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2021年からの世界 アメリカの憂鬱 ディストピアへようこそ 人類の未来

合衆国第46代大統領が著しい進化を遂げる中、トランプ氏の元大統領顧問が「最後の言葉」として語るアメリカの終わり:「パンデミックを生きのびても、この狂気からの回復は遅くなるだろう」

投稿日:


情報源がホログラムが報じるテレビだけとなった世界を描く1987年の米TVマックス・ヘッドルームより。




 

大統領のお花の世界は前進している

「 3月11日」というと、日本では 2011年の東北の震災の日のメモリアルでもありますが、実はアメリカでも 3月11日はメモリアルデイです。

そして、大統領就任以来、一ヶ月半以上、「一度も国民に対して公式の演説をホワイトハウスから行っていない」現アメリカ大統領が、この 3日11日に、初めて大統領として、日本でいうゴールデンタイムにテレビで演説することになったと報じられていました。

つまり今日なんですけれど、アメリカではこの 3月11日が何のメモリアルデイかといいますと、

「ロックダウン1年目」

なんです。

2020年3月11日にアメリカで事実上の封鎖政策が実施され、ロックダウンと共に、マスクと社会的距離の全国的な導入が開始されたのが、1年前の 3月11日でした。

その「パンデミック対策 1年目のメモリアルデイ」に、その成果を強調するためにバ……? あー、名前を忘れてしまいましたが、現合衆国大統領が初めて大統領として、テレビで演説します。ロックダウンとマスク着用、そしてワクチンの成果を述べると思われます。

その大統領ですが、以前以下の記事で、その健康ぶりと職務の遂行についてお伝えしました。

アメリカの民主党議員たちが大統領に「核行使の権利を放棄してほしい」と要請書を提出。現在のシステムでは、大統領による攻撃の意思決定から発射までの時間はたった5分
投稿日:2021年2月25日

その後、大統領氏の「状態」は、さらに急速に進行しているようで、最近のいくつかの動画や記録では、以下のようなことになっています。

たとえば、テキサス州ヒューストンでの演説中には、大統領氏は、テキサスの寒波での救援活動で活躍したテキサス議会議員や、他の民主党員の名前を間違った後に、

「私はここで何をしているのかわからない」

と述べた動画が伝えられています。

2021年2月27日 米テキサス州ヒューストンで演説中の米国大統領

IB Times

さらに、3月9日には、CNN で中継された ホワイトハウスからの演説で、国防についての話をする中で、

「アメリカ国防長官の名前を忘れてしまった」

様子が流され、続いて、その国防長官の管轄する、つまり、

「ペンタゴン(米国防総省の本庁舎の通称)という言葉も忘れてしまった」

様子がライブで中継されてしまったことが報じられています。

忘れる範囲の幅が日を追う毎に大きくなっている大統領氏ですが、それでも、本日 3月11日には、アメリカ国民に向けて初の公式の演説を行います。

これについて、アメリカの「ザ・ヒル」は、「ホログラム技術を使って演説を処理する可能性」について述べていました。

ホログラム記述のようなものが使われるかどうかはともかく、アメリカ国民も、「何に署名しているのかわからない」的な部分を心配するようになってきてはいるようです。アメリカの世論調査企業ラスムセン・レポートが、3月9日に発表した世論調査では、

「米国の有権者の 52%が大統領の任務遂行能力を疑問に思っている」

という結果が発表されています。

このラスムセン・レポートのリリースの冒頭は、

バイデン大統領は、就任から6週間以上経っても、最初のホワイトハウス記者会見をまだ開催しておらず、有権者の半数が彼の仕事の能力を懸念している。

というもので、まだホワイトハウスからの公式の記者会見を一度もおこなっていないという異例の対応に、懸念を感じる国民が増えているようです。

3月11日の初めてとなる公の記者会見(予定では観客を入れない無人開催)がどうなるか懸念されますか、このような状況で、先ほどのザ・ヒルのように「ホログラム技術で処理される可能性 」という話が出るのも理解できなくもないです。

冒頭の写真は、1987年のアメリカの「マックス・ヘッドルーム」というTVドラマからのものですが、このドラマの主人公は、

「 CG の司会者」

であり、一種のホログラム的存在ですが「あんな感じで出演なさるのかな」とも思ったりしました。

記者会見に臨む「マックス・ヘッドルーム」のホログラム司会者

Coca Cola

30年以上前のこのドラマは確かに刺激的でしたけれど、一般的な人気はなく、シーズン2で、しかも最終回は放映されずに終わりましたが、最近見たアメリカのサイトの話では、このドラマの続編は、

「そのホログラムがアメリカ大統領選に立候補して当選する」

という話が考えられていたそうです。

期せずして、現在「何となく似たようなストーリー」が現実となっています。

このドラマの内容は、Wikipedia から抜粋しますと、以下のようなものでした。

マックス・ヘッドルーム - Wikipedia

そこは電源スイッチのない、消すと法律で罰せられることになっている、つきっ放しのテレビが存在し、政治・経済などあらゆる物事がテレビの視聴率によって決定される世界でもある。

テーマはTVによる総白痴化、マスメディアの知る権利とプライバシーの問題、企業の利益追求と倫理、ニュースのエンターテインメント化や報道過熱によるやらせや捏造など、普遍的なものである。 Wikipedia

ちなみに、1990年代くらいまでは、このテレビシリーズは当時住んでいた東京・西荻窪のレンタルビデオ屋さんにも全巻ビデオで置いてあり、「今は DVD なのかな」と久しぶりに見てみようと思いましたら、アメリカ本土でも、もちろん日本でもこのテレビ版は「まったく DVD 化されていない」ことを知りました。存在しないようです。

ともかく、ホログラム大統領がテレビで演説するかもしれない昨今ですが、最近、アメリカのスタンフォード大学の「スタンフォード・レビュー」に、2020年8月から11月まで大統領(トランプ氏)の特別顧問を務めたフーバー研究所の上級研究員であるスコット.W.アトラスさんという医学博士が寄稿していた文章が印象的でした。

そのスタンフォード・レビューの記事のタイトルは、

「スコット・アトラス氏:最後の言葉」

というものです。

今回はそれをご紹介させていただこうと思います。

「パンデミック政策がもたらしたこの社会の状況の悪化の影響は、そう簡単には戻らない」ということを医学博士としての立場で述べたものです。

きわめて長い記事で、ご紹介するのは、前半の部分と後半の部分です。

なお、オリジナルの文章には主要な情報にはすべてリンクがつけられていますが、非常に多いですので、ここでは割愛しています。

ここからです。




 


スコット・アトラス:最後の言葉

Scott Atlas: The Last Word
stanfordreview.org 2021/03/07

学生たちと話すことは私にとって常に大きな喜びであり、私の仕事の重要な部分といえる。

学生たちにとって、多くの情報源からのアイデア、特に学生たちが同意しないかもしれない主張を聞くことは不可欠なことだ。それは批判的に考える方法を学ぶことの重要な場でもある。そして、批判的思考は私の意見では大学で学ぶための最も重要な教訓だ。

コロナウイルスのパンデミックは大きな悲劇であり、それについては疑いの余地がない。しかし、それはまた、私たちアメリカ人がしばしば当たり前と思っている自由と秩序の原則そのものを脅かしているアメリカの深刻な問題を明らかにした。

第一に、私は政府の巨大な力にショックを受けた。一方的に法令を制定し、勅令によって企業や学校を閉鎖し、個人の移動を制限し、行動を義務付け、そして私たちの最も基本的な「自由」を、終わりも説明責任もほとんどなしに排除している。

第二に、私は、恣意的で破壊的で完全に非科学的なものでさえ、厳格な規則、制限、および前例のない義務をアメリカ人が受け入れていることに驚いている。

この危機はま​​た、私たちアメリカ人が皆知っていて、そして私たちが、長い間許容してきたことを明らかにした。それは、メディアの明白な偏見、キャンパスでの多様な視点の欠如、ソーシャルメディアを制御するビッグテックの中立性の欠如、そして今では、科学への政治の侵入がある。真実を求めて述べる自由は、ここ米国では危険にさらされている。

新型コロナウイルスのパンデミックとその管理の結果が甚大であることを私たちは皆認めている。50万人以上のアメリカ人の死がウイルスに起因している。確実に、これはさらに続くだろう。

ほぼ 1年たった今でも、パンデミックは依然として私たちの国の多くを麻痺させている。そして、あらゆる努力にかかわらず、症例が急速に拡大するのを防ぎ、入院と死亡を防ぐことについては、否定できない失敗だったことも明らかとなっている。

現実は次のとおりだ。 ほとんどすべての州と主要都市は、少数の例外を除いて、企業や学校の(対面授業の)閉鎖、移動制限と夜間外出禁止令、検疫、グループ集会の制限、マスク着用義務など、何ヶ月にもわたって厳しい制限を実施している。

そして、アメリカ人の行動についての神話を明らかにしよう。アメリカ人の社会的流動性 追跡と世論調査、 政府の調査および CDC からのデータは 、人の移動の大幅な減少と、それ以来一貫して高い割合のアメリカ人のマスク着用を示している。

すべての合法的な政策学者は、今日、高齢者を救うことに失敗する一方で、アメリカの家族と子どもたちに深刻な害を及ぼした政策を正式に再検討するべきだ。

スタンフォード大学の感染症の科学者や疫学者たちの研究、あるいは、スタンフォードの感染症疫学者のジェイ・バタチャリャ氏(※ 訳者注 /  グレートバリントン宣言の中心的存在のひとり。こちらの過去記事をご参照ください)および、多くの専門家たちが、これらのようなパンデミック対策は「有害だ」と結論付けている。

しかし、奇妙なことに、多くのアメリカ人たちは、広く実施されたロックダウンとその命令について、これは政策として失敗だったことが明らかなのに、それを非難するのではなく、「ロックダウンと命令に反対した人々を非難したい」と考えている。

ウイルスを封じ込めるという限られた価値は、その効果が、科学雑誌でしばしば「大幅に誇張されている」こととは別に、ロックダウン政策は非常に有害だった。

対面式の学校を閉鎖することによる子どもたちへの害は劇的であり、貧しい学習、学校中退の増加、社会的孤立などがあり、そのほとんどは低所得層にとってはるかに深刻だ。

最近の研究では、3か月以上の(ガンの)スクリーニングの失敗により、最大 78%のガンが検出されなかったことが確認されている。アメリカ全体に外挿すると、9か月で最大 100万件以上のガンの新規症例が検出されなくなっている。

その健康災害は、見逃された重大な手術、化学療法、臓器移植、小児科の病気の症状、心臓発作や脳卒中の患者に、救急隊を呼ぶことを恐れすぎているなど、その害はすべて十分に文書化されている。

病院でのケアを超えて、CDCは、特に、うつ病が 4倍に増加し、不安症状が 3倍増加したこと、そして、若年成人層の自殺念慮が倍増した報告、薬剤の過剰摂取と自殺の増加が確認されている。厳格なロックダウンが施されたアメリカ北東部では、自傷行為のために医師を訪ねる 10代の若者が 300%以上増加した。

家庭内虐待と児童虐待は、特に最も厳しいロックダウンが実施された地域において、孤立と、そして特に失業のために急増している。また、最近の調査によると、ロックダウンによる失業の「ショック」は、封鎖による今後 15年間の米国での「驚異的な」 89万人の過剰死につながることが突き止められている。(※ 訳者注 / 過去記事「今後15年での過剰死がアメリカだけで100万人を超える…」をご参照ください)

ロックダウンによる被害は今後数年、さらには数十年続くため、まだ完全な被害は見られていないのが現実だ。おそらくこれが、はるかに高い致死率の感染症であっても、以前のパンデミック分析でロックダウンが推奨されなかった理由だ。

そのような危機を管理するために、政策立案者はウイルスの害と政策の影響の全体の両方を客観的に考慮すべきではないだろうか。

前進するための最善の道を決定することは、社会的封鎖と個人に対する重大な制限は、特に労働者階級、マイノリティ、貧困層にとって致命的で非常に有害であることを認めるべきであることを意味する。

 

楽観的な考えとしては、私は、ワクチンの展開とともにこの長いトンネルの終わりに光が見えるはずだと信じている。

しかし、感染のリスクが非常に低く、子どもたちによる成人への重大な拡散がないことが証明されているにもかかわらず、すべての子どもたちが検査され、そしてワクチンを接種されなければならないという状況をどう思われるだろうか。

または、学校はリスクが最も低い環境の 1つであり、教師の大多数はリスクが高くないにもかかわらず、すべての教師が直接教える前に予防接種を受ける必要があるというのはどういうことだろうか。

さらに悪いことに、テレビは連日、同じ顔ぶれによって、再び「不確実性」を強調し始めており、「新しい警告」を発しているのを耳にする。たとえば、ワクチン接種後、2022年まで社会的距離、マスク、およびその他の制限が依然として必要だと彼らは述べている。

(中略)

医学と科学界のリーダーたち、そして医学と科学界のコミュニティ全体は、このような政策(ロックダウンやマスク着用義務など)に反対する人々を非難するような試みを停止するようにしなければ、信頼できる多くの真の専門家たちは、論争の的となる時代には、アメリカのために奉仕することを望まなくなるだろう。

私は、教育者として、親として、そしてアメリカの市民として、それは私たちの子どもたちに残すことができる最悪の遺産になる。

また、「科学」の概念が深刻に損なわれていることを恐れるべきだ。

ランセットやサイエンス、ネイチャーなどの世界で最も優れたジャーナルでさえ、政治に汚染され、悪い科学を発表している。

それは国民の混乱を助長し、専門家への信頼を低下させる。今では、一般の人々の多くは単に議論に疲れている。広範囲にわたる倦怠感は誤謬が真実に打ち勝つことを可能にするものであり、このような国民の反応はさらに悪いことにもつながる。

アメリカ人は今、新しい現状に直面している。

偏ったソーシャルメディアがキャンパスで支配的な声に加わり、許容される議論の調停者になった。

アメリカは、その大切な自由を失う危機に瀕している。

私たちがパンデミック自体を生き延びた後でも、その明確な自由を備えた私たちの民主主義が回復するかどうかは明らかではない。しかし、人々がステップアップしなければならないことは明らかだ。

つまり、自由な社会で望まれているように、許可されているとおりに発言する必要がある。そうしないと、もうチャンスがない。

この国で、精神がひどく傷ついているこの瞬間に、私たちアメリカ人はどのように進むのだろうか? 真実を望んでいる人々はそれを求め続けなければならず、真実を見ている人々はそれを話し続けなければならない。

狂気からの回復が遅くても、一つずつでも。

なぜなら真実が重要だからだ。


 

ここまでです。

そして、ここにある「報道の姿勢」と「多くの国民の態度」は日本も同じだと私自身は考えます。

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