11月21日の米医学系メディア記事より
昨日 11月23日に、メルマガ第14号を発行させていだきました。タイトルは、「人類と地球が直面しているのは「創造する周波数・破壊する周波数」のどちらか?」というものでした。
前回、
・【重要】 ピタゴラスが2500年前に述べた「病気は音で治療できる」という主張に対しての本格的な試験が始まる。現段階でわかっていることは、細胞内のひとつの繊毛が周波数に対して反応するということ
という記事を書かせていただきましたが、この記事を書いた後、「音とこの世」について、書きたくて仕方ないことがたくさんありまして、それを混沌と書かせていただいたものです。ちなみに、音(周波数)というのは、「この世の根源」だと私は思っています。
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さて、前回のブログ記事は、「音」ということに関してのものでした。
この記事を書いた後に、たまに見る膨大な量の医学論文の概要を日々紹介しているアメリカの医学系メディアを見ていましたら、治療に関して、
「音は、実際に聞かなくても、《その音を想像するだけで》同じ効果があった」
というような意味の論文を見つけました。
これは、メンタル系の治療に関してのもののようで、アメリカなどでは、認知行動療法のたぐいなのかどうかはわからないですが、原因のある不安障害や PTSD (強烈なショック体験の後に時間が経って神経症状が発生するもの)などの治療に、「その時の状況や音を再度、振り返ってみる」というようなものがあるらしいのです。
その場合の「音」に関して、
「実際の音を聞くことと、《音を想像すること》の結果が同じだった」
というものなのです。
ここでは、あくまでメンタル系の治療方法の研究の話として書かれてあるのですが、もう一度書きますけれど、
「実際の音を聞くことと、《音を想像すること》の結果が同じ」
という事実は、これはいろいろなことに応用できるのではないのかなと思ったのでした。
実際の音で治療されるのなら、あるいは、「周波数の想像」でもいける?
少し話が逸れるかもしれないですが、メルマガの読者様の方から、今回のメルマガの後にメールを下さった方がいらっしゃいました(まぐまぐさんは、メルマガに直接返信すれば、私に届くようになっています)。
その方は男性で、昨年、脳の出血をされたのだそうです。
うまく説明できないですので、そのメールを転載させていただきますと、次のように書かれてらっしゃいました。
昨年、9月に脳の血管が破裂いたしました。
ずいぶん運が良く、あれよあれよという間に退院できましたが、集中治療室から救急病棟へ移された際に、ブログの「周波数ヘルツ」の細胞再生のメッセージを思い出して、つねにその周波数で音楽を聴いていました。
さまざまな後遺症が予想されていたのですが、運良く何もダメージなく、現在は、健常者として社会復帰しております。比較ができないので確信は持てませんが、あの周波数が何らかの違いを生み出してくれたのではないかと本人自身は感じております。
私はこれを読ませていただきまして、「うーむ」と唸りました。
この方が聞いていた周波数はここには書かれていないですが、おそらくは、ソルフェジオ周波数という概念があるのですが、その中で DNA を修復すると言われている 528Hz なのではないかと思うのですけれど、私自身が、たまに音や周波数のことを書かせていただいたりしていますけれど、
「本当のところは、どのくらい肉体そのものへの影響や効果があるのだろう」
とは、いつも思っているのです。
それに関しての具体的な医学的な文献はほぼないのです。
それで、このような「脳の血管が破裂」された後に「まったくダメージなしで復帰」というような話をお聞きしますと、いろいろと思うわけです。
この方も書かれていますが、「比較ができない」ですので(脳の血管が破裂した人に対して、周波数を使った人と使わなかった人の予後の比較のデータというのは存在しないということです)、どうのこうの言うことはできないですが、しかし、「まったく後遺症なし」というのは、決して多くはないような気はします。
同じような話を、以前聞かせていただいたことがあります。
・ソルフェジオ周波数 528Hz に石灰化した松果体を正常に戻す可能性がある? あるいはそこから導かれる「隠されたマルコによる福音書」の記述にも励まされ
In Deep 2015年02月07日
という記事に書いたことがありますが、会社の検診で、心臓の血管が「石灰化」していると医師に言われた女性からメールをいただいたことがあります。
それまでにも、たまに心臓が締め付けられるような痛みがあったそうですが、石灰化は不可逆的なもの(元には戻らない)ですので、医師も「治療はできないので何もしなくていいです」と言っていたそうですが、それから、その女性は、毎晩、眠る前に 528Hzの音叉を鳴らして体に当ててから寝るようにしたのだそうです。
そして、1年後の会社の検診。そこでは、「異常なし」だったのだそう。
一般的には不可逆的と思われる石灰化が「消えた」というのは、医学的にはオカルト扱いされるだけかもしれないですが、それは事実だったようです。
そして、今回いただいたメールの「脳の血管の破裂から、まったく後遺症なしでの復帰」……。
自分で書いてきたことに対して、こう書くのもどうしようもない話ですが、
「なんだか、本当に効果あるんじゃないの?」
という気がしてきている次第です。
私は、528Hz に関しては、音叉とか、あるいは音楽もありますけれど、もう少し日常に取り入れてみようかなというように思った次第です。
もう今回ご紹介する本題とは、全然離れた話を書き続けてしまいましたが、しかし、違うジャンルの話とはいえ、
「音は実際に聞かなくても、音を想像するだけで脳に影響する」
という今回のアメリカの大学の研究結果は、なんというか、「いろいろなジャンルで、そういうことはあるのではないか」と思ったりした次第です。
たとえば、
「自分の中に 528Hz などの良い周波数を《絶対音階的》に学習させる」
ことができれば、「自己 DNA 修復人間」というような生き方もできなくもないのかなと思ってみたりしました。
音は周波数であるという意味で現実の存在ですが、では「感情は?」というところがひとつの問題かもしれません。
感情にも「現実の波長としての物理的要素がある」なら、「想像の中の音にも物理的な作用を持つ性質がある」かもしれないわけです。
そうであるなら、
「想像での音も、自分と、あるいは外界に影響を与えることができるかもしれない」
というようなことを考えていました。
というわけで、今回ご紹介する記事の補足とは関係ないかもしれないことで前書きを書いてしまいましたが、ここから本題です。
Imagining sounds is just as good as hearing them for removing negative associations
Medical Xpress 2018/11/21
否定的な関連付けを取り除くために「音を想像すること」は、音を実際に聴くことと同じほど良いことが判明
ニューヨークにあるマウントサイナイ医科大学と、コロラド大学の研究者たちは、音を想像することは、実際に音を聞いているような状態の中で、音と否定的な体験の間の結びつきを打破する効果があるという可能性を見出した。
彼らの研究では、「消滅」と言われる、脳内での(過去の否定的な体験との)関連を消えさせてしまうこのプロセスが、現実の音を聞いた場合と、音を想像した場合の両方で起きることがわかった。
11月21日に医学誌「ニューロン」(Neuron)に掲載されたこの調査結果は、メンタル疾患への治療方法として広く使用されている「想像の力」が不安障害を助けることができる理由を説明することができる可能性がある。
この研究の共同研究者であり、マウントサイナイ医科大学の神経科学者であるダニエラ・シラー(Daniela Schiller)博士は、以下のように述べる。
「これは私たちの精神行動を測定する試みであり、(音を想像することが)実際の生活への反応にどのように影響するのかということを知る試みです」
「多くの場合、重要な刺激にどのように反応するかということを調べると、環境の中の実際の手がかり(現実世界で起きること)を使用し、それに対する反応を測定しますが、その際に、同時に多くの内部プロセスが脳内に起こります。私たちは、想像します。あるいは計画します。そして、私たちはそれに思いを巡らせます。そして、私たちは、期待を持ち、あるいは、先の予測をします」
この研究に参加した 68名は全員健康な人たちで、研究において、高音または低音のいずれかを苦痛ではないが不快に感じる電気ショックと関連付けるように学習された。
その後、被験者たちには、同じ音に実際にさらされる体験、あるいは同じ音を想像する、あるいは心地良く響く鳥の声や雨の音を想像する、という、それぞれのことをしてもらった。
結果的に、実際の音と想像での音は同じ結果をもたらしたのだった。
この「恐怖の体験の音を聞く」という手順は、以前から、恐怖を誘発される体験がある人たちに対し、もはや恐怖反応を引き起こさない「恐怖の消滅」に至るということが知られているものだ。
問題は、そのように、実際に音を聞くことと同様の働きが、「音を想像することでなされるか」ということだった。
実験では、実際の音を聞かなかった場合でも、音を想像するだけで恐怖の反応が減少した。
心療的な診療所では、不安障害の患者は、しばしば、安全で管理された方法で、その恐怖を再体験するために、ストレス、不安、恐怖を引き起こす状況を視覚化するように求められる。
それが治療として成功することもあるが、想像力がそのような強力な効果をいかに持つことができるかはよく分かっていない。
シラー氏は以下のように言う。
「私たちが診療で使用するいくつかの行動法は、理論主導型または機構主導型のアプローチではなく、試行錯誤によって開発されてきたものです(※ 理論先行でおこなっているのではなく、実際の診療の中で発展してきたものという意味)。今回の研究で示されたことは、それがどのように働いているのか、なぜそれが成功したのかを説明できる仕組みだと思います」
参加者の脳活動を MRI で観察することで、研究者たちは、実際の状態と想像された「恐怖の消滅」の状態で脳活動に重複があることを確認できた。
それぞれの状態が独特の活動を持っているが、健全な状態の間にその想像上の活性化が起こると「想像によってもたらされる恐怖の消滅」は、実際の消滅と同様のプロセスによって起こされたことが示された。
コロラド大学の心理学と神経科学の教授である共同執筆者のトーア・ウェイガー(Tor Wager)博士は、以下のように言う。
「私たちが、《想像で何かを成しうることができる》こと、そしてそれは脳に強い影響を与えている、ということがわかったことは、今回の研究で最も刺激的で、かつ魅力的なことでした」
「あなたが今何か想像していることは、それは単なる想像で終わるものではなく、それは、あなたの脳内に強い影響を与え続けているのです」
しかし、恐怖の概念に対して、このような影響があるのは想像だけではない。
「恐怖の消滅」に関しての研究は 100年以上にわたって続けられているが、いまだに常に新しい発見がある。
研究者たちは、まだわからないことがあまりに多いことは認めている。
確かに、現実への脳内の反応と、想像での脳内の反応のネットワークには類似点があるが、今回の研究は規模があまりにも小さく、特定の類似点や相違点を特定することはできていない。
シラー氏は、それらを解明できる知見を得られることに対して大きな熱意を持っていると語っている。