世界中でまたも起きている子どもの免役崩壊
いつも歩いている途中にある小児科病院は、このところずっと駐車場が満車で、今日もそうでした。完全予約制にも関わらず、この状況というのは、子どもの何らかが流行し続けてはいるのだろうなとは思います。
病気については、日本ではあまり報じられなくなっていて、何がどうなっているのかわかりません。
日本のことはよくわからないですけれど、世界全体として、「すさまじい病気のシーズン」に突入しています。気になるニュースは短くこちらに翻訳していますが、この数日だけでも、以下のようなタイトルの報道が続いています。
・英国で「数週間続く謎の風邪」が大流行中
BDW 2023年11月27日・カナダでも「ウイルスの重複感染」による子どもで病院があふれている模様
BDW 2023年11月27日・イタリアの新型コロナ入院者数が過去9ヵ月間で最大に
BDW 2023年11月25日・オーストリアの排水中の新型コロナウイルス検出量がパンデミック以来最大に
BDW 2023年11月25日・中国の「謎の感染症」が上海にまで拡大。1日で40万人の感染者が出たという話も
BDW 2023年11月24日・ハワイで新型コロナの入院者が急増。国立公園の屋内プログラムが中止に
BDW 2023年11月23日・フランスで、若年層の髄膜炎の「前例のない増加」がパスツール研究所から報告される
地球の記録 2023年11月23日
これらの中で最も気になるのは、中国で起きている「子どもの肺炎の急増」ですが、当初思っていたより重症化する小さな子どもが多いようです。
中国の医師の話では、「受診する、あるいは搬送されてくるのは子どもと若者ばかり」のようです。
ついには「ウイルスの五重感染が確認された」子どものことまで伝えられています。
(記事)中国で3歳の女の子に「ウイルスの五重感染」が確認され、重体に
BDW 2023年11月27日
この報道に出てくる医師によれば、「重複感染している子どもたちも多い」ということで、中国でも何らかの理由で、免疫の崩壊を起こしている子どもたちが多いのだと見られます。
ウイルスの二重感染でさえ、通常の免疫状態の中ではあってはならないことなのに、「五重感染」などとなると、もうまったく本来の免疫システムが機能していないことを示しているように思え、
「何らかの後天性免疫不全の蔓延が拡大している」
という表現でも間違いないのかとも思います。
以下のような懸念が現実化しているということなのかもしれません。
(記事)コロナワクチン後天性免疫不全症候群(VAIDSとも)への警告に関する論文からも、ストレートな曝露を受けた小さな子どもたちへの懸念がさらに
In Deep 2022年5月4日
小さな子どもの場合、本人が未接種であることは関係なく、親の接種・未接種が強く関係します。
そして、最近のフィンランドの「自己免疫疾患診断数」と「男性の不妊症の推移」が、2023年から突然上昇していることを最近のいくつかの記事で書きました。
フィンランドの自己免疫疾患診断数の推移(2018年-2023年)
Ilkka Rauvola, In Deep
フィンランドの「男性不妊症」の率の推移
Ilkka Rauvola, In Deep
この「 2023年から増加した」という現実は、かなり不穏な今後を示しているかもしれないというようなことを、先日の「マイクロRNAによる「男性総不妊症化」計画」という記事などで書きました。
まあ、そんな複雑な問題を考えなくとも、すでに各国で超過死亡数が増加し続けているとか、出産率が減少し続けているとか、これまでにもすでに多くの問題が見られていたのですが、最近とりあげる、たとえば、マイクロRNA というような問題の観点からしても、
「これからが事態の本番なのではないだろうか」
という考えを払拭することは難しいです。
もちろん、遺伝子関係の問題を別にしても、スパイクタンパク質そのものの「長期にわたる有害性」も、現在の中国の病気の大流行を見ていると理解できます。中国のコロナワクチンは mRNAテクノロジーを用いたワクチンではないからです。
それでも、子どもたちの病気の状況が修羅場になっている。
(記事)中国ワクチンは、スパイクタンパク質の中和抗体部位の標的に特化した「ADEを引き起こさないもの」であることを今にして知る
In Deep 2021年7月22日
mRNA と脂質ナノ粒子を使っていないだけ、中国のワクチンのほうがマシなのかなと思っていた時もありましたが、「免役への有害性」という点ではあまり関係なさそうです。
「スパイクタンパク質を抗原に使ったものは、どんなワクチンであっても、禍根を残す」
としか言えない感じはありますが、それに加えて、私たちの国などが使っているワクチンには、さらにいろいろ含まれているわけで、おおむね以下のようなものの影響を受けるわけです。
・脂質ナノ粒子(ポリエチレングリコール)
・スパイクタンパク質
・mRNA (これにより体内でマイクロRNA も生成される)
・混入 DNA
このうち、最も早い時間軸で「副反応」などと言われていたような影響が出るものには脂質ナノ粒子であるポリエチレングリコールへのアレルギーが含まれていると思われます。
接種キャンペーン初期の副反応で圧倒的に女性が多かったことも、ある程度それと関係していると思われます。以下は、ワクチン接種キャンペーンが始まって、比較的すぐの頃の記事です。
(記事)厚生労働省の資料にある「 5561件」のファイザー社mRNAワクチンの全有害事象報告を検証してみる。そしてわかる「これは女性をターゲットにしている」こと
In Deep 2021年5月26日
この記事の後半に「未回復の事例」をすべてピックアップしていますが、圧倒的に女性が多いのです。
脂質ナノ粒子にはどんなものにでも強い炎症性があり、それ自体有害ですが、そこに、強いアレルギーなどが重なれば、重篤になる場合もあり得るのかもしれません。
(記事)ファイザーワクチンに含まれるポリエチレングリコール(PEG)に対してのアレルギー抗体を持つ人が現代の社会で圧倒的多数である理由がわかった
In Deep 2021年3月10日
時間軸的には、次に、mRNA が生産するスパイクタンパク質による影響が始まりますが、この影響の期間はいまだに不明です。今のところ、新型コロナの mRNA が、「 2年間、体内に残留していた」ことが、米カリフォルニア大学の研究で突きとめられています。
(記事)新型コロナのRNAが「2年も体内に残留している」ことを突きとめたカリフォルニア大学の研究。…それは自然由来なのか、それとも「人工」由来なのか
In Deep 2023年9月20日
2年の後はわかりません。そんな研究はまだないからです。
3年間、5年間、10年間と体内に残留し続けるのかどうかはわかりません。
そして「長い影響」となり得るものとして、マイクロRNA があります。
これもその影響が「いつ頃から出始めるのか」は不明です。
不明ですが、数十年後というようなことはないはずで、「数年後から」という単位になるような気はします。以下に、それがさまざまな疾患に結びついていく可能性についての論文を取り上げています。
(記事)心筋炎の原因はスパイクタンパク質ではなく「ワクチンmRNAにより生成されるマイクロRNAそのもの」であることを知る。そして、ガンと心筋炎とALSの饗宴の時代が近い…
In Deep 2023年11月19日
最も長期的な影響、それは「世代を超えた影響」となり得るのが、混入して(いるかもしれない) DNA です。
結局、以下のような時間軸で、「影響は永遠に続く」と見られます。
[短期での影響] 脂質ナノ粒子 (影響を受けた部位によっては損傷が永続的になることも)
[短期から長期の影響]スパイクタンパク質(有害性の宝石箱)
[長期の影響]mRNA (遊離していたり切断されているとさらに問題となる / 参考記事)
[長期の影響]mRNA が生成するマイクロRNA
[将来の世代への影響]混入 DNA
ふと見れば、今回は物騒なタイトルをつけているわけですが、でも、現状だけを見ても、来年あるいは、来年「から」が物騒な年にならないと言えるのかなと。
「長期の影響」が、少しずつ見えはじめてくる頃ではないかと。
それが総合的にはどんな状態なのかはわからないですが、私自身が節目の年として考えている 2025年 - 2030年の間にそれは拡大していくのではないかなとは思います。
このあたりは単なる推測ですが、「理屈」と「理論」だけなら、そうならざるを得ない状況にあるとは思っています。
あと、今日昨日で知った、やや興味深い研究があります。
ターボ老化の原因のひとつと、そして細胞ハイジャックのメカニズム
最近知った、やや興味深い研究で、コロナ感染者で、
「老化細胞が加速度的に増加している」
ことが報じられていました。
報道では、「コロナ感染者」とされていますが、スパイクタンパク質が原因だとすれば、ワクチン接種者と同義だと言えると思います。(あるいはスパイクタンパク質の強度からはワクチンの影響のほうが強そう)
オーストラリアの報道で、ここでは「ゾンビ細胞」というような表現を使っていますが、脳の問題や記憶の問題と結びつくようです。ご紹介します。
新型コロナウイルス感染症の影響で「ゾンビ細胞」の生成が加速していることが研究で判明
Study finds ‘zombie cells’ produce at accelerated rate due to Covid-19
news.com.au 2023/11/26
新型コロナウイルス感染症の影響で自然に「ゾンビ細胞」が加速度的に生成され、患者は脳霧や記憶喪失にさらされている。
最近の研究によると、新型コロナウイルス感染症の影響で、「ゾンビ細胞または老化細胞」が加速度的に生成されているという。
クイーンズランド大学オーストラリア生物工学・ナノテクノロジー研究所の研究者たちは、実験室で培養した合成脳組織に対する新型コロナウイルスの影響を研究中にこの発見をした。
研究者たちは研究中にその影響を逆転させる方法も発見した。
研究者のフリオ・アグアド氏は、新型コロナウイルス感染症が加速させた「ゾンビ細胞」が脳の健康問題や一種の老化を引き起こす可能性があると述べた。
「新型コロナウイルスが『ゾンビ』細胞、つまり老化細胞の存在を加速させることがわかったのです。これらの細胞は、年齢を重ねるにつれて自然に徐々に脳内に蓄積するものです」と同氏は述べた。
「老化細胞は組織の炎症や変性を引き起こし、患者をブレインフォグや記憶喪失などの認知障害にさらすことが知られています」
研究者たちはその後、ナビトクラックス、ABT-737、フィセチン、および「ダサチニブとケルセチンのカクテル(D+Q)」という 4つの薬剤がゾンビ細胞の排除に有効であることを発見した。
アグアド博士は、さらなる研究が必要だが、この研究は新型コロナウイルス感染症やその他のウイルス感染症が将来及ぼす可能性のある長期的な影響と戦う方法を理解するための一歩となると述べた。
「作用するメカニズムを完全に理解するには、さらなる研究が必要です」と彼は言う。
「しかし、この研究は、ウイルス感染、老化、神経学的健康の間の複雑な関係についての我々の知識において重要な前進を示しています」
ここまでです。
薬のカクテルの話も出ていますが、そこにはふれません。
これは「実験室で培養した合成脳組織」に対する新型コロナウイルスの影響を調べたものですので、「感染させたときの状態」での調査だと思います。
ならば、
「 (自然でもワクチン由来でも)スパイクタンパク質が、2年間とか、あるいはそれ以上の間、存在し続けていたら?」
という話にもつながります。
その間、「ずっとゾンビ細胞が作られ続けている」可能性があるのかもしれません。
老化が進み続ける。
外見や体力のほうの話というより、この研究は脳の研究ですので、「脳機能の問題」のほうのようですので、これもまた緩慢に進む話だとは思いますが、こういう認知機能の問題も今後、拡大していくのだと確信します。
6回、7回打っている高齢者たちがたくさんいるのですから。
この話をワクチンの問題と切り離して、「自然のコロナウイルス」だけの話にしてもいいわけです。複数回ブースターを接種している人たちは、免疫寛容なり、抗原原罪なりで、どれだけコロナウイルスが蔓延していても、「もう免疫反応(いわゆる病気の症状)など出ない」わけです。
しかし、免疫反応が出ないだけで、コロナのスパイクタンパク質が受容体に受容しなくなるわけではないはずです。何の症状もないだけです。その中で、感染に気付かないまま、細胞がさらに徐々に蝕まれていくということはあるのかもしれません。
あと、「SARS-CoV-2 は細胞損傷反応をハイジャックする」という、ネイチャーに発表された論文も見つけたのですが、これは難解すぎて、まったくお手上げです。以下にあります。
SARS-CoV-2 は細胞損傷反応をハイジャックし、より効率的なスパイク S-アシルトランスフェラーゼの転写を誘導する
SARS-CoV-2 hijacks a cell damage response, which induces transcription of a more efficient Spike S-acyltransferase
nature.com 2023/11/11
私には全然わからない内容の論文ですが、この論文を比較的簡単にまとめている方がいらっしゃいました。そこから抜粋します。
これも結構「大変なこと」らしいです。
論文の解説より
SARS-CoV-2 は私たちの細胞メカニズムを悪用するだけではない。それらを積極的に強化する。SARS-CoV-2 は私たちの細胞機構をハイジャックし、遺伝子レベルで再プログラムするのだ。
これは、zdhhc20 遺伝子(※ なんのことだか私にはわかりません)の転写開始部位を特異的に標的にして操作する。
この変化により、私たちの細胞は、典型的な生理学的役割をはるかに超えた、異常に強力な形態の ZDHHC20 酵素を生成するように強制される。
通常、遺伝子は転写の開始点を指定しており、ここで DNA から RNA への変換プロセスが始まり、最終的にタンパク質の生成につながる。
このウイルスが行うことは、zdhhc20 遺伝子内のこの開始点を微調整することだ。
この修飾酵素はスパイクタンパク質のアシル化プロセス(※ よくわかりません)を強化し、ウイルスの侵入とその後の感染に重要なプロセスである宿主細胞との融合能力を飛躍的に高める。
結果として生まれたスパイクタンパク質は、もはや単なる鍵ではない。強力な破城槌となり、融合能力が 40倍に強化される。
これにより、ウイルスと私たちの細胞を容赦なく融合させるスパイクタンパク質が生まれる。それは感染プロセスを加速した攻撃的な侵入に変えていく。
SARS-CoV-2 によるこの戦略的操作は、感染拡大にとどまらない。
ウイルスの毒性も大幅に高まる。
なんかこう、新型コロナウイルスというものは(あるいは、「今の」新型コロナウイルスは)、
「受容体への融合性(感染力)や病毒性を自ら高める能力を持つ」
ようなのですが、スパイクタンパク質が強化される話として書かれていますので、繰り返し流行の「波」が来るたびにどうなるのか…と(特に免疫寛容を持たない若い人たち)。
以前、元ゲイツ財団のボッシュ博士が、以下のように述べていたことがあります。
> 事態が良い方向ではなく、逆に行くようにしている。ウイルスをより致死的にするようにしてしまっている。
> その方向は、「自然のウイルスが向かう方向ではない方向」です。
>
> 私たちが不自然なことをしているために、自然のウイルスが向かう方向ではなくなっている。
以下の記事にあります。これも 2年半前ですか。
(記事)「新型コロナワクチンは人間のすべての免疫能力を破壊して人を死に導く」:元ゲイツ財団のワクチン開発局長のボッシュ博士は人類の存続のためにワクチン使用停止を訴え続ける
In Deep 2021年5月5日
同時に、ワクチン接種者が「免疫を失う」ことについて、ボッシュ博士は強く訴えていました。
ボッシュ博士のインタビューより
ワクチンを接種をした人たちは、自然の免疫の最も重要な部分をワクチン接種と同時に失っているのです。生まれつき持っていた免疫システムをです。
なぜなら、生来の抗体は自然抗体 IgM (感染の初期に生体防御の初段階を担う免疫抗体)ですが、このウイルスを束縛するために抗原特異的抗体に、それが打ち負かされてしまうのです。
つまり、コロナワクチンを接種した人は「失う」のですよ。すべての保護を。いかなるウイルス変異、あるいはコロナウイルス変異に対してもです。
この意味としては、その人たちは、「免疫反応がない状態のまま」となってしまうのです。
なくなるのです。
免疫がすべてなくなるのです。
その後、IgG4 の話という抗体の話とか、DNA の話とか、いろいろと出てきたわけですけれど、いずれにしましても、
「次第に免疫がない状態になっていく」
というのは、ワクチンに含まれる、あるいはそこから生成される、あらゆる要素がそこに向かわせているのだとも思います。
カナダの医学者ウィリアム・マキス博士によれば、ブースター接種後に、IgG4 抗体は「 500倍」近くまで上がるのだそうです(日本語字幕つきの動画)。免疫も何もないです。
今回後半でご紹介した、
・ゾンビ細胞の加速度的な増加
・細胞メカニズムのハイジャック
などを含めて、身体がボロボロになるまで攻撃してくるのが、これらのウイルスというのか製作品というのかわからないですが、それの特徴のようです。
同時に彼らは自分自身を強くしていく。
その影響が顕著に表面化してくるのがいつかは、やはりわかりませんが、想像できないほど遠い時ではないはずです。
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