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2020年からの世界 人類の未来 健康の真実

世界最高権威の医学誌に掲載されていた「パンデミックにおいてのマスクの素晴らしい効用」。そして、そこから思い出した東京ミキサー計画と人類退化論

投稿日:


amnesty.or.jp




 

マスクの思い出

世界最大のスーパーマーケットチェーンであるアメリカのウォルマートが、「7月20日以降、来店するすべてのお客様にマスクの着用を義務づけます」とニュースリリースで通達したことが報じられていました。

「ついに推奨ではなく、義務になったか」

と、その記事を眺めながら、そういえば、西友はウォールマートの子会社だったなあと思い出し、西友に行けなくなる日も近いのだなあと、昨日も西友で夏用の甚平を購入していた私は寂しい気分になりました。

アメリカでは地域によって、次々とマスクの法的な義務化が検討されているそうですので、日本もそうなっていきますかね。私自身は、罰金刑くらいなら動じることはないですが、懲役刑や死刑などということになれば、従わざるを得ない感じでしょうか。まあ・・・いいか、それくらいの刑なら。

さて今回は、最近そして数年前の世界で最も権威ある系統の医学誌に掲載された「マスクの効能」に関しての2つの医学論文をご紹介したいと思います。

その前に、異様なほど話が横に逸れるかもしれないですが、余談を書かせていただきます。ご興味のない方は飛ばしていただければ幸いです。下のほうに医学論文があります。

実は、私は「マスク」という存在については、若い時からいくつかの強い思い入れがありました。

私は、1983年前後に北海道から東京に出てきたのですが、当時、まあ籍だけしばらく置いていた学校に大学生協がありまして、よくそこに行っていました。

理由は、たまに 100円くらいで、わりと掘り出し物の中古のレコードが売られていることがあったりしたためと、あと、雑誌の品揃えが素晴らしく良かったのです。

以下の記事……日付けを見ますと、新型コロナウイルスが世に出て来る少し前に書いたものだったようですが、ここで「 Jam 」という雑誌(自販機本)のことにふれています。

創造神Jamに16歳で救われた私が40年後に気づいたこと
In Deep 2019/11/23

この Jam の後継誌が、今度は自販機本ではなく.書店で販売されることになった「 HEAVEN (ヘブン)」という雑誌でした。

普通の本屋さんにはそれほど置いてなかったこの HEAVEN が、その大学生協には、ほぼ全号置いてあったのですね。

ただ、当時の私は金銭的にはほとんど「まったく持っていない」のと同じような状態でしたので、結構高価だった HEAVEN を買うことはできず、いつもその生協で、立ち読みしていました。

私は、これらの Jam と HEAVEN によって、

「それぞれの人間がそれぞれの異なる内宇宙を持っている」

ことと、

「人生は徹底的に笑って生きるべきだ」

という古代宗教(特に古代のイスラム神秘主義)の思想を知ることになります。このうちでも、後者の「笑って生きること」については、「人間が原罪として持っている悪」への対応方法としての正しい霊性ということができると今でも思います。悪に対抗するには笑いしかないのです。

まあ、それはともかく、その大学生協でよく立ち読みしていたのですが、ある日、新刊が並んでいるコーナーで、

『東京ミキサー計画:ハイレッド・センター直接行動の記録』

という本が置いてあるのを目にしたのです。

ハイレッド・センターというのは、当時の私はもちろん知らなかったですが、芸術の世界では有名な存在だったようで、前衛芸術家の高松次郎さん、赤瀬川原平さん、中西夏之さんにより 1963年に結成されたグループでした。1963年といえば、私が生まれた年でもあり、ずいぶんと昔ではあります。

大変立派な作りだったその本を手にして、中のページを見ているうちに、私の目には唐突に涙が溢れてきたのでした。

「こんなカッコイイことをしている人たちがいるんだ」と本当に感動したのです。

このハイレッド・センターの活動については、Wikipedia とか、美術手帳のページなどにありますが、中でも、私が写真と文章からとても感動したのは、1964年に行われた「首都圏清掃整理促進運動」という芸術活動でした。これは「街を意味なく消毒する」という芸術活動で、説明には以下のようにあります。

首都圏清掃整理促進運動

1964年10月16日、東京オリンピック前の銀座の街頭に清掃運動中の看板を立て、メンバー全員白衣にマスク姿で、通行人のうさんくさげな視線の中、マンホールやアスファルトなどを雑巾や薬品で不必要なまでに清潔に磨き上げた。 日本美術作家史情報

その時の写真のひとつが、この本の表紙にも使われているのですが、以下のような出で立ちで、つまり「全員マスクをして、意味のない衛生行動を続ける」というものでした。

ハイレッド・センター「首都圏清掃整理促進運動」 (1964年)


日本美術作家史情報

この本を立ち読みした時に、本当に衝撃を受けて、この本がほしかったのですけれど、パルコ出版から出されていたこの本は、一種の「高級美術本」のような扱いとなっていて、正確な値段は覚えていないですが、当時の私にはとても手が出ない価格でした。

その後、ずいぶんと後になって、文庫本になり、その際に手にしました。ちなみに、再版はなされていないようで、アマゾンを見てみましたら、新刊だと今でも文庫本で 1万円とかそんなややお高い値段になっていました。

 

 

進化と退化の象徴としてのマスク

その後も、マスクとカルチャーについては、いろいろなところで感銘を受けることがありました。

ひとつの例としては、「まるでマスクが、人類退化の象徴である」と言わんばかりのプロモーションビデオを公開した、アメリカの DEVO (ディーボ)というバンドの 1978年の曲があります。

それは「 Jocko Homo (ジョッコ・ホモ)」というタイトルの曲なんですが、プロモでは、ボーカル以外の出演者は「最初から最後まで全員マスクをしている」のです。

DEVO - Jocko Homo より

Youtube

この曲は、この DEVO というバンドのテーマ曲でもありますけれど、「 Jocko Homo 」という不思議な言葉の意味はずっとわからなかったのですが、インターネット時代になりまして、この言葉の源泉を知りました。

この言葉は、20世紀の初頭にアメリカで出版された「奇書」といえる書籍のタイトルからのものだったようなのです。

それは『 Jocko-Homo Heavenbound (ジョッコ・ホモ:天国の領域)』というタイトルの 1925年に出版された本で、アメリカでの説明によれば、以下のような奇妙な本だったらしいです。

これは 1925年に発表された非常に奇妙な創造論の小冊子で、人類の進化の信念がもたらすと信じられている「罪のリスト」を指す悪魔などのイラストが数多く展開する。内容には、今後の世界大戦、高い税金、高利貸し、自殺の増加、乱交、白人の奴隷、アルコール依存などが記述される。後に、アメリカのバンド DEVO が標榜した「 D - エボリューション(進化の逆行)」という概念も描かれる。

1970年代に結成された DEVO が、この本からインスパイアを得たということは、出版から 50年を経ても(しかも小冊子なのに)アメリカでは影響を受ける人たちがいたということになりそうです。

どんな本だかわからないですが、残された写真などのイラストを見ますと、不思議な未来像が描かれた本ではありそうです。

Jocko-Homo Heavenbound より

worthpoint.com

また、この本の他のページを見ますと、「地獄から200万年後の天国」という説明のページがあり、そこには「進化への逆行」と書かれた悪魔の横にたくさんの文字が書かれた階段(1925年からの世界の歴史?)が描かれています。

その頂点は「世界戦争」とあるのですが、下段のほうには、

・精神病の台頭
・病的な愚かさの台頭
・これまでなかったような犯罪の登場
・これまでなかったような感染症の登場
・自分自身の神を作ること

などの文字が躍り、「ああ、現代の世界だなあ」と、しみじみと眺めていました。

そして、このような人類の「反進化」を掲げた奇妙な本のタイトルの曲を、やはり「進化していない」という名前を持つバンド DEVO が演奏し、そのビデオでは、

「全員がマスクをしている」

という構図は、「人類が完全に退化した時には、みんなマスクをしているような時代になっている」というような示唆だったのかなあと、ふと思ったり。

そして、それは案外正しい認識だったのかも、とも感じたり。

 

 

パンデミックにおいてのマスクの効用

というわけで、個人的なマスクの思い出を長々と書きまして申し訳ありませんでした。

ここからは特に説明なく、ふたつの医学論文をご紹介いたします。

なお、その前に、先日の「病気の子どもが多すぎる…」という記事でも取りあげましたが、朝日新聞に掲載されていました以下の報道も参考になるものかとも思います。

布マスクの「漏れ率」100% すきまからウイルス侵入 (朝日新聞デジタル 2020/07/06)

まずは、医学雑誌のうちでは世界で最も長い歴史を誇り、世界で最も広く読まれているアメリカの医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン (N Engl J Med)』に掲載された 2020年5月1日の論文からの抜粋です。

実際にはかなり長いものですので、ご興味のある方は、ご各自で精査されていただければと思います。

 


新型コロナウイルス時代の病院に​​おけるマスクの全体着用について

Universal Masking in Hospitals in the Covid-19 Era
N Engl J Med 2020/05/21

新型コロナウイルスのパンデミックが爆発的に拡大しているため、病院のシステムは、患者や医療従事者たちをウイルスから保護するための対策を強化するための法則の確立を急いでいる。

現在、ますます多くの最前線の医療提供者たちが、この取り組みに対して、すべての医療従事者が常にマスクを普遍的に使用すること(マスクの全体着用)が含まれるべきかどうかに疑問を抱いている。

医療現場でのマスクの全体着用は、香港、シンガポール、およびアジアの他の地域ではすでに標準的な方法であり、最近、アメリカのいくつかの病院でも採用されている。

たとえば、医療施設以外の場所でマスクを着用しても、それによる感染からの保護は、仮にあるとしてもほとんどないと言える。アメリカ公衆衛生当局は、新型コロナウイルスへの重大な暴露の定義を、「症状のある新型コロナウイルス患者との 1.8メートル以内で数分以上、または30分以上の対面接触」としている。

したがって、公共の空間での通常のやり取りの中で、新型コロナウイルスに重大な曝露をする可能性はほぼない。多くの場合は、広範囲に及ぶマスク着用への要望と欲求は、このパンデミックに対する「不安に対しての反射的な反応」という心理的な作用だ。

しかし、ヘルスケアの設定においては、そうではない場合もある。何よりもまず、マスクは、呼吸器ウイルス感染症の症状のある患者を、ガウン、手袋、および眼の保護と組み合わせてケアする際に医師たちが必要とする保護具の中核を成す。呼吸器ウイルス感染症の治療でのマスク着用は、ほとんどの病院ですでに日常業務の一部になっている。

ただ、今もなお明確でないのは、マスクの着用者が症状のある患者と直接相互作用をすることのないヘルスケア環境において、マスクの着用がさらなる保護を提供するかどうかはわかっていない。(中略)

広範なマスク着用のポリシーには、病原体の伝染を減らすための技術的貢献を超える追加の利点がある可能性はある。なぜなら、マスクというのは、目には見えないが広く蔓延している病原体(ウイルス)が存在していることを視覚的に人々に思い出させるものであり、ソーシャルディスタンスやその他の感染対策の重要性を人々に思い出させることに役立つかもしれない。

マスクが象徴的な役割を果たすことも明らかだ。

マスクを着用することで、医療従事者の安全感、幸福感、病院への信頼感を高めるのに役立つお守りともなっている。

このような反応は、厳密には医学として論理的ではないかもしれないが、現在、私たちを含めて多くの人々が恐れと不安にさらされている。この現在の危機の激しさの中での恐怖と不安に対して、全体としてのマスク着用の最大の貢献は、新型コロナウイルスの感染の伝達を減らすことにおいて果たすかもしれない役割に加えて、人々の恐怖と不安の拡大を減少させることなのかもしれない。


 

ここまでです。

簡単に書きますと、病院以外でのマスク着用の実際の効果はほぼないが、「人々の心理的な不安を減少させられるかもしれない」ということになっているようです。

「お守り」という言葉も出てきています。

もうひとつの論文は、新型コロナウイルスとは関係のない時期の 2016年の論文で、年間 2500万以上閲覧されているカナダの「カナディアン・メディカル・アソシエーション・ジャーナル (CMAJ)」に掲載されたものですが、これも長いものですので、興味深い部分の抜粋とさせていただきます。

マスクの使用が、人々の病気に対しての恐怖によって拡大するという予測を書いていまして、何となく、社会予言的なものとなっています。

 


マスクはリスク低減に適さない

The surgical mask is a bad fit for risk reduction
CMAJ 2016/05/17

パンデミックがいつ発生するかはわからない。しかし、その際には、大きな恐怖が人々の間に伝わっていくだろう。パンデミックを描いた映画やテレビドラマには、マスクが必ず登場するが、西洋社会はマスクに期待し過ぎている。

マスクはリスクを伝える。ほとんどの場合、リスクは何か価値のあるものの潜在的な損失として認識されるが、リスク社会は「近代化自体によって引き起こされ導入された危険と不安に対処する体系的な方法である」と、ドイツの社会学者であるウルリッヒ・ベックは述べている。

カナダ公衆衛生局(PHAC)は、パンデミックの状況で健康な人々がマスクを使用することを推奨していない。そのような状況ではマスクが効果的でないことが認められているからだ。

しかし、西洋社会はすでに、パンデミックのメディア表現に基づいて市民がマスクを望むように条件付けられている現在の現実に現れている。公衆衛生対策に関する同じ附属書は、マスクが心理的に提供できる「誤った安心感」を指している。

カナダ公衆衛生局は、「次のパンデミックがいつ発生するかわからないが、それがどれほど深刻になるかは予測できない」と警告している(2016年の時点)。

パンデミックが発生していない場合でもマスクを着用することで、パンデミックに対する私たちの集団的不安を解決する可能性があり、マスクを着用することでパンデミックの将来の可能性の考えが強化される。

政治的な観点からの影響の問題は伝染性の問題だ。恐怖が国民に広がり、リスク管理の強化につながる。伝染性のリスクが広がることへの恐怖は、皮肉にも聞こえるが、パンデミックは、1918年、1957年、1968年、2003年と 2009年に発生している。

ここから考えれば、現在の私たちは「パンデミックとパンデミックの中間の時期」にいるが、それは過去の実現された脅威と未来の脅威によって忘れ去れている。これらの過去の害はマスク自体によって隠されているのだ。


 

ここまでです。

ここでも心理的な問題に言及していますが、つまりは、「パンデミックが発生した場合、集団的不安を解決するために、マスクが必ず登場する」と。

しかし、この論文の著者は、「マスクはパンデミック対策の本質を隠してしまっている可能性がある」と言いたいようです。

いずれにしても、過去を見ますと、これからマスクの義務化は広がっていきそうです。

先ほどの DEVE に言わせれば、そうやって私たちは退化していく。

 

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