12月24日にシカゴの数百台の車に投函された謎のカード
(カードの日本語の意味)
2016年12月31日に、オーロラの中で何か恐ろしいことが起ころうとしている
賢明な人は手遅れになる前に真実を見出し行動に移すだろう
昨年も、「カイロスとクロノスの時間の整合性のバランスが崩れてきまして…」という記事などでふれましたが、若い時、私がこの世で最もお世話になった人物である田中くんという人が 40代で亡くなって3年目になりました。
今年もお墓参りに行きましたが、そのようなことも含めて、やはり年末の何だか凝縮して流れていく早い時間を使い切れていませんが(ナルコレプシーもさらに大活躍中)、アメリカのシカゴで冒頭のようなカードが、「何百台もの車」に、置かれていたという出来事が今年のクリスマス・イヴに報じられていまして、少し興味を持ちましたので、ご紹介したいと思います。
NBCニュースの報道
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ブラックカードの何となく趣深い内容
このカードが置かれたのが数台とかなら、単にイタズラ以上の問題ではないでしょうが、「何百台もの車に」というのは、その手間を考えても、仮にイタズラにしても、それなりに労力を使った行為ではあります。
カードに書かれていた文章の全文を翻訳しますと、以下のようなもので、なかなか趣のあるものです。
シカゴのカードの内容全文
2016年12月31日に、オーロラの中で何か恐ろしいことが起ころうとしている。
賢明な人は手遅れになる前に真実を見出し、行動に移すだろう。
注意深く警戒している人たちなら、旅する道の中で手がかりが出現することもあるだろう。
その答えはあなたがたの周りにあるが、悪がなされる前にそれを見出すことができるかな?
2016年12月31日に顔の本の中で起きることを見出しなさい。
こういうようなものです。
添えられている図は砂時計ですかね。
「顔の本」というのは何だかわからないですが、英語で the book of face と書かれていて、これ以外に訳しようがありませんでした。
このカードの文章に最初に興味を持ったのは、最初の、
> オーロラの中で何か恐ろしいことが起ころうとしている。
という表現でした。
1年の最後の日に「オーロラの中で何かが起きる」なんてのは映画っぽいなあ、などと思っていたのですが、調べてみますと、シカゴには「オーロラ」という町があるのだそうで、どうも、これは「オーロラの中で何か恐ろしいことが」ということではなく、単に、「シカゴのオーロラという町で」という、かなり小さな地域性を持つメッセージの可能性が高く、急に興味も失せようとしましたが、それにしても、この中のいくつもの部分が、過去に読んだことのあるようなフレーズでもあり、ちょっとした「集大成気分」になったことにに軽い感銘を受けたのも事実です。
いろいろありますが、例えば、
> その答えはあなたがたの周りにあるが
という部分などは、これを読んで、全然関係ない事柄とは言え、ふと、過去記事「私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性のために(1): 人類のひとりと宇宙は同一のもの、そして、ミタール・タラビッチのクレムナの予言」 (2013/03/24)」という記事に書きました、19世紀のセルビアの予言者であるタラビッチが言っていた、
「人間のための本当のエネルギー源」
の話を思い出しました。
下のような下りです。
ミタール・タラビッチ「クレナムの予言」からの抜粋
人間は地中深くに井戸を堀り、彼らに光とスピードと動力を与える黄金を掘り出す。人々は畑で働くことをやめ、あらゆる場所を掘削する。そして、地球は悲しみの涙を流す。
なぜなら、地中ではなく地球の表面にこそ光と黄金が存在するからだ。地球は、自らに開けられたこの傷口のために苦しむだろう。
だが、本物のエネルギー源は地中ではなく自らの周囲にあるのだ。
そのエネルギー源は人間に話しかけてくれるわけではないので、人間がこのエネルギー源の存在を思い出し、地中に多くの穴を開けたことがいかに馬鹿げていたのか後悔するようになるまでには大変な時間がかかる。
そしてこのエネルギー源は人間の中にも存在している。しかし、人間がそれを発見し取り出す術を獲得するには長い歳月がかかる。なので人間は自分自身の本来の姿を知ることなく長い年月を生きることになる。
という「本物のエネルギー源は地中ではなく自らの周囲にあるのだ」という、私が好きだったフレーズを思い出したのでした。
このエネルギー源というものが仮に存在するとしたら、どんなものなのだろうな、とはずっと思っていました。曖昧には想像がつくのですが、具体的には当然わかりようもなく、こういうものについて、「科学」がそれに近づいてくれるものだと思っていましたけれど、今の科学は逆の方向に向かって走り始めています。
先ほどのタラビッチの予言の記事を書きました 2013年頃というのは、記事のタイトルに《私たちに残されたかすかな「破局の回避」の可能性》とありますように、破局の局面は回避される可能性もあると思っていた頃でもあります。
「そんな時もあったのだなあ」
と今となっては懐かしく思い出されますが、もはやその可能性が限りなくゼロに近づいている気配も強い今は、そのエネルギー源についてもそんなに思い起こすことがなくなっていいました。
それを、このシカゴの得体の知れないカードは思い起こさせてくれたのですから、何を示唆しているカードかわからないですけれど、一応、感謝しておたきいと思います。
そして、このカードの文章にある「オーロラ」は単なるシカゴの町の名前の可能性が高いのですけれど、実は、最近は「レアな色のオーロラが続々と出現している」ということが続いていて、個人的にオーロラへの興味が増加している最中でもありました。
2016年最後の日のオーロラの色は
オーロラというものは、いろいろな色が出現するものではなく、たとえば、スペースウェザーのオーロラのギャラリーなどを見ていただくと、おわかりになるかと思いますが、緑(グリーン)系が多いのです。
もう圧倒的にグリーンが多いのがオーロラというもので、それ以外はかなり稀なものです。たまに、赤系のものが観測されることがありますが、それ以外となると、基本的に見られるものではないです。しかし、今年の 12月は、グリーン以外の、ふだんはあまり見られないような色のオーロラが相次いで観測されています。
特に、「ピンク」とか「白色」は珍しいですが、これらはクリスマの頃に観測されました。
ピンクのオーロラ 2016年12月25日 アラスカ
白いオーロラ 2016年12月23日 ノルウェイ
通常のオーロラが緑色の光ることがほとんどなのは、宇宙からのエネルギー粒子が高層で酸素原子と衝突するためだそうで、その場合は緑色になるのですが、「グリーンではない」ということは、何か「他の粒子」が宇宙からのエネルギーとぶつかっているということになります。ピンクだと、窒素の可能性が高いそうですが、細かいことはともかく、通常とは違うということになりそうです。
これつまり、まあ、専門家でないですので何ともいえないですが、「グリーン系ではないオーロラが増加する」ということが今後あれば、それは、もしかすると、高層大気の分子などの分布が通常とは違うようになってきている、つまり「高層大気の何らかの大きな変化」ことを意味するものなのかもしれません。
そういうことにもあり、最近は毎日、オーロラの写真を見ていたこともあり、今回のシカゴの「目的不明のブラックカード」の冒頭の「オーロラの中で…」の文章にちょっと惹かれた次第です。
そんなこともあり、これを拡大解釈して、「 2016年12月31日は、オーロラの中で何かが起きる」というようなことを想像して、年末に向かいたいと思います。
このシカゴのカードのことが報じられたのはクリスマス・イヴでしたが、今年のクリスマスイヴは、ガザ地区では、「サンタの衣装で闘争する人たち」が出現していました。
2016年12月24日 ガザ地区でイスラエル国境警備隊に催涙弾を投げる人
今年もあと少しとなってきました。
あるいは、2017年がやって来ないという大技もあるかもしれませんが、2017年が来ようが来まいが、じきに慌ただしく今年も終えていきます。
そして、2016年12月31日には、オーロラの中で……(全体的な話にするのはやめなさい)。