ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。

4月19日にメルマガ私たち現生人類は「鉄の種族」であることから思う生き方を発行させていただきました。

2024年からの世界 悪魔の輪郭 日本の未来

日本人だけが持つ「唯一の特性」と、プリオン病による民族絶滅の関係

投稿日:




 

暗い話ですけれど、明るく書きますね

前回以下で、mRNA ワクチンについてのシンポジウムから、ケビン・マッケーン博士の言葉をご紹介いたしました。

[記事]脳神経学者ケビン・マッケーン博士の話からわかる、「プリオンにより日本人が絶滅する機序」。接種、未接種関係なし
In Deep 2024年1月29日

 

マッケーン博士は、私の旧友である故人のタナカくんという人とわりと似ているということもあり、タナカくんからレクチャーを受けているような気分になり、動画そのものは楽しく拝見できましたが、しかし、やはり一番気になったのは、以下の部分ではないでしょうか。

ケビン・マッケーン博士の言葉より

…つまり、このミスマッチを持っている人だけが進化のボトルネックを超えてくることができたことを意味します。

プリオンタンパク質の特定の位置のアミノ酸が、メチオニンからパリンに切り替わる現象が起きたのです。

日本の方々には興味深いと思いますが、事実として、129番目のメチオニンからバリンへの変異は、日本人以外のすべての集団に見られるのです

仮説としては、プリオンの大規模混入が起これば、全人口を絶滅させることができるということです。

質問者:「日本人の全人口を、ですか?」

…私たちが知っているヨーロッパの全人口です。

質問者:「それが意味するところは、日本人は、その突然変異を持っていないということですか?」

おそらくは、日本が島国であったため、その時期に外界との接触が少なかったからでしょう。

ficc

日本で公開される動画ですので、気をつかって話したのでしょうけれど、博士は、ちょっと曖昧に表現していた部分が多いのですね。

しかし、簡単に書けば、以下のようになるでしょうか。

 

・旧石器時代に、スーパープリオンが人類絶滅レベルで蔓延した。

・プリオンタンパク質の特定の位置のアミノ酸が、メチオニンからパリン(どちらも必須アミノ酸)に切り替わる「突然変異」が起きた。

・その突然変異を持つ人たちはプリオン・カタストロフを乗り切り「生き残って次の進化に進んだ」。

・ヨーロッパ人の大多数はその突然変異を持っている。

・しかし「日本人はその突然変異を持たない」。

・ということは、次にスーパープリオンが流行したら、日本人の多くは絶滅する。

 

ということでいいんですよね。

私の解釈違いなら仕方ないですが、私はそのように解釈しました。

それで DEATH ね(ここでそれはやめろ)、このマッケーン博士がどの研究から、これらのことを引用していたかに興味がありまして、記事を書いた後に、お酒を飲みながら探したんですよ。

そうしたら、ありましてですね。

以下の 2014年の論文です。

蔓延しているヒトプリオンタンパク質 129M/V 変異は、旧石器時代の汎動物性スーパープリオンのパンデミックによる生きた化石なのだろうか?
Is the prevalent human prion protein 129M/V mutation a living fossil from a Paleolithic panzootic superprion pandemic?
PubMed 2014年1月7日

 

まずは、論文の概要をご紹介します。

わかりにくい言葉がいくつかありますが、以下のようなものです。

ミスフォールディング → タンパク質が折りたたまれる過程で特定の立体構造をとらず、生体内で正しい機能や役割を果たせなくなること。

メチオニン → 9種類ある必須アミノ酸のひとつ

バリン → 9種類ある必須アミノ酸のひとつ

ホモ接合 → ある遺伝子座が AA , BB , aa , bb などのように同一の対立遺伝子をもつこと。

ヘテロ接合 → ある遺伝子座が Aa , Bb などのように同一でない対立遺伝子をもつこと。

 

概要をひとことで書けば、必須アミノ酸のメチオニンが、バリンに置き換わった突然変異により人類はプリオンにより死ににくくなったということですが、この変異を「日本人は持っていない」ということになると思います。

太字はこちらでしています。





論文の「概要」より

プリオン病は一貫してプリオンタンパク質のミスフォールディングと関連しており、罹患個体においてミスフォールド・プリオンタンパク質の自己触媒的自己永続のカスケードが生じる。

この分子プロセスは、局所的および全身性の両方の既知のすべてのアミロイドーシス(※ アミロイド疾患)と興味深いことに類似している。

プリオン病は、誤って折りたたまれたプリオンタンパク質が個体から個体に移ることによっても感染するプリオン病における伝播性は驚くほど効率的であり、初期症状後の急速な病気の進行を考慮すると、プリオン症は他のアミロイドーシスよりも際立っており、特定の状況下ではすべてが伝播する可能性がある

感染性プリオンの性質と宿主の遺伝子型は、伝播性にとって重要だ。

これまで説明されていない理由により、ヨーロッパ人の大多数は、プリオンタンパク質遺伝子 (PRNP) の一方または両方の対立遺伝子にミスセンス突然変異(※ コドン内の塩基の置換によって異常なタンパク質が生産される)を有しており、そのため(コドンの)129番目のメチオニン (M) の代わりにバリン (V) に置換されたプリオンタンパク質の変異体を発現している。

実際、この 129M/V 変異体は、日本人を除くすべての人々に非常に一般的なものだ

散発性クロイツフェルト・ヤコブ病は、60歳未満の人がかかることはめったにない病気で、ホモ接合性、特に 129MM (※ メチオニンがバリンに置換されて「いない」遺伝子…だと思います。つまり日本人の遺伝子)が非常に強力な危険因子だ。

逆説的だが、ヘテロ接合体の優位性を示唆する 129M/V 多型は、ヒト集団の最も明確な疾患関連形質の 1つだが、プリオン病は非常にまれだ (※ 普通は、このような「メチオニンからバリンへの置換」のような突然変異は疾患の原因となるが、プリオン病だけは、このおかげで疾患から守られている…というような意味だと思います)

この形質がどのようにして人類集団内でこれほど蔓延したのかについての遺伝的根拠は依然として調査の対象となっており、注目に値する。

この論文では、この多態性の古代の重要性の可能性について、やや挑発的な仮説を表している。

PubMed


 

ここまでです。

カッコ内は、私の解釈が間違っているかもしれません。

ともかく、この突然変異した遺伝子は、

> 日本人を除くすべての人々に非常に一般的なものだ。

として、つまり、この突然変異が日本人だけにない、と明確に書かれています。

 

関連して、ちょっと興味深いページを見たのですが、以下は、東北大学大学院医学系研究科というところの「変異型CJD (変異型クロイツフェルト・ヤコブ病)の二次感染」というページからです。

変異型CJDの二次感染

…プリオン蛋白遺伝子のコドン 129にはメチオニン(M)とバリン(V)の正常多型がありますが、これまでに発症が報告されている変異型CJDの患者さんは全員メチオニンホモ接合(M/M)です

…変異型CJDで亡くなられた方が3名(いずれもコドン129M/M)、変異型CJDは発症しなかったもののリンパ性組織に異常型プリオン蛋白が蓄積していた方が2名(いずれもコドン129M/V)、同じ血液製剤あるいは血漿分画製剤を投与されたがまだ生存されている方は数十名いると報告されています

prion.med.tohoku.ac.jp

 

ケビン・マッケーン博士が述べていたこと、あるいは、先ほどの論文に出てきた突然変異は「コドン129M/V」だと思います。

その方々は、

> 変異型CJDは発症しなかったもののリンパ性組織に異常型プリオン蛋白が蓄積していた方が2名

という状態で、プリオン蛋白が蓄積していても「発症しなかった」と。

そして、日本人に多い思われる、メチオニンがバリンに置換されていない コドン129M/M の方々だけが、ヤコブ病で亡くなられています。

発症したのは全員、メチオニンがバリンに置換されていないコドン129M/M の方々だったと解釈できそうなんですが、多くの日本人が、この コドン129M/M だと…

まあしかし、日本も、特に近現代は人種の混合も激しいですし、日本人の多くがコドン 129M/M だったとしても、突然変異型のコドン 129M/V の日本人もたくさんいるのだとは思います。

 

しかしねえ…。

 

マッケーン博士は、

「脳神経科学者としての私の立場からすると、ワクチンを受けた結果、プリオンを接種した可能性があることを非常に強く懸念しています」

と述べています。

つまり、ワクチン接種を受けた方々の中には、アミロイドが形成されている方がいる可能性がある。

そして、マッケーン博士によると、

「一度アミロイドが形成されれば、それは自己増幅する可能性がある」

と述べています。

さらには、先ほどの 2014年の論文には、

 

> プリオン病は、誤って折りたたまれたプリオンタンパク質が個体から個体に移ることによっても感染する

> プリオン病における伝播性は驚くほど効率的であり…

 

とあるように、プリオン病が「伝染性の高いもの」である可能性が示されています。

さあ、困った(苦笑)。

苦笑とか書いてますけれど、じゃあ、どうすりゃいいのかといわれても、どうしようもならないですよ。

 

もはや。

 

世界の民族で最もスパイクタンパク質ワクチンを打ってはいけない人種が、世界で一番多く打った、のですから。

なお、さきほどの論文の全文はこちらにあります。

論文全体を読んでも、「なぜ、日本人だけがこの突然変異を持たないのか」ということについては、よくわからないです。

まあ、わかりようもないのでしょうが。

マッケーン博士は、「日本が島国であったため、その時期に外界との接触が少なかったからでしょう」と述べていましたけれど、それが理由ということはないでしょうね。

日本人が、数万年前などに他のどこかから日本列島に移住してきたとするならば、確実にその頃に「血は混じっている」わけですから、日本人だけがプリオンにかからない突然変異を持たない理由とはならない。

 

まあその……私個人の考えですが、日本人って、1万年前とか 2万年前くらいの間に「突然あらわれた」というような幻想を持っています。

ずいぶん以前、縄文人の「核 DNA」の詳細な解析を、国立遺伝学研究所の齋藤成也教授などのチームがおこなったことがあるのですが、その結果、

 

「オリジナル縄文人の DNA はアジアのどこにも見つからないもので、まったく新しい場所から発生している可能性がある」

 

と結論せざるを得なくなったことがあります。周辺のアジアの、たとえば中国大陸などを含めたどこの国とも「違うルートからの DNA が混ざっている」のが縄文人なのでした。

日本人の出自は、核 DNAの解析からは「不明」なままです。

以下の記事の後半にあります。

[記事]日本人はエイリアン : 核DNAの解析の末「オリジナルの日本人が周辺アジアのどこにも見つからない」ことで日本人の出自が完全にわからなくなっている今だからこそ言ってみる
In Deep 2016年9月21日

 

だからかどうかはわからないですが、日本には世界のどこにもない文化と風習が数多くある。

日本語というのはその最たるものです。こんな文法的にも発音的にも奇妙な言語はないです(だから大好きなんですが)

日本人しか持たない特性は他にもいろいろとあります。

海苔を消化できるのは日本人だけだったり(2010年の研究)。海苔の消化も日本人が他の民族と遺伝子が異なるからできることです。

 

しかし、よりによって、

「プリオン病にかかる遺伝子を世界の民族で唯一持っていた」(プリオン病の発生を抑制する突然変異を持たなかった)

というのも、「唯一」ということになるのでしょうか。

日本人を絶滅に導くには、プリオン病の潜在的な流行が起きれば、それで成し得ることがわかってきたわけで、さて、今回のワクチンに一体その思惑が含まれていたのかどうか

これから起きることが本当に単なる薬害なのかどうか。

>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
ご登録へ進む





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

-2024年からの世界, 悪魔の輪郭, 日本の未来
-, ,

Copyright© In Deep , 2024 All Rights Reserved.