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地球老年期の終わりを越えて : 人類史上初めてとなる壊滅的な「世界の人口統計的時限爆弾」をグラフで見てみる

   

VISUAL CAPITALIST

世界のさまざまな状況や予測をグラフ化し提示してくれるサイト「ビジュアル・キャピタリスト」に、少し前、「人口統計的な時限爆弾」というタイトルの記事がありました。

これは「地球はものすごいペースで年老いている」ことを示したものですが、日本の高齢化はある程度知っているような感じでしたが、世界全体がこんなに高齢化しているのだなあと驚きと共に眺めていました。

こういうものを見ていると・・・何となく、日本に限らず、この地球はあと 50年とかはもたない感じを強く受けますが、今回はそのグラフをご紹介したいと思います。さりげなく「終末的な現実」が現されます。

今回のタイトルは、イギリスのSF作家、アーサー・C・クラークの長編小説『幼年期の終り』からの流用ですが、もはや幼年期も何もあったものではなく、地球は老年期さえ終わりを迎えて、それを越えていこうとしています。

その先にあるのは「終末医療」という言葉とリンクしているのかもしれません。

まず、最初に記事の文章をご紹介して、その後に日本語の説明をつけたグラフをご紹介いたします。

ちなみなに、大きな世界不況も、自然災害による壊滅も人類は経験してきていますが、「全世界の高齢化による退廃」というのは、現在の地球の人類史の中で初めて経験する事象です。

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The Demographic Timebomb: A Rapidly Aging Population
VISUAL CAPITALIST 2017/06/07

人口統計的な時限爆弾 : 急速に高齢化が進む世界

21世紀に生まれた学生世代の若者たちは過去最高のクレジット負債を抱え、多くが仕事の将来の見通しも危うい中で、割の合わない人生となっていく可能性を持つ。

しかし、彼ら若い世代が直面しているもうひとつの経済的な逆風がある。

それは、世界的な高齢化だ。

全世界の 65歳以上の高齢者の人口比率は、現在の 10%から 2050年には 20%に倍増する。

今の学生世代の人たちが働き盛りとなっている頃には、この地球には 16億人の高齢者がいることになる。

 

誰かが払い続けなければならない

今回は、世界の人口統計がどのように変化しているのか。そして、急速に高齢化している世界人口の経済的課題を示す。

高齢になれば、働き口も減り、それと共に周囲からの援助が必要となる。しかし、今後の高齢者の増加した社会では、サポートする側とされる側の比率に問題が生じる可能性がある。

結局のところ、主要国の各国はすでに医療と社会保障について、毎年何千億ドルも費やしている。しかし、現在のそれらのシステムはずいぶん以前に設計されたもので、今後の高齢者比率の増大の中でも働くようにはできていない。

 

今後、逆風にさらされる国はどこか?

ほとんどの国が高齢化の問題に直面しているが、その中のいくつかの国での問題はより深刻だ。

日本、イタリア、ドイツ、カナダ、フランスそしてイギリスなどの国々では、65歳以上の高齢者に対しての就労者(15-64歳)の割合の尺度である潜在的支援率(Potential Support Ratio:年金生活者を支える現役勤労者の割合)が 5.0 以下( 1人の高齢者を 5人以下で支えるという意味)になると予想されている

これらの国々はすべて 2050年までに、高齢者人口が国全体の人口の 30%以上を占める。

米国は若干良い状況だが、それでも 2050年までに人口の 27.9%が 65歳以上になると予想される。

出生率の低下と世界的な高齢化と対峙していく 21世紀の若者世代は、この人口統計的な時限爆弾を緩和していくことができるのだろうか。


 

ここから、そのイラストをご紹介します。イラストの中に記した日本語が読みにくい部分もあると思いますので、イラストの下に文字として記しておきます。

全体としててわりとものすごく暗澹とした気分になる内容ではあります。

概要


・2050年までに世界の65歳以上の高齢者比率は現在の10%から20%に
・その80%にあたる13億人の高齢者が低所得国家に住む
・そして、その時には世界の70%の人口が都市部に住んでいると予測される
・アメリカでは2014年に7人に1人にあたる4620万人が65歳以上
・2050年までに地球の人々の食糧を確保するためには現在の70%以上食糧生産をアップする必要がある

 

2015年現在、人口の20%以上が60歳以上の国

・2015年時点で、世界で日本だけが高齢者比率が人口の30%超
・ヨーロッパの主要国は25%を上回っている国が多い
・カナダ、アメリカ、ロシア、オーストラリア、ヨーロッパ各国なども20%以上

 

2050年に人口の20%以上が60歳以上になると予測される国


・2050年には、カナダ、ヨーロッパの大半、中国、韓国、日本などが人口の30%以上が65歳以上の高齢者に
・他にも、アフリカやオセアニアの一部を除き、全世界のほとんどの国が人口の20%以上が高齢者となる
・アジア全域の高齢者比率は62.3%に

 

世界各地の65歳以上の人を支える現役勤労者の割合


状況が「悪い」とされた国は日本を筆頭に以下の通り

・日本 高齢者1人を支える現役人世代は 2.1 人
・イタリア 高齢者1人を支える現役世代は 2.6 人
・ドイツ 高齢者1人を支える現役世代は 2.9 人
・フランス 高齢者1人を支える現役世代は 3 人
・スペイン 高齢者1人を支える現役世代は 3.3 人
・イギリス 高齢者1人を支える現役世代は 3.3 人
・ポーランド 高齢者1人を支える現役世代は 3.6 人
・カナダ 高齢者1人を支える現役世代は 3.8 人
・ウクライナ 高齢者1人を支える現役世代は 4.2 人
・ロシア 高齢者1人を支える現役世代は 4.9 人

 

2030年までに最も60歳以上の人口が増える国は?

順位(人口100万人以上の国のみを抜粋)
1位 日本
2位 フィンランド
3位 韓国
4位 香港
5位 台湾



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