涙を流し続ける聖母マリア像を中継で伝える米国メディア
・ABC
悪魔と何かの戦いが続いているかのようなアメリカの北緯33度線で
米国カリフォルニアのフレズノという場所にある一般家庭にある聖母マリア像から「涙が流れ始めた」ということが、多くのメディアで報道されていました。
聖母マリア像の目の部分から液状のものがあふれ出ている様子
・ABC
今年3月の終わりに、
・アメリカ大陸の北緯33度線上では「悪魔との戦い」が起きているのかもしれないと感じさせるような、復活祭の日にアリゾナ州に出現した「巨大なイエス・キリスト」
2016/03/31
という記事を書きまして、そこで、アメリカのアリゾナ州ファウンテン・ヒルズという場所の噴水の形が「まるでキリストの姿のようになった」ことが報じられていたことをご紹介したことがあります。
それはこちらの光景です。
その記事に、以下のように書いたことがあります。
ところで、「今後、また現れるかもしれないイエスやマリア様のような存在」に対して、どのような態度でいるべきかという話もあります。おそらく、いろいろな形で現れるような気はするのですよね。
と書きましたが、マリア様は「涙を流す」という形で、全米のテレビの中に出現したのでした。
この聖母マリア像のある場所は、上のイエス・キリストのシルエットが浮かんだ場所と近く、また、緯度もとても近いものでした。緯度に関しては、2月にニューメキシコ州の空に出現した「十字の形の雲」を含めて、
「空の十字、キリスト、泣くマリア様がすべて北緯33度線に絡みつくように出現した」
ということになり、おおかたのところ、出揃ったという感じになりますでしょうか。
十字、イエス・キリスト、涙を流すマリア像が出現した場所
このマリア像は最近泣き始めたというわけではなく、1年半前から涙を流すようになって、それはちょうど、このマリア像の持ち主のいとこが殺人事件に巻き込まれてしまった時から始まったということで、「奇跡」と呼ばれているのだそう。
ちなみに、米国のメディアで、この聖母マリア像からちょうど涙が流れた時に遭遇した取材班によれば、
「それは油のようなもので、バラの香りがしました」
とのこと。
バラの香りといえば、以前、「極東ロシアで発見された白いシャチから浮かび上がるエスキモーの予言」という記事でご紹介したことがある「エスキモー女性の預言」というものの中に、
キリストが地球に戻られる時には、全世界でバラの香りがします。
主がそうされるとシャチは言いました。
その日はまもなくです。
という下りがあったことを思い出します。
まあ、バラの香りのほうはともかくとして、冒頭の ABC ニュースは、「現地からの生中継」なども交えて涙が流れていることを確認したりといったような、小さな熱中が生じているようです。
マリア像の周辺には「マリア様のお顔をさわらないでください」という張り紙が3枚もあるということは、さわる人が多いということなんですかね。
ただ、人々が熱中するのはわからないではないのですが、今回、マリア様は、笑っているのではなく、
「泣いている」
のですよね(笑ったらあまりにもすごいですが)。
泣きながら北緯 33度線近くに出現している。
そのあたりのことはあります。
そして、最近は、聖母マリアに関して他のニュースも少しありました。
「悪魔と何かの戦い」というものを象徴させるようなものもありました。
最近の聖母に関してのいろいろなできごと
最近起きた聖母マリア関連の出来事で最も印象深いのは、「 13日の金曜日にカトリック学校にある聖母マリア像が黒く塗られた事件」でした。
2016年5月13日のアメリカの報道
ノーウッドというのは、北西部にある町ですが、そこにあるカトリックの学校の聖母マリア像が、夜のうちに何者かにスプレーで黒く塗られていたという事件です。誰がおこなったのかはわかっていません。
これはなかなかひどいですが、しかし、「マリア像を攻撃する」というのは、小説『エクソシスト』では「最初の兆候」の場面として描かれていて、悪魔「的」な行為としては、代表的、かつ象徴的なものだと思われます。
2012年には、カナダの修道院で「聖母マリア像の首が切断される」という事件が起きています。
2012年7月14日のカナダの報道
そういえば、日本を含めて、世界各地で地震が多いですが、先月、熊本の地震とほぼ同じ頃に南米エクアドルで大地震がありましたが、大きな被害が出たエクアドル最大の都市であるグアヤキルの学校で、
「建物は地震で完全崩壊したのに、聖母マリア像は無傷で立っていた」
ということが報じられていたことも思い出します。
エクアドルで完全崩壊した学校
その中で無傷だった聖母マリア像
いろんなところでいろんな戦いが繰り広げられているのかもしれないですし、全部単に偶然なのかもしれないですし、そのあたりはわかりません。
ちなみに、過去、In Deep では、聖母マリア像に起きることについては、ずいぶんと記事にしてきました。
今回と同じ「聖母マリア像が涙を流す」という事例は、2014年にイスラエルのタルシハという町で起きています。
また、「血の涙を流す」という事例も何度か起きています。
「涙」と「血の涙」は、染み出てくる液体が、透明か赤いものかというだけの違いですが、その違いは視覚的にはかなり大きな違いとなります。
それらをまとめたことをなかったですので、ざっと振り返って、今回の記事を締めたいと思います。
過去数年、聖母マリア像に起きたさまざまなこと
2014年2月 イスラエル 涙を流す聖母マリア像
・CTV
[ご紹介した記事]救世主の再臨とか六芒星などのキーワードが飛び交う中、イスラエルのマリア像が「油の涙」を流し始めた (2014/02/14)
2013年10月 ボスニア メジュゴリエの聖母マリア像が突然光り出す
[ご紹介した記事]「突然光りだしたボスニア・メジュゴリエの聖母マリア像」 に対してのバチカン司教による正式な調査が始まる (2013/01/10)
これは、「メジュゴリエの聖母」という言葉の意味をご説明しておいた方がいいかと思いますが、以下のようなものです。
メジュゴリエの聖母 - Wikipedia
メジュゴリエの聖母は、1981年6月24日から現在に至るまで毎日、聖母マリアが出現していると数名の幻視者が主張する、ボスニア・ヘルツェゴビナ南部ヘルツェゴビナ・ネレトヴァ県、メジュゴリエにおける聖母出現である。
この現象は目下のところ公認されてはいないが、カトリック教会によって研究が進められている。
つまり、聖母出現話のひとつがあるとされている場所で、多くは否定的なようですが、そのような話がある場所で聖母マリア像が光り始めたということのようです。
2012年7月 インド 目から血を流す聖母マリア像
[ご紹介した記事]世界中に出現する「血を流す聖母マリア」:インドでは血の涙。米国ではこめかみから流血 (2012/07/23)
2012年7月 アメリカ マリア像の額から血が流れ出す
これらの報道などを過去に取り上げました。
クリスチャンではなくとも、聖母像には何だかメッセージ性が強くあるように感じられ、また多くの人がそのように思っているからこそ、報道にもなりやすいのでしょうね。
あと、聖母マリアと関係があるというのは変かもしれませんが、2013年に、アメリカで「処女懐胎についての聞き取り調査」がおこなわれ、その結果、「 200人に 1人は処女懐胎したことがあると答えた」という調査結果を報じた英国ガーディアンの記事を、
・米国女性の200人のうちの1人は「処女懐胎」しているという調査結果に思う「進むY染色体の終末時計」
2013/12/19
という記事でご紹介したことがあります。
その後、こちらの記事で、処女懐胎を研究しているドイツ人のマリアンネ・ヴェックスさんという方が1992年に書かれた『処女懐胎の秘密』という本をご紹介したことがありますが、この本は「処女懐胎は、科学的に見て、必ずしも完全に不可能なことではないのかもしれないな」ということが、漠然とですが、わかるものでした。
いずれにしても、聖母マリアに関する「良い方も悪い方も」どちらの事象も、まだまだ続きそうな感じです。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ 登録へ進む