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3月15日にメルマガニネベの年に起きること。そしてガンと寄生虫の関係を発行させていただきました。

2016年からの世界 人類の覚醒と真実 拡大する自然災害

M6以上の地震が毎日起きている世界を迎えた中、シュタイナー学派の「21世紀前半から悪魔的存在が活動を開始した」とする見解を思い出してみる

投稿日:2016年4月17日 更新日:

earthquake-history-2010Increase of Earthquakes in the last decade




 

毎日1回以上のM6以上の地震が起き続けている今の状態

九州での大地震の前には、連続して3つのマグニチュード6級の地震が起きていましたが、その九州の地震が収まっていない今日 4月17日、今度は、南米エクアドルでマグニチュード 7.8という大地震が発生しました。

エクアドル最大の都市グアヤキルの地震発生直後の様子

ecuador-78Twitter

この地震により、2016年4月10日からの約1週間で起きたマグニチュード6以上の地震は以下のようになります。

  • 4月10日 M6.6 アフガニスタン
  • 4月13日 M6.9 ミャンマー
  • 4月14日 M6.5 バヌアツ
  • 4月14日 M6.5 熊本
  • 4月15日 M6.4 熊本
  • 4月16日 M7.3 熊本
  • 4月16日 M6.0 熊本
  • 4月17日 M7.8 エクアドル

この規模の地震が、「世界の様々な場所」で、ここまで連続するというのは、過去にどのくらいあったのか、あるいはなかったのかわからないですが、とても珍しいことだと思います。

地図にしますと、以下のような感じです。

0410-0417-earthquake-USGS

アフガニスタンからバヌアツまで駆け抜けたような形で連続して発生していたものが、日本の裏側に近いエクアドルで現れたという形になります。

ちなみに、今回の九州の地震は、「三つの地域で別々の地震が同時多発的に発生した」と考えられるそうです。

下は、昨日の毎日新聞の記事からです。

熊本地震  熊本、阿蘇、大分…3つ別々の地震が同時に発生

毎日新聞 2016/04/16

熊本県熊本地方、阿蘇地方、大分県で規模の大きな地震が相次いでいることについて、気象庁の青木元・地震津波監視課長は16日午前の記者会見で、三つの地域で別々の地震が同時多発的に発生しているとの見解を示した。(中略)

青木課長は「広域的に続けて地震が発生したケースは近代観測が始まって以降は思い浮かばない」と話した。

とあり、地震を観測し続けてきたプロに、

> 近代観測が始まって以降は思い浮かばない

と言わせしめるような地震発生現象だったことがわかります。

熊本の地震の際には、地震と関係があるのかどうかはわからないですが、阿蘇山が小規模な噴火を起こしましたが、エクアドルでも M7.8の地震直後、コリマ山という火山が噴火を起こしたことが伝えられています。

大地震の後に噴火を起こしたエクアドルのコリマ山

colima-0417noticias terra

 

なお、先ほどの 4月10日からの1週間に世界で起きたマグニチュード4.5以上の地震の地図に戻りますと、やや不自然というか、目立つ部分があります。

それは、地図を見ますと、太平洋を取り囲む環太平洋火山帯でくまなく中規模以上の地震が起きていることがわかりますが、しかし、よく見ると「くまなく」ではないことに気づきます。北米大陸で起きていないのです。

usa-0410-0417USGS

 

小さな地震は、カリフォルニアやアラスカなどを中心にたくさん起きているのですが、マグニチュード 4.5以上の地震に関しては、北米大陸だけが抜け落ちたようになっています。

だからどうだということではないのですが、環太平洋火山帯が活発な活動時期に入ったとするならば、アメリカでも今後いろいろと起きる可能性もないではないのかもしれません。

 

21世紀は地震の世紀

そもそも、アメリカでは、今年になって地震がものすごく多いということは、

北米の異常な地震 2016(1): 今年の新年は「全世界の8割の地震」がアメリカで発生 — 西海岸、アラスカ、ハワイで1ヶ月で1万回を越える地震が発生し続けている
 2016/01/08

北米の異常な地震 2016(2): カリフォルニア、オクラホマ、アラスカ…。これらの過大な地震は結局何を意味するのか
 2016/01/10

などの記事に記したことがありますが、この記事でご紹介した、2016年1月1日から 1月7日までの期間は、「この期間に発生した全世界の地震の82%がアメリカで発生した地震だった」というようなこともあるほど、今のアメリカは地震が多い期間でもあります。

下のは USGS (アメリカ地質調査所)の「アメリカ中部・東部の 1975年から 2015年までの地震の累積数」のデータですが、人的な要因(掘削など)の可能性のあるものも含めて、2010年頃から大変な増加を示していることがわかります。

central-us-2015

Induced seismicity

 

ところで、全世界的に見て、果たして地震は増加しているのか、といいますと、短いスパンではわからないですが、少し長いスパンで見ますと、

「圧倒的に増加している」

と言えます。

冒頭に貼りましたのは、1966年から 2010年までの「マグニチュード6以上の地震の発生件数」の推移ですが、1990年代からの部分をもう一度貼っておきます。

21c-quake

 

21世紀になって、「唐突ともいえるほど、大きな地震が増えた」ことがわかりますが、このやや不自然とも思える増加の理由はわかりませんけれど、特に、グラフでは紫色で示されている「マグニチュード6から7の地震」が激しく増加したことがわかります。

マグニチュード6から7の地震というのは、まさに今、連続して起きている地震のタイプです。

そして、上のグラフでは示されていない 2011年には、東日本の大震災が発生し、その後も次々と大きな地震が起き続けて現在に至ります。

この「 21世紀の異常」ともいえる地震の増加が今後収まっていくのかどうかはわからないですが、今の状況を見ていますと、とてもではないですが、「収まっていくだろう」という予測を持つことは難しい気がします。

そういえば・・・21世紀といえば・・・。

前回の記事、

惨事の中でふたたび思い出すシュタイナーの「頂点は日本」という言葉。そして、ある数字がどうしてもリンクしてしまう東北と九州の震災
 2016/04/16

の中に、ルドルフ・シュタイナーの『天地の未来 : 地震・火山・戦争』という著作のことにふれました。そして、その序文にある、訳者の西川隆範さんの記述を載せました。

あの続きに興味深いことが書かれてあるのです。

前回は、

1879年から 33年が二度めぐったとき、広島、長崎に原爆が落とされ、それからまた 33年が二度めぐったとき、福島の原発事故が発生した。

までを抜粋したのですが、その続きは下のようになります。

シュタイナー『天地の未来 : 地震・火山・戦争』 訳者序文の「『未来の地球』諸言」より

1998年(666×3)に悪魔的存在が地上に誕生し、21世紀前半中にも活動を開始する、とシュタイナー学派は見ている。

他方、本書でシュタイナーも語っているが、紀元前 3101年に始まった暗黒時代(カリユガ)の第一期が 1899年に終了し、精神世界への見通しが明るくなってきている。

幾多の困難が今後もやってくるだろうが、全体的には世界は精神化へ向かっている。

物欲の時代は終わり、心魂浄化の時代が始まっている。時代の流れを促進するか、物質に固執して混迷を深めるか、個人個人の生活が岐路に立っている。

私たちはいま、比類なき美しい自然に鎮座なさっている神々にふさわしい国土をあらためて築いていく時期を迎えたのではないだろうか。

と書かれていました。

ちなみに、ここにある、

> 比類なき美しい自然に鎮座なさっている神々にふさわしい国土

というのは、日本のことです。

 

それはともかく、どうやら、シュタイナー学派の人々は、

> 1998年(666×3)に悪魔的存在が地上に誕生し、21世紀前半中にも活動を開始する

と見ているようで、21世紀は、

> 幾多の困難が今後もやってくる

と共に、「全体的には世界は精神化へ向かっている」と訳者の方は書いてらっしゃいます。

そして、その「明るい方向」となっていく条件というのか、その可能性を生むものとなるのは、

「地球の、物欲の時代を終わらせて、地球は、精神化の時代へ移行しなければならない」

とシュタイナーは述べております。

もし・・・「人間が精神化の社会に向かえなかった場合」はどうなるかというのは、著作『天地の未来』の中に、シュタイナーは以下のように明確に述べています。

シュタイナー『天地の未来』より

そのようなことが達成されなかったら、地球は唯物論のなかに沈没し、人類は大きな災害ののちに、この地上で、あるいは次の惑星ですべてを新たに始めねばならないでしょう。

つまり、この地球は「終わる」と。

現在の地震の増加を含めて、私たちはかなりの瀬戸際にいるのかもしれません。

そういえば、この著作の中に、以下のような下りがあります。

シュタイナー『天地の未来』より

人間は次第にエーテルを見るようになっていきます。エーテルは植物に特有のものです。植物界の成長力を、人間は自分のうちに受け取るようになるでしょう。そうすると、いまキリストを見ることを妨げている力から人間は解放されます。精神科学は、そのために協力します。(略)

20世紀のうちに、そしてこれから2千年後のあいだに、人々はキリストのエーテル形姿を見るにいたるでしょう。

人々はエーテル地球を見るようになるでしょう。エーテル地球から植物界は生じました。

特に何がどうということではないですし、私はエーテルというものが何なのかいまだにわからないのですけれど、先日、アメリカのアリゾナ州で、「イースターの日に、噴水のシルエットにキリストのような姿形が浮かんだ」ということを書きまして、何となくそれを思い出したのでした。

3月27日のアリゾナ州の噴水での高さ170mのシルエット
jesus-christ-appears-in-fountain-hills3…復活祭の日にアリゾナ州に出現した「巨大なイエス・キリスト」

 

ともかく、「悪魔的存在」というものが、21世紀前半中にも活動を開始したとするオカルト的視点が存在する中で、私たちはこれからさらに訪れるかもしれない「困難」と直面し続けながら、どのように「精神化」を果たしていけるか(あるいは果たせないか)ということが、これからの地球にとって重要なことのようです。

地球が続くか終わるかはそれ次第のようですね。

 
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