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4月12日にメルマガ夢見と古代ギリシャと「痛みとの個人的歴史」が混沌とを発行させていただきました。

2023年からの世界 ディストピアへようこそ 人類の未来 人類の覚醒と真実 健康の真実 日本の未来

スパイクタンパク質のターゲットが「胸腺」であることがイタリアの研究で判明。小さな子どもたちの胸腺の成長が阻害されると…

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小さな子どもの影響ばかりが目立つ中で

昨年の夏頃から、「小さな子どもたちの病気の拡大が顕著になっている」ことが日本も含めて世界各地で報じられていました。

今はどうなったのかわからないですが、昨年春からは、子どもの重症肝炎が世界的に拡大していたり、あるいは、夏頃からはもう、「従来の免疫の原則のメカニズムが崩壊した」としか見えないような子どもたちの病気の事例が相次いでいました。

以下のような記事で取りあげていたことがあります。

 

[記事] ヒトの免疫が壊れ始めた:米国で「複数のウイルスに同時感染して入院する子どもたちが激増」しているという報告に見る「ウイルスの干渉」法則さえ崩壊した現在
 In Deep 2022年6月22日

[記事] 世界中に広がる子どもの免疫消失 : オーストラリアでもコロナ、インフルエンザ、RSウイルスの3種のウイルスに「重複感染」して入院する赤ちゃんが急増
 In Deep 2022年7月2日

[記事] コロナ重症化のメインが小さな子どもの世代に移行している。これ以上の大量死を避ける方法は「接種を拒否すること」のみ(子どももそのお母さんも)
 In Deep 2022年10月3日

 

これらの子どもたちの免疫の異常な状態にについては、新型コロナウイルス(のスパイクタンパク質)の影響、あるいはそのワクチン(のスパイクタンパク質と脂質ナノ粒子の両方)の影響のどちらか、または両方であるということを私は思い続けていました。

 

しかし。

 

だとしたら、「ウイルスの干渉の法則 (基本的に人は2種類以上のウイルスに同時感染発症しない)」という原則が崩壊するような極端な免疫の抑制が、

「大人にも同時に、同じような規模で起きても不思議ではない」

と思っていました。

何しろ、コロナワクチンの接種者の主体は、基本的には大人です。

もちろん若い人でも接種している人たちはいるわけですけれど、実数としては、圧倒的に大人です。

それなのに、世界中で起きていることは、「特に小さな子どもたちへの影響に集中している」ことの理由がよくわかりませんでした。

ヨーロッパの公式データでは、超過死亡率(すべての要因による死)が、特に 14歳までの若い世代に集中していることがわかります。

EU の超過死亡に関しての公式データを示しているサイトで、2020年と 2022年の 1年間を通じての超過死亡数は以下のようになっています。

2020年と2022年の14歳以下の子どもの超過死亡数の比較

euromomo.eu

これについては、昨年夏までのデータ等を以下に示しています。

 

[記事] 超過死亡率データを見て思う緩慢に進む子どもたちのジェノサイド
 In Deep 2022年8月25日

 

このタイトルの通りなんです。

「緩慢に子どもたちへのジェノサイドが進んでいる」

ように見えてしまうのです。

最近の日本の報道にも、「インフルエンザ患者の 9割が子ども」というようなものがありました。9割というのは、ちょっと極端な率です。

アメリカでも、今季の季節性インフルエンザの入院は、圧倒的に小さな子どもたちが中心でした。こちらの記事に書いています。

「なんで小さな子どばかり?」

とは思っていました。

パンデミック時におこなわれた様々な愚策(あるいは悪意の策)が複雑に関係している可能性はあるかもしれないですが、それでも、それだけが原因ならば、大人にも等しく影響するはずです。

 

ちなみに、ワクチンは、小さな子どもや赤ちゃんたちは接種していない、ということは、その影響とは特に関係ありません

お母さんが打っていれば影響は平等に赤ちゃんに伝わります。エクソソーム (細胞外小胞)というような難しい概念を持ち出さなくとも、すんなりとすべてが赤ちゃんに伝達されます。

これについては、一昨年などに何度も書きましたが、以下のような記事に、比較的わかりやすく書いているのではないでしょうか。

 

[記事] 遺伝子ワクチン時代後の赤ちゃんたちは……と考えながら調べものをしていたら、胎児の世界…羊水…エクソソームとめぐり最後に遺伝子ドライブ技術につきあたってしまった
 In Deep 2021年5月6日

[記事] 授乳中のお母さんたちへ
 In Deep 2021年9月4日

 

私が思ったこととしては、

「もしかすると、赤ちゃんや小さな子どものほうが、大人よりスパイクタンパク質の影響を受けやすいメカニズムがあるのではないか」

ということでした。

 

そして、イタリアの研究者たちにより最近発表された査読済みの論文で、漠然ですけれど、その理由がわかったかもしれないと思ったのです。

その論文は、

「SARS-CoV-2 は、胸腺をターゲットにしていることを突きとめた」

というものでした。

論文は以下にあります。

(論文) 胸腺のSARS-CoV-2感染は、疾患の重症度と相関する機能喪失を誘発する
SARS-CoV-2 infection of thymus induces loss of function that correlates with disease severity

 

この論文の概要の「結論」の部分を記します。

イタリアの研究者たちによる査読済み論文より

結論

私たちのデータは、ヒト胸腺が SARS-CoV-2 の標的であり、感染後に胸腺機能が変化することを示しています。

これらの発見は、SARS-CoV-2 感染が T細胞恒常性に及ぼす影響に関する現在の知識を拡大し、胸腺活動のモニタリングが疾患の重症度と進行を予測するための有用なマーカーになる可能性があることを示唆しています。

sciencedirect.com

 

今回は、この論文を解説していた記事をご紹介したいと思いますが、この、

 

> ヒト胸腺が SARS-CoV-2 の標的であり…

 

という部分の何が問題なのかを少し書かせていただこうと思います。

なお、論文では「 SARS-CoV-2 」つまり新型コロナウイルスと書かれていますが、以下の部分の表現で、これは「スパイクタンパク質」と同義だとわかります

 

(論文より)

> SARS-CoV-2が宿主細胞に侵入する際に介するアンギオテンシン変換酵素2 (ACE2)が、胸腺上皮、特に髄質TECによって発現されていることがわかりました。 sciencedirect.com

 

ACE2 に結合するのは、スパイクタンパク質です。

もちろん、自然感染、コロナワクチン、どちらもスパイクタンパク質を持ちますが、以前から強調していますけれど、ワクチンスパイクタンパクは、「配列改変により非常に強度がアップしている」ということがあります。

以下は、やや面倒な説明となっていますが、この記事などに詳細があります。

 

[記事] Toll様受容体を調べて突きあたった「 mRNA 配列の改変で C と G が異常に強化されている理由」は、もしかすると悪意のような背景に満ちているものかもしれない
 In Deep 2021年11月13日

 

ワクチンの mRNA は、自然のコロナよりも大量のスパイクタンパク質を生産し (100倍から 1000倍)、そのスパイクタンパク質は自然のコロナより強度が大幅に上昇している。

自然感染より、ワクチンスパイクのほうが厄介な面もなくはないということです。

 

ともかく、イタリアの研究者たちは、このスパイクタンパク質が、

「胸腺をターゲットにしている」

ことを見出したのです。

その問題は何か。

 

子どもと若者の免疫は、ほぼ胸腺が担っている

以前、以下の記事で、子どもの発達成長を現すスキャモンの発達・発育曲線というものを取りあげたことがありました。

[記事] 今さらマスクの議論をしても、失われた子どもたちの3年間は不可逆
 In Deep 2023年1月22日

 

スキャモンの発達・発育曲線

katraining.ehoh.net

このそれぞれのラインは以下のようになっています。

 

・リンパ系 (ピンクの線) → 胸腺や扁桃、リンパ節など免疫の発達
・神経系 (青の線) → 脳や脊髄、視覚器の発達
・生殖器系 (茶色の線) → いわゆる生殖器関係の発達
・一般系 (緑の線) → 呼吸器や消化器など身体や骨や血管等の全体

 

「胸腺の成長」はピンクのラインが示しています。

胸腺の発達は、2歳くらいでようやく 50%に近くなります。そして、およそ 7歳で、胸腺は 100%まで発達します。

12歳頃が胸腺の発達のピークとなり (つまり一番免疫の強いころ)、その後、年齢と共に胸腺は縮小していきます。

高齢になると、胸腺は完全に退化して機能は消えてしまいますが、高齢となっていくと、免疫のメカニズムに変化が起き、「胸腺ではない場所で免疫細胞が作られる」ようになります。

ですので、高齢者は、免疫メカニズムにおいての「胸腺は不要」なのです。

 

……このあたりまでが胸腺の基本的なことですが、そもそも胸腺の役割を書いていませんでした。

 

お医者様の書かれた文章から抜粋します。

胸腺とは…虐待でも起こる子どもの胸腺萎縮の原因・対処法」という記事からの抜粋です。

 

(「胸腺とは何か」より)

> 胸腺は胸骨裏面の胸部にある臓器で、免疫に関わる働きがあります。少し専門的になりますが、抗体などを産生するBリンパ球に対する司令を行ったり、病原体に対して攻撃するTリンパ球が成熟したりする場所です。

> …胸腺ではT細胞の成熟において、自分の細胞と自分とは違う細胞の教育も行われており、免疫にとって重要な組織です。

allabout.co.jp

 

というもので、子どもや若い人の場合、ほぼ、この胸腺が基本的な免疫機能の中心器官だと考えていいのだと思います (もちろん免疫を司る機能は他にもいろいろとあります)。

この胸腺が「萎縮する」という状態があります。

先ほどの記事では、その原因は大きく、

・加齢

・ストレス

です。

それに加えて、萎縮以前に、「胸腺の発達」には、適切な栄養(特にタンパク質)が重要であることは周知されていますが、それについては今回はふれません。

以下の過去記事の中盤にあります「食料と胸腺」という章でふれています。

[記事] 大量死の時代に、アメリカのふたつの大学の「核戦争後のシミュレーション」を見直してみる
 In Deep 2022年9月27日

 

なお、先ほどのお医者様の記事は、子どもの虐待と胸腺の関係について書かれていますが、様々なストレスと、胸腺の萎縮が関係するようです。

そして、先ほどの医師の記事にはこのように書かれてあります。

 

(「胸腺萎縮は治療困難」より)

> 虐待を受けた結果として子どもの胸腺が萎縮してしまった場合、一度萎縮した胸腺を元に戻すことは困難です

> 胸腺萎縮が判明してからの回復や治療が難しいことを考えると、やはり虐待という問題自体を減らすことが重要です。

allabout.co.jp

 

さまざまな状況があるだろうとはいえ、健在の一般の医学的な認識では、

「一度萎縮した胸腺を元に戻すことは困難」

だとされているようです。

では、スパイクタンパク質に攻撃されて胸腺が萎縮した場合、それはその後にどういう結果をもたらす可能性があるのだろうか、ということです。

本来なら、中年期くらいまでは、一貫して免疫の根幹を司る臓器である胸腺が、

「萎縮して戻らなかったら」

という話です。

そして、この 1年ほど、世界中に拡大している子どもたちの免疫の問題が、この「胸腺の萎縮に原因があるとしたら、今後はどうなるのだろう」と。

高齢になるまでの一生といえる期間を「免疫が極度に抑制された状態で生きていくことになる」のではないかという懸念とも関係します。

 

先ほどのスキャモンの発達発育曲線を見ますと、胸腺の発達が未熟な年齢はおおむね 3歳までです。

発達途中の胸腺が、

 

「スパイクタンパク質に知らないうちに攻撃されていたらどうなる」

 

ということを今回のイタリアの研究を読んで思いました。

もちろん現在の子どもの疾患の増加と、胸腺へのスパイクタンパク質からの攻撃は関係ないかもしれませんが、関係ありそうな気もしています。

特に、発達未熟な胸腺の「発達を完全に止める」というような概念でしょうか。

体内に入ったスパイクタンパク質はいつか消えるかもしれないですが、萎縮した胸腺は戻らないという可能性があるなら、影響は恒久的です。

イタリアの研究を説明していた医学系メディアの記事をご紹介します。




 


イタリアの研究者たちは、SARS-CoV-2 が胸腺に感染し、T細胞の生成を損なう可能性があると警告している

Italian Researchers Warn That SARS-CoV-2 Can Infect The Thymus And Impair T Cell Generation
thailandmedical.news 2023/02/18

イタリアの研究者たちによる新しい研究で、SARS-CoV-2 ウイルスが胸腺に感染し、 T細胞の生成を損なう可能性があることがわかった。T細胞の生成が損なわれると、様々な疾患の重症化につながる可能性がある。

SARS-CoV-2 が胸腺に感染する可能性があるという事実は、長期的な免疫機能障害や免疫不全の問題の可能性にもつながる。

コロナウイルス感染が胸腺を直接標的にし、T細胞生成のプロセスを損なう可能性があることを考慮して、研究チームは、胸腺機能に対する SARS-CoV-2 の影響を調査しようとした。

研究者たちは、SARS-CoV-2 感染患者における T細胞および B細胞の新生をそれぞれ評価するために、T細胞受容体切除円および κ欠失組換え切除円 の分子定量化を行った。(※ 「κ欠失組換え切除円」は、なんのことだかわかりません)

研究チームはまた、初代ヒト胸腺上皮細胞の培養システムを開発し、ヒト胸腺上皮細胞機能に対する SARS-CoV-2 の影響を機構的に調査した。

この研究結果は、COVID-19 患者の胸腺機能が低下しており、それが疾患の重症度と逆相関していることを示している。

重要なことに、この研究結果は、SARS-CoV-2 が宿主細胞に侵入する際に介するアンジオテンシン変換酵素 2 (ACE-2) が、胸腺上皮、特に髄質によって発現されることを明らかにした。

この研究結果は、SARS-CoV-2 が胸腺上皮細胞を標的とし、上皮細胞の接着と生存に関連する重要な遺伝子と経路をダウンレギュレートできることも示した。

この研究結果は、ヒトの胸腺が SARS-CoV-2 の標的であり、感染後に胸腺機能が変化することを示している。

また、この研究結果は、SARS-CoV-2 感染が T細胞の恒常性に及ぼす影響に関する現在の知識を拡大し、胸腺活動のモニタリングが疾患の重症度と進行を予測するための有用なマーカーになる可能性があることを示唆している。

この研究は、胸腺が SARS-CoV-2 感染の標的であり、COVID-19 患者では胸腺機能が損なわれているという初めての証拠を提示した最初の研究となる。

重要なことには、COVID-19 患者の胸腺の機能障害は、重大な免疫学的結果につながる可能性があるということだ。

最適な胸腺機能は、幼少期に T細胞を生成する上での重要性も加えて、抗腫瘍療法、免疫抑制治療、および感染症などによる免疫傷害の期間後に T細胞免疫を確立するために必要だ。

胸腺機能の低下とその結果としての T細胞の減少は、COVID-19 の急性疾患患者のリンパ球減少症を悪化させ、回復後に循環 T細胞の数と機能を回復するのに必要な時間を増加させる可能性がある。

さらに、胸腺機能の回復の遅れは、二次感染の発症に寄与する可能性があり、さまざまな病気の重症度を悪化させ、病気の進行のリスクを高め、ヘルペスウイルスの再活性化に関連する持続的な症状を促進する可能性があるという論文が示されている。

懸念されるのは、T細胞の発達過程が損なわれると、自己抗原に対する T細胞応答の成熟が生じ、自己組織抗原に対する自己免疫の応答が発達する可能性がある。つまり、自己免疫疾患と関係する可能性がある。

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  • この記事を書いた人

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