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人類の覚醒と真実 軍事的カオス

可視と不可視の意味: ほぼ完ぺきにそこにある物体を隠してしまう軍事用透明マント「量子ステルス」がカナダの企業から発表される

投稿日:

2019年10月21日のオーストラリアの報道より

9news.com.au




 

物体を見えなくするという意味

もともと、海外の軍隊や企業の「対象を見えなくする技術」というものには興味を持っていました。

というのも、「見えなくする技術」というのは、突きつめていけば、人間にとって「見るということは何か」ということに結びついていることでもあるからです。

見るとは実際には、光の屈折と、その受容体の世界ではあるのですが、しかし現実として、私たちは、ふだん生きていて、

「そこに物体があるから、それが見えている」

という風に思いがちではあります。

けれど、私たちの目に入ってきているのは、とこまで行っても「光の波長」でしかないわけで、その波長の色彩の度合いの違いを「モノ」として脳が認識しているという話であります。

そういう意味で、「実際の物質を私たちの肉体(目など)がキャッチしているわけではない」という現実があります。これは、音でも味覚でも全部同じですが。

そして、これまでのテクノロジーでは、「対象を見えなくする」ということは簡単ではありませんでした。

今日(10月21日)見たニュースで、カナダの民間企業が、使い方によっては、ほぼ完ぺきに「対象を見えなくする」装置・・・といっても、単なるシートであり、SF映画などに見られる「透明マント」のようなものなんですが、それが特許申請されたことが報じられていました。

カナダの迷彩服製造企業のハイパーステルス・バイオテクノロジー社が開発した、その「透明マント」の精度は、以下は GIF 画像にしたものですが、このくらいすごいものです。背景だけが残っていて、通過する人間は消えています。

ハイパーステルス・バイオテクノロジー社が開発した透明マント

Hyperstealth's Quantum Stealth Technical Edition

名称は「量子ステルス」という物々しいものですが、安価で、どんな天候や状況下でも使用できるという「戦争にうってつけ」のものとなっており、おそらく、それほど遠くない時期に実際に販売されることになると思います。

この会社は同時に、「ホログラフィック・ディスプレイシステム」という名称の新しい装置なども特許を申請していて、これらも戦争用として開発されてものではありますけれど、いろいろな用途がありそうで、不思議な光景の未来が待ち受けているのかもしれません。

その技術に関してのアメリカの報道をご紹介いたします。

 


’Invisibility cloak' to hide troops, tanks a step closer to reality
9NEWS 2019/10/21

兵士たちや戦車を隠す「透明マント」が実現に一歩近づく

映画「ハリー・ポッター」の中に出てくる不可視マント(光を迂回させて、中にある物体を見えなくする技術によるもの)が、軍事迷彩服の企業の開発者たちが、不可視技術の特許を申請し、現実に近づいている。

軍事迷彩服専門企業「ハイパーステルス・バイオテクノロジー (Hyperstealth Biotechnology)」社が作り出した「量子ステルス (Quantum Stealth)」として知られる紙のように薄い素材は、物体の周りの光を曲げ、その物体の位置を変更したり、あるいは消滅させることにより、背景のみを表示させることができる。

英国テレグラフの報道によれば、このカナダの企業は、量子ステルスを用いることで、戦車や兵隊、大砲、さらには建物そのものの位置を隠すことも可能だと述べていることを報じている。

ハイパーステルス社が公開したビデオでは、この量子ステルス素材の向こう側に、オモチャの戦車と戦闘機を置き、それが外からは完全に見えない様子が描かれている。

外からは、背景しか見えず、戦車や戦闘機そのものは、ほぼ完全に隠れている。

ハイパーステルス社によれば、この技術は電源を必要とせず、昼夜を問わず稼働でき、そして、安価に製造できるという。

同社は以下のように言う。

「量子ステルスは、昼夜を問わず、どの季節のどの環境でも動作が可能です。これは、他の迷彩技術ではできません」

このテクノロジーは、数年間にわたり開発されてきた。これまで、ハイパーステルス社は、従来型の軍事迷彩服を製造していたが、今回の量子ステルスの特許出願により、このテクノロジーの製造と商品化に一歩近づいたことを意味する。

これらの不可視性マントに加えて、同社は同じ素材を使用した 3つの特許出願を発表した。それぞれ、

・ソーラーパネルアンプ (solar panel amplifier)

・ホログラフィック・ディスプレイシステム (holographic display system)

・レーザー散乱、偏差、操作 (Laser Scattering, Deviation and Manipulation)

というものだ。

これまで、サイエンス・フィクションの領域でのみと考えられていた不可視マントのような素材を実現することは、軍事技術者たちにとって長年の目標でもあった。

今年初めに機密文書の指定を解除されたアメリカ国防総省の文書によれば、米軍は透明マントの素材の研究を行っていたことが明らかとなっている。また、英国では、2016年に、ハイテク迷彩素材を用いての野外演習ヴァテック (Vatec)を実施している。


 

ここまでです。

このハイパーステルス・バイオテクノロジー社の量子ステルスに関しては、同社の以下の動画で見ることができます。

Hyperstealth's Quantum Stealth Technical Edition

他に特許申請されたテクノロジーの、たとえば「ホログラフィック・ディスプレイシステム」というものも、やはり「視覚に錯覚を起こさせる」というようなタイプのもののようです。

たとえば、以下は、ごく普通の写真の前に、ホログラフィック・ディスプレイシステムを設置したものので、見る角度によって、あるいは、さまざまな角度にいる人たちにとって、

「見えているものが違う」

というようなことになるようです。


holographic display system

これも、戦争での迷彩技術ですけれど、他にもいろいろな用途がありそうです。

たとえば、エンターテイメント的なショーなどでも使えるでしょうし、あるいは、悪い方向にも・・・具体的にはともかく、使えないこともなさそうです。

私が最初にこのようなことに興味を持ったのは、2012年のことで、その時には、

アメリカ国防総省が『時間を止める装置』を開発
 In Deep 2012年01月06日

という記事を書いていました。

この研究は、軍事利用できる未来的なテクノロジーの開発にあたっている国防総省の部署『高等研究計画局』( DARPA )の支援を受けて、おこなわれたもので、科学誌ネイチャーに発表された論文では、これは、

光の流れを操作し、わずかなの間、起きていることを見えなくする

というものでした。

そして、この装置を開発した研究者たちが目指しているものは、

『時間と空間を完全に覆い隠す装置』

なのだそうです。

形而上的な概念を、わりとわかりやすい科学技術で行ってしまおうとしていることでして、そして、今回の透明マントなどの開発を見ていますと、その実現は近いのかもしれないとも思います。

奇妙な戦争や、奇妙な現実が、サイエンスフィクションではないリアルの世界に現れてくる時が近いという表現もできそうです。





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