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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

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アメリカ食品関連施設の謎の連続火災の後、FBIが、米農業協同組合にサイバー攻撃が行われる可能性を文書で警告 : 「穀物生産が混乱に陥る可能性がある」と

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次はアメリカの穀物生産そのものをターゲットにする模様

前回の以下の記事で、アメリカで「不可解な連続の食品加工施設等の火災や爆破事件が起きている」ことを取り上げました。

 

[記事] アメリカの食料危機は「意図的」である様相。過去数ヶ月で十数カ所の食品関連施設が火災や爆発で消失し、全米への肥料の運搬が強制的に止められている
 In Deep 2022年4月23日

 

その火災等の件数ですが、それをまとめていたものがありまして、23件の食品関連施設が上げられていました。

最近、火災や爆発などが発生した米国の食品関連施設一覧

Greg Musselwhite

この表には、2019年のものも 1件含まれていまして、そのあたりは普通の火災だったかもしれないですが、2021年秋からだけでも、19件の火災、飛行機の墜落、ボイラーの爆発などが起きていたようです。

それで、昨日の記事を書いた後、今朝、アメリカのゼロヘッジを見ていましたら、

「 FBI が、アメリカの農業協同組合にサイバー攻撃の可能性を警告した」

という記事がありました。

FBI の文書は以下にあります。

 

重要なシーズンに合わせる可能性のある農業協同組合へのランサムウェア攻撃
Ransomware Attacks on Agricultural Cooperatives Potentially Timed to Critical Seasons
FBI 2022/04/20

 

ここにある「ランサムウェア攻撃」とは、以下のようなものです。

 

> 使用しているコンピュータを強制的にロックしたりの中にあるファイルを暗号化して、元の状態に戻すことと引き換えに身代金を要求してくる不正プログラムの一種。 trendmicro.co.jp

 

昨年から、日本の病院などが相次いでターゲットになっている攻撃です。以下は、それをまとめた日本の記事です。

(報道) 【続発する「ランサムウェア」の被害】病院は「サイバー攻撃」にどう備えるべきか? (マイナビニュース 2022/03/28)

このような攻撃が、作物の植え付け時期であるこの時期にアメリカで穀物生産者をターゲットにして発生する可能性があると FBI は述べています。

FBI のこの文書の冒頭は以下のようにあります。

FBI 「重要な季節に合わせる可能性のある農業協同組合へのランサムウェア攻撃」より

概要

連邦捜査局(FBI)は、ランサムウエアの攻撃者が、重要な植栽と収穫のシーズンに農業協同組合を攻撃し、農作事業を混乱させ、経済的損失を引き起こし、また、食糧サプライチェーンに影響を与える可能性があることをアメリカ食品農業組合(FA)のパートナーに連絡しました。

FBI は、2021年の秋の収穫期の 6つの穀物共同組合に対するこれらのシーズンのランサムウエア攻撃と、2022年初頭の 2つの攻撃に注目し、種子と肥料の供給を妨害することで、植栽シーズンに影響を与える可能性があります。

…農業協同組合関係へは、農場から流通まで、その全体に対してランサムウェア攻撃が定期的に発生しますが、主要なシーズンにおける農業協同組合に対するサイバー攻撃の発生件数は注目に値します。 FBI

 

文書には「対策」として推奨事項が記されています。

ありふれたものですが、以下のようなことの他、数多く書かれています。

・定期的にデータをバックアップして、そのコピーをオフラインで保管する。
・機密データは、一般的なオンラインとは分離されたところに保存する。
・システムダウンした際の、手動での操作を含めた復旧運用計画を作成する。

 

しかし、この、例えば、「オフラインでバックアップする」ということなどは、習慣づいていないと、なかなかできないものです。

大企業や金融セクターなどなら、それを日々おこなっているのかもしれないですが、そのようなことに慣れていない場合、まずそのトレーニングをする必要があるのかもしれません。

一般的には、多くのビジネスでは、データをオフライン(印刷などを含めて)で保存するということは日本も含めてあまり行われていないと思われます。かなり多くの企業や、病院、施設などは、「パソコン内に保存されたデータが最も危険」という認識が意外とあまりないような気もしないでもないです。

 

なお、先ほどの FBI の文書で注目されるのは、

> 2022年初頭の 2つの攻撃に注目し

というところです。

つまり、

「もうすでに穀物生産者へのサイバー攻撃が起きている」

と。

誰が行っているのかはわからないですけれど、

・戦争的な意味としてと海外がおこなっている

か、あるいは、昨日の記事で何となく思いました、

・アメリカ自身がやっている

というものか、どちらかのような気はします。

もちろん国家や組織とは関係のないサイバー犯罪である可能性もありますが、金銭が目的なら、ターゲットは農業協同組合でなくともいい気がします。

 

それにしても、まあ……なんかもう……困ったものですね。

昨日の記事でも書きましたけれど、

「現在、アメリカで肥料が生産者に生き届いていない」

ということがあります。

そこに加えて、サイバー攻撃が行われれば、現在の農業とその営業管理は、ほぼすべてオンライン上でなされているでしょうから、それをシャットダウンさせられれば、今季のアメリカの農作が「大規模に止まる」可能性さえあります。

 

これはもちろん、「そうなったら、アメリカは大変だ」という話ではないです。

日本は小麦の半分をアメリカから輸入しているのですから。


日清製粉

なお、肥料とかサイバー攻撃とかの問題とは別に、これらアメリカ、カナダ、オーストラリアのすべてで、農作の気象的な状況は、少なくとも現時点では悪いです。

仮に、アメリカなどで深刻な穀物の供給の混乱が起きた時に、アメリカが、

「私たちアメリカ人が餓死しても、小麦は日本の皆様に送り届けます」

と言ってくれるのならいいでしょうが、そんな可能性があるほどこの世はメルヘンではないです。

ゼロヘッジの記事をご紹介します。




 


不可解な数々の火災の後、FBIは、アメリカの食糧関連施設への標的型サイバー攻撃を警告した

FBI Warns of Targeted Cyber Attacks On Food Plants After Mysterious Rash Of Fires
zerohedge.com 2022/04/24

FBIのサイバー部門が、農業協同組合に対するサイバー攻撃の脅威の増加についてを警告する通知を発表した。これは、不可解な一連の食品施設の火災と爆発が全国の主要な食品加工工場に損害を与えている時に発表された。

FBI は以下のように記している。

「ランサムウエアの攻撃者が、重要な植栽と収穫のシーズンに農業協同組合を攻撃し、農作事業を混乱させ、経済的損失を引き起こし、また、食糧サプライチェーンに影響を与える可能性があります」

また、2021年と 2022年初頭の農業協同組合への複数のランサムウェア攻撃があったことが記されており、「種子と肥料の供給を妨害することにより、現在の作付けシーズンに影響を与える可能性があります」と書かれてある。

さらに FBI は、以下のように述べている。

「穀物は人によって消費されるだけでなく、動物飼料にも使用されるため、穀物生産の大幅な混乱は食物連鎖全体に影響を与える可能性があります。...さらに、穀物とトウモロコシの生産の大幅な混乱は、株価と商品取引市場に影響を与える可能性があります」

この FBI の警告は、「カナダと米国のほぼ 20の食品加工施設」が「一連の火災、飛行機墜落事故、爆発」を経験していると報じられたときに来ている。

ウクライナとロシアの紛争が世界の食料サプライチェーンを混乱させているため、食料価格が記録的な高水準に上昇している。

なお、ロックフェラー財団は、「大規模で差し迫った食料危機」が始まる可能性のある時期を発表したばかりだ 。ロックフェラー財団の会長は「今後 6か月以内に」と述べている。


 

ここまでです。

この最後の部分の、ロックフェラー財団の会長が、

「大規模な食料危機が、今後 6か月以内に起きる」

と述べたことについての記事もご紹介させていただきます。

以下です。

 


ロックフェラー財団会長は、すべての地獄が解き放たれるまでのカウントダウンを開始した

Rockefeller Foundation President Starts Countdown Until All Hell Breaks Loose
zerohedge.com 2022/04/23

ロックフェラー財団のラジブ・シャー (Rajiv Shah)会長は、 ブルームバーグ・テレビジョンで、「大規模で差し迫った食糧危機」が間近に迫っていると語った。

シャー会長は、「今後 6か月以内に」 始まる可能性のある次の世界的な食糧危機のタイムラインとなる可能性を提供した。

会長は、ロシアのウクライナ侵攻によって引き起こされた世界的な肥料供給の混乱が、この危機に「さらに悪い」影響を及ぼし、世界中の作物収穫量が減少すると述べた。また、食糧危機の影響を緩和するためには、新興市場国への債務救済と緊急援助が必要であると述べた。

ブルームバーグへのシャー会長の登場は、世界の食料供給をより持続可能なものにリセットする必要性について、財団が繰り返しの話しているということもあり興味深い。ロックフェラー財団は、「グローバルリセット (地球規模のリセット)」を提唱しており、世界経済フォーラム(WEF)と緊密に意見を一致させている。

世界経済フォーラムの創設者であるクラウス・シュワブは、コロナのパンデミックが始まってから数か月後の 2020年初頭に、次のように述べている。

「パンデミックは、私たちの世界を再考し、リセットし、より健康的で、より公平で、より豊かな未来を創造する機会の窓を表しています」

シュワブと他のグローバルエリートたちがグローバルリセットを求めている間、ロックフェラー財団の食糧イニシアチブのマネージングディレクターであるサラ・ファーリーは同じメッセージを繰り返している。

世界経済フォーラムのウェブサイトに 掲載された「 COVID後の世界のために食糧システムを再考する方法」というタイトルのファーリーの記事には、「栄養と人間の健康を念頭に置いてサプライチェーンを再設計する」必要性を概説している。

ロックフェラー財団の食糧イニシアチブの上級副会長であるロイ・スタイナーは最近、「世界は人と地球に悪い食べ物にあまりにも多くを費やしている」と述べている。

そして、スタイナーの言いたいことは何か。それは、食糧としての肉を生産するために水や飼料などの大量の天然資源を使用していることと関係するようだ。世界経済フォーラムは、人間の食生活に「昆虫」を導入するための世界的な食糧供給の必要性を提唱している。

シャー会長の食糧危機のタイムラインの発言は、エリートたちが食糧供給システムの変革を開始する計画を実行する絶好の機会として、来たるべき食料危機を使用するという不吉な警告かもしれない。

ワーキングプアが昆虫を食べて立ち往生している間、肉は富裕層にとっての珍味になっていくのかもしれない。グレートリセットは順調に進んでいるようだ。


 

ここまでです。

このロックフェラー財団のラジブ・シャー会長という方の経歴を見ますと、もうほとんど完璧で、ロックフェラー財団のページによれば、ビル&メリンダゲイツ財団に所属して「世界のワクチン業界を再構築し、数百万人の命を救うのに役立つワクチン接種のための国際融資施設を設立」したとあり、その後、2009年にアメリカ合衆国国際開発庁長官に当時のオバマ大統領から任命された後、2017年に、ロックフェラー財団の会長に指名されました。

そして、この方は、世界経済フォーラムのメンバーです。

世界経済フォーラムのラジブ・シャー氏のページより

weforum.org

ちなみに、このロックフェラー財団の会長にまで上りつめたシャー氏は、英語版の Wikipedia によると、インドからの移民を両親に持つ方のようです。

> シャーは、1960年代後半にミシガン州アナーバーに定住したインドのグジャラート移民の両親のもとに生まれた。シャーはヒンドゥー教の信奉者だ。 Rajiv Shah

 

ヒンドゥー教といえば、WHO も、ヒンドゥー教の破壊神「シヴァ」が好きですしねえ。2020年4月のこちらの記事にあります。

 

なお、世界経済フォーラムには、「若き指導者たちプログラム」というものがあり、以前、こちらの記事などのために何百人かのページを拝見させていただきましたが、人種も国籍も本当に多彩であり、少なくとも「白人至上主義」的な部分は見当たりません。それだけに「グレートリセットの本気度がわかる」という意味で不気味です。

また、ロシアのプーチン大統領も、もともとこの世界経済フォーラムの「若き指導者たちプログラム」から出てきた人でした。以下の記事に書いています。

 

[記事] 「戦争」を仕掛けているのはプーチン氏かもしれない。そしてそれは世界経済フォーラムの崩壊まで続く最終戦争になるかも
 In Deep 2022年3月2日

 

しかし、ウクライナ侵攻が起きてすぐに、プーチン氏のページは世界経済フォーラムのサイトから削除され、それで「何が起きているのかなあ」と思った次第です。

 

ちなみに、私は世界経済フォーラムのやり方はとてもキライで、この組織がこの世から消えればいいと本気で思っています。しかし、世界経済フォーラムの人々への憎悪はまったくないです。なぜなら、おそらく彼らは「本気で理念を持っている」気がするのです。

自分たちが間違っているとはまったく思っていないはずです。

つまり、本気で地球を良くすることができると思い込んでいる (インテリが陥りやすい誤謬)

 

その根本にあるものは、

「今の人類はダメだ」

という世界の大衆に対しての徹底的な「軽蔑」があると私は最近思います。

このままでは地球がダメになってしまうと世界経済フォーラムが危機感を持っていること自体は本当だと私は思っています。

しかし、「なんでこんなやり方なんだ?」ということですね。

この2年間、そして「これから」のやり方は非常に嫌悪すべきものであり、私としては、

 

「そんな理念で地球が良くなるくらいなら、今のまま地球が滅びたほうがマシ」

 

と考えます。

もしかすると、世界の指導者たちの中にも同じような考えを持つ人々がいる「かも」しれません。(いないかもしれません)

いずれにしましても、ロックフェラー財団の会長がアメリカの公共放送で、「 6ヵ月以内に食料危機が来る」と述べたということは、「来る」と思われます。

彼らは「予告」が好きです。

パンデミックが発生した 2ヵ月前には、世界経済フォーラムとビル&メリンダ・ゲイツ財団が、「コロナウイルスによるパンデミックのシミュレーション」を一般に公開していました。2020年のこちらの過去記事にあります。

彼らが予告したことは、おおむね「来る」と考えていいと思います。

日本においても、アメリカの秋の穀物収穫量次第では、大変な混乱が発生する可能性があるはずです。

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