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2020年からの世界 拡大する自然災害 未来の地球

地震などほぼ起きない世界中の場所で次々と発生する中規模以上の地震。日本ではフォッサマグナを挟んでの群発地震が拡大中。次は?

投稿日:2020年5月20日 更新日:

5月に入って以来、激しく群発地震が続く場所とフォッサマグナの位置

wikipedia.org




群発地震の行方

地震が多いです。

現在、さまざまな国や地域で、「ふだんは地震など起きない場所」で中規模以上の地震が激しく発生し続けています。

日本においては、4月以来、長野県中部で始まった群発地震が、最近になって震源が岐阜県の飛騨地方に移動してきており、特に 5月19日は、震度1以上の有感地震が「 1日に 34回発生した」というかなりのレベルとなっています。

5月19日の長野・岐阜群発地震が30回を超える、東側にやや離れた震源も

2020年05月19日に長野県中部と岐阜県飛騨地方で発生した地震の回数が夕方までに30回を超えた。

これまで最多だったのはM5.5・震度4が起きた04月23日の16回であったことから、一連の群発地震で最も活発な活動を示している。jishin-news.com

5月19日の午後から、5月20日午後4時過ぎまでの地震の発生を表で見てみますと、なかなか強烈です。

つい 1時間ほど前の 5月20日 午後 3時頃には東京湾でも連続した地震が発生していました。

2020年5月19日-20日の日本国内の地震のリストの一部

地震情報

主に、

・岐阜県飛騨地方
・長野県中部
・富士五湖
・東京湾

など、関東周辺での地震がとても多いです。

規模はどれも大きくはないですが、群発地震として考えれば、「とても小さい」と言えるものでもなさそうです。

 

しかし、一般的に、群発地震というのは「自然に収まっていくもの」であり、それほど心配するものではないとも思います。

長野県中部では、2018年11月にも激しい群発地震が発生していまして、その際には、以下の記事でそのことにふれました。

長野県の異常な群発地震を辿っていくと、それは熊本から始まった「地震の中央構造線上の移動」がフォッサマグナにまで達したことに気づきまして

この時も、結果的には、自然に群発地震は収束していきましたので、基本的には今回もこの群発地震が直接他の何かと関係することはないと思います。

ただ、この 2018年の時の群発地震で興味深かったのは、

「熊本地震の震源から中央構造線の上を震源がどんどん移動して、それは最終的にフォッサマグナ上の群発地震に結びついた」

ということでした。

それは以下の図などで示しています。

2018年10月から11月の震源の移動

この数年、世界のさまざまな場所で群発地震が発生し続けていますが、今のところ「それが超巨大地震に結びついた」とされる事例は基本的にはないと思われます。

ただ、もう少し期間的に、「大きな括り」で考えますと、

「21世紀に入ってから、中規模以上の地震が非常に増えてきている」

ことは事実であり、また、2018年頃から、世界中で、

「地震ではない揺れや、逆に地震なのに揺れない」

といったことが極端に増えていることを以下の記事でご紹介したことがあります。

地球で何が起きようとしているのか? 世界規模で継続する「謎の地震波」、そして規模的にも地理的にも拡大し続けている地震と火山活動……次は?

以下は、そこに載せましたナショナルジオグラフィックの報道からの抜粋です。

謎の地震が世界を駆け巡る、20分超継続、原因不明

2018年11月11日の朝、世界時 9:30になる直前に、謎の地震が世界を駆け巡った。その地震は、アフリカ大陸の東海岸とマダガスカルの北端とに挟まれる、仏領マヨット島の24キロメートルほど沖で発生した。

震動はザンビア、ケニア、エチオピアといったアフリカ諸国のみならず、チリ、ニュージーランド、カナダ、そして1万8000キロメートル近くも離れたハワイにまで到達した。

加えて、地震は20分以上続いた。にもかかわらず、揺れを感じた人間は誰もいなかったようなのだ。

異変に気づいたのは、米国地質調査所のリアルタイム地震観測モニターを見ていた、ある人物だった。その人物が、この奇妙なジグザグの波形の画像をツイッターにアップロードした。このちょっとした行動は、世界中の研究者たちがこの震動の原因を探ろうとするという別の波紋を広げた。

隕石が衝突したのか? 海底火山の噴火なのか?

「似たものは今までに見たことがありません」と、米国コロンビア大学の地震学者で珍しい地震を専門とするヨラン・エクストローム氏は話す。ナショナルジオグラフィック

こういうことがたびたび発生するようになっていまして、要するに、どうやら、

「地球の地質自体が、21世紀になってから、ややおかしい」

という全体的な地質の異常というものは観測されているのです。

そして、現実として、21世紀に入ってからは、

・2004年 スマトラ沖地震 (M 9.3)
・2005年 スマトラ沖地震 (M 8.6)
・チリ・マウレ地震 (2010年 / M 8.8)
・東日本大震災 (2011年 / M 9.1)

と、歴史上最も大きな地震の上位 10の中の 4つの巨大地震が 21世紀の最初の 10年ほどのうちに起きていまして、そして、「まだ 21世紀は、始まって間もない」のです。

現状の地震の増加ぶりを見ていますと、地震の多い国では、今後、ほぼ確実に巨大地震は起きると思われますが、それがどの国や地域かはわかりようがないですけれど、以下の記事で、今年 2020年は、「データから見て、大きな地震が発生しやすい」ことについて説明させていただいています。

史上最大規模の惑星直列…連続の緊急地震速報…史上最弱の太陽活動…。これらは2020年の巨大地震の発生と関係するだろうか?

ここにあります「太陽活動」や「惑星の配列」、あるいは「宇宙線」などと地震についての関係性を単なるオカルトだと見られるのは構わないと思いますが、世界中の科学者たちが次々と発表する論文を読んでいますと、過去にオカルトだと考えられていた多くの要素が、「地球の地質活動に関係している」可能性が高いのです。

そんなわけで、まあ確かに、地震というのは注意しようがないものですけれど、ある程度の備えのようなことはあってもいいのかもしれません。

というのも、現在の社会は、新型コロナウイルスへの対策の影響により、世界的に「流通を始めとした物の動きの脆さ」が顕在化していることは、多くの方々が実感できていると思います。

それを前提として、たとえば、2011年の東北の震災の時に、東北から関東などの間で発生した

「物流の完全な停止ぶり」

を思い出していただきたいのです。

東京でさえ、いろいろと手に入りませんでした。

現在のように、ただでさえ物流が弱くなっている中で、またあの時と同じようなことが起きてしまったら…と思いますと、それが無駄な行動として終わったとしても、ある程度の準備はされてもいいのかもしれません。

今回は、この数日、世界で起きている地震についても少しご紹介させていただきます。

 

環太平洋火山でもプレート沿いでもない場所で続く地震

普通、あくまで一般的な傾向として、多くの地震は「環太平洋火山帯」という大平洋を囲む領域で多く発生し、その他として、地質としての「プレートの境界付近」で地震は多く発生します。

ところが、最近は、「そういう場所と関係なく発生する地震」が多くなっています。

たとえば、過去 1週間の M 2.5以上の地震の震源を見ますと、環太平洋火山帯でもプレートの境界でもない地震が散見されます。

2020年5月20日までの1週間のM2.5以上の地震

USGS

そんなわけで、以下は、この数日に起きている「ふだんはあまり地震が起きない場所での地震です。

 

2020年5月15日-19日 珍しい場所で頻発した地震


NDTV

5月19日 エジプト M5.4

エジプト国立天文物理学研究所によれば、5月19日に、マグニチュード 5.4の地震がエジプトで発生したことが確認されました。

研究所の声明によると、揺れはエジプトのマルサマトルー市から、ギリシャのクレタ島まで 345 kmに及んで感じられたとのことです。

被害は特に報告されていませんが、このマグニチュード 5.4というのは、エジプトの歴史に残っている地震として、上から 3番目の規模となるものだそう。直近では、1992年にマグニチュード 5.6の地震が発生し、540人以上が死亡しました。

 

5月19日 トルコ M5.6 地中海で6回連続の地震

トルコの緊急事態管理局(AFAD)は、5月19日、トルコの地中海地域でマグニチュード 5.6の地震が発生したと発表しました。

震源の深さは、5.8キロという浅い地震で、地元住民の間に短い間のパニックを引き起こしたようですが、負傷者などは報じられていません。

この日、地中海では、マグニチュード4.1から 5.6までの合計 6回の地震が発生していました。

 

5月18日 中国雲南省 M5.0 4人が死亡

中国地震ネットワークセンターによれば、5月18日、中国南西部の雲南省でマグニチュード 5.0の地震が発生したと報じられました。アメリカ地質調査所(USGS)は、M 5.2と発表しています。

この地震により、現在までに 4名が死亡したと伝えられています。

以下の動画は、地震の発生した瞬間の雲南省の学校の様子です。

 

5月18日 スウェーデン北部 M4.9 同国史上最大級の地震

これについては、「スウェーデンで同国史上最大の地震が発生」という記事をご参照いただければと思います。

震源となったのは、世界最大の鉱山のある土地で、施設に多少の影響があった以外は、人的な被害等は伝えられていません。

 

5月17日 キューバで同国としては珍しい「群発地震」が発生

5月17日、キューバ東部で 20回以上の群発地震が発生したことが、キューバ国立地震研究センターから報告されていました。

負傷者や死亡者は報告されていませんが、物的損害を引き起こしたようです。

 

5月15日 米国ネバダ州 M6.4 過去66年で最大の地震

5月15日、カリフォルニア州との州境近くのネバダ州南東部を震源とする地震が発生し、アメリカ地質調査所の発表では、地震の規模は「マグニチュード 6.5」という比較的大きなものでした。これはネバダ州で観測された地震としては、過去 66年で最大となるものです。

震源地周辺は、あまり人が暮らしているような場所ではなく、被害は確認されていませんか、約 4万5000人が揺れを感じたと報告されています。


 

このあたりまでとさせていただきます。

世界の地震に関しては、惑星の位置などの状況から、少なくとも夏過ぎまでこのような状態が続くと考えられますが、それが超巨大地震のようなものに結びつくかどうかは何ともいえません。

 
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