『プレジデント』の記事
本題とは関係ないのですが、今朝、日本の報道をザラッとみていましたら、プレジデント・オンラインの記事で「子どもにコロナワクチンを打たせてはいけない」という内容のものが掲載されていました。
そのプレジデントの記事はこちらにあります。
この記事は、実際にワクチン後の体調不良の方々をたくさん診断されている兵庫県の長尾クリニックの名誉院長自らが書かれているもので、長尾医師は、「全国有志医師の会」 (過去記事)の一員であることも記事に書かれてありました。
この記事には、長い後遺症、あるいは、抗体依存性増強のことや、ワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDS)の可能性などにもふれており、また、「世界中での超過死亡」にもふれているというものであり、メジャー媒体でここまで踏み込んだ記事が掲載されることは珍しいなと思いました。
プレジデントのこの記事は現在は掲載されていますが、今後わからない面もあるかもしれないですので、以下のページに記録させていただいています。
[記事] メディア「プレジデント」が、「絶対に子どもにコロナワクチンを打ってはいけない」とする有志医師の会の医師による明確な反ワクチン記事を掲載
地球の記録 2022年9月22日
お子さんの接種を迷ってらっしゃる親御さんに読んでいただきたいですし、あるいは、そういう親御さんが周囲にいらっしゃる場合に、お読みになるよう促されたりしていただければと思います。
これは、今日発売される雑誌プレジデントに掲載されている記事だそうですので、その雑誌をお渡しになるというのもいいのかもしれません。こちらの「信じてはいけない!健康診断、医者、クスリ(プレジデント2022年10/14号) 」という号だと思います。
掲載媒体が大きなものですので、この長尾医師の記事はなかなか物議を醸すものになるようにも思いますが、それだけに勇気のあることだったと思います。
以前から思うのですが、やはり、医師や専門家の方々がきちんとした媒体で話されるというのが、一番なんです。
あやしい人や、あやしいブログ(ここのような)がいろいろ言っても、なかなか信じてもらえないというより、「陰謀論に含まれてしまう」と、信じない人は信じないですからね。
私は十分に陰謀論派かもしれないですが、そうでなくとも、この In Depp のような(綴り間違えてるぞ)……こういうように、自分のブログの綴りを間違うようなあやしい媒体がいくら言っても仕方ないのです。 「悪魔的存在は…」とかたまに変なフレーズが出てくるようなものではダメなのです。
リルトジナメランと聞いて、すぐに上海帰りのリルを思い出しているような記事が出ているような媒体ではダメなのです (私自身はおもしろいですが)。
やはり正当なお医者様や専門家の方々が真摯に語ることによって、正しいことが、それをまだ知らない方々にも冷静に伝わり得るものだと思います。
新しいワクチン展開が始まっている今は特にそう思います。
私は見ないですが、テレビは相変わらずワクチンを勧めているようですし。
そんなわけで、プレジデントの記事をご紹介させていただきました。
さて、悪魔的な存在は……(こういうこと書いてるからダメなんだろ)。
まあまあ。
しかし、子どもに対してのワクチンは懸念されることのひとつでもあるのですが、もともと、2020年の時点から、つまり接種が始まる前から心配していたことのひとつとして、
「生殖機能への影響」
がありました。
それに関しては、2021年になって、厚生労働省部局のコロナワクチン特例承認書などを読んでいるうちに、さらに懸念が高まったのですが(過去記事)、今年になり……まあ、ワクチンの影響だけかどうかは不明な部分もありますが、世界各国で「出生率が例年と比較して著しく減少している」ということが明確になったことなどもありまして、懸念はむしろ拡大しています。(出産可能年齢前の小さな子どもでも、将来的な影響のメカニズムは同じである可能性があるため)
[記事] 全国民の90%がワクチンを接種している台湾で「1年前との比較で出生率が23%減少」という通常ではあり得ない衝撃的な報告…
In Deep 2022年6月28日
[記事] ハンガリーの出生率が前年同期比で「20%減少」したことが報告される…
In Deep 2022年7月7日
出生率も死亡率も、その率は驚くほど安定しているものであり、特に主要国では、1年くらいの単位での 20%などという極端な変化というものはあり得ることではないです。
ともかく、特に「生殖との問題」に関しては、今後も心配な数値が続く可能性があるかもしれません。
生殖との関係についての新しい記事は以下になると思います。ここに過去記事のリンクもあります。
[記事] ナノ粒子によるすべての生物への生殖機能の影響についてのメカニズムとその現実化
In Deep 2022年8月17日
ナチスの試みを知り、現在を知る
ところで、昨日、海外の科学メディアの「ナチス強制収容所の女性の 98%の月経が止まった理由は何なのか」というタイトルの記事を偶然見ました。
それは、この 9月に発表された論文の内容を紹介したもので、カナダのオタワ大学の科学者たちによる論文なのですが、その内容が衝撃的でした。
ナチスの強制収容所では、
「収容された女性全員に(本人には気づかれずに)薬による不妊処置を行っていたことが示唆される」
というものでした。
そして、強制収容所に収容されていたほぼ全員の「生理が止まり」、戦争が終わり、普通の生活に戻っていった後も、ほとんどの女性たちが希望通りの妊娠をすることができなかったと書かれてあります。
つまり、
「永久的な不妊」
の方法をナチスは知っていたことになります。
その論文そのものの「概要」の部分をまずご紹介します。
その後、この論文の全体の内容をまとめていた科学メディアの記事もご紹介いたします。
これらを読んだ後、私にしてみれば、「歴史が繰り返されている」と考えざるを得ませんでした。
それと、重要な点は、今から 70年以上前に、「ほぼ 100%、生理を止められ、恒久的に不妊にすることができる方法を、少なくとも誰かは知っていた」ということです。
そういう方法が当時あったのなら、今も方法そのものは残っているはずです。
ここから論文です。
ホロコースト後の女性の不妊体験
Women's experiences of infertility after the Holocaust
Social Science & Medicine 2022年9月
概要
ニュルンベルク裁判の証拠は、ナチスがユダヤ人女性の大量不妊手術の方法を模索していたことを示している。強制収容所に到着するとすぐに、98%以上の女性の月経が止まった。
その原因は、栄養失調やトラウマなどと思われてきたが、月経が止まるということの、それ以外の原因については、これまで最小限の調査しか行われていなかった。
この研究の主な目的は次のとおりだ。
1) 女性の無月経、すなわち女性に対して、外因性ホルモンの秘密裏の投与を説明する別の仮説を提供する。
2) 長期的な後遺症、特に流産を証明するために生存者の生殖履歴を詳述する。
3) 生殖機能喪失の短期的および長期的経験に関する女性の主観的なストーリーを提供する。
4) 女性の無月経と、その後の原発性および続発性不妊症、および仮定された因果メカニズムの証拠、すなわち性ステロイドの投与が、即時および長期の生殖への影響を引き起こした可能性があることを関連付けること。
2018年から 2021年にかけて、世界中のホロコーストの生存者たちに 4つの言語で電話でのインタビューを行った。
ホロコーストの女性生存者たち (平均年齢 92.5 歳)またはホロコースト生存者の完全な生殖履歴を提供できる子孫から 93 の証言を収集した。インタビューは、1942年から 1945年に始まった無月経、その後の妊娠の試み、妊娠、流産、死産の数など、生殖の歴史に焦点を当てた。
インタビューを受けた女性の 98%は、希望する数の子供を妊娠または出産することができなかった。
確認された 197人の妊娠のうち、少なくとも 48人 (24.4%) が流産、13人 (6.6%) が死産に終わった。136人 (69.0%) が出産した。流産の本当の数は、おそらくもっと多いと見られる。
ほとんどの女性たちが必死にもっと多くの子供を望んでいたにもかかわらず、妊娠適齢期終了までに 2人以上の赤ちゃんを産むことができた女性はわずか 15 / 93人(16.1%)だった。
強制収容所に到着したユダヤ人女性たちの無月経は、トラウマや栄養失調だけで影響を受けるにはあまりにも全体的で、そして突然だった。
生存者の話と歴史的証拠は、無月経とそれに続く原発性および続発性不妊を誘発するために、女性たちが知らないうちに投与されていた外因性ホルモンの役割を示唆している。
ここまでです。
ここに、
> 女性たちが知らないうちに投与されていた外因性ホルモン
とありますが、本文のほうに以下のように記述があります。
(論文より)
> 参加者たちが、アウシュヴィッツで「スープ」または「コーヒー」と呼んだ「嫌な」「悪臭」のする茶色の液体の中に白い粉を見つけたと報告したが、全員、あまりにも空腹であったため、スープを捨てることができなかったと述べている。 (sciencedirect.com)
それで、生理が止まらなかった女性は、調査した女性全体の「 2%だけ」だったのですけれど、以下のような記述がありました。
(論文より)
> 2人を除くすべての女性たちが強制収容所に到着するとすぐに無月経を発症した。無月経とならなかった唯一の女性たちは、スープに何かが追加されたことを検出したことが原因であると考え、スープを食べることを拒否した。 (sciencedirect.com)
このように、「スープ」に何かが入れられていて、それは他の聞き取り調査でもわかったとあります。
しかし、全員が空腹であることもあり、スープを飲むことを拒否することは難しかったようです。
「たった 2人だけが拒否した」とあり、その女性たちだけが、生理が止まることはなかったのでした。
かつて、2014年の韓国フェリー事故について、アメリカの作家が、
- 当局の無意味な命令に従ったほぼ全員が死亡した。(304人)
- 当局の無意味な命令に従わなかったほぼ全員が生き残った。(171人)
という現実を書いていたことがありますが、それを思い出します。こちらの記事でふれています。
そして同時に、この「収容所でスープを拒否したふたりの女性」は、「自分たちは戦時下にある」ということをきちんと認識していたのだなあと思います。
「従えば死ぬ」ということを。
この場合は、死亡するのではなく、不妊化されるということですが、死ぬか不妊化のどちらかというのは「結果が出た後」でしかわからないのですから、身に危険が迫っていることを認識したのなら「従わない」という自分ルールを先行させることは重要なことです。
ワクチン展開でも同じでした。
「何でもないかもしれないけれど、何かあるのかもしれない」ということは後にならないとわからないのですから、安全のためには、「従わない」というルールを先行させるということです。
ナチスの収容所でも国民総接種会場と化した日本でもルールは同じはずです。
本当に今と同じだなと思います。
この収容所の女性たちの場合、戦争が終わって社会に戻った後も、多くが望むような妊娠ができなかったわけで、それが一生続きました。
時間が解決してくれないことも数多くこの世にはあることを改めて知ります。
それにしても、カナダの研究者が、なぜ今の時期にこのような論文を発表したのか理由はわからないですが、何か思うところもあったのかもしれません。
この論文を取りあげていたアメリカの科学メディアの記事をご紹介して締めさせていただきます。
ナチス強制収容所の女性の 98%の月経が止まった理由は何だったのか
Why Did 98 Percent Of Women In Nazi Concentration Camps Stop Menstruating?
iflscience.com 2022/09/21
「ナチスの優生学プログラムには際限がなかった」と研究者たちは言う
科学誌 Social Science and Medicine に掲載された研究は、ナチスの強制収容所で女性の囚人たちが経験した月経周期の突然の停止 (無月経)の原因についての調査に関するものだ。
この原因は、歴史的にトラウマと栄養失調の影響に起因するとされてきたが、この新しい研究では、かなり暗い状況が描かれている。残された歴史的記録とホロコースト生存者たちへのインタビューを利用して、研究の著者は、女性のユダヤ人囚人に与えられた食物に、女性たちの生殖能力を妨げるために合成ステロイドが加えられたという証拠を見つけた。
「強制収容所に到着するとすぐに、女性の 98パーセント以上の月経が止まった」と研究者たちは書いている。
この驚くべき率に対し、研究著者のペギー J. クラインプラッツ博士は、このような突然の均一な影響がストレスや飢餓だけによって引き起こされる可能性が低いことを示唆していると述べている。
著者らは以下のように書く。
「歴史上の他の恐ろしい大規模な残虐行為では、このような大規模な突然の無月経の発症は起こらなかったか、あるいは、起きたとしても、12月から18ヶ月の期間にわたる飢餓とトラウマとの組み合わせの中でゆっくりと起きていた」
「私の疑問は、死の収容所でこれらの女性に何が起こっていたのか、ということだった。起きたこれらのことはあまりに特徴的で、突然起きており、トラウマ、栄養失調、またはその両方の仮説では完全に説明できないとしか思えなかった。私は、これらのユダヤ人女性たちの月経を停止させようとする意図的な試みがあったかどうかを調査し始めた」
研究は、93人のホロコースト生存者たち (平均年齢 92 歳))の証言を聞いた後、研究者たちはキャンプに到着したときに 2人を除く全員が無月経を発症したことを発見した。
「月経が止まらなかった唯一の女性は、スープに何かが追加されたことを検出したことが原因であると考え、それらの機会に食べることを拒否した」
たまたま生理中だったある女性は、生理を止める錠剤を飲まされたという。
この報告は、女性が「薬や注射のために列から外され、女性の月経が止まる」のを見たと述べた他の生存者によって裏付けられた。
アウシュヴィッツの厨房で働いていた別の女性は、「女性に生理が来ないようにする」ために、スープに「穀物のような非常に薄いピンク色の化学物質」がどのように加えられたかを説明した。
この「スープ」は、女性受刑者のみに配布され、男性には配布されなかったと研究者は伝えている。
ホロコースト直後のニュルンベルクの戦争犯罪裁判で提出された文書には、ナチスの収容所での生殖過程を混乱させる化学物質の使用に関するさらなる証拠が見つかった。
たとえば、1942年7月に「総統本部」で行われたナチスの高官の会合について記述した書簡は、「議論の議題はユダヤ人の不妊手術であった」ことを明らかにした。
会議では、「当人が気づかないうちに不妊手術につながる方法を見つけなければならない」ことが決定され、そのような計画を考案するための実験がアウシュヴィッツで行われることが決定した。
説得力のあることに、研究者たちは、第二次世界大戦中にドイツで大量の性ステロイドが生産されたと述べており、なぜナチスが戦時中にホルモンの製造を優先したのかについて疑問を投げかけていた。
しかし、ナチスの当局者たちは、ユダヤ人女性の不妊手術に従事する人々に書面による記録を残さないように指示したようであるため、研究の著者たちは、強制収容所でどの化学物質が使用されたのかを正確に判断することはできないと述べた。
しかし、彼らが知っていることは、生存者の 98%がホロコースト後に妊娠合併症を経験し、望んでいたほど多くの子供を産むことができなかったということだ。
確認された 197人の妊娠のうち、約 4分の1が流産に終わり、さらに 6.6%が死産に終わった。
全体として、研究参加者のわずか 16%しか、出産年齢期の終了までに 2人以上の赤ちゃんを産むことができなかった。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ ご登録へ進む