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サル痘ウイルスは「感染力を保持したままエアロゾル化して浮遊する」ことを示す過去の論文。そして、今後の問題となるのは、またもウイルスそのものではなく「ワクチン」かも

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サル痘のヒトからヒトの二次感染はエアロゾル化による空中伝播

サル痘が出現して以来、報道では、感染経路として「濃厚な接触」だとか、あるいは「性的接触」だとかいう表現が多く見られていますが、

「それだとこんなに早く広範囲に広がらないだろ」

とは誰しも思われてらっしゃるのではないでしょうか。

たった数日で、サル痘の拡大はヨーロッパだけで見ましても以下のようになっています。色分けの説明がないですが、確定症例が 30件を超えているのは、イギリスとスペインとポルトガルだけですので、その色分けかと思います。

5月25日時点のヨーロッパでのサル痘の確認国

bnonews.com

この広がり方が気になり、過去の論文を検索していましたら、いろいろなことがわかってきました。

それをいくつかご紹介したいと思います。

 

ただ。

 

前回の記事で取り上げましたように、現在流行しているサル痘は「人為的に再構築されたウイルス」である可能性もありますので、過去の研究が当てはまらない可能性があります。

 

[記事]また武漢から始まるのかよ……。というわけで、武漢ウイルス研究所の石正麗博士が今年2月に発表した「サル痘 DNA の形質転換」の研究論文のご紹介
 In Deep 2022年5月24日

 

しかし、一般的な見識としてサル痘について知ることも悪くはないかと思います。

まず、結論的には、

 

「サル痘の(二次)感染はウイルスのエアロゾル化によってもたらされ、エアロゾルは感染力を保持したまま少なくとも 90時間は空中に漂う」

 

ようです。

これは、2013年の以下の論文での研究室での実験によるものですが、論文では、以前の同様の研究が多数示されています。

 

(論文) 回転チャンバー内のサル痘ウイルスエアロゾル懸濁液の感受性
Susceptibility of Monkeypox virus aerosol suspensions in a rotating chamber

 

その概要には以下のようにあります。太字はこちらでしています。

2013年の論文より

ウイルスエアロゾルは、公衆衛生と感染のダイナミクスに大きな影響を与える可能性がある。エアロゾル化されると、ウイルスはさまざまなストレス要因にさらされ、その完全性と感染性の性質が変化する可能性がある。

空気中の短期、および長期の懸濁(液体中に固体微粒子が分散したもの)の両方について、これらのバイオエアロゾルの運命をより正確に予測するために、経験的な特性評価が必要だ。

ここでは、新たな人獣共通感染症に関連するサル痘ウイルス(MPXV)のエアロゾル化に対する感受性が、10.7リットルの回転チャンバーを使用して研究された。

このチャンバーは、空中のバイオセーフティーレベル3(BSL3)微生物を研究するために、クラス3の生物学的安全キャビネット内に収まるように構築された。

この空中浮遊ウイルスは、最大 90時間の時間経過後に培養および定量的ポリメラーゼ連鎖反応(qPCR)によって検出された。

検出されたウイルス濃度は、時間経過の最初の 18時間以内に、培養分析では 2ログ、qPCR分析では 1ログ低下した。ウイルス濃度は 18時間か ら90時間の間安定しており、サル痘ウイルスがエアロゾルの感染力を 90時間以上保持する可能性を示唆している

ncbi.nlm.nih.gov

 

90時間というのは、3、4日ですが、そのくらいの間は、サル痘ウイルスは、エアロザル化して感染力を持ったまま漂っている。

というより、この実験では 90時間後までの経緯を調べたものですので、その時点で検出されたのなら、もう少し先まで保持されていそうです。

さらに時間を遡りますと、2001年に科学誌ネイチャーに掲載されたサル痘ウイルスに関する論文にも、そのことがふれられていました。

 

(論文) カニクイザルにおける実験的エアロゾル化サル痘ウイルス感染の病理学
The Pathology of Experimental Aerosolized Monkeypox Virus Infection in Cynomolgus Monkeys

 

この序章に以下のような記述があります。

 

(2001年の論文より)

> 一次サル痘感染は、感染した動物への直接の皮膚または粘膜曝露によって獲得されると一般に考えられているが、エアロゾル曝露は、二次感染の経路において重要な役割を果たし、ヒトのサル痘の通常の自然感染経路であると考えられている。

> さらに、オルソポックスウイルス(※ 天然痘やサル痘など)は潜在的な生物兵器またはテロの脅威エージェントとして認識されている。このような条件下でのエアロゾルの線量は、自然伝達の線量をはるかに超える可能性がある。 nature.com

 

これは、サル痘の「一次感染」は、動物との直接の接触によるけれども、

・ヒトからヒトへの二次感染はエアロゾル曝露による感染

であり、また、

・生物兵器やバイオテロで使用される場合、そのエアロゾル量が自然感染より多い可能性がある

ことにふれています。

 

あと、この論文で気になる部分として以下がありました。

ワクシニアワクチンとは天然痘のワクチンのことで、厚生労働省によると、ワクシニアウイルスを弱毒化して作成された、天然痘への生ワクチンだそうです。

 

(2001年の論文より)

> 天然痘の根絶とワクシニアワクチン接種の広範囲にわたる中止により、サル痘は人間の健康への脅威として再び浮上した。

> ワクシニアワクチン接種はサル痘を予防する。しかし、副作用のリスクから、免疫力が低下している可能性があるHIV感染の発生率の高い集団では、ワクチンが再導入される前に慎重に検討する必要がある。 nature.com

 

これが意味するところは、

「天然痘ワクチンを、免疫力が低下している人に接種することには問題がある」

という可能性だと思われます。

この「免疫の低下」については、以下の記事でもふれていますが、現在、世界人口に大規模な自然免疫の抑制あるいは自然免疫の崩壊が起きつつある可能性が高いです。

 

[記事] サル痘疑いが欧米を中心とした17カ国の200人超に至り、ベルギー政府は「強制隔離」を開始。…コロナワクチン後の免疫不全症候群社会の中で
 In Deep 2022年5月23日

 

この記事の後半の「ワクチン後の免疫崩壊のメカニズム」というセクションでふれています。

それで……アメリカでは、サル痘のワクチンを「国家備蓄から放出して接種」と報じられています。

 

(報道)[サル痘ワクチン、米国家備蓄から放出へ]という報道 (2022/05/24)

 

それどころか、アメリカ政府は、デンマークの製薬企業から「 1300万回分の接種量となるサル痘(と天然痘)ワクチンを購入した」と RT は報じています。

米国はサル痘ウイルスのために大量のワクチン用量を購入した

まれなサル痘ウイルスの症例が米国とヨーロッパで発生し続けているため、当局はワクチン確保を急いでいる。

マサチューセッツ州の男性が今週初めにまれではあるが深刻な可能性のあるサル痘と診断された後、米国の保健当局はサル痘ウイルスに対するワクチン投与量 1億1,900万ドル(約 150億円)の契約に署名した。

パンデミックとバイオテロへの対応を専門とする政府機関である米国生物医学先端研究開発局(BARDA)は、デンマークの製薬会社バイエルンノルディックとの契約を締結したと同局は声明で発表した。

この 1億1,900万ドルの取引は、一連の契約オプションの 1つであり、約 1,300万回分の凍結乾燥ワクチン Jynneos と引き換えとなる。オブションがすべて行使されると、最終的に合計 2億9,900万ドルに達する可能性がある。

このワクチンは、もともとは天然痘用に開発されたが、中国で Covid-19 の最初の症例が検出されるわずか数か月前の 2019年にアメリカ食品医薬品局(FDA)によってサル痘に対する使用が承認された。 RT 2022/05/20)

 

新型コロナが出現する少し前に、サル痘のワクチンがアメリカで承認されていたのですね。初めて知りました。

その際のアメリカ食品医薬局のニュースリリースは以下にあります。

 

FDAは、天然痘とサル痘を予防するための最初の生の非複製ワクチンを承認した
FDA approves first live, non-replicating vaccine to prevent smallpox and monkeypox
2019/09/24

 

うーん……なんだかもう川の流れのような「ワクチンからワクチンへ」という見事な連なりとなっていますが、結局このバイエルンノルディック社のワクチンは「天然痘ワクチン」でもあるわけで、先ほどの 2001年のネイチャーの論文にある、

 

> 免疫力が低下している可能性がある集団では、ワクチンが再導入される前に慎重に検討する必要がある。

 

という部分と、現在、コロナワクチン以後の免疫不全症候群が拡大しているかもしれないことを合わせて考えると……。うーん……。

それでまあ……まだ他にも懸念が出てきまして、また小さな子どもに関してのものです。

まず、ここまで書いたこととしては、

 

・サル痘はエアロゾル感染する

・免疫が低下している人への天然痘 / サル痘ワクチン接種にはリスクがある

・現在、相当数の人の免疫が衰退あるいは消失している可能性がある

 

ということでしたが、コロナワクチン後の免疫不全症候群については、特に小さな子どもたちの場合、

「妊娠中や授乳中に直接ワクチン成分の曝露を受けている可能性が高い」

ために、そのような子どもたちでも、ワクチン後の免疫不全が次第に現れてくる可能性について以前書かせていただいたことがあります。

 

[記事] コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
 In Deep 2022年5月4日

 

免疫が低下した小さな子どもに起き得ることについての可能性はさまざまにありますが、いずれにしましても、今の時代は、

「赤ちゃんや乳幼児を含めた小さな子どもたちへの注意が非常に必要」

だということになっていると私自身は思っています。

 

さらにですね。

サル痘に関しての過去の論文を見ていまして、やや絶望的な事実を知りました。

これはもちろん自然のサル痘の場合ですが、1980年代までのアフリカでの大規模なモニタリングでは、

「症例のほとんどが子どもで、半数は乳幼児」

なのでした。

正確には、

・症例の 50%が 4歳未満

・症例の 93%が 14歳未満

でした。

それについて、もう少し続けます。




 

アフリカでの症例はほとんどが小さな子どもたち(平均年齢4.4歳)

書かれてあったのは 2019年の論文で、以下のページにあります。

サル痘およびその他のポックスウイルス
Monkeypox and Other Poxviruses

 

これは、天然痘ワクチン接種が停止された後、サル痘の症例が増加するのではないかということから、サル痘のモニタリングをおこなった際のものです。そこに以下のようにあります。

2019年の論文より

1970年に始まったサル痘の疫学研究は、人間のサル痘の発生を特定し続けており、ほとんどの場合、コンゴ民主共和国で発生している。

期間中、338人の患者が報告され、一次感染患者(すなわち、動物との接触に関連する症例)では、50%が 4歳未満、93%が 14歳未満であることがわかった。

これらの子供たちの 96パーセントは天然痘の予防接種を受けていなかった。

338例中 245例で動物由来の発生源が疑われ、残りの 93例でヒトからヒトへの感染が発生した。

患者たちのワクチン未接種者の分析では、9.3%の二次発病率を示した。感染の最長の連鎖は 4世代だった。

サル痘の発症者は通常、動物と頻繁に接触した女性または子供だった。感染は、動物の取り扱い中にエアロゾル化された物質を吸入することによって獲得されたと考えられている。

sciencedirect.com

 

小さな子どもたちに感染例が多い理由は、この文章によれば、天然痘ワクチンの接種を受けていなかったためのようですが、いずれにしましても、

「全 338例中 93例がヒトからヒトへの感染」

ということで、ヒトからヒトの感染の比率が比較的高いですね。

先ほどの論文にありましたように、サル痘がエアロゾル化し、空中に 90時間、感染力を保持して漂うということを考えますと、ヒトからヒトへの感染が多いのも理解できます。

……しかし、今ふと思いましたけれど、90時間、空中に保持されるというのは、相当広い地域への拡散を意味しそうです。ごく普通の風の風速が 1秒数メートル程度ですから、これが 1分、1時間となると、相当な距離を移動します。90時間ともなれば、もう……いやまあ、計算はできないですが、あっという間にその地域全体には広がりそうです。どんなウイルスでもそうですけれど。

 

話を子どものサル痘に戻しますと、仮に、子どもたちに感染が多い理由が、天然痘ワクチンの未接種、だけだとした場合、現状の社会では、天然痘ワクチンを接種した世代(日本だと 48歳以上)は、ある程度は免疫を持つということになります。

 

……が、しかし、前回の記事「 DNA が再構築されたサル痘」である場合は、過去の天然痘ワクチン接種にはあまり意味がないのかもしれません(まったく意味がないのかどうかまではわからないです)。

 

それにしても、今回の件もコロナと同じように「サル痘ウイルスそのものより、サル痘ワクチンが問題となる」可能性がありますね。

DNAウイルスであるサル痘ウイルスあるいは天然痘ウイルスは、RNAウイルスと比べれば、安定した抗体を得られやすいでしょうから、本来ならワクチンを問題視する必要はないのですが、「今流行しているのが以前とは異なる形態のウイルスであったなら」あまり意味がなくなります。

効果のない他の病原体を得るだけになりかねない。オミクロン株に対して武漢株の抗体を延々と打ち続けるのと同じです。

 

なお、現行……というのか、48年前まで日本でも接種されていた天然痘ワクチンそのものの危険性は、よくは知らないですが、開発の過程ではかなり悲惨なことが起きていました。

以前ブログに書いたと思っていたのですが、記事を探してもありませんでした。

調べましたら、今年 1月のメルマガに記していました。

アメリカに占領されていたフィリピンで行われた、米軍による天然痘ワクチンの「強制的な試験」についての記事です。

メルマガからその部分を抜粋します。

ウィリアム・コッホ博士という方が(細菌学の祖であるロベルト・コッホさんとは異なります)1961年に書いた文章には以下のようにあります。

 

(ウィリアム・コッホ博士の1961年の文章より)

> 米国が占領したときの、フィリピンの天然痘に対するワクチン接種に関する統計は、ワクチンの無効性を示すのに有益だろう。

> こう報告されている: 1918年に、天然痘の流行がフィリピンで発生していなかったとき、米陸軍は 328万5,376人の先住民にワクチン接種を強制した。

> ワクチン接種を受けたうち、4万7,369人が天然痘に感染し、そのうち 1万6,477人が死亡したと記録されている。

> 1919年に実験規模は 2倍になり、767万252人の先住民がワクチン接種を受けた。これらのうち 6万5,180人が天然痘を発症し、4万4,408人が死亡した。

> この記録では、2回ワクチン接種された症例で致死率が増加したことがわかる。最初の実験では、3分の1が死亡し、2回目の実験では、感染したうちの 3分の2が死亡した。

> これは、以前のワクチン接種からのウイルスユニットの保持を意味する。筆者によって治療されたウイルス性疾患のすべての流行もまた、流行の数ヶ月以内のワクチン接種に続いたことも述べられるべきだろう。

Williamf Koch

 

ウィリアム・コッホ博士は、「感染の流行が、常にワクチン接種に続いた」というように記しています。
まあ、ワクチン全般はともかく、この事例では2回目の試験に至っては、

・約 767万人のうち 6万5000人がワクチン接種後に天然痘を発症

・そのうちの約 4万4000人が天然痘で死亡した

とあり、かなりの率です。

過去のことはともかくとしても、現状では、コロナ(というよりコロナワクチン)だけでは終わらない感じの様相が出てきていまして、さらに厳しい状況が出現しかねません。

ちなみに、仮にサル痘が、あるいはどんな病気が流行していっても、それに対して最も重要なのは、自身の自然免疫を高めることだけだと私自身は思っています。

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