより、COVID-19 ワクチン接種者の多くが新たに発症した精神病を経験していることが明らかになった

Systematic Review Reveals Many COVID-19 Vaccine Recipients Experienced New-Onset Psychosis
Epoch Times 2024/05/05

COVID-19 ワクチンを接種した人たちの中で、後に精神病症状に苦しんでいた人たちが多くいることが判明しており、ファイザーとアストラゼネカのワクチン接種がほとんどの症例に関係していた。

4月12日に『Frontiers in Psychiatry』誌に掲載された査読済みの体系的レビューでは、ワクチンを接種した人々の間で新たに発症した精神病の症例を調査した。

精神病とは、個人が現実と空想を区別することが困難な場合に発生する症状を指し、​​幻覚と妄想が 2つの主要なタイプだ。

このレビューでは、ワクチン接種後の精神病症状の 24例について記述した 21の論文を調査した。研究者たちは、「データは、若年層、mRNA、ウイルスベクターワクチンと、ワクチン接種後 7日以内に新たに発症する精神病との間に潜在的な関連性があることを示唆している」と結論付け、以下のように記している。

ワクチン関連の精神医学的影響に関するデータの収集は予防にとって極めて重要であり、これらの包括的な管理にはワクチン接種後のメンタルヘルス反応を監視し治療するためのアルゴリズムが必要だ。

24例のうち 13例が女性だった。参加者の年齢中央値は 36歳だった。 22人の患者(91.2%)には、身体疾患や基礎疾患の特別な病歴はなかった。

症例の 33.3%で、ファイザー mRNA ワクチンの投与が「有害な精神医学的事象を誘発した可能性がある」と研究は述べた。ウイルスベクターのアストラゼネカワクチンは、症例の 25%で精神病症状と関連していた。

発症例の 45.8%で 1回目の接種後に精神病症状が報告され、2回目の接種後には 50%で精神症状が報告された。

調査対象のほぼすべての症例(95.8%)は、幻覚(視覚、聴覚、嗅覚、触覚)や妄想(ほとんどが被害妄想や参照妄想)などの精神病症状を示していた。

最も一般的な幻覚は聴覚(幻聴)であり、症例の 54.2%が経験し、視覚的幻覚は患者の 12.5%が経験した。

運動活動の増減や奇妙な行動などの運動障害が、症例の 83.3%で言及された。 3件(12.5%)のケースで、自殺未遂があったと報告された。

患者たちは抗精神病薬やステロイドなどさまざまな方法で治療を受けたが、完全に回復したのは 24人中 12人だけだった。残りは「感情表現の減少、感情の低下、精神病症状の残留などの残存症状」に苦しんでいた。

あるケースでは、患者は新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと報告した。

「これまでの研究では、併存疾患や新型コロナウイルス感染症の既往歴がある人は、ワクチン接種後の有害事象が統計的に有意に増加することが示されている」と研究は指摘している。

研究者たちは、ワクチン接種後の炎症状態が精神病の背景にあるのではないかと推測している。

この研究では、最も一般的な血液異常として、C反応性蛋白(体内で炎症反応や組織の破壊が起きているときに血中に現れるタンパク質)レベルの上昇と軽度から中等度の白血球増加症(白血球数の増加)が見出された。どちらの状態も炎症と関連している。

この研究で示唆されたもう 1つの仮説は、ワクチン接種後の精神病は、免疫系が誤って脳ニューロンを標的にして炎症を引き起こす自己免疫性抗 NMDA 脳炎(自己免疫介在性脳炎)の症状を示唆する可能性があるというものだった。

研究者たちは、インフルエンザ、百日咳、黄熱病、発疹チフスなどの感染症に対するワクチン接種後に抗 NMDA 脳炎の事例が繰り返し報告されていると指摘した。

ワクチン接種後の精神病と自己免疫性抗 NMDA 脳炎との潜在的な関連性を考慮すると、COVID-19 ワクチン接種後に精神症状を呈する個人に対して免疫学的スクリーニングを検討することが望ましい。

この研究で示唆されている 3番目の考えられる理由は、COVID-19 ワクチンの安全性に関するさまざまな憶測や不確実性が人々に「重大なストレス」を与え、最終的には精神反応の発症を引き起こす可能性があるというものだ。

著者たちは、ラトビアのリガ・ストラディン大学から論文処理費用の資金提供を受けて、査読に対する財政的支援を受けた。

 

ワクチン接種後の精神病の症例

COVID-19 ワクチンを受けた後の精神病のエピソードは、いくつかのケーススタディで詳しく説明されている。

ある例では、台湾の15歳の少年がファイザーの 2回目のワクチン接種から 2日後に病院に送られた。彼は叫び声を上げ、動揺し、制御不能な手足の伸展を示した。

その他の奇妙な行動には、頻繁に座ったり横になったりすることが含まれていた。少年は抗精神病薬を処方されたが、退院後も 1カ月以上その行動が続いた。

その後、医師たちは少年に、抗炎症作用があり、過剰な免疫システムを鎮めるのに役立つステロイド療法を投与した。その後、彼の症状は改善した。

ブラジルの別の症例では、以前は健康だった 30代の女性が、mRNA ワクチン接種後 24時間以内に難治性精神病を発症した。女性は混乱した思考を持ち、攻撃的で、病院で迫害されていると信じていた。

彼女は安定剤と抗精神病薬で治療を受けたが、彼女の行動に改善が見られたのは 4か月の入院の後だった。しかし、それでもなお、彼女の精神病は続いた。

2022年5月のレビューでは、アストラゼネカワクチンの初回投与と同じ日に精神病症状を発症した 18歳女性の症例について記載されている。

ワクチン接種の数時間後に、関係のない話をしながら症状が始まった。次の 3日間で、イライラ、迫害と言及の妄想、幻覚が進行した。

別のケーススタディでは、家族歴や精神障害の個人歴がなく、COVID-19 ワクチン接種から 1か月後に精神病を発症した 45歳の女性の状況が詳しく報告されている。彼女は 18年間続けた仕事を突然辞め、常軌を逸した行動を示した。

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