2017年3月31日のアメリカの報道より
・Mysterious “sink” opens in Lake Wohlford
前回の、
・「すべての爆弾の母」MOABはユーラシア大陸最大の断層とプレートの交差地点で、なおかつ「北緯33度線の真上」の位置に投下された。これは偶然なのか、何かの意図なのか
2017/04/17
という記事の最後は、アメリカ軍がアフガニスタンで使用した「すべての爆弾の母」が爆発した場所が北緯 33度線上だったことにふれて終えていますが、4月になった途端に、その「予兆」は感じていました。
そのことを少し書いておきたいと思います。
> その「予兆」
というのは変な書き方ですが、これは「これから 33度線上での動きがさらに激しくなるのではないか」というような意味です。
そのひとつが、冒頭に載せました「カリフォルニア州のウォールフォード湖という湖に突如シンクホールが発生し、水が地下に飲み込まれている」というニュースでした。
このウォールフォード湖というのは「北緯 33度線上」にある湖です。
そのシンクホール自体も見事な光景だと思いました。
しかし、このニュースは「さらにショッキングであることが、すぐにわかった」のでした。
この湖のシンクホールの記事は、日付けこそ 3月31日になっていますが、要するに「エイプリル・フール」の嘘ニュースだったということが、記事を最後まで読むとわかるようになっていたのでした。
なぜ、これがアメリカフェイクニュースだったことが、「ショッキング」だと感じたのか。
この記事書いた記者にすれば、最初からジョークのつもりなんですから、場所はどこでもよかったはずです。おそらく「かなり適当に決めた」のではないかという気はします。
その「適当に決めた」フェイクニュースの場所・・・。私は、「なんで、ここに選んだ・・・」と、やや愕然としたものでした。
このウォールフォード湖は、地図で見ますと、以下のような場所にあるのです。
ウォールフォード湖の場所とその周辺
このフェイクニュースの舞台となったウォールフォード湖の周辺には、北緯 33度線上に沿って、すぐ東には、 In Deep に何度も記事に出てきたことのある「ソルトン湖」があります。
ちなみに、上の地図で、ウォールフォード湖のすぐ横にある「アンザ・ボレゴ砂漠」というのは、3月の記事、
・アメリカの不毛の地デスバレーとアンザ・ボレゴ砂漠に、数十年に1度の「スーパーブルーム現象」により出現したパラダイス的光景が示唆するものは (2017/03/12)
の中で、「砂漠に花が咲き乱れた」様子をご紹介した場所です。
まあ、話をソルトン湖に戻しますと、ソルトン湖そのものが因縁めいた場所ではあるのですが、最近の話としては、2015年11月には、下のような「謎の大爆発」が記録された上に、その周辺の各地で「大陸間弾道ミサイルのような光が目撃された」ということもありました。
2015年11月7日のソルトン湖(カリフォルニア州)の謎の爆発
同じ日にカリフォルニア州の各地で目撃された「ICBMのような光」
これらのことは、過去記事の、
・北緯33度線での「犠牲の拡大」が加速する中、ソルトン湖では謎の大爆発…
2015/11/10
の中でご紹介しています。
ソルトン湖についての最近の記事は、このアメリカのソルトン湖が、緯度、そして、形や地質事象などにおいて、「イスラエル」のガリラヤ湖とよく似ていることについて書いた、
・「ガリラヤ湖の陰陽の双子」といえるかもしれない北緯33度線上のソルトン湖での異常な群発地震。そして、かつて南緯33度線に出現した「赤い太陽」が、カリフォルニアにも出現
2016/10/02
という記事でした。
アメリカのソルトン湖とイスラエルのガリラヤ湖の位置
そして、今年の「元旦」には、アメリカのアリゾナ州にある北緯 33度線上の街「フェニックス」で、下のようなものが撮影されていました。
2017年1月1日に米国フェニックスで撮影された写真
「ヤシの木じゃないの?」という意見も根強くありますが、ヤシの木にしても他の何かにしても、これが 1月1日だったということもあり、やけに印象的な光景だったと記憶しています。
そして、つい最近、そのフェニックス近くのアリゾナ州の砂漠で下のような「光」が撮影され、とても話題になっています。
2017年4月15日にアリゾナ州の砂漠で撮影された光
このフェニックスという場所は、もともと「謎の光のメッカ」ともいえるところで、1997年に起きた、やはり「光の現象」は、日本語の Wikipedia でも「フェニックスの光」として紹介されているほど有名なもののようです。
フェニックスの光
フェニックスの光は、1997年3月13日に、アメリカのフェニックスを中心としたアリゾナ州上空で、夜間に長時間に渡って目撃された謎の複数の光点物体である。
多数の住民によるUFO目撃事件としてメディアに取り上げられ、大きな話題を呼んだ。
事件後にアメリカ空軍による演習によって発生した光であると公表され、光の正体は照明弾だと説明された。しかし、現在でも照明弾であることを疑う人々が存在する。
というようなものです。
ニュースで報じられた1997年3月のフェニックスの光
普通に考えれば、これは照明弾ではなさそうですが、ただ、「軍から説明があった」ということで、アメリカ軍の関係のものなのかもしれませんは、今回のフェニックスの光も、時節柄、軍関係なのかもしれないですが、今回は光についての公式な発表はまだありません。
これらが起きているのが全部、北緯 33度線上です。
ちなみに、この「フェニックス」という地名の由来は、「フェニキア人」から来ているそうで、その、フェニキアというのは、
フェニキアは、古代の地中海東岸に位置した歴史的地域名。シリアの一角であり、北は現シリアのタルトゥースのあたりから、南はパレスチナのカルメル山に至る海岸沿いの南北に細長い地域であって、およそ現在のレバノンの領域にあたる。 (フェニキア - Wikipedia)
というものです。
そして、そのフェニキアの場所と、フェニキア人の「活動範囲」ときたら、それはまさに「北緯 33度線の中心から生まれ、そこに絡みつくように発展していった」ものだったようです。
フェニキアの場所と交易範囲と北緯33度線
何千年の時間を越えて、北緯 33度線の概念は「東西に広く」続いてるのかもしれないとも思います。
もちろん、これらの位置関係は単なる偶然かもしれませんけれど、偶然だとすれば、それはもっとすごいことで、中東とアメリカにそれぞれある「名称や目的などに相関関係があるもの」が、自然とそこに集約していくということになり、それはそれで何だかすごいことです。
そんなわけで、最近の物騒な状況の中での北緯 33度線についての補足のような記事でした。
まだまだ起きると思います。
特にここ最近は、何年もの間、北緯33度線上で「コト」が連綿と続いているのですから。
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