ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。

4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2018年からの世界 人類の未来 地球という場所の真実

「キリスト以来の時代で最も神の怒りや十の災いに近い」ような空の下でばかり暮らしていることをつくづく思う今

投稿日:

2017年3月30日 チェコ共和国の何だかもうすごい空

Severe Weather Europe

Sponsored Link


 

ある意味では有史以来もっとも神々しい今という時代

聖書には「十の災い」という概念がありまして、途中はともかく、

1. 水を血に変える」から「10. 初子(長子)をすべて殺す

までのものなのですけれど、2016年頃から 2017年にかけて、この「1」の「 水を血に変える」に関しての事象については、頂点となった感じがあることを以下の記事で書いたことがあります。

聖書の記述通りに「エジプトのナイル川が血に染まった日」から、もうすぐ1年。その間にどれくらいの世界中の川や湖や池が「血に染まった」かを思い出してみる

この「水を血に変えた事象」の具体的なものについては、上の記事をご参照いただければ幸いですが、それはともかくとしても、最近たとえば、「聖書みたいな空の春を恒例の虚脱の中で見る」というようなタイトルの記事を書いているあたりにも伺えるのですが、特に今年の日本の連休中の時期の世界では、そういう「黙示録」とか「十の災い」とか、そういう概念を彷彿させる自然の光景や事象がいろいろとありました。

それで何となく 十の災い - Wikipedia をボーッと眺めていましたら、そこに、中世の絵画で十の災いが描かれたものなどが載せられていたのですね。

たとえば下は、19世紀のイギリスの画家ジョン・マーティさんが、1824年に描いた『エジプト第七の災い』という作品です。

"エジプト第七の災い", ジョン・マーティン, 1824年

Wikipedia

この「第七の災い」の内容は、「雹(ひょう)を降らせる」というものですので、このジョン・マーティンさんの絵は、

「神の怒りの雹が降り落ちている様子」

を描いたものとなるわけです。

 

そして、これを見て私は「ぬるい」と思ったわけですよ。

たとえば、最近、タイのピーピー島に雹じみた嵐をもたらした時の雲は下のようなものですよ。

4月16日 タイ・ピーピー島の嵐の空

Marc Donahue

もう迫力が全然違います。マーティさんの描いた「神の怒り」が、まるで「爽やかな早朝の海岸の風景」に見えてしまいます。

まあ、結局、ジョン・マーティンさんの生きていた 19世紀のこの頃は気象は穏やかだったのだろうなとは思います。

それは気温などの推移でもある程度は想像ができるのですけれど、その頃は「この世のものとは思えない空の様相」は、少なくともジョン・マーティンさんの暮らしていたたヨーロッパでは、それほど頻繁には起きなかったように思います。

なので、「懸命に想像して描いた《神の怒り》の光景があの程度」になってしまうということなのでしょうね。

今はもうそんな絵画を超えた下のような空が頻繁に現れるのです。

2月13日 南アフリカ・ケープタウン 黄金に染まる超巨大積乱雲

earthreview.net

マーティンさんの絵は十の災いの「雹」を描いたものですが、雹(ひょう)にしても、当時のヨーロッパでは、降ることはあったかもしれないですが、そんなにすごいものはなかっただろうと思います。

今の「雹」というのは、下のような感じですからね。これは爆撃の世界ですよ。

バングラデシュ北部ディナジプルの雹嵐 2018年3月30日

https://youtu.be/cvoKXddpWng

サウジアラビア・バカーの雹嵐 2018年4月10日

https://youtu.be/XacBKwvQXsM

「こういう光景をジョン・マーティンさんに見せたかった」とつくづく思いながらも、「ぬるい神の怒り」が描かれた中世のいくつかの絵を見ていまして、ふと、最近の「現実の空」の光景を少し並べてみたいと思いました。

それぞれの光景に、下のようなジョン・マーティンさんの絵に描かれている格好の人がどこかに立っていれば、どれも「十の災い」的なイメージになりそうです。

 

この春を中心にしたお気に入りの「空」を少しまとめました。

気づけば、私たちはこんな空の下で暮らしていて、そして、これから夏を迎えるにつれて、さらにこういう光景が激しく増えていくのだなあと思います。

そういう意味では、今の私たちは、有史の時代の中でもっとも「神々しい時代」を生きているのかもしれません。

2018年春の示唆的な空をいくつか振り返ってみる

5月1月 ベラルーシ・グロドノの空

instagram.com

5月10日 ドイツ・ドラッケンシュタインの雲と虹

Severe Weather Europe

1月20日 ブラジル パラナ州に出現した壮大な棚雲

vk.com

3月30日 イタリア・ベルガモの雲

Severe Weather EU

4月20日 スロベニアの十字を描く落雷

Miro Makanidlo

4月13日 スペイン・サラゴサの「何か登場しそうな」空

RCM

1月23日 アルゼンチン・チャコ州のスーパーセルのようだけれど違う不思議な雲

vk.com

2月初旬 アイスランド・クヴィートゥセルクルにかかった虹色の真珠雲

Twitter

2月11日 イギリス 積乱雲を横切るカラスの群れ

Croft Warrington

2月16日 カナダ・カルガリーの異様な彩雲

CalgaryRASC

3月10日 ロシア・クラスノダールの悪天候で発生した雲(?)に反射した光

vk.com

3月30日 オランダの不思議な形の強力な積乱雲

vk.com

4月16日 スロベニア・ウルスラゴーラの悪天候がもたらした紫色の空

Stanko Mravljak





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

-2018年からの世界, 人類の未来, 地球という場所の真実
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2024 All Rights Reserved.