2020年からの世界 アメリカの憂鬱 人類の覚醒と真実

アメリカはすでに「反キリスト」に支配されている

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Pravda




 

激動の雰囲気の漂う2020年のアメリカは

現在のアメリカの大統領については、登場した時から、個人的に、ひたすら苦手であり、好きとか嫌いというようなことでもないし、私は政治とか外交とかにほとんど興味がないですので、そういう評価もわからないですし、とにかく「苦手なタイプの人間」としか言いようがないのですが、「どうしてかな」とは思っていました。

国のトップになるような人たちの多くが偽善者だったり、差別主義者だったりするのは、どの国の人たちでもある程度は同じで、それがエリートの特質だとさえ思っている私ですので、現在のアメリカ大統領の人間性が特別に問題だというようなことでもないです。それらは「良い人格と悪い人格」で分けられるのではなく、単に「偽善で物を言う人」と「思ったことをストレートに言う人」の違いだけであると思っています。

そのような中で、昨日、ロシアの「プラウダ」のに次のようなタイトルのコラムが出ていました。


Pravda

最初のほうを少し読んでみましたら、私が現在のアメリカ大統領に感じ続けている「存在の違和感」のようなものが少し語られているのかなという気もしまして、ご紹介しようと思います。

かなり長いものですので、先にご紹介します。

なお、人の名前や事件などについて、本文にはほとんど説明がないですので、こちらで入れています。

 


Six reasons Donald J. Trump is the Anti-Christ
Pravda 2020/01/08

ドナルド・J・トランプが反キリストである6つの理由

ほんの数日前、世界は 2020年の新年の始まりを祝ったが、しかし、その後すぐに、世界はその終わりを見るときにいるのかどうかという懸念を持たざるを得ないような状況となっている。

以前、このプラウダで議論したことがあるが、私は最近、世界のほとんどの闘争と紛争は「善と悪の対立」に基づいているわけではないことを確信している。そうではなく、それらは、「多くの人々が受け入れようとする悪」と「人々が受け入れることのない悪」の対立に基づいていると悟った。

世界でリーダーと呼ばれる人々の多くは、最も悪意のあるタイプの人間である場合があるにも関わらず、そのような人間が、数百万人の人々に支持される、あるいは、場合によっては、数十億人の人たちから支持され、神格化さえされる理由はこれなのだ。

私のこの議論は、「社会統制理論」として知られる犯罪学の概念によって支えられている。

社会的統制理論は、人間の本性は悪に傾いており、悪に惹かれていると主張するもので、したがって、いくつかの社会制度は、この「性悪説」に基づく傾向と誘因を減少させるために作られている。

性悪説に基づいて作られた社会制度のひとつが宗教だ。それは非常に強力だ。宗教の場合、それに反対する人たちは、特定の信仰を生み出した個人や概念から敵対的であると非難されることが多いからだ。

しかし、現実的に言えば、宗教の持つ防衛力の多くは、時間の経過とともに、宗教が「大きな企業となった」という事実から生じることが明らかになった。

そして、多くの宗教機関は、宗教が有益な利益を上げるだけでなく、他人の心を揺さぶり、コントロールするのに便利な方法であることに気づいていった。

ここまでの内容では、ドナルド・J・トランプが反キリストであることと何の関係もないように思われるかもしれない。ここからその理由を記す。

 

[理由1] ドナルド・J・トランプは、疑似キリスト教運動の偽の神となっている。

アメリカの企業がコントロールするメディアは、しばしば、この運動を「右派キリスト教」と呼ぶ。

しかし、マイク・ペンス(米副大統領)のように、トランプの人種差別、虚偽行動、女性蔑視、自己陶酔、不貞、そして「神によって選ばれた」というトランプの妄想を、公然と無視している恥ずべき人間たちの姿がどこにでもある。

キリスト教徒であると公言する多くの人々が、トランプの悪の思想と行為を公然と無視し、そのようなトランプの「悪」を受け入れることさえできているという事実は、トランプの悪は、彼自身の目的に奉仕する人々の心を操ることができることを明らかに示している。

 

[理由2] 反キリストは、愛国心を利用して、国家を利己の政治的または経済的利益のために不当な戦争に導くだろう。

トンキン湾事件(1964年の米国がベトナム戦争に本格的に介入を始めたきっかけとなった事件)については、アメリカは嘘をついていたように思われ、これがベトナムへのアメリカの関与の拡大をもたらした。

あるいは、ジョージ・H・W・ブッシュ(第41代米大統領)は、自らの貯蓄と借金の失敗の間に、不法に富を作った彼の政治的陰謀から注意をそらすために、パナマにアメリカ軍を侵攻させた(1989年のパナマ侵攻)。

彼の息子のジョージ・W・ブッシュ(第43代米大統領)は、イラク侵攻のために「大量破壊兵器」について虚偽を述べていたことを私たちは見ているが、ジョージ・W・ブッシュの目的は、彼の政治的陰謀の石油リースと有利な「再建」契約を授与できるようにするためだった。アメリカ人は戦争に突進する政治家たちに警戒すべきだ。

しかし、あえていえば、アルマゲドンに寄与する要因が 1つあるとすれば、それは人類の視野がひどく狭くなっていることだ。

政治家たちは、特に選挙や政治危機の際に、「戦争の鼓動」とそれに付随する人々の盲目的な愛国心を刺激することが、しばしば政治的犯罪性から人々の目を逸らすことができ、または選挙での再選への道として役立つことを知っている。

だから、以前、記事でナンシー・ペロシ(米民主党議員)の以下の言葉を私は誇張だとはしなかった。

 「アメリカは、詐欺師によって作られた虚偽に基づいた戦争に再び巻き込まれるでしょう」

そして今、上院での弾劾裁判(ウクライナ疑惑でのトランプ大統領の弾劾裁判)から人々の目を逸らすために、そして、迫っている大統領選挙のために「戦争を利用する」という傾倒は、ますます独裁的な権力を強化したいというトランプの願望の中にあるはずだ。

 

[理由3] イエスの人生は、勇気と無私による犠牲の一つを示した。しかし、トランプの人生は臆病と利己的な貪欲の一つを示している。

ジョージ・W・ブッシュやドナルドJ.トランプのような政治家たちは、自分たちではない他の誰かが戦い、死を遂げている中で「男らしさ」と「問題解決」を示し続けることを望むが、しかし結局、ブッシュは、ベトナムでの兵役を免れるために、存在が曖昧な「国家警備隊」の任務を果たしたというが、それは男らしいとは見えない。

ベトナム戦争に関しては、トランプも同じだ。22歳の時に、「かかとの骨に異常がある」という虚偽の診断で徴兵を回避したことがわかっている。

 

[理由4] イエスは、大げさに敬虔さを振る舞うことを非難した。トランプは、自己陶酔的で社会病的な誇大妄想を示している。

トランプと、疑似キリスト教運動の彼の信者たちは、アメリカをリードするために彼が「神に選ばれた」方法を吹聴することに熱心だ。

歴史から見て、今の時代が世界にとってより危険なのは、他人の利益のために自らを犠牲にする意志を持たない、救世主的な強迫観念を持つ抑えの効かない扇動政治家を葬り去る意欲よりも、人々が、他の人の命を犠牲にして、トランプと彼の信者たちにある妄想を駆り立てる熱意が大きなことだろうか。

 

[理由5] イエスには思いやりがあり、男女それぞれが持つ良さを引き出した。トランプは残酷さを象徴し、男女それぞれの悪を引き出している。

使徒たちもイエスに会う前は普通の人だったことをほとんどのキリスト教徒は知っている。イエスの物語が二千年以上も消えることなく今に至った理由の一つは、イエスが使徒たちの偉大さを引き出したということがある。

イエスはまた、彼の時代に「社会のクズ」のように呼ばれていた人々との交流に不快感を感じなかったどころか、イエスは彼らに、希望と慰め、そして場合によっては、彼らに癒しを与えた。

イエスはまた、「金持ちが神の国に入るのは、ラクダが針の目を通り抜けるより難しい」と述べた。

この一節は富そのものを非難するものではなく、それを所有する裕福人たちの魂が、しばしば貪欲で、情け容赦のないものに変えられ、人間からの搾取と、他者の苦しみについて冷淡になってしまうことについて主張されている。

一方、トランプは、国民と国民の心を暗くするだけでなく、彼自身の不名誉な目的のために人類の最悪の部分を引き出し、そして餌食にする不穏な能力を実証している。

社会の恵まれない人々についてのトランプの見解は、何百万人もの貧しいアメリカ人たちへのフードスタンプ(低所得者向けに行われている食料費補助対策)を拒否したいという願望によって明白になってもいるが、現実には、彼のように最も裕福な 1パーセントが、より豊かになり続けるのが現実だ。

トランプの支持者の多くは、彼の悪に「誘惑されていないふり」をするために、彼の経済政策は支持しても、トランプの社会的見解は支持しないと主張したがる。しかし、どちらにしても結果が同様に致命的であるのなら、それは同じことだ。

 

[理由6] イエスは彼の時代の「宗教的偽善」を憎み、公然と非難した。トランプはこの偽善を扇動し、公然と受け入れている。

イエスが彼の時代の宗教的な詐欺師(宗教的な偽善者)を非難したとき、イエスの心にどのような考えがあったのか分からないが、これらの偽善者たちが「神」の後ろに隠れて、彼らの虚偽、貪欲、腐敗から素早く注意を逸らしていたことによって、この非難が動機づけられたのかもしれないと考えている。

アメリカの現代の擬似キリスト教運動は、これと同じ手法(宗教的な偽善によって、真実から目を背けさせる手段)を日常的に使用しており、キリスト教の信仰に見られる贅沢なライフスタイルや利己的な陰謀が調べられるたびに、あるいは疑問視されるたびに、擬似キリスト教運動の批評家たちは、それは神に対して敵対的であると主張するのだ。

アメリカの擬似キリスト教運動者たちが、トランプのような男を神格化しているという事実こそが、彼らの偽善を公然と証明している。

今のこの状態は、まだ続く可能性があるだろうが、しかし、私はあなたがたが、何か新しい考えを得ると信じている。

この記事で行われた宗教的議論のいくつかは、聖書や同様の感情の解釈についての批判が私自身にもたらされるであろうとも思うが、あなた自身の心と精神からそのような批判をしているのなら、あなたは神があなたに与えた最大の贈り物である「あなた自身のために考える能力」を行使している。

しかし、仮にあなたが、「神のために話していると主張する一部の個人」によってそうするように指示されているのなら、それは神から贈られた能力とは無関係だ。

 

あなたがあなた自身のために考えているなら、最後にこのことを言っておきたい。

キリスト教徒のコミュニティの多くは、反キリストが誰かがわかり始めている。なぜなら、その人物は人々を神から遠ざけ、世俗的な事柄だけに集中しているからだ。

しかし、その反キリストが、このこと(キリスト教徒たちが自分が反キリストだと気づくこと)を知っているといたらどうだろう。そして、宗教団体のメンバーたちは、悪に対する防波堤として機能するのではなく、むしろ、その悪を拡大させることに「奉仕」しているとしたら?

 


 

ここまでです。

記事に出て来る「社会統制理論」というのは、以下のようなものです。

統制理論

社会的または心理的な統制力が弱まることで、犯罪や非行が発生すると考える理論。コントロール理論ともいう。

本来はすべての人間に犯罪や非行の動機があるにもかかわらず、社会的または心理的な統制力によって犯罪や非行が抑止されていると考える。

統制理論は性悪説を前提としているため、性善説を前提とする学習理論と対立する見解がある。

日本大百科全書

 

なお、ここに出てくる「反キリスト」というのは、一般の意味としての反キリストではなく、「聖書に出て来る反キリスト」の意味だと思われます。

反キリスト - Wikipedia

反キリストは、イエス・キリストに偽装して、イエスの教えに背く者。聖書では新約聖書のヨハネの手紙一(2:18、2:22、4:3)、ヨハネの手紙二(1:7)にのみ記述されている。

キリスト教の終末論においては、真実に対極し、悪魔の具現化であると解釈され、最後の審判の際に苦しみが与えられるとされ、救いは決して得られないとされる。

その聖書の中のひとつには、その「反キリスト」について以下のように書かれています。

新約聖書 ヨハネの手紙一 02章 18節

子供たちよ、終わりの時が来ています。反キリストが来ると、あなたがたがかねて聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。これによって、終わりの時が来ていると分かります。

このように、ここには、

> 多くの反キリスト

とありますので、終末の頃にはたくさん出てくると聖書は述べているようです。

今回ご紹介したプラウダの記者は、そういう反キリストのひとりが現在のアメリカ大統領だと強く主張しているようです。

なお、大統領について、「徴兵回避」とか「弾劾裁判」などの言葉が出てきますが、日本語の報道をリンクしておきます。

虚偽診断で徴兵回避か トランプ氏、ベトナム戦争 (産経新聞 2018/12/27)

トランプ氏弾劾裁判、証人喚問の保証ないまま開始へ (WSJ 2020/01/08)

今年これからどのようになっていくかはわからないですが、興味深いのは、「 2020年に入ってから、突然、比較的大きな地震が連続している」ということで、これは社会や外交と関係するものではないにしても、示唆的ではあります。

これは以下の記事で取りあげています。

2020年に入って以来、世界中で絶え間なくM5以上の地震が発生し続けている

聖書によれば、終末には「多くの反キリストが出てくる」となっていますけれど、そういう視点で見てみれば、アメリカがどうなのかはわからないですが、世界のいろいろなところに、すでにそのような人々がすでにいるのかもしれません。

そして、場合によっては、またも世界はそれによって暴力的な混乱に巻き込まれていく可能性もあるのかもしれません。





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