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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

2019年からの世界 人類の未来 日本の未来

「グレムリンの雲」からの連想で平成最後の週の世界の自然の光景を眺めてみると

投稿日:

2019年4月27日 米国テキサス州アマリロのスーパーセル


Chris Villegas




 

平成最後の週に

少し前までは、「元号が変わる」なんてのはタチの悪い冗談かと思っていましたら、本当にもうじき新しい元号になるのですね。

昭和から平成に変わった時には、新しい元号の呼称に慣れるのに 30年くらいかかりまして、ようやく最近、「今は平成だったよな」と言えるようになっただけに、ここで元号が変わりますと、また 30年くらい慣れないままということになるかもしれません。

いずれにしましても、今がその「平成最後の週」ということになるようなのですが、この週での時事や事件はともかくとして、この週、個人的にもっとも印象に残ったのは以下の光景でした。南米チリのトレス・デル・パイネ国立公園で撮影された「雲」です。

2019年4月22日 チリ上空に出現した雲


Kelvin-Helmholtz instability in Torres del Paine National Park

こういう雲の現象には、正式には「ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲」という、ものすごい面倒な名称がつけられているのですが、名称はともかくとして、この雲を見た時に私は、

「これはモグワイじゃないか」

と喜んだのでした。

モグワイというのは、1984年のアメリカの大ヒット映画「グレムリン」に出てくる、知的で穏やかで愛くるしい謎の動物の名前で、事実上、この映画の主人公です。下がモグワイですね。

映画「グレムリン」のモグワイ

Gremlins 1984

先ほどの雲と似ているでしょう。

このモグワイは、映画の原作では「高度な科学を持つ他の惑星で作られた生物」となっていまして、そして、ストーリーでは、このモグワイを育てる際には、「絶対に守らなければならない3つのルール」が存在します(光に当てない、水をかけない、夜中に食べ物を与えない、の3つ)。

このルールを破ってしまうと、モグワイは「凶悪で戦争好きなグレムリンという動物に変化してしまう」と共に、細胞分裂でそのグレムリンがどんどん増えていくのです。

映画では、そのルールが破られることで、街は大騒ぎということになるのですが、この

「ルールを破ると凶悪に変身して、環境がメチャクチャになる存在」

というあたりのことは、今の世の中に生きていると、いろいろと思う部分もあります。

そういう意味で、このグレムリンの雲からのメッセージは、平成最後に自然から送られた表現としては適切なのかなという気もした次第です。

この 30年ほどの人類の歴史は、いろいろな面で「破ってはいけないこと」を破り続けてきたような面もいろいろ多かった気もしないでもないですし。

そんなことを考えていて、ふと、

「この平成最後の週は、自然界ではどんな光景が繰り広げられていたのだろう」

と思い、SNS 等に投稿されていた世界のいろいろな光景を見ていました。

今はすでに世界中の気象が激しくなり続けている時ですので、激しい光景がたくさんあるだろうとは思っていましたけれど、ひとつに集めて表示しますと、それなりに迫力のあるものでもありますので、いくつかご紹介させていただこうと思います。

次の元号の時代には、自然の光景はもっと激しくなる可能性が高いかもしれないですが、このような地球の姿がはっきりとしてきたのが、この平成という時代でした。

そのように思ってみれば、この平成という時代は、「地球の様子が大きく変化した時代」とシンクロしていたということを今さらながらに思います。

それでは、ここからです。

2019年4月21日 -27日までの平成最後の週の世界の光景

4月27日 米国テキサス州アスペルモントの複雑な竜巻


Texas Storm Chasers

4月24日 フランス・サボアのアルプス山脈にかかるマザーシップのようなレンズ雲


Meteo Villes

4月25日 フィンランド・ムオニオの夕暮れの溶けるような太陽


Thomas Kast

4月23日 パキスタン・ペシャーワル 空から突き出てきたような雲


Peshawar

4月27日 米国テキサス州アマリロのスーパーセル


Amarillo, Texas

4月23日 南アフリカ・ケープタウンの真っ赤なレンズ雲


Hanno van Wyk

4月26日 ポーランドのゴジュフ・ヴィエルコポルスキの夜空


Gwidon Rysiek

4月25日 米国ニューメキシコ州 集中豪雨を伴いながら移動するスーパーセル


Timothy baca

4月26日 ウクライナのフメリヌィーツィクィイで撮影された落雷


Mihailo Stopenchuk

4月26日 ベトナム・ホイアンでの太陽のハロ


Jess Lee

4月27日 ウクライナ・ジトーミルでの真っ黒な空からの落雷


Zhytomyr, Ukraine, 04/27/2019

4月23日 フランス・ボルドーの迫力ある雲


Antoine

4月24日 オランダ・アムステルダム近くで撮影された壮大なスプライト


Stephane Vetter

4月27日 ベラルーシ・グロノドの落雷


Artem Turlai

4月25日 英国ヨークシャー・フランボローのスーパーセル


Will Armitage

4月23日 米国ワイオミング州で撮影された白い虹


Sue Engroff Kersey

4月26日 イタリア・カザルセルーゴの夜の光景


Nicola Garbinato

4月25日 ロシア・ヤクーツクに出現した奇妙な雲の穴


Maria

4月24日 スペイン・バルセロナに出現した巨大なウォータースパウト


Alfons Puertas

4月22日 米国アイオワ州に出現した黒いスーパーセル


Tornado Guys

このあたりまでとさせていただきます。

連休中ということで、さまざまな過ごし方をされている方がいらっしゃると思いますけれど、それぞれ穏やかにお過ごしいただければ幸いです。





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Oka In Deep

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