昨日今日は「病院」に行っていました。病院に行くのはどのくらいぶりかわからないですが、実に久しぶりの病院でした。
何年かぶりに行った原因は「胃」だったんですね。
どうでもいいことで恐縮ですが、ちょっと私と胃の歴史などを……。
何年かぶりの病院行きの原因は
私は生まれてから、わりとずっと胃の調子が優れない人で、十代の時には、すでにキャベジンなんかを常備している「胃薬学徒」というような感じでしたし、十代の頃は音楽などをしていたのですが、「右手にウクレレ、左手に太田胃散」というような青春を過ごしてもいました。
もちろん、右手にキャベジン、左手に太田胃散、傘の上には大正漢方胃腸薬ということも(染之助先生かよ)……まあ、それはしていないですが、そういうように、若い時から胃は弱かったんです。若い時は胃だけではなく何もかも弱かったですが、胃は継続して弱いです。
それで、10年ちょっと前くらいに、ついに胃潰瘍で吐血して倒れ、緊急手術・入院というようなことも経験しています。この時は死にかけたのですが、おそらく死なずに済んだようです(推定)。
その入院の時に、主治医のお医者様から「ピロリ菌の除菌」というものを勧められたのですね。私は全然知らなかったのですが、その時点(2006年の時点)で、胃ガンや胃潰瘍も含めて、多くの胃の疾患の原因がピロリ菌にあるとされていたということを知ったのでした。
日本人の 6000万人くらいの人が感染しているものだということも知りました。
それで、その際に、ピロリ菌の除菌をしました。
ピロリ菌の除菌というのは、どのようにするかというと、「非常に強い抗生物質を1週間飲み続ける」というものです。
私の場合は、朝と晩、胃薬と共に下の抗生物質を服用しました。
・サワシリンカプセル250mg × 3錠 ペニシリン系の抗生物質
・クラリス錠200 × 2錠 マクロライド系の抗生物質
これは、1日 10錠の抗生物質を飲み続けるということになり、抗生物質として相当な量ですが、これを1週間続けるのです。
これだけ大量の抗生物質を急激に飲み続ければ、多くの場合は相当いろいろな副作用が強く出るようです。
実は私は副作用がなかったのですが、それは、その時点で私の体は、子どもの頃からの薬漬けなどで「抗生物質慣れ」していたのかもしれません。
しかし、私の担当医は比較的お若い女医さんだったのですが、その方自身が胃が悪く、自身でもピロリ菌の除菌をしたそうなのです。
そうしましたら、ご本人曰く「副作用がすごかったです」とおっしゃっていました。一番キツかったのは「味覚が消えたこと」のだそうです。薬の服用をやめて、しばらくして戻ったそうですが、いろいろな副作用があるんだなと思いました。
さて、そのように、強い薬で私はピロリ菌の除菌をして、後の結果で「ピロリ菌の除菌に成功した」ことが確認されました。
つまり、この 2006年頃の時点で、私の胃からは「ピロリ菌が消えた」ということになります。
「ああ、これでオレは今での胃の不調から解放されるんだ」
と喜びました。
そして、その結果・・・。胃の調子は昔と同じでありました。
まあ、右手にキャベジン、左手に太田胃散というようなことは今はしないですけれど、さほど以前と変わらない胃の状態の「感覚」が続きます。
ただまあ、その後、胃潰瘍にも胃ガンにもなっていないのは確かですので、ピロリ菌と胃潰瘍や胃ガンとの発症の関係は確かにあるのかもしれません。
しかし、「胃の不調は変わらない」というのもまた事実です。
10年前の胃潰瘍の時は、胃の4カ所から同時に出血していたことが手術中にわかったそうで、担当医も「いつもより余計に出血しております」(染太郎先生かよ)と言ったとか言わないとかの騒ぎもありましたが、大変な出血で、それ以来わりと胃潰瘍にはやや恐さを感じているということがあります。
以前、偶然見た、おそらく NHK の『夏目漱石の妻』というタイトルのドラマだと思うのですけれど、夏目漱石が晩年、胃潰瘍で苦しんでいる姿が何度も描かれていまして、それをお酒を飲んで見ながら、
「ハハハ。これは今、出血して弱ってるところだね。内視鏡のない時代は血が止まらないで死んじゃうんだよ。オレもこのあたりまでの衰弱には行った。いやあ、胃潰瘍のドラマは見応えがあるなあ」
と奧さんに言いながら、まあ、これは別に胃潰瘍のドラマというわけではなかったようなのですが、自分の当時を思い出していました。
ちなみに、昔住んでいた東京の西荻窪という街のある医者さんは、大きな大学病院の元消化器部長で、ずいぶんと古い時代から勤めていたものですから、胃潰瘍の患者さんたちについても、ご本人曰く、「いろいろと見ましたよ」と言っていました。そのお医者様は、
「今は治療器具も薬もあるから、胃潰瘍ではあまり亡くならないんですけれど、昔はそれはそれはよく亡くなりましたよ。だって、昔は医者にも手の施しようがないんですから。ハッハハハ」
と非常に嬉しそうに私に語っていたことなども懐かしく思い出します。
そして何より、「私が夏目漱石とかの時代に生きていたら、間違いなく同じ死に方だったんだろうな」ということも想像できます。
って・・・おおおおお。
気づけば、何という長い部分を単なる自分の「胃の歴史」の記述にさいてしまったことか。
こんなつもりではなかったのに、何だか申し訳ございません。
それで、その後、胃は(まだ続けるのかよ!)。
ああ・・・まあ、やめておきますが、そもそも、ここに至るまで、まだ今回のタイトルにある「 23年ぶりの血液検査」にさえふれていませんでした。
それ自体も自分ごとなのですが、少し書かせていただこうつ思います。
いったん関係ない写真を。米国で最近撮影された不思議な虹です。
私が「西洋薬」を基本的にやめていった経緯
胃のことを長々と書きましたのは、そういういろいろなことがありまして、ピロリ菌などの除菌もしましたけれど「胃の不調は変わっていない」ということを書きたかったということもあります。
とはいえ、やはり 10年前の胃潰瘍での吐血と失神はちょっとしたトラウマにもなっていまして、そういう兆候がある時には薬を飲んだりしていました。
胃潰瘍などには「胃酸を制御する薬」が確かに効果はあり、よく効くのです。
ただ私は、わりと最近とはいえ、このブログの過去記事の、たとえば、
・自立した人生(1) - 薬と病院と介護から脱却して、「ガンを自然治癒できる力」を持たないと未来を生きることはできない
2015/07/24
などの記事に書きましたように、その 2015年頃、「西洋医学の薬は基本的に良くない」ということを知り、もともとが幼少時から病弱で薬漬けだった私は、とにかく、少しずつやめていこうとしました。
当時の私にとって、もっともやめるのが難しいと思われたのは、神経症やパニック障害などのベンゾジアゼピン系の抗不安薬で、次が「頭痛薬(鎮痛剤)」でした。
頭痛はかなり頻繁にあり、そのたびに頭痛薬を飲んでいました。抗不安剤は 25年以上服用し続けていたもので、自分では「一生続く」と諦めていました。
あと、2年くらい前までは肩こりもひどかったので、湿布もよくしていました(湿布も基本的には消炎鎮痛薬です)。
最初は「薬をやめられる」とは思っていませんでしたけれど、とにかく無理をしても仕方ないですので、「やめられるものから無理をせず、少しずつやめよう」と。
そう思った最初が 2015年4月に、
・基本的に「すべての薬」は人間に良くないという理由の理論的なメカニズムがわかったのです
2015/04/02
という記事を書いた日からですので、2年半くらい経っているのですね。
そして、自分で始めた試みは、その後、時期は記憶ですので適当ですけれど、下のような経緯を辿りました。
・2015年中に、頭痛薬を飲まなくていいようになる
・2016年春頃には、約25年以上服用していたベンゾジアゼピン系の抗不安薬を完全にやめる
・2016年頃までに、肩こりなどが消え、湿布などは使わなくてよくなる
というようなことになりました。
他に、私には「頸椎症」という若い時からの首に関しての宿痾がありまして、これが1年に1度くらい死ぬほど痛むことがありました。これは、後述しますが、今やっとよくなりかけていて、ふだんは何も感じなくなりました。
これで、基本的には、日常飲む薬はなくなったのでした。
・・・先ほど書いた「胃」以外は。
それにしても、この中でも、特に自分でもベンゾジアゼピン系の抗不安薬を完全にやめる日が来るとはおもっていませんでしたので、それはありがたくはあります。
まあ・・・・・こういう「ベンゾジアゼピン系の抗不安薬をやめた方法」につきましては、少し前の、
・チャールズ・ホイットマンの亡霊 : 1966年のテキサスから2017年のラスベガスの乱射まで私を貫き続ける「声」
2017/10/03
という記事に、
> パニック障害の治療については今後も含めて書くことはできないと思います。
というように書いてしまったのですけれど、やはり、いつかは書こうと思います。
その理由は「薬を死ぬほど飲んで、そしてやめるというわりと珍しい体験を実際にしている」からです。そんなにそういう人がいるというわけでもないでしょうし。
ただ、重要なこととして、「これは自分(オカ)の体験としての話であり、《治療法ではない》ということを理解していただける」ことが前提ですが、経験として役に立つなら、「書ける時があれば」ですが、書きたいと思っています。
病気だらけの人生の私が、「病院に頼らず薬をやめていく」という段階を経験できたということは確かに嬉しいです。
いずれにしても、2015年に「西洋薬は基本的に良くない」ということを「偶然」知って以来、「薬をやめる」という方向は一応進んでいます。
という中で、冒頭の長々と「胃」の話を書いたことでおわかりと思いますが、この「胃」が最後の薬の砦となっているのですね。
まあ、普段は胃薬は極力飲まないか、いわゆる漢方的なものにしているのですが、本当に胃の調子の悪い時は、胃の西洋薬を飲むことがあります。
これをやめられれば「薬ゼロ生活」ができるのですが・・・なかなかねえ。
私の場合、昔から「マイナスの感情がストレートに胃に来る」のです。
それに加えて、大酒飲みでもあり、この「お酒」というのもちょっとなら体にもいいのでしょうけれど、私のような飲み方だと胃には悪そう・・・って、実際に悪くするような飲み方をしております。だから、胃で病院に行くようなことにもなっているのかもしれません。
やっと、ここで冒頭の「病院に行った」まで話が繋がりました。
23年前の健康診断以来の血液検査の結果は
夏の終わりから胃の調子がとても悪くなっていて、ここ数日、マックスとなりまして、ついに何も食べられないほどになったのですね。
「ああ、なんか再発したかもしれない」と奧さんに言うと、「病院に行って来なさい!」と命令されまして、病院に行くことになったのでした。
そして昨日、病院に行きましたら、「明日、内視鏡を行います。今日は血液検査をします」と言われたのでした。
「血液検査・・・」
と私は絶句しました。
実は、私の生活では健康診断は義務ではないのですね。それで、健康診断というものを普段しないのです。忘れていた部分もありますが、「最後の健康診断はいつだっただろう」というのを思い出していたのですが、「確か 32 か 33の頃だったかなあ」ということになりました。
私はもう五十代をずいぶんと過ぎているのでした。0歳と 100歳どちらが近いかと言われると 100歳のほうが近いのです。
何と、
「正確な血液検査は大体 23年ぶり」
ということになるのでした。
二十代の頃のほうが血液検査はしていたかもしれません。というのも、当時、ベンゾジアゼピン系などの薬を日常的に服用している場合は、定期的な血液検査が、まあ義務ではないですけれど、なされていたからです。薬は肝臓に大きな負担をかけることがその理由かと思います。
そして、二十代の時にすでに「肝臓の数値」は悪かったのですね。
GOT とか GPT とか、ガンマ GTP とか、いろいろあるのですけれど、私は二十代でほぼすべて「基準値超え」でした。スキーのジャンプなら基準点超え連発は景気がいいですが、「肝臓の数値はそうものではない」ということが当時、医者から言われました。
それから数十年。
お酒の量も増えているかもしれないし、健康にいいことはしていないし・・・。
まあ、お酒に関しては、「日本酒換算で1日一合か二合なら」というようなことが言われたりしますが、そういうのは昔から私にはないことで、日々どのくらい飲んでいるのかということを正確に書くのは難しいですが、日本酒換算ですと、
「毎日一升は決して飲まない」
ということは力強く言えると思います。
ただ、「一合と一升なら、量としてどちらが近いか」というと、一升が近いというくらいの量になるかと思われます。
ですので、「血液検査いやだなあ」とは思いました。血液検査は肝臓に関する値がとても多いですから。
そして、今日、血液検査の結果も出ていたのです。
その血液検査の結果・・・。
何と、肝臓の値はすべて正常値の範囲なのでした。
肝臓関係は、アルブミン、A / G 比、ALP、GOT、GPT、LD、γ-GTPなどの数値ですが、全部正常値でした。
というか、肝臓関係だけではなく、あらゆるすべての数値が正常値の範囲でした。すべてが正常値なのは生まれて初めてかもしれません。
「へえ」
と私はむしろやや驚きながら、「じゃあ、お酒はもっと飲んでいいんだ」と(それは違う)思いながら、何の要因が、こういうように「若い時より良くなった」部分なのかなあと思っていました。
私はいわゆる自分の健康のためにやっていることとは・・・まあ、とても「健康のため」とは、恥ずかしくて言えないですが、下のようなことです。
多くは自分のブログの過去記事で書いて、自分で「へえ」と思ったことばかりです。
ここ2年ほど日常的にやっていること
・朝 30分から 1時間散歩する(ウォーキングではないです)
・朝、お風呂に入る
・ベランダや廊下はなるべく裸足で過ごす
・1日何回も長く深呼吸(吐くのが徹底的に長いやつ)をする
・生活の中で「すいません」と言わない
・足裏(反射区)マッサージ
これくらいの気がするんですが・・・。
上の「裸足」というのは、少し前の記事、
・「地面に裸足で立つこと」についての驚くべき体と健康への効用を示す数々の医学論文と学術論文から見る結論は「可能な限りやるべき」
2017/08/25
で書いてから、少しでも裸足で過ごせるところではそうしています。
「すいません」と言わない、というのはよくわからないかもしれないですが、これは、
・《「すみません」という日本語を口から発することをやめることについて》
2016/09/26
という過去記事に書いておりまして、おそらく「すいませんという日本語の乱発」と病気は関係しています(自己否定の意思表示の連続になるため)。「すみません」も同義です。
肝臓の数値に関しては、これに加えて、先ほど書きました「薬をやめた」というのも多少関係があるかもしれません。
まあしかし、上のことが健康に結びつくとは言えないかもしれないですけれど、ただ上のことに全体としてわりと共通しているのは、
「副交感神経を優位にする」
ということです。
私が上のようなことを始めたのは、特にパニック障害をよくしたいためで、そのためには、今は詳しく書く時間はないですが、パニック障害をよくするには「ギャバ(GABA)」という脳内物質がたくさん働くようにする生活にしていく必要があるのです。
そして「副交感神経を優位にする」ことを多くすることによって、ギャバが働いている状態を「自分で作り出す」という試みですね。まあ、自分でそう思っただけで、西洋医学も東洋医学も誰もそんなことは言っていないかもしれないですけれど、自分はそれでベンゾジアゼピン系の薬をやめられたからいいのです。
・・・というわけで、もう何の話だかわからなくなってきましたが、そういえば、タイトルに「部屋と放射能と私……」とかいうふざけた文言を入れていますけれど、頸椎症や、実は睡眠障害や皮膚のアレルギーのようなものも多少持っている私に、最後にそれらを改善してくれた可能性があるのが「放射能」なのです。
ラジウムの余談
これに関しては、まだ1ヶ月経っていないですので書けないですが、以前、自力で肺ガンを治したという方のサイトを読んでいた時に、その方が「自宅の風呂をラジウム温泉化」していたというのを知って以来、憧れていたのです。
私はまだガンではないですが、今は誰でもガンになりますし、何よりガン云々ではなく、「自宅でラジウム温泉はいいなあ」と。
今の私はお風呂が大好きで、さまざまな入浴剤などを試しましたが、どうも次第に不満も高まる中、「お風呂をラジウム温泉のようにする岩」という存在を知り、いくつかあるのですが、その中で比較的安価な「バドガシュタイン鉱石」という存在を知ったのです。
安価とはいっても、1万円以上はするものですので考えたのですが、「まあ何でもいいや」と購入して使い始めたところ、これがいいのです。
届いた時は、「本物か偽物かわからない単なる岩」と思っていましたが、水に入れると、水の質が明らかに変化し(手でさわってやわらかくなっているのがわかるのです)、「もしかするといいかも」と使い始めましたが、確かにいろいろと良くなってはいます。
一番すごいと思ったのは、「使ったその日から睡眠障害がなくなった」のです。私はとても早く目がさめてしまうことが多いのです。ところが、バドガシュタイン鉱石をお風呂で使ったその日から現在に至るまで、とてもぐっすりと眠れていまして、「朝、スズメの声で起きる」ということができています。これはやや嬉しいです。
それ以降、小さなこの岩を購入し、ディフューザー(アロマオイルを入れる噴霧器)に入れたり、いろいろと使っています。
購入したバドガシュタイン鉱石
・バリブラン
ただ、こういうものについてはいろいろな意見や主張がありますので、これはあくまで個人的な話であり体験です。
ちなみに、私が購入したのはこちらのものですが、Amazon や、楽天などにはいろいろな種類のものがあり、いろいろなレビューなどがあります。中には、おそらくは、本物もあれば偽物のようなものも混在している可能性はあるとは思います。
他にも、最近、アーユルヴェーダ系のものにも興味を持って試したりしていまして、どれもある程度の期間は試さないとわからないですので、いずれ、何かいいものがありましたら、ご紹介したいと思います。
そして、私は「自分の最後の砦」をそろそろ真剣に考えないと。
あ、そういえば、書いていなかった気がしますけれど、内視鏡での胃の検査は何もありませんでした。ただ、胃炎の跡がいくつか残っているそうですが、「治療するようなものはない」ということで薬もなしでした。
どうして繰り返して胃炎になるのか・・・は、最近少しわかってはいるのですけれど、改善しないと。
何の記事だかわからないわりにずいぶん長くなってしまいましたが、今回はここまでとさせていただきます。
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