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米シカゴ大学が乳幼児の腸内細菌を用いて食物アレルギーを改善する画期的な方法を発見。そして、キーである「酪酸菌」を用いて、日本人も誰でも食物アレルギーを飛躍的に改善できる可能性があります!

投稿日:

2019年1月14日の米シカゴ大学のニュースリリースより


uchicago.edu




いやいやいや(なんだよ)。

いやこの、まあ何といいますか、ことの流れというのはいつも面白いものだと今回のことで感じた次第ですが、何のことかといいますと、私自身が小麦のグルテンに対しての不耐性(遅延型アレルギー)であることは書いたこともあったと思います。

今日、何となく科学ニュースを検ボーッと見ていましたら、 1月14日にアメリカのシカゴ大学のウェブサイトに「食物アレルギーの治療と関係する画期的な研究」についてのニュースリリースがありました。

そして、これを読みまして、

「へえーーーーーーー」

と私はものすごく驚くなり、納得するなり、感心するなりしたのです。

このことはは食物アレルギーを持つ人には、かなり大きなニュースだと思いますので、まずはそのニュースリリースの翻訳をご紹介します。

なぜ私が驚いたのかというのは、本記事の後に書かせていただきます。

 


How gut bacteria from infants could prevent food allergy
uchicago.edu 2019/01/14

幼児からの腸内細菌を用いて食物アレルギーを予防する方法

腸内微生物は牛乳に対するアレルギー反応を防いだ

新しい研究によると、健康な乳児には食物アレルギーの発症を予防する腸内細菌があり、これを用いることにより、現在アメリカに 1,500万人いる食物アレルギー患者の治療に影響を与える可能性がある。

シカゴ大学、アルゴンヌ国立研究所(米国)、およびイタリア・ナポリ大学の研究者たちは、健康な乳児の腸内細菌を無菌マウスに移植すると、牛乳に暴露した際に動物がアレルギー反応から保護されていることを発見した。

しかし、牛乳アレルギーを持っている乳児からの腸内細菌は、同じような保護効果は発現されなかった。牛乳アレルギーを持つ乳幼児の腸内バクテリアを投与されたマウスたちは、牛乳を与えられるとアレルギー反応を起こした。

牛乳アレルギーは、子どもに影響を与えている中で、最も一般的な食物アレルギーでもある。

今週、科学誌ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)に発表されたこの研究では、食物に対するアレルギー反応から保護する特定の細菌種も特定された。

シカゴ大学の食物アレルギーの研究者であり、今回の研究の筆頭著者であるキャスリン・ナグラー(Cathryn Nagler)氏は次のように述べている。

「この研究により、アレルギーの因果関係の定義に至り、そして腸内の微生物叢自体がアレルギー反応を起こすかどうかを決定していたことがわかったのです」

ナグラー氏は 30年以上にわたり、食事性抗原(アレルギーの原因となるもの。アレルゲン)に対する耐性の生理学的起源を研究してきた。

ナグラー氏は、食物アレルギーのための腸内微生物叢を基本とした治療法の開発に取り組んでいる革新的な新興企業クロストラバイオ社(ClostraBio)の共同創設者であり代表者だ。

アメリカ国立アレルギー感染症研究所によって部分的に資金提供されているこの最新の研究は、ナグラー氏と、ナポリ大学の小児アレルギープログラムの主任ロベルト・ベルニ・カナニ(Roberto Berni Canani)氏による長い共同研究の結果だ。

2015年には、この2人により、健康な乳児と牛乳アレルギーを患っている乳児の腸内微生物叢に大きな違いがあることをが発見された。そこから、彼らは、今回のアレルギー治療の開発につながる今回の研究にまで発展させたのだ。

研究者たちは、8人の乳児ドナー(健康な乳児 4人と牛乳アレルギーを持つ乳児 4人)からの腸内細菌を糞便サンプルを介してマウスのグループに移植した。

マウスは完全に無菌環境で飼育されていた。双方のマウスに同じ栄養源を供給することによって細菌が適切にコロニーを形成するのを助けるために、マウスには幼児と同じ処方を与えた。

そして、アレルギーのある乳児から腸内細菌を移植されたマウスは、初めて牛乳に暴露したとき(飲んだとき)、生命を脅かすアレルギー反応であるアナフィラキシーの反応を起こした。

乳児から腸内細菌を投与されていない無菌のマウスもこの重度の反応を起こした。

しかし、健康な乳児から細菌を摂取したマウスたちは、完全に保護されているようで、アレルギー反応を起こすことはなかった。

カナニ氏は以下のように述べた。

「これらの研究結果は、食物アレルギーの発症における腸内細菌叢の重要な役割を実証しており、腸内の細菌群を調整することで、食物アレルギーにかかっている人たちの症状の負担を抑えることに関連していることを強く示唆しています」

「これらのデータは、今後、食物アレルギーの予防と治療に対する革新的な介入への道を開くものと考えています」

研究者たちはまた、マウスの腸管内の微生物の組成を調べ、健康群とアレルギー群の間の遺伝子発現の違いを分析した。

これにより、腸内に存在する場合にアレルギー反応から保護していると考えられる特定の細菌種アナエロスティペス・カッカエ(Anaerostipes caccae) を特定することができた。

アナエロスティペス・カッカエ菌は、ナグラー氏たちが 2014年の研究で、ナッツアレルギーから保護することを同定したクロストリジウム属の細菌の一種だ。

これらの細菌は酪酸を生産する。

この酪酸は、以前の研究で、短鎖脂肪酸が腸の中で健康な微生物群を確立するための重要な栄養素であることを示している。

これは、このクラスの酪酸を産生する細菌が、他の一般的な食物アレルギーに対してより一般的な防御を提供することを示唆している。

これらの細菌またはそれらの代謝産物は、他の一般的な食物アレルギーを予防または回復するための生物療法薬の一部として使用することができると考えられる。

「この研究で私たちが見ているのは、消化管に生息するさまざまな種類の微生物のすべての状況の中で、たったひとつの微生物が、宿主が食物成分から影響を受けるどうかに影響を与えている可能性があるということです」

 


 

ここまでです。

最も驚くべきことのひとつは、研究者の以下の発言です。

「たったひとつの微生物が、アレルギーの防御に影響を与えている可能性がある」

つまり、ここに出てくる「アナエロスティペス・カッカエ」という細菌「ひとつ」がアレルギーから守ってくれているという可能性もあるということを、研究者は述べています。さすがにひとつではないようには思いますが、しかし、夥しい種類の腸内細菌の中で「食物アレルギーから守る役割をしている最近はとても少ない」ということは言えそうです。

それと、以下の部分も注目に値します。

アレルギーのある乳児から腸内細菌を移植されたマウスは、初めて牛乳に暴露したとき(飲んだとき)、生命を脅かすアレルギー反応であるアナフィラキシーの反応を起こした。

乳児から腸内細菌を投与されていない無菌のマウスもこの重度の反応を起こした。

おわかりでしょうか。

> 無菌のマウスもこの重度の反応を起こした。

ということからわかるのは、

「動物はもともとアレルギーを起こすようにできている」

ことと、

「それを防いでいるのが細菌」

だということです。

人間も動物も、細菌がいなければ、食物を食べることさえできないものなのかもしれないことを知りました。

 

ところで、この「アナエロスティペス・カッカエ」という日本語読みは正しいかどうかわかりませんが、学術名の英語表記はラテン語のために、とても読みにくいですので、かなり無理やり日本語にしています。

読み方はともかく、腸内には夥しい種類の細菌がいるのですけれど、仮に、このアナエロスティペス・カッカエという細菌一種が「アレルギーから守る」役割を果たしていたとすると、あるいは、数種類の非常に少ない種類の細菌が、ひの役割を果たしているとしても、

「この一種あるいは数種類の細菌が腸内から消えただけで、人は食物アレルギーになる」

ということになるのかもしれません。

たとえば、抗生物質により、あるいは腸内の良くない環境がこのアナエロスティペス・カッカエを「完全に殺してしまった」とか、そういうようなことが起きた場合、それ以降は、人は食べ物に対してのアレルギーが起きてくるようになり、「そしてそれは基本的に治らない」。

しかし、上のニュースリリースでおわかりのように、「治る」という言葉は適切ではないかもしれないですので、「改善する」という言い方でいえば、このシカゴ大学の方法はかなり効果的だと思います。

「しかし、そんなの私たちのような個人には関係ないことでしょう」

と思われた方々。

そんなことはないのです。

それどころか、

 

「日本人だからこそ、非常に簡単にシカゴ大学の研究方法を模倣できる」

 

のです。

 

さて、どこからお話すればいいでしょう。

 

私たちにもシカゴ大学の方法を試すことができるのです

私は冒頭で、妙に驚いたり感心したりしていたことを書かせていただきましたが、上の論文で私はなぜそんなに驚いたのか。

ポイントは記事の中の以下の部分にあります。
重要な部分を赤字にしています。

これらの細菌は酪酸を生産する。

この酪酸は、以前の研究で、短鎖脂肪酸が腸の中で健康な微生物群を確立するための重要な栄養素であることを示している。

この「酪酸」という部分ですね。

 

ここで、先週のメルマガで書いたことに少しふれたいと思います。

2019年1月11日に発行したメルマガのタイトルは「パニック障害やあらゆる心の不調や苦悩を治癒する方法の根幹」というもので、テーマとしては、

「腸内細菌群が GABA やセロトニンの作用の度合いを支配している」

というようなことについて書かせていただいたものでした。

GABA (ギャバ)というものは、不安や緊張をやわらげる脳内物質です。

たとえばベンゾジアゼピン系の抗不安薬や睡眠薬などの作用というのは、この GABA の作用を増強するものなのですが、この作用の度合いは「腸内の細菌がコントロールしている」ようなのです。要するに、「腸内の環境を良くすることは、抗不安剤などを使ってのメンタル系疾患の治療と同じような効果があると考えられる」というようなことを、前半書かせていただいたものでした。

 

そして、そのメルマガの後半では、最近の私がふとしたきっかけで知って、飲み始めたあるもののことを書いています。

あるものとは、ようするに「細菌」なんですけれど、最近の細菌ということですね。

その部分を少し抜粋させていただきます。

2019年1月11日発行の In Deep メルマガより

最近は自身のことも含めまして、腸内環境の改善に関心を持っていました。

それでも、いわゆる「プロバイオティクス」というようなものには、
どうも興味はなかったのですね。

というのも、以前、ビフィズス菌が含まれるというものを
試した時に特に何にも変化を感じられなかったのです。

そんなある日、ネットで、何を見ていたのかよく覚えていないのですが、
偶然見た SNS か BBS のようなところで、
グルテン不耐性の人同士と思われるやりとりがありまして、そこに、

「酪酸菌を飲み始めてから、少し小麦を食べても大丈夫になった」

という書き込みがあったのです。

「酪酸菌?」

と思い、調べてみますと、これもビフィズス菌と同じような細菌なのですが、
商品名は、

「強ミヤリサン」

というもので、
これはGoogleでもアマゾンでも楽天でも「強ミヤリサン」と検索すれば、
商品がおびただしく出てきます。

上の書き込みが気になり、これを購入してみて、飲み始めたのです。

 

抜粋はここまでです。

このように、かなり偶然の中で知ったものなのですが、私の人生っていうのは、その多くが「偶然が始まり」というものばかりでもあり、偶然に出会ったものは大事にする習慣があるのですが、ともかく、その「強ミヤリサン」というものを購入して飲み始めてみたのです。

強ミヤリサン

Amazon

 

そうしましたら、飲み始めて、「いきなり調子がいい」のです。

自分の症状について詳しく書くつもりはないですけれど、基本的にはグルテンそのものの食事は避けていても、今の世の中はどんなものにもグルテンと、そしてカゼインは含まれることが多いために、普通に食事をしている中で入ってくることも多いようなのですね。

それに、ひとつのものの食物アレルギーになってしまっているのならば、私自身、小麦以外の食品の遅延型のアレルギーもおそらく持つようになってしまっていると思うのです。

そのために、朝起きた際に不耐性特有のどうしようもない気分の悪い日がよくありました。

それが、強ミヤリサンを飲み始めてから、いきなり改善したのです。

完全ではないにしても、以前とはまるで違いました。

 

そして、その「理由」が今回のシカゴ大学のニュースリリースでわかったのです。

そのために驚いたのでした。

この私が飲み始めたものについては、「ミヤリサン」となっていますが、その正体は

「酪酸菌」

なのです。

酪酸菌というのは、Wikipedia から抜粋しますと以下のようなものです。

酪酸菌 - Wikipedia

酪酸菌は、酪酸を産生する細菌をいう。

ここで先ほどのシカゴ大学のニュースリリースの以下の部分をもう一度載せます。

これらの細菌は酪酸を生産する。

この酪酸は、以前の研究で、短鎖脂肪酸が腸の中で健康な微生物群を確立するための重要な栄養素であることを示している。

そうなんです。

つまり、私が偶然の流れで飲み始めたミヤリサンというものは、シカゴ大学の実験で「食物アレルギーを改善した」というアナエロスティペス・カッカエ菌と同じ

「酪酸を産生する」という共通した働きを持っていた

のです。

だから、シカゴ大学のニュースリリースを読んだ時に私は驚いて、そして、ミヤリサンの主成分である酪酸菌と、アナエロスティペス・カッカエ菌が働きとして同じものだと知って、「なぜビフィズス菌は効かなかったのに、酪酸菌は効果があったのだろう」という疑問が解けて、まさに目からウナギが落ちた気分でした。

いや、ウナギじゃないな・・・ウ・・・ウロ・・・ボロス?・・・(そっちの治療もしたらどうだ?)。

 

まあ、死につつある脳の件はともかく、先ほどのメルマガを書いた時点では、本当にこれが効くものかどうかの確証がなかったのですが、シカゴ大学のニュースリリースを見た今は以下のように断言できます。

 

「酪酸菌の服用は、食物アレルギーに確実に効果がある」

 

それにしても、どこの BBS だか今でも思い出せないのですが、 BBS か、SNS かもしれないですけれど、そこでのやり取りを偶然見て始まった「酪酸菌の連鎖」が、これもまた偶然のように目についたシカゴ大学の研究に至ったという、この流れがたった2週間くらいの間に起きたというのは面白いです。

念ずれば・・・通・・・天閣? ああ何でしたっけ。

まあともかく、理論的にはある程度の確証を得た気もしますので、食物アレルギーのある方はこれを試してみても悪くないように思います。

楽天でもアマゾンでもどこでも売っています。
330錠で 1800円くらいと、さほど高価なものでもありません。

下はアマゾンのリンクとなります。

強ミヤリサン 錠 330錠

もちろん、すべての人に効果があるかどうかはわからないですけれど、酪酸菌が腸内細菌に有効に働きかけること自体は確かだと思いますので、それほど効果が感じられなくとも、悪いということはないはずです。

ちなみに、自然に摂取したいという場合は、酪酸菌は、ぬか漬けのぬか床に大量に含まれているそうです。漬け物の菌ですね。

また、酪酸菌の医学論文などのについての研究を知りたい方は、下のリンクに詳しくまとめられています。

酪酸菌の科学

私は私で、腸内環境改善に対しての自分への人体実験をさらに進める所存ですので、また他に何かありましたら、お伝えしたいと思います。

そして、今回の研究で、腸内の環境を司る微生物というのは、「数少ないものが非常に大きな役割をしている」ということを知ったことも大きかったです。今後、腸内環境の医学的研究はさらに進化していきそうですね。楽しみです。

今回のことにつきましては、実際に試された方々の体験も知りたい気もしていまして、SNS など何かそういう「報告の場所」をつくるのもいいかなと思っています。





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