医師という名の教祖
現代医療システムそのものが「宗教に近い」ということについては、コロナ以前から書くことはありましたが、コロナ、あるいはその後のさまざまな感染症などの流行の中で、決定的に感じるようになりました。
[記事] 医師から一般の人々まですべてを貫く「医療の宗教化」は、医療教育でのマインドコントロールから始まる。そしてその歴史
In Deep 2022年11月15日
平たくいえば…以下は、コロナよりずっと以前の今から 6年くらい前の記事からの抜粋ですが、こういうことが日常になっている気がします。
(2017年2月27日のブログより)
「ああ、何だか調子がおかしい。病院で見てもらおう」
(病院に行く。2時間待った後「何でもない」と言われ安心して帰宅する)
「ああ、良かった。病院に行って」
> このように「意味のない時間を信仰心的な意義だけを感じて過ごす」ということにおいて、この流れは宗教以外では見られないような気がしますし、この形而上的な行為は日本中でものすごくたくさんおこなわれているような気がします。
>
> 「一日たりともそれを忘れてはいけない」という現代医療への忠誠と信仰心。 indeep.jp
上の 2時間あるいは病院に行くまでの時間などを加えた数時間というのが「どんな時間」かというと、「無」です。
解決もなければ、生産性もなければ、意味そのものさえない。
あるのは、
「神様から『あなたは何でもない』と言われて安心する、絶対的な神への信仰」
だけです。
宗教を持つ人が少ない日本人では、今この社会に最も多い「神」は「医者」だと思われます。
「何でもありませんよ」
「へへえええーーーー」
「ガンですね」
「へへえええーーーー」
「ワクチンを打ってください」
「へへえええーーーー」
これほど真摯に信仰に打ち込める様相は、傍で見ていて壮観ですが、コロナとそのワクチンの世界で、その信仰の「歪み」がこんなに露骨に出ているのに、それでも多くの人たちはその信仰をやめない。
「10万人死んでも、神様は正しい」
「100万人死んでも、神様は正しい」
「8000万人死んでも、神様は正しい(おっと人口の危機)」
この後、年が進むごとにこのようになっていくのでしょうけれど、しかしまあ、どこかで何か変化しないと、何だかどうしようもない。
やはり、6年くらい前ですが、アメリカのロバート・メンデルソン医師が、1970年代に書いた著作について、記事を書いたことがあります。
[記事] 「現代医学は悪しき宗教」と40年前に述べた異端医師の懺悔
In Deep 2017年2月26日
たとえば、「投薬」に関して、当時、つまり 40年以上前でもアメリカでは以下のようになっていたようです。
メンデルソン医師の著作の章「なぜ薬を飲んではいけないのか」より
医療倫理は世間の常識と相容れないばかりか、伝統的な宗教ともかけ離れている。宗教は対立する宗教の欠陥を指摘して反証する傾向があるが、現代医学教は薬を使わない医者を「投薬の儀式を拒否した異端者」と見なし、反証の機会すら与えずに排除する。
現代医学教の戒律は非常に厳しく、アメリカ医師会の倫理規定では、医学博士の学位をもつ者は現代医学を信じない者との親交はもとより、言葉を交わしてもいけないことになっている。
この著作の「はじめに」は、「 医者から身を守るには」というもので、以下のように書かれています。
「 医者から身を守るには」より
現代医学は患者の信頼がなければ成立し得ない。なぜなら、現代医学は医術でも科学でもなく宗教だからである。
…現代医学が宗教だとわかれば、それが医術や科学だと思い込んでいたときよりもはるかに効果的に身を守ることができる。とはいえ、現代医学は自らを宗教だとは絶対に認めない。病院にしても現代医学を信仰するための教会ではなく、科学を追究するための教育機関と位置づけている。
現代医学教は人々の信仰に依存している。宗教はすべてそうだ。しかし、現代医学教の場合、信仰への依存度がきわめて高く、人々がたった一日でも信仰を忘れると、医療制度そのものが崩壊してしまうのである。
ここに、
> 人々がたった一日でも信仰を忘れると、医療制度そのものが崩壊してしまうのである
と書かれてあることが、その後のテレビでもインターネットでも、メディアからの「大衆への修行の提示」ということになっています。
つまり、「常に健康情報を流し続ける」という方法です。そして、それは、最終的には、医療と薬剤に向かわせるものです。
「人々がたった一日でも信仰を忘れる」ということを阻止するために、毎日、医療に向かわせる健康情報を流し続ける。血圧を測りなさい、体温を測りなさい、その顔を治しなさい(何だよ、それは)。
邪魔な情報は、潰すか排除する。
これが、この数十年の歴史だったのでしょうね。
今は過去最大にそれが膨れあがっているようにも思いますが、「まだまだ膨れあがる」と思われます。
なぜなら、単純に、「今後、病気が増えていくから」です。
スパイクタンパク質が人為的にこの世に解き放たれた時から、病気の増加、そして、「死の増加」は、とめどなく増大しています。
これからも、さらに病気は増大していくことは確実だと思われますが、
・それに対応した新しい治療薬や治療法がまた生まれる
というようなことも言えると思います。
スパイクタンパク質が、ヒトヘルペスウイルスを再活性化させ、それが原因となって帯状疱疹が増えたとすれば、「じゃあ、帯状疱疹のワクチンを」となり、それでさらに何か問題が拡大すれば、「こういうものが新しく出ていますよ」ということになる。
こういう永久的な繰り返しが今後ずっと続くのだと思います。
今の社会に人がこの世に生まれて、最初に「宗教的な洗礼」とされるもののひとつは、乳幼児のワクチンの定期接種だと思われます。
最近、アメリカの研究者たちによる、「新生児の定期ワクチン接種と死亡率の関係」を統計的に解析した査読済みの論文を知りました。
(論文) 先進国で定期的に投与されている新生児、乳児、および年齢未満の5種類のワクチン接種と死亡率との関連
Neonatal, Infant, and Under Age Five Vaccine Doses Routinely Given in Developed Nations and Their Association With Mortality Rates
そのデータ解析の結果、
「新生児のワクチン接種回数と、死亡率には《正の相関がある》」
ことがわかったというものでした。
正の相関とはつまり、「打つ回数が多いほど乳児の死亡率が上昇している」ということです。
これらは命を守るものではない
この研究は、内容とか数値の部分は難しいですが、論文にあるグラフに、わかりやすく示されていると思います。
乳児死亡率と乳児ワクチン接種回数の散布図
cureus.com
しかし、これに関しても、たとえばアメリカの場合、CDC のワクチン有害事象報告の数値を参照していますが、実際には乳児の死亡事例はもっと多い可能性があり得ます。論文には以下のように書かれています。
論文より
…B型肝炎ワクチン接種後の乳児の死亡例は記録されているが、因果関係に関する証拠はまだ決定的ではない。B型肝炎ワクチン接種後の全年齢層で約 60人の死亡、乳児の死亡は 30人が米国ワクチン有害事象報告システム(VAERS)に毎年報告されている。
しかし、医師や医療専門家だけでなく、親たちもワクチンを「安全で効果的」なものとして受け入れており、死亡がワクチン関連である可能性を否定するように教えられているため、これらの数字は過小報告により低く偏っている可能性が高い。
また、検視官たちが、B型肝炎ワクチン接種に関連した死因を明らかにするために必要な徹底的な死後検査を実施する可能性は低い。
実際、ハーバード大学ヘルスケアが作成した米国保健福祉省への報告書は、「ワクチンの有害事象の報告件数は実際の 1% 未満」であることを見出している。
この研究者たちは、特にワクチン自体に反対しているというわけではなく、「実態がわからない」ことに対してデータ解析を行ったようですが、特に問題視しているひとつとして、
「低体重の赤ちゃんも、普通の赤ちゃんと同じ量が投与されている」
ということがありました。
以下のように書かれてあります。
論文より
異なる方法論を用いた他の研究では、年齢が若く体重が低いとワクチンに対する重篤な副反応のリスクが高まるという追加の証拠が示されている。
ワクチンに対して重大な副反応を示した乳児は、重大な副反応を示さなかった乳児に比べて、ワクチン接種時の年齢が著しく若く、体重も少なかったことが見出されている。
生後 70日以下でワクチン接種を受けた未熟児の 3分の1(33.3%)に重篤な副反応があったのに対し、生後 70日を超えてワクチン接種した場合には副反応は見られなかったた。
早産で生まれて、ワクチン接種を受けた乳児たちは、ワクチン接種を受けていない非早産児たちに比べて神経発達障害と診断される可能性が 5倍高く、正期産で生まれ、ワクチン接種を受けていない子供と比較すると 14倍高いことが判明した。
…早産の合併症は新生児死亡の主な原因だ。未熟児は出生体重が低く、免疫系が未発達だが、新生児のワクチンの投与量は体重に合わせて調整されていないのだ。
研究では、未熟児(および低出生体重児の正期産児)は、生命を脅かす無呼吸など、ワクチンによる重篤な副反応を特に受けやすい可能性があるという証拠が示されている。
ワクチン接種された早産児の 12% がワクチン接種後 72時間以内に無呼吸を経験したことが見出されている。低体重でワクチン接種を受けた早産児の症例が最も重篤だった。突然死の前の無呼吸については十分に文書化されている。
未熟児や早産児のほうが高い率で、重篤な障害を受けやすいようです。
これは……まあ、秋から始まるといわれている「厚生労働省が、子ども全員の接種を推奨している」コロナワクチンもそうですが、同じ年齢層の区切りにあるのなら、
「体重 5キロの子どもも、10キロの子どもも同じ用量を投与される」
ということになると思われるのですが、この世には痩せた子もいれば、太った子もいますけれど、体重というのは、薬剤投与に対して重要だということはあると思うのですが、もう全然それは聞いたことがないですね。
大人でもそうだと思います。
劇薬指定の薬剤が「35キロの女性も、110キロの男性も同じ用量」というのは、どうなんだろうとは以前も思ってはいました。
ファイザー社ワクチン(コミナティ筋注)添付文書より
厚生労働省
いずれにしましても、こういう「洗礼」の習慣が、この世から消えない限りは、悪しき宗教は消えることはないのだと思います。
もちろん、これは、お医者様側の問題ではないです。
多くのお医者様たちは、医学部で強い洗礼とマインドコントロールを受けますので(「パッチ・アダムス」というアメリカ映画でわかりやすく描かれています)、多くのお医者様がた自身が「不動の宗教信念のもとにある」と思われます。
先ほどリンクしました記事「 医師から一般の人々まですべてを貫く「医療の宗教化」は、医療教育でのマインドコントロールから始まる」などにも書かせていただいています。
私自身、幼少の頃から非常に病弱だったために、「常に宗教の洗礼」を受けていました。町医者という教祖が、ある意味絶対だったのです。
その洗礼の効果は、40年以上続きました。
つい最近ですよ、気づいたのは。
奇妙な宗教から離脱するのに 40年も 50年もかかった。
世界的には、150年前から同じ惨状が繰り広げられていました。
以下は、1871年の医学誌ランセットの記事から、英国の天然痘の災厄についての記事からの抜粋です。
1871年7月15日のランセットより
天然痘による死亡状況が激しくなっている。過去 1年間にイングランドとウェールズで 10,000人以上の命が犠牲となった。ロンドンだけでも、それ以来 5,641人が死亡している。
ロンドンの天然痘病院の 9,392人の患者のうち、6,854人以上がワクチン接種を受けていた。つまり、73%近くの天然痘患者が、天然痘ワクチン接種済みだった。死亡率は 17.5%だった。
今年イギリス全体で、12万2000人以上のワクチン接種を受けた人たちが天然痘に感染している。これは憂慮すべき事態といえる。この重要な問題についてはっきりと理由を解明する必要があるだろう。
ワクチンを接種した人ばかりが、「それを予防する」とされた病気にかかってしまう…。
今の何かの状況とよく似ていますが、150年経っても、同じことが繰り返されているということです。
そして、「信者たちの方が変わらなければ」、この状況は、また 150年とか続きます。
でも、今はかつてと違い、ワクチンも強力なテクノロジーによるものとなっていますので、今後 150年も人類文明がもつかどうかは微妙です。
この宗教に対して異端となる人々が増えることを願っています。
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