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地球最期のニュースと資料

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「九州と関東の群発地震のリレー」が始まった中、関東大震災の再来的な展開は回避できるのかどうなのか

   

2016年8月1日の気象庁による「誤報」だった緊急地震速報より

・緊急地震速報 2016/08/01

今日の午前(8月10日)、お風呂に入っていてボーッとしていましたら、風呂の水面にさざ波が立ちまして、

「おお、風もないのに優雅にさざ波が……って、違うわ、これは地震だ」

と思いつつも、そのまましばらく入っていて、出た後に気象庁などで記録を見てみました。

震源は文字上では「千葉県北西部」となっているのですが、場所は下のように、マグニチュードがもう少し大きくて、震源の深さがもう少し浅ければ(今回は震源の深さ 70km)、なかなか厄介だったかもしれない場所といえるところでした。

・地震情報

冒頭に載せました昨年の「誤報」の場所とも似た、いわゆる都市直下型の瀬戸際的な感じも漂う場所ですが、私の住んでいるところは、ふだんあまり揺れない場所ではあり、今日もお風呂に入っていて気づかないほどのものではあったのですが、どうしてこんな小さな地震を気にしたのかというと、以前から書くこともありましたが、

・日本の地震の群発化が1923年と相似し続けている

というようなことがあるのです。これは科学的にどうこういう話でもないですので、あくまで個人的な感想の見地から簡単にご紹介させていただこうと思います。

最近は「日本中が群発地震化しそうな雰囲気がある」ということは言えるのです。

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関東と九州での群発地震のリレー的な動きがあるこの夏

「群発地震」という表現は正確なものではないのですが、わかりやすいといえば、わかりやすいですので、そういう書き方をさせていただいています。

これは今に始まったことではないですが、昨年より今年のほうが地震に関しては顕著に見えることと、そして、この夏さらに顕著に見えるような「気がする」のです。

過去との比較の正式なデータをとっていないですので、「気がする」という以上は何も言えないです。

ところで、現在、日本で頻繁に地震が起きている場所がどこかご存じでしょうか。

「現在」という括りは大ざっぱですので、この8月ということにして気象庁のデータを見てみますと、少なくとも以下の四カ所で連続して地震が起きているといえます。

・茨城県の北部と南部
・長野県南部
・熊本県熊本地方
・鹿児島湾

連続した地震の定義は難しいですが、「2日に1度以上起きている」という場所での地震をピックアップすると以下のようになります。これはあくまで「この 10日間だけ」の記録ですので、1ヶ月単位で遡ると、さらにすごいことになるはずです。

ちなみに、この期間(8/1〜8/10午前)の日本でのすべての有感地震の回数は 81回でした。

地震が群発化しているように見える地域

茨城県の群発地震(2017年8月1日 – 10日)

2017年8月8日 19時25分 茨城県南部 M3.4 最大震度 1
2017年8月5日 07時55分 茨城県北部 M4.1 最大震度 3
2017年8月3日 22時41分 茨城県北部 M3.2 最大震度 1
2017年8月3日 15時23分 茨城県南部 M3.2 最大震度 1
2017年8月3日 13時45分 茨城県南部 M4.5 最大震度 3
2017年8月3日 12時58分 茨城県北部 M3.2 最大震度 1
2017年8月2日 12時46分 茨城県北部 M3.5 最大震度 2
2017年8月2日 07時16分 茨城県南部 M4.6 最大震度 4
2017年8月2日 05時22分 茨城県北部 M3.2 最大震度 1
2017年8月2日 04時32分 茨城県北部 M3.1 最大震度 1
2017年8月2日 03時24分 茨城県北部 M2.8 最大震度 1
2017年8月2日 02時02分 茨城県北部 M5.5 最大震度 4
2017年8月2日 00時38分 茨城県南部 M3.6 最大震度 2

 

長野県南部の群発地震(2017年8月1日 – 10日)

2017年8月10日 11時21分 長野県南部 M2.5 最大震度 1
2017年8月10日 09時58分 長野県南部 M1.9 最大震度 1
2017年8月10日 09時39分 長野県南部 M3.2 最大震度 2
2017年8月07日 20時24分 長野県南部 M2.5 最大震度 1
2017年8月03日 12時47分 長野県南部 M2.4 最大震度 1
2017年8月02日 21時06分 長野県南部 M2.8 最大震度 2
2017年8月02日 21時00分 長野県南部 M3.2 最大震度 2
2017年8月02日 20時49分 長野県南部 M3.1 最大震度 2

 

鹿児島湾の群発地震(2017年8月1日 – 10日)

2017年8月9日 12時14分 鹿児島湾 M2.6 最大震度 2
2017年8月9日 03時20分 鹿児島湾 M2.3 最大震度 1
2017年8月9日 01時59分 鹿児島湾 M2.4 最大震度 1
2017年8月8日 23時29分 鹿児島湾 M2.5 最大震度 1
2017年8月8日 04時54分 鹿児島湾 M2.3 最大震度 1
2017年8月7日 09時39分 鹿児島湾 M2.4 最大震度 1
2017年8月3日 09時49分 鹿児島湾 M2.3 最大震度 1
2017年8月3日 08時43分 鹿児島湾 M2.0 最大震度 1
2017年8月3日 05時18分 鹿児島湾 M2.6 最大震度 2
2017年8月2日 09時10分 鹿児島湾 M2.4 最大震度 1

 

熊本県熊本地方(2017年8月1日 – 10日)

2017年8月10日 05時19分 熊本県熊本地方 M2.8 最大震度 1
2017年8月09日 05時57分 熊本県天草芦北 M3.0 最大震度 2
2017年8月08日 21時28分 熊本県熊本地方 M3.9 最大震度 3
2017年8月06日 03時07分 熊本県熊本地方 M2.5 最大震度 1
2017年8月06日 03時06分 熊本県熊本地方 M2.7 最大震度 1
2017年8月04日 22時54分 熊本県熊本地方 M2.8 最大震度 1

この期間の間に、日本の領域で「マグニチュード 4.5以上」の地震は 6回起きていて、次の通りになります。この振り分けは、アメリカ地質調査所(USGS)が、「マグニチュード 4.5以上を大きな地震」として振り分けていることに合わせています。

マグニチュード4.5以上の地震(2017年8月1日 – 10日)

2017年8月10日 09時36分 千葉県北西部 M 4.9 最大震度 3
2017年8月08日 14時49分 沖縄本島近海 M 5.0 最大震度 3
2017年8月04日 20時19分 西表島付近 M 5.3 最大震度 3
2017年8月03日 13時45分 茨城県南部 M 4.5 最大震度 3
2017年8月02日 07時16分 茨城県南部 M 4.6 最大震度 4
2017年8月02日 02時02分 茨城県北部 M 5.5 最大震度 4

ここまで書いたことを地図に記しますと、以下のようになります。

 

ここで過去記事と照らし合わせてみますと、昨年の、

「連鎖する地震」の渦中の環太平洋火山帯で、アメリカだけに起きない地震。そして、ますます関東大震災の年と似てきた雰囲気もないではない日本 (2016/11/22)

鳥取の地震と「使者からいただいた33度線的偶然」から、関東大震災のあった1923年の「日本列島の地震と噴火」の状況と現在を比較するに至る (2016/10/21)

という記事などで書かせていただいたこともあるのですが、関東大震災のあった 1923年は、非常に大ざっぱに書きますと、

「関東と九州で共に群発地震が繰り返され、その間にある火山が噴火し続けた年」

でした。

1923年地質的な動きは、下のようなものでした。

1923年の関東大震災までの日本の地震活動

1) 1923年01月14日
茨城 マグニチュード6.1 関東/茨城

2) 1923年01月14日
阿蘇山噴火  九州/熊本

3) 1923年02月
浅間山山麓地震 関東/群馬・長野(浅間山)

4) 1923年03月26日 – 27日
蔵王山東麓での群発地震 東北/宮城(蔵王山東麓)

5) 1923年04月 – 05月
那覇・和歌山群発 九州/沖縄(那覇附近)

6) 1923年04月23日
沖縄・東シナ海 マグニチュード7.2 九州/沖縄(東シナ海)

7) 1923年05月07日
茨城マグニチュード7.3 関東/茨城(鹿島灘)

8) 1923年05月
鹿島灘で小地震の群発

9) 1923年05月 – 06月
5月下旬から茨城沖で群発活動が始まり,6月2日にはマグニチュード7.3の最大地震が発生

10) 1923年06月02日
5月初旬より東海に地震が頻発し,その数 200~300回にのぼる

11) 1923年6月2日
茨城県沖 マグニチュード7.3 津波が発生

12) 1923年6月2日 茨城県沖 マグニチュード7.1

13) 1923年06月26日 – 08月02日
焼岳噴火 中部/岐阜・長野(焼岳)

14) 1923年07月
長崎で群発地震 九州/長崎(千々石湾)

15) 1923年07月01日
霧島山噴煙 九州/鹿児島(霧島山付近)

16) 1923年07月13日
種子島付近 マグニチュード7.1 マグニチュード6.6 九州/鹿児島(種子島付近)

17)1923年09月01日
関東大震災 マグニチュード7.9 関東/神奈川(相模湾)

このようになっていまして、茨城県での群発地震というのは、現在起きているだけに、目につくところでもあります。

また、 1923年6月26日に「焼岳の噴火」というのがありましたが、これも今日噴火しました。下が報道です。

焼岳で小規模な噴気確認、気象庁が注意呼びかけ 北アルプス唯一の活火山

HuffPost Japan 2017/08/10

気象庁は8月10日、長野と岐阜の県境にある北アルプスの焼岳で、小規模な噴気が確認されたと発表した。今後も、噴気が出るおそれがあるとして、注意を呼びかけている。

気象庁によると、焼岳では9日午後11時50分頃から10日の午前2時頃にかけて、空振を伴う地震を6回観測。監視カメラではこの時間帯に、山頂の西側約400メートル付近の山腹で、白色の噴気を確認した。

というようなわけで、地震も噴火も小規模ではありますけれど、1923年とさらによく似てきているという部分もありそうです。

ちなみに、今が 1923年とよく似ていることがもうひとつあり、それは

「太陽活動最少期に近い」

ことです。

これは今回は詳しく書く気はないですが、日本でも世界でも「規模の大きな地震が比較的、太陽活動極小期近くに頻繁に起きている」ということはあります。

関東大震災は 1923年 9月1日でしたが、その時の第 15太陽周期(サイクル 15)の終わりは、その直前である 1923年8月でした。

現在の太陽活動周期であるサイクル 24は、まだ終了したというアナウンスはされていませんが、そろそろ終わる時期ではあります。おそらく来年までに終わると思いますが、では「なぜ、太陽活動が弱い時に地震が多くなりやすいか」ということについては、「宇宙線」ということを個人的にはポイントで置いていますけれど、複雑な話になりそうですので、いずれまた機会を作らせていただいて書かせていただくこともあるかもしれません。

そういえば、最近の TOCANA の記事で、以下のような記述を見かけました。

2012年のディスカバリーチャンネルの番組「地球は誇張しているのか?」では、地震発生のメカニズムとして、太陽から放射されるニュートリノが地球の核に影響を与え、日食時にはそれが増幅されることで地震発生の引き金になり得るという説を紹介していた。

個人的に持っている理屈もこれと似た感じかもしれないです(太陽活動が弱い時期には、地球に到達する宇宙線の量が飛躍的に増加します)。

ただ、地震は複雑なトリガーの要素を持っているはずで、ひとつやふたつの理由ではほとんど何も説明ができないものだとも最近は思います。

月や重力や太陽の磁力や、あるいはもっとスピリチュアルな「何か」を含めて、さまざまな要因が重なり、そして地震は「起きる」。

その複雑なメカニズムを私たち人類が理解することは難しいことなのかもしれません。

しかし、現在の太陽活動周期が終わろうとしている今、また新たな地震の時代が到来しつつあるのかもしれないという気配は感じます。



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