地球で唯一の33度線上の火山の名
本題とは関係ないですが、阿蘇山が噴火(爆発的噴火は 36年ぶり)していまして、高さ1万メートルというとんでもない噴煙となっているようですが、今回は「 37度線」というもの概念に関係する話を書くつもりなのですけれど、もともと何度か取り上げていました「 33度線」に関しまして、九州の地震以来、少し気になっていたことはありました。
日本に関しては、起きていないことはなるべく書かないので、ふれたことはないですけれど、阿蘇山というのはこの地球を貫くライン上で「大きな特徴」を持っていることは以前から気づいていました。
それは、
「阿蘇山は北緯 33度上にある唯一の地球の火山」
だということです。
下は、現在( 2016年10月7日まで)活動中の世界の火山ですが、現在活動中の中にはもちろん、過去に有史などで噴火したあらゆる火山を含めても(海底火山は未知の部分が多すぎて不明ですが)「 33度線上には、阿蘇山以外に、歴史上で主たる活動をした火山がない」はずです。
2016年10月7日現在、噴火中の火山
・Daily updated map of currently erupting and restless volcanoes
何百万年も遡れば、いろいろとあるのでしょうけれど、有史といったような短い中では、日本の阿蘇山は「唯一の北緯 33度線上の火山」だと思います。
もちろん、だからどうしたとか、どうなる、とかいうことは何もありません。
ただ思い出すのは、過去記事の、
・惨事の中でふたたび思い出すシュタイナーの「頂点は日本」という言葉
2016/04/16
などにあるシュタイナーの「頂点は日本」という言葉です。
これをシュタイナーは、講演で「火山」を語る上で述べていたものですので、意味はあるのだと思ってはいます。
ところで、今回は冒頭の UFO 関連の話として、「北緯 37度線」というものがキーワードになるのですが、今回のことを書こうと思ったのが、最近の「北緯33度のアトランタからの訪問者」でした。そのことで、余談ですが、さらに少しありましたので記しておきます。
果てしなき鬼ごっこ
先日の、
・悪魔顔のハリケーン、米国Yahooの情報スキャン懸念へのスノーデンさんの言葉に思うこと、そして、北緯33度線から私のもとにやってきた静かな使者、などのエトセトラ
2016/10/06
という記事の中で、全然使っていない放置アカウントだとはいえ、一応自分が管理するツイッターのアカウントが下のように誰かにログインされたことがわかったことを書きました。
最近自分の行動の記憶が曖昧になってきたとはいえ、アメリカのジョージア州アトランタというのは、私の住む所沢からやや遠い場所で、最近そういうところに行ってはいないと思われるので、私自身のログインではないと思われます。どなたかがログインしたようなのですが、その後、自分でログインしてみましたら、パスワードが変えられているわけでもなく、普通にログインできましたので、パスワードを変更しておきました。
その数日後の昨日。
ツイッターから下のようなメールが来ていました。
2016年10月7日のツイッターからのメール
またもでした。
「遊ばれとる・・・」と思いながら、しかし、今度はログインした場所がアトランタから、東京都の千代田区と、少し近くなっています。
そして、その少し後、また以下のメールがツイッターから届いたのでありました。
2016年10月7日のツイッターからの2通目のメール
パスワードを変更して、すぐに他の人がログインして、ついにはアカウントが凍結ということになったようです。
「私は何か遊ばれているのですか?」
と天に問うと、財津一郎さんのような声で、
「そのとーり」
という言葉が頭上で響きます。
財津一郎さん
・タケモトピアノ
それにしても、「どうやってあの難解なパスワードを突破できるのだろうな」とは思いましたね。
まあ、いずれにしても、上のツイッターの文言にある通り、「アカウントがロックされている」のですから、放っておけば、それ以上どうなるということもなさそうなのですが、何となくログインして(やはりログインはできるのです)、またもパスワードを変えてみました。
これでも、まだ挨拶しにくるでしょうか。
ログイン場所は、北緯 33度線上のアトランタから、皇居(北緯 35.68度)のある東京千代田区へと移りましたが、次はどこからのログインとなるのか。
経緯をお楽しみに(誰も楽しみにしてないって)・・・って、「経緯」という文字は経度と緯度に使われている文字からできているのですね。へえ。
というわけで、こちらはこちらで「謎の訪問者」とのチェイスをしておりますが、ここから、前回の記事「今世紀初とも思われる「アメリカの北緯33度上でのオーロラ観測」で思い出した、「アメリカの一大UFO地帯の緯度」」で予告していました「北緯 37度」に関する記事をご紹介します。
それは冒頭に貼りました米国ニューヨーク・ポストの記事となります。
地図を見て初めて知った「北緯37度線の地理分類的な異常」
冒頭の記事の内容は、簡単に書きますと、アメリカで長く「 UFO の追跡と調査」をしている男性についての活動の内容と、アメリカの作家ベン・メズリックという人が、その男性に半年間の密着取材をして、本が出版されるに至ったことについてのものです。
しかも、まだ発売されていないこの著作は「映画化」までも決まっているということで話題となっているようです。
どうして話題かというと、このベン・メズリックという人は、マーク・ザッカーバーグという人を描いた『facebook 世界最大の SNS でビル・ゲイツに迫る男』という本の作者で、この本はその後、『ソーシャル・ネットワーク』という映画になり、大ヒットしたためだと思われます。
とりあえず、記事をご紹介したいと思いますが、この記事の内容とは少し違う部分で、私が「アメリカってそうだったんだ」と思ったのは、
「アメリカ合衆国という国は、北緯 37度線を意識して『州を分割』したと思わざるを得ない配置になっている」
ということでした。
それは下の地図をご覧になりますと一目瞭然です。赤い線が北緯 37度線です。
北緯37度線と、著作で書かれるいくつかの出来事の場所
州の区画の境界線そのものは人為的にひかれるものでしょうから、このように直線的になるのは理解できますが、こうも見事にひとつの緯度に沿っているというのは驚きました。
本当にアメリカはいろいろとあります。
では、冒頭のニューヨーク・ポストの記事をご紹介します。
The man who chases aliens on ‘America’s paranormal highway’
New York Post 2016/09/04
「アメリカの超常現象ハイウェイ」でエイリアンを追い続ける男
チャック・ズコウスキー(Chuck Zukowski)と呼ばれる男性に対して、牧場主はパニックに陥っていた。
ミラーという名の農業従事者からズコウスキー氏に「またあれが起きているようだ」という連絡があった。ミラー氏は怯えた声だった。ズコウスキー氏は、「すぐそこに行く」と彼を安心させた。
58歳のエイリアン研究者であるズコウスキー氏は、エイリアン追跡のための戦術的なベストを着用し、フォードのトラックでコロラド州トリニダードのミラーさんの農場まで高速で向かった。所要時間は2時間だ。
怯えるミラーさんは真剣な眼差しでズコウスキー氏を迎え、泥の中に倒れている牛の死体を指さした。ミラーさんの牧場では、以前、レッド・アンガス(肉牛の一種)がバラバラに殺され、死体から耳と舌と性器が持ち去られていた。
切り取られた各部分は、臨床的な方法で切開されており、医学的な焼灼(焼いて消毒すること)の痕を残していた。しかし、殺された牛の周囲の地面はまったく乱れていなかった。
ズコウスキー氏は、これは間違いなくエイリアンによる行為だと考えた。そして、それはかつて、北緯 37度線上で行われていたものと同様だと。
ズコウスキー氏はこのように言う。
「私は、キャトル・ミューティレーション(動物のバラバラ殺害事例)、UFO の目撃、そして、エリア 51 のような大きな事象の重要性に気づくために、これを始めたのです」
そして、ズコウスキー氏は、それらが主に、ユタ州、アリゾナ州、コロラド州、ニューメキシコ州、およびカンザス州とオクラホマ州との境界を形成する北緯 37線に沿って起きていると述べる。
かつて、UFO を信奉している人たちによって、過去 30年間での 1,000以上の超常現象の調査が行われたが、そのうちの 200例は、北緯 37度線上で起きたものだった。
自らを「 UFO マニア(UFO nut)」と称するズコウスキー氏は、その北緯 37度線を「アメリカの超常現象ハイウェイなのです」と主張する。
ズコウスキー氏は、エイリアンが、彼らのエネルギーのために使用する地下水や水素のレベルが豊富な場所と近いエリアを好んでいると考えている。
もともと彼は、子どものようにエイリアンに魅了されていた人物だったが、1980年代後半から彼は「研究」に真剣に取り組むようになった。
ズコウスキー氏は、週末にはいつも彼の3人の子どもとと妻のタミーさんと共に、車で UFO ハンティングに出かける。
『ゴーストバスター』のようなズコウスキーは、常に「行動」を取ることができるように準備を忘れることはない。
ズコウスキー氏は言う。
「私は、どこに行く時でも戦術ベストを装着しています。これなしで外へ出るということはありません。銃と、フルスペクトルのカメラも同様です。他にも、小型の金属探知器、双眼鏡、サンプルを確認するためのレンズとガラス管なども常に持ち合わせています」
ズコウスキー氏の戦術ベスト
彼は普段はマイクロチップの設計者として働いている。
1998年にコロラド州スプリングスに引っ越した時、ズコウスキー氏は、動物がバラバラにされるキャトル・ミューティレーション現象に強い興味を持った。
「それらは、すべて医学用のメスによって切られたような切り口を持っているように見えるのです」と氏は言う。
ズコウスキー氏が捜査のスキルを手にしたのは、コロラド州のエルパソ保安局で働いている時だった。氏は同僚たちから、テレビ番組『Xファイル』の主人公フォックス・モルダーをもじった「エルパソのモルダー捜査官」と呼ばれていた。
しかし、それから8年経ち、氏は超常現象への信念をさらに強くしていた。
ズコウスキー氏は言う。
「保安局の人々は、私が超常現象に傾倒することは、保安局の誠実さに傷をつけることだと考え、また、恥ずかしいことだとも思っていたようです」
それから間もなく、作家のベン・メズリック(Ben Mezrich)氏が、ズコウスキー氏の「真実を見つけるための行動」の噂を聞きつけた。
メズリック氏は、 Facebook を創設したマーク・ザッカーバーグらを描き大ヒットした映画『ソーシャル・ネットワーク』の原作『facebook 世界最大の SNS でビル・ゲイツに迫る男』の著者だ。
メズリック氏は彼の近著『北緯37度:アメリカのUFOハイウェイの背後にある真実(The 37th Parallel: The Secret Truth Behind America’s UFO Highway)』を執筆するためにコロラド州に飛んだ。
すでにこの著作は映画の版権も配給会社ニューラインシネマによって獲得されている。
メズリック氏は、ズコウスキー氏と初めて会った時のことを以下のように述べた。
「ズコウスキー氏は、私を空港で拾うと、すぐに私に防弾チョッキと銃を渡し、そして、『よし、それでは、UFO の調査に向かおう!』と言ったんだよ。私は、彼の強い執念に吹き飛ばされそうだった」
多くの人々は、UFO 研究者というとあざ笑うような場合が多いが、メズリック氏は、ズコウスキー氏の取り組みに夢中になった。
そして、それからの6か月間、メズリック氏はズコウスキー氏の持論の中に頭から飛び込んだのだ。
メズリック氏は言う。
「このリサーチのあいだ、私はエイリアンが地球に訪れていることについて、信じられないほど、その可能性があると確信するようになりました。それは、今ではなく、かつてのことだったかもしれないですが、しかし、訪問があることを強く思うのです」
ここまでです。
いちばんの被害者は、毎週末ごとに UFO 探索に連れていかれるズコウスキーさんの奥さんのような気もしますが、それはともかく、記事のこの先は、先ほどの北緯 37度線にマークされている 11 のポイントについての解説が続きます。
それはかなり長いものの上に、個別の UFO の案件に興味があるわけではないですので、今回は割愛します。
それにしても、まあ、たとえば、記事には、動物をバラバラにして血を抜き取ったり、耳や性器などを持ち去る等といわれることもあるキャトル・ミューティレーションなどのことが書かれていますけれど、いくつかの資料や主張にある「エイリアンの実相」に思いを馳せると、エイリアンが「そんなことをする必要のあるような存在なのかなあ」と思うこともあります。
たとえば、この夏に記した記事ですが、
・[特報]NASAのアポロ計画のすべての公式通信記録が機密指定解除。そして、そこに残される「宇宙飛行士たちが月で経験し続けた謎と驚異の世界」
2016/08/06
の中には、アポロの話とは別に、最近、機密指定を解除された「 FBI が 1947年に作成した」とされる書類についてふれています。
機密指定を解除されたFBIの書類(1947年7月8日作成)
そこにある当時の FBI の見解を簡単に書けば、
異星人たちは《いわゆる宇宙の惑星からやって来ているのではなく》地球の人間には知覚できない《彼ら自身に浸透している》エーテル性の世界(意味がよくわかりません)からやって来ており、今の地球での物理的な意味での移動ではない方法と、現在の人類には未知のエネルギーを使っている。
というようなもので、「こんなに進んだ人たちが地球で動物を殺して性器を持ち去る?」とは素直に感じてしまう部分はあります。
これに関しては、アポロ計画プログラムにも携わった NASA の元宇宙飛行士のブライアン・オレアリー(Brian O’Leary 1940 - 2011年)さんという方も、インタビューで、以下のように語っています。
「多くの文明が、長い間、地球を監視し続けており、私たちに接触し続けてきたことを示す証拠が数多く存在します。これらの訪問者たちは、意識の技術を用いることにより、環状体を用いた推進システム用の共回転する磁気ディスクを用います。これは UFO 現象に共通して見られることのように思われます」
「意識の技術」とか「環状体を用いた推進システム」とん、訳していても何だかわからないですが、「意識の技術」というのは興味深くはあります。
今の時代、「エイリアン」という言葉は、あるいは「 UFO 」という言葉も、あるいは宇宙人という言葉も、すべて今では「視覚的なイメージそのものが多くの人々の中にあまりにも具体的に構築され過ぎてしまっている」部分があって、なかなか自由に想像できないところもあるのかもしれません。
メディアなどで、地球外生命「的」な記事が出る時には、今でも非常に多くのもので、ET 的な、グレイ的なエイリアンのイラストや映画のワンシーンが多用されます。しかし、ある程度公的な資料にあのようなものが出てきたことは実はないのではないでしょうか。
グレイ的なものが存在するかしないかはともかくとして、私たちは長い時間をかけて、そのイメージを作られているのだと思います。
最近、「宇宙線を食料としている」可能性を示唆する驚くべき微生物の発見のニュースがありまして、いずれご紹介すると思いますが、現実の世界に出現する「生物」は、私たちの想像を超えるものであり、あるいは、私たちが生きているこの世の中の周囲は実はエイリアンだらけという可能性も高いです。
私たちが頭の中で「誰かが作ったイメージ」から離れられないでいるうちはそれは認識できないのかもしれないですが、ある日それらに満ちている社会に自分がいることを発見するかもしれません。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ 登録へ進む