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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の未来 悪魔の輪郭 未来の地球

ルドルフ・シュタイナーは、「将来、喉は人間で最も重要な器官=生殖器になる」と述べていたことを知りましたが、しかし今は喉が検査により何百万人もグリグリと傷つけられている世界で

投稿日:

1923年にシュタイナーが説明したアーリマン(悪神)の地球からの発生

Four Seasons and the Archangels




 

「喉頭」は未来の人間の最重要器官となると彼は言った

先日、「人間の鼻の奥から喉にかけての新しい臓器が見つかった」ということを、以下の記事でご紹介しました。

偶然?それとも… : PCR検査のメソッドは、人間の鼻の奥で発見された「新しい臓器」を直撃している
投稿日:2020年10月22日

この時代に新しい臓器が見つかるという事実もなかなか衝撃的ですが、ただ先ほどの記事では、

「新しく発見された臓器のある場所が、PCR検査で強く摩擦される場所と同じ」

だということに何となく気付いたのですね。

新しく発見された臓器の位置と PCR 検査の正式なメソッド

SciencedirectMedvisual

さらに、このあたりというのは「上咽頭」という、全身の健康に大きく作用する部位であったり、あるいは脳下垂体なども近い場所だったりと、いろいろと「デリケートな部分」ではあるなあと思っていました。

その後、先ほどの記事を書いた後、お知り合いの方から、

「シュタイナーは、『喉は将来の生殖器になる』と言っていました」

というお便りをいただいたのです。

「喉が生殖器に?」

これは私は知らなかったことで、日本語で検索しますと、確かにそのような語感が含まれているものも少しだけあったのですが、「出典」がないのです。

おそらくは、出版されているシュタイナーの書籍か、あるいは講演で述べていたものだと思われますので、英語かドイツ語でも検索したのですが、まるで、まったく検索では出てこないのですね。

「うーん」

と思いまして、基本的に私は出典のない情報は載せないですので、「喉が生殖器となるというのは興味深いけど、見つからないのではなあ」と諦めていました。

そうしましたら、今日、私は検索において、大きな間違いをしていたことに気付いたのです。

「喉」ということから普通に連想する英語である throat で検索していたのですが、シュタイナーは、著作でも講演でも、医学用語である larynx (喉頭)という言葉を用いていたのです。

こんな単語初めて知りましたし、読めもしません。ラリンクス?

それで検索しましたら、出てくる出てくる。

そして、突き当たったのが、1912年1月1日のシュタイナーの講演の全文を英語で記しているサイトでした。

そこにあった記録では、まさに、シュタイナーは、

「喉頭は未来の生殖器になります」

と述べていました。

また、著作でもそのように書いていまして、日本語版はないようですが、「 The Secret Stream: Christian Rosenkreutz and Rosicrucianism 」という著作の中に同じ言葉が出ていることを知りました。日本語にしますと「秘密の流れ:クリスチャン・ローゼンクロイツと薔薇十字団」という感じですかね。これは、Google Book のこちらに英語版があり、そのまま読むことができます。

その 1912年1月1日のシュタイナーの講演の中から、「喉頭」についてふれている部分をご紹介したいと思います。

シュタイナーによれば、将来、人間の器官はどんどん変化していき、あるいは、古代(超古代のことですかね)の人間も今とは異なる器官を持っていたことが説明されています。

また、私は、このシュタイナーの講演の内容で、聖書「ヨハネの黙示録」の、初っ端の

「はじめにことばがあった」

という意味が、ようやく理解できた気がします。

このころの言葉は「物質的な音声としての言葉」ではなかったようです。

いずれにしましても、早速、その「喉頭」の部分を講演からご紹介します。

ちなみに、シュタイナーの日本語訳された書籍などでも、言い回しがものすごく難解な部分が多いですが、英語版でも、「まるでよくわからない」部分が多く、ここでは、なるべくわかりやすいように訳しています。

ですので、学術的には間違っている部分もあると思いますので、お詳しい方は直接オリジナルを読まれていただきたく思います。

なお、ここでは、「感覚的世界」という言葉と「精神的世界」という言葉が繰り返し出てきますが、簡単にいえば、

・感覚的世界 → 自然科学や唯物論が基礎となる、つまり今の世界

・精神的世界 → 物質が主体ではない世界。霊的な世界

というような解釈でいいのではないかと思います。

 

 


感覚的世界と精神的世界

The World of the Senses and the World of the Spirit
1912年1月1日 ルドルフ・シュタイナー

これらの講義は、おそらくあなたに、複雑な人間とは何か、そして私たちが人間の本性に近づくために私たちが考慮しなければならない多くの側面からのいくつかの考えをあなたに与えることでしょう。

ここで 1つの進化の事実を指摘したいと思います。

それは、透視研究の助けを借りて、人類の進化の全過程を研究するときに到達できるすべての結果の中で最も重要なものに分類される可能性があります。非常に古くから今日に至るまでの時代を振り返り、人類の未来がどうなるかを私は楽しみにしています。

人間は自分の環境で何がどうなりつつあるのか、そして何が消えていくのかを区別することを学ぶことになります。ここで述べることは、将来にのみ完璧に達する「何か」になるプロセスと関係があるのです。

私たちは、世界のものが、すべてが新しく生まれるか、消えていくところに存在していることを認識しています。

私は特に人間の「喉頭」が本当の「未来の器官」である概念を指摘してきました。将来的には現在の喉頭とはまったく異なるものと呼ばれる器官となる概念です。

今日では、喉頭の役割は、それは単に私たちの内面の気分や状態を言葉を発して、それを音声として外の世界に伝えるだけですが、将来的に、喉頭は、私たち自身が私たち全体であるものを伝えることになるでしょう。

つまり、将来的に、喉頭は人間全体の生殖に役立つことになるでしょう。

喉頭は未来の生殖器になるのです。

喉頭が、心の中にある言葉で外部に表現する役割だけではなく、喉頭を使って自分自身を世界の前に置く時が来るでしょう。

人間の伝播は喉頭の器官と密接に関係しています。

今この複雑な小宇宙の中で私たちが「人」と呼ぶこの複雑な「小さな世界」では、将来、より高度な完成度を達成するすべてのそのような器官に対して、別の対応する器官が存在します。

それらは徐々に減少し、徐々に消えていきます。

喉頭に対応して消えていく器官には聴覚器官があります。

聴覚器官が少しずつ消えるのに比例して、喉頭はますます完璧になり、ますます重要になります。

アカシックレコードの助けを借りて、人類のはるか遠い過去を振り返り、私たちの研究が明らかにしたことから、耳がかつてあったもののいくつかの概念を形成する立場にあるとき、私たちはこの事実の素晴らしさを推定することができます。

人間の耳を元の形にさかのぼると、現在の状態の私たちのこの聴覚装置(耳)は、かつての影にすぎません。

今日では、物理的な表面的な音で表現される言葉だけが聞こえます。しかし、それは、聴くことを通じて人間に流れ込んだものの最後の残骸にすぎません。なぜなら、この聴覚装置を通して、かつては宇宙全体の強力な動きが人間に流れ込んだからです。

そして今日のように、私たちは耳で地上の音を聞くますが、古代には世界の音、天体の音が人間に流れ込みました。

つ過去には、神聖な世界の言葉が天体の音で包まれていたのです。

ヨハネによる福音書が語っている世界の言葉は、ロゴス、神の言葉です。

私たちが古い意味で人間の聴覚と呼ぶかもしれないものに、霊界から天の音、天体の音楽が流れ、ちょうど今私たちの聴覚に人間の言葉と地上の音楽が流れ、音楽の中に流れ込んだ天体は、神の霊が話したものだったのです。

今日の人間が、人間の言葉と人間の歌と人間の口調で空気を形に強制するように、神の言葉と神の音楽も形を生み出しました。

そして今、神の音楽によって作成されたすべての形式の中で最も素晴らしいことを考えてみましょう。

次のようにアプローチします。

ここでは、「A」という音を言います。この音を通して、空気中に形を作る可能性が生まれます。

宇宙の言葉から形が世界に入ったのも同じようであり、これらすべての形の中で最も貴重なのは人間自身です。人間自身は、神の言葉が語られることによって、彼の元々の状態で創造されました。

今日、空気は人間の言葉によって形になり、私たちの世界も神の言葉によって形になりました。

そして、人間はこれらの形態の中で最も優れています。もちろん、聴覚器官は今よりもはるかに複雑でした。

今日では人間の聴覚器官はかなり縮んでいます。今日では、聴覚器官は外部器官であり、脳への限られた距離しか浸透していませんが、一度それは人間全体にわたって内側に伸びました。

そして、神の言葉の発話として、人間が世界に向かって話している音の道が、人間の至る所で動かされています。

このように、人間は聴覚の器官を通して霊的(精神的 / spirituality)に創造されました。

将来、人が再び高い段階に上昇したとき、その聴覚器官は非常に小さくて初歩的な耳となっているでしょう。聴覚器官としての耳の意味と目的は完全になくなってしまいます。

耳は退化しています。

しかし、これを補うために、今日では種のようにしか見えない器官の喉頭が、ますます美しく完璧に成長するでしょう。

そして、その完璧さにおいて、神が人を彼らの創造物として世界に語ったとしても、それは人間が彼の存在の複製として世界に何をもたらすことができるかを語ります。

ある意味では、世界のプロセスも逆転しています。

私たちが耳のような器官を消したとき、それはすでに小さな骨物質が緻密化したような状態に達することがわかります。耳は、いわば、進化の下降の最終段階にあります。

そのような感覚は人間から消えつつあります。

しかし、人間は霊的な世界へと発展しています。そして人間の上昇する器官は人を精神性に引き継ぐ橋なのです。

これが感覚的世界と精神的世界(霊的世界)の関係です。

感覚の世界は進化の下降にある器官のもとにあり、そして霊的に上昇する器官は精神的世界を私たちに知らせるのです。


 

ここまでです。

ここが「喉頭」が出ている部分です。

どうしてもわかりやすいような文章にはなりにくいですが、要するに、シュタイナーは、将来的に、

・進化していく器官がある

・退化していく器官がある

としていて、そして最終的には、

・感覚的な器官(音、視覚、触覚などをつかさどる)は消える

と言っているようです。

ですので、感覚的、唯物論的な世界のままで生きていくと、いつか人間は「立ち行かなくなる」ということのようですね。

まあしかし、現実として、今は多くの人たちが「その大事な喉をグリグリとされている」ような現状で、なんとなく「喉を狙い撃ちにされている」感じもないではないです。

なお、ご紹介しましたこのページにはこの日の講演のすべてが書かれているのだと思うのですが、その講演の締めの部分をご紹介して、記事も締めたいと思います。

シュタイナーは、

「人間はふたつにわかれる」

と、この講演で明確に述べているのです。

この「人類がふたつの種類にわかれる予感」というのは、以前からブログで書くこともありました。

ここからです。

 


1912年1月1日のルドルフ・シュタイナーの講演より

The World of the Senses and the World of the Spirit

もし地球上の多くの人々が、感覚の世界から足を踏み出すことを望まないのなら、彼らは精神的な(霊的な)衰退に陥るでしょう。

文明の将来の発展においては、霊的な敏感性、すべての霊的な科学の心、そして、世界への想像力、インスピレーションが自発的に湧き出すでしょう。

それは人類の一部の人たちのためのものとなるでしょう。その人たちはこの霊的世界への理解と献身を持っています。そして近い将来、地球に設定された目標を実行するのはこれらの人々です。

他の人々はおそらく(霊的世界の逆の)感覚的世界に満足し、そこを超えることをしたくない、あるいは、哲学と自然科学の概念が提供する概念を超えたくないと思うでしょう。そのような人々は、精神的な息切れ、精神的な消費、精神的な病気の方向に進んでいます。

感覚的世界は地球の存在の中で枯渇し、感覚的世界は地球の進化のために設定された目標を達成しません。しかし、進化は進んでおり、それぞれが自分自身に質問をしなければならないのかもしれません。

「あなたはどちらの道を選びますか?」と。

将来的には、人々は、いわば、右と左の 2つの道に立つでしょう。

一つの道は感覚的世界だけが真実であるという人々であり、もう一つの道には、精神的世界(霊的世界)が真実であるという人々がいます。

耳などの感覚的な器官は消えていくので、地球の終わりには地球に属するすべての感覚が完全に消えてしまいます。

私たちが精神的世界に進むならば、私たちは地球の進化の未来において、ますます人間に近づくことをいとわない何かの方向に自分自身を成長させます。

親愛なる友人たち、これらは人間の身近な日常生活との関係で現れるのです。

私は、オカルト科学の真の理解から、現代​​の人類に対する道徳的原則と衝動がどのように進むことができるかを指摘するのに言葉を使う必要はないと思います。

正しく理解された知恵から、正しく理解された善と美徳が人間の心に生まれるからです。世界の進化を真に理解した上で努力し、知恵を求めましょう。

そうすれば、知恵の子は必ず愛になるでしょう。

◎対談本が発売されます。こちらの記事もご参照下されば幸いです。

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