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2018年からの世界 人類の未来 拡大する自然災害

新燃岳の黙示録的な噴火の光景を見て思い出す「巨大地震と火山噴火が起きる本当の理由は、宇宙線の増加と太陽活動の低下」いう数々の研究結果。そしてこれからその時代区分が始まる

投稿日:2018年4月5日 更新日:

2018年4月5日 爆発的噴火を起こした霧島連山・新燃岳。上部の光は火山雷


産経新聞 WEST

2015年6月9日のハンガリーの科学者による科学記事より


The Real Causes of Earthquakes and Volcanic Eruptions




まさに太陽活動極小期に突入した今、そしてこれからの時代は

3月の上旬(小さな噴火は 3月1日、大噴火は 3月6日より)始まった九州・霧島山(霧島連山)の新燃岳が 4月5日の未明に再び大噴火を起こしました。

そして、この噴火は、この3月からの一連の噴火の中では最大の爆発的噴火となり、その噴煙の高さは 5000メートルという規模となっています。

また、いわゆる「火山雷」というものが発生していることも写真でわかります。


産経新聞 WEST

その噴火の様相は、どの写真を見ても一種、黙示録的な雰囲気を漂わせます。

4月5日未明 噴火する新燃岳


iza.ne.jp

新燃岳は、今年3月に噴火する前は、2011年に爆発的噴火(マグマ噴火)を起こしていますが、実はマグマ噴火が起きたのは「 300年ぶり」でした。

1716年から 1年半続いた大噴火から約 300年後の 2011年に噴火が起きたのですが、そして、おそらくは今回の 4月5日の噴火は、噴煙の高さなどからはねその時のものを上回っている可能性もあります。

もしかすると、本格的に目覚めた可能性もあります。

そういう中で思い出すことが「今は太陽活動の極小期だ」ということです。

これは先月、下の記事などでもふれたことがありますが、「太陽活動が小さくなると、地球に到達する宇宙線が増加する」のですが、その影響が地震や火山と関係しているというデータは数多くあります。

予測をはるかに上回り激増している宇宙線と放射線 : その人類への影響は何か。気象、天候、人間の健康、地震や噴火……そして生命の進化にも関係する? 

まあ、私のような素人がいろいろ書いてもあれですが、たとえば、「太陽活動と、巨大地震」について、最も先鋭的な科学論文を発表したのは、実は日本人科学者の研究チームでした。

独立行政法人 理化学研究所の主任研究員である天文学者の戎崎俊一さんを初めとする研究チームが 2011年に発表した「宇宙線による火山噴火の誘発」という論文でした(Explosive volcanic eruptions triggered by cosmic rays)。

科学論文ですので難しいものですが、簡単に書きますと、過去 304年間の火山の噴火と宇宙線強度の変動の相関を調査した結果、「火山の噴火と、地球上の宇宙線の強度には強い関係がある」ということが示されたものです。

つまり、もっとわかりやすい表現をしますと、

「宇宙線が多い時には、火山の噴火が多くなる」

ということです。

そして、それは直近ではいつかというと、「今がまさにその宇宙線が多い時に入る時である」ということでもあります。

太陽活動が低い状態の時には、基本的には地球に到達する宇宙線の量が多いままですので(太陽活動による磁場のシールドが弱くなることにより宇宙線が地上に到達し放題になるため)、今後しばらく(数年から、場合によってはさらに長く)この状態が続くと思われます。

そんなことを思っていて、ふと思い出したのが、冒頭でご紹介しました 2015年に科学メディアに掲載されたハンガリーの科学者による記事でした。

この日本人科学者たちの研究のことにもふれているもので、この記事を書いた人物は、「地震と噴火の発生の理由は宇宙線と太陽活動」と断定しています。

個人的には、さすがに断定することは難しいますが、しかし、地震にしても火山の噴火にしても、そのトリガーには複数の要因が複雑に絡まっているとは思いながらも、確かに、「巨大地震と火山噴火の主要な要因は太陽」だと実は私も確信しています。これは 2011年以来ずっと同じ考えです。

巨大地震には高層の電離層の「電子数の変化」なども関係していることがわかっていますけれど、これも太陽活動との関係が掴めるものなのかもしれません。これについては下の過去記事をご参照下さい。2011年の東北の地震の直前に上空で何が観測されていたかがわかります。

衝撃のデータ: 3月11日の地震の前に観測された日本上空の赤外線と電子量の急激な変化

In Deep 2011/05/20

そのようなものも含めて、地球で起きる地震や火山の噴火などの地質的現象発生の最大の要因は「宇宙にある」ということが書かれてあるその記事をご紹介します。数字や計算が並ぶ難解な部分は割愛しています。

ここからです。

私自身も、おおむねこのように考えています。ただし、私は原理主義的ではないですので、他の合理的な理由が見出されるのであれば、それで構いません。


The Real Causes of Earthquakes and Volcanic Eruptions

地震と火山噴火が起きる本当の理由

過去のほとんどの壊滅的な大地震と火山の噴火は、太陽活動の極小期か最大期に起きていることを示す統計的な証拠がある

太陽放射、そして宇宙線と破壊的な地質学的事象(巨大地震と火山噴火)との間の相関を明確に示す過去数十年の研究論文が科学的な報道に現れ始めている。これらの研究論文は過去数百年間の統計的な証拠によって裏付けられているものだ。

これらの研究論文のいくつかを調べてみると、そこには優れた観測データを見出すことができるが、しかし、研究者たちはこれらのデータを正確に解釈することはできていない。その理由は物理学の基本的な法則の根本的な欠陥にあると思える。

太陽活動が地震の発生に重要な役割を果たしていることが最初に科学誌に発表されたのは 1998年のことで、中国科学アカデミーの北京天文台の科学者たちが、太陽活動が弱い時(極小期)と地震発生の間に相関があることを発見したのだ。

最近の別の研究では、米フロリダの宇宙科学研究センターが実施した研究でも、世界各地の大陸および他の地域における太陽活動と大地震・火山噴火との間に強い相関が見られることが発見されている。この研究では、1650年 - 2009年の間の火山活動と 1700年 - 2009年の地震活動のデータを調べ、記録されたデータを太陽黒点記録(太陽活動)と比較した。この研究の結果は、太陽活動と巨大な地震活動および火山活動との間に非常に強い相関関係があることをはっきりと示した。

この分野の研究で最新の科学的研究結果のひとつは、日本の科学者たちによっておこなわれた以下の論文に書かれてあるものだ。

・宇宙線による火山噴火の誘発; 火山のバブルチェンバーとしての働き
Explosive volcanic eruptions triggered by cosmic rays: Volcano as a bubble chamber

これは、日本の天文学者である戎崎俊一(えびすざき としかず)氏(理化学研究所主任研究員)率いる日本人科学者チームによって行われたもので、過去 306年間にわたり、日本の火山の 11例の火山噴火と太陽磁気活動との関係を研究したものだ。

彼らは、これら 11回の噴火のうち 9回が太陽活動の極小期に発生したことを発見した。

私は、これらの火山の噴火は宇宙線によって引き起こされたと仮定しており、その観点から見れば、この研究者たちはかなり正確な調査をしていると確信できるが、宇宙線によって引き起こされるに至った噴火発生のこのモデルが正しいのかどうかはわからない。また、日本の過去 3世紀では、最も甚大な破壊的な巨大地震の数々が太陽活動の極小期に発生したにもかかわらず、これら地震と宇宙線との相関関係を説明するための物理的メカニズムは提案されていない。

2008年には、米 NASAの研究者たちが、上層大気の電子の乱れと地上で発生するの地震の間に密接な関連があることを発見した。この発見は、他の宇宙研究機関が行った同様の研究と一致していた。

人工衛星が、その後地震に襲われた地域の上空 100〜600Kmの高度での電子擾乱を拾い上げている。大規模な地震が発生する前に、電離層内の電子などの電荷粒子の密度の変動が観測され、何度も巨大な信号が検出された。

台湾でも同様の研究が行われ、過去数十年の 100回以上の大地震のデータを解析したところ、地震発生の深さが 35キロメートル以内のほとんどの地震で、地震発生に先行して、高層大気の電離層における電気的攪乱が発生していることがわかった。

そして、太陽活動と、地震と火山噴火の関係ついては、太陽活動の極小期(太陽活動が最も低い時期)の時期と地震、そして火山の噴火とのあいだに強い関係があることは圧倒的な証拠によって支持されている。しかし、このデータに科学者たちは困惑しているのが現状だ。なぜ巨大な噴火や破壊的な巨大地震が太陽活動の最も小さな時期に起きるのかを合理的に説明することができないからだ。

確かに、私たちの地球が宇宙と永遠に続くリンクを持っていることを理解するには時間がかかるかもしれない。しかし、その中で、宇宙論的尺度におけるすべての相互作用とその活溌な事象は、この地球に現実的な影響を与えている。





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