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4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2019年からの世界 人類の覚醒と真実 地球という場所の真実

「地震の原因は宇宙からやって来ている決定的な証拠」が、京都大学の科学者たちによる高層大気圏の「電離層の研究」から改めて提示される。巨大地震発生のメカニズムの解明と予測に科学者たちは近づけるか

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2015年にハンガリーの科学者が発表した「地震と火山噴火が発生する本当の理由」表紙

Jamal Shrair




地震のトリガーは「下」からではなく「上」から来る

今回の記事は、2011年以来、何度か記してきた「あること」が、日本の科学者たちにより証明されつつあるということをご紹介させていだく重要な記事となると思われます。

昨日、メルマガの読者の方から、「京都大学からおもしろいニュースリリースが発表されていました」というお知らせがあったのがキッカケでした。

以下のニュースリリースです。

2016年2月の台湾南部地震直前の電離圏異常を発見 -電離圏データ解析が大地震の減災・防災に資する可能性-

全体に関しては、上のニュースリリースをお読みになっていただければよろしいかと思いますが、その「概要」と「背景」から抜粋させていただきます。

2016年2月の台湾南部地震直前の電離圏異常を発見 -電離圏データ解析が大地震の減災・防災に資する可能性-

 京都大学 2019/10/21

概要

梅野健 京都大学大学院情報学研究科 教授、後藤振一郎 同特定研究員、打田凌馬 同修士課程学生、五十嵐喜良 同研究員、高明慧同専門業務職員らの研究グループは、台湾國立成功大學地球科學系助理教授陳佳宏博士及び台湾中央気象局(台湾気象庁)と協力して、2016 年2月に発生したマグニチュード 6.4 の台湾南部地震(美濃地震)を対象に、本研究グループが開発した、複数の GPS 観測局から地震発生前のデータを用いて電離圏電子数異常を捉えるデータ解析法による解析を行いました。

その結果、マグニチュード 6 クラスの内陸型地震である台南地震発生直前の、電離圏電子数の異常を明瞭に捉えることに成功しました。

本研究成果は、2019 年 10 月 15 日(日本時間)に米国地球物理学会の科学誌「Journal of Geophysical Research -Space Physics」に掲載されました。

背景

地震の直前予測ができるかどうかは、確かな地震の前兆現象の存在を捉えることができるかどうかにかかっています。しかし、今まで、地震前兆現象的な電離圏異常として報告されている様々な現象のほとんどが、太陽フレアの爆発等による宇宙天気の異常と明確に区別することが困難でした。

ただ、物理学的には、エネルギー保存則から、そのエネルギー変化を前兆シグナルとして捉えることができれば良いと考えられます。本研究は、通信技術で培った最新の信号検出技術により、前兆シグナルを検出することを試みました。

抜粋はここまでとさせていただきますが、この中で注目されていただきたいのは、タイトルの、

> 台湾南部地震直前の電離圏異常を発見

そして、本文の

> 今まで、地震前兆現象的な電離圏異常として報告されている様々な現象

という部分です。

この「地震の前兆現象的な電離圏での異常」ということが、どういうことかといいますと、これは、

大地震の直前に、高層大気圏の電離層で異常が起きている

ということが、今では学術的に認められていることを意味します。しかし、「確固たる証拠が出揃っていなかった」のです。

電離層というのは、地球の表面から 50キロメートルから 500メートルに広がる高層大気圏で、上部は、ほぼ宇宙空間といえます。

この京都大学のニュースリリースによれば、「これまでは、その電離層維の異常が、《地震との関係があるものなのか》、それとも《太陽フレアなどの影響で電離層に異常が生じたのか》の差がわからなかった」のですけれど、今回の研究で、「太陽フレアとは関係のない電離層異常が検出された」のです。

つまり、

「大地震の直前の前兆現象として、高層大気の状態の変化がある」ということが、ほぼ確定した

ことになります。

これに関して、私が最初に知り、そして書かせていただいたのは、東北で震災があった 2011年5月の In Deepの以下の記事でした。

 

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化
 In Deep 2011年05月20日

 

東北沖で地震が発生した 2011年3月11日の直前、正確には、3月8日から 3月11日まで、

・高層大気の赤外線エネルギー量

・電離層の電子数

に異常が起きていまして、そして、3月11日の地震発生当日に、「上空の赤外線エネルギーの異常が、震源地の真上を通過」し、その後、その場所において、壊滅的な大地震が発生しました。

これは、NASA のゴダード宇宙飛行センターの科学者たちによって集められたデータの解析によって突き止められ、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のニュースリリースで発表されました。

以下は、3月11日前の、電離層の電子数の変化と、赤外線量の変化です。

2011年3月8日の世界の電離層の電子数の分布

MIT Technology Review

2011年3月5-11日の日本列島上空の赤外線のエネルギー量の変化

MIT Technology Review

これを見ますと、3月11日の少し前は、日本列島周辺を含めたかなりの広範囲で、

「電離層の中の電子数が異常なほど多くなっていた」

ことがわかります。

そして、そのような状態の中、

「震源地の上空を、赤外線のエネルギー量の異常な変化の状態が通り過ぎた

ことがわかり、そのライン上に、東北の震災の「震源」がありました。

マサチューセッツ工科大学のそのリリースには、以下のように記されています。

MIT テクノロジーレビューより

NASA のゴダード宇宙飛行センターが、 2011年3月11日に日本を荒廃に追い込んだ超巨大地震に関してのデータを提示した。

このデータの結果に、多くの人々が驚くと思われる。

日本の東北でマグニチュード9の地震が発生した数日前から電離層全体の電子量が劇的に増加したことがゴダード宇宙飛行センターの研究スタッフが発表されたのだ。この電子量は地震の3日前に最大限に達した。

同時に、衛星は巨大な赤外線放出を観測した。この赤外線の放出は、地震直前にピークに達した。

これは言い換えると、この時、空気が加熱されていたということになる。

私は、この 2011年のマサチューセッツ工科大学のリリースを読んだとき、

「地震のトリガーは宇宙から来ている」

と瞬間的に確信しました。

まったく、すぐにそう確信したのでした。

何しろ、電離層のある高層大気圏は、地上から 50キロメートル以上も上空にある場所であり、「地表から上空 50キロメートルから数百キロメートルの場所に干渉できるような地上の自然現象というものが存在しない」のです。

地球というのは、その力学的な構造上、

「基本的に、上から下にくる力しかない」

のです。

例外として、上に対してエネルギーを発散するものに、火山の噴火がありますが、火山の噴火にしても、超巨大な噴火であっても、せいぜい地上から 20キロメートルや 30キロメートルの場所にまでしか噴煙はのぼりません。

おそらく、「この世の終わりのような破局噴火」が起きたとしても、その噴煙が、上空 50キロなどに届くことは絶対にないはずです。

地球には「上に何かを向かわせるエネルギーはない」のです。

上から下、つまり、空から下に、言い換えれば、

「宇宙から地上に向けて」

のエネルギーが存在しているだけというのが基本なのですね。

雲を作り出しているのは宇宙線、落雷やオーロラや空の発光現象を作り出しているのも、すべて宇宙からの磁気や宇宙線であり、地球で発生する事象のほとんど(個人的には全部だと思いますが)が宇宙からの干渉で起きていると考えることは、今ではむしろ妥当なのです。

ですので、地震のトリガーが宇宙から来ていると考えることは、まったく不条理ではないと考えていました。

その後も、さまざまな大地震において、この「高層大気圏の異常」が認められるようになってきまして、メジャーな科学の世界でも、

「メカニズムは不明ながら、大地震の直前に高層大気に異常が起きることは間違いがない現象」

だというようになってきていました。

それまでは、「地表から 100キロだの 500キロだの上空で大地震の直前にサインが出る」などという話はオカルト以外のなにものでもなかったわけですが、今は、正式な科学ということになり、そして、今回、日本の京都大学は、その正当性をさらに高めたのでありました。

2011年からずっと確信している「大地震のトリガーは宇宙からやって来る」ということが、いよいよ確定的になってきています。

なお、冒頭の 2015年のハンガリーの科学者による学説は、以下の記事で取りあげたものです。

新燃岳の黙示録的な噴火の光景を見て思い出す「巨大地震と火山噴火が起きる本当の理由は、宇宙線の増加と太陽活動の低下」いう数々の研究結果。そしてこれからその時代区分が始まる

見直してみますと、これを書いた科学者は、最近、In Deep の

太陽系は、現在「銀河系の最も中心部に近づいて」おり、地球を含む太陽系は非常に高いエネルギーが支配する宇宙の領域に突入するとハンガリーの科学者が警告
 In Deep 2019年9月26日

という記事で取り上げさせていただいたジャマル・S・シュレア博士だということに気づきました。

シュレア博士は、冒頭の 2015年の文書で、「地震の原因は宇宙線」だとして、以下のように書いています。

2015年のジャマル・S・シュレア博士の文書より抜粋

私は、これらの火山の噴火は宇宙線によって引き起こされたと仮定しているが、宇宙線によって引き起こされるに至った噴火発生のこのモデルが正しいのかどうかはわからない。

2008年には、米 NASAの研究者たちが、上層大気の電子の乱れと地上で発生するの地震の間に密接な関連があることを発見した。この発見は、他の宇宙研究機関が行った同様の研究と一致していた。

人工衛星が、その後地震に襲われた地域の上空 100〜600Kmの高度での電子擾乱を拾い上げている。

大規模な地震が発生する前に、電離層内の電子などの電荷粒子の密度の変動が観測され、何度も巨大な信号が検出された。

台湾でも同様の研究が行われ、過去数十年の 100回以上の大地震のデータを解析したところ、地震発生の深さが 35キロメートル以内のほとんどの地震で、地震発生に先行して、高層大気の電離層における電気的攪乱が起きていることがわかった。

その正体は何か特定できなくとも、大地震の際には、先行して「宇宙から強大な何らかのエネルギーが地球にやってくる」ことが確定的になっています。

 

 

宇宙の影響は地球に広く満ちている

なお、私が述べているのは、あくまで「自然現象としての宇宙からの何らかのエネルギー」のことですけれど、ただ、一種の陰謀論的な部分で言えば、さまざまな国が、「電離層への介入を試みている」ことも事実です。

以下のような記事で述べさせていただいたこともあります。

誰もが「電離層への介入」を目指している : 米国、中国に続きロシアまでも高層大気への介入による地球環境コントロール戦争に参入。その行く末は…

特に、中国が建設している気象コントロール装置は、「上層大気の電離層の電子数に介入する」というものだったりしていまして、この「電離層の電子数」というのは、先ほどの図版にありますように、大地震の前に異変が確認されているものです。

しかし、私自身は、陰謀論よりも、「宇宙の力」というもののほうを確信している次第でして、さらにいえば、「では、地球は宇宙からの影響を受けているだけの存在か?」という話もあるのです。

たとえば、以下の記事では、「地球は、太陽活動を支配している惑星のひとつ」であることが、ドイツの公益法人であるドイツ研究センターヘルムホルツ協会の組織によって確定されたことをご紹介しています。つまり、「太陽活動は地球からの影響も受けている」のです。

[衝撃] 太陽は地球を含む太陽系の惑星に支配されていた : ドイツの科学機関が、《太陽活動が金星 - 地球 - 木星の惑星直列にコントロールされている》ことを科学的に裏付ける

これは、太陽活動が「他の惑星のエネルギーの影響を大きく受けている」ことが明らかになったという重要な科学的発表をご紹介したものです。

上の記事の後半に私は以下のように書きました。

太陽と地球と他の惑星と人間と他の生命は「すべてがお互いに共鳴、共生していて、全体がつながっている」

そういえば、前回の In Deep メルマガのタイトルは「自然災害の行方と「神々から見た災害の意味」」というものだったのですけれど、地球の自然災害の「根幹」に何が存在するのかということを、現実的な話というより精神科学的な部分で書かせていただいたりしました。

今はあらゆるタイプの自然災害が多いですが、この

「自然災害と宇宙からのエネルギーの意味」

ということも、再び考えてしまう部分はあります。

今回はあくまで科学的な報道をご紹介した具体的な記事ですので、この精神科学的な部分にはふれないですけれど、2011年以来、あるいは、21世紀になって以来、漠然と頭の中に浮かび続けている、「地球の自然災害の本質」が、ほんの少し具体的にわかってきた気がします。

これからさらに増えると考えられる自然災害の中で、私たちが本当に「自然災害に対して考えるべきこと」は何なのかということが、次第にわかってくるような世界になっていけばいいなとも思います。





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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