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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

2023年からの世界 健康の真実 日本の未来

「砂糖」という不思議な存在。それは脳を再配線し、記憶形成を乱し、腸内細菌を消滅させ、そしてガンの直接的な原因となる。しかし…

投稿日:


theepochtimes.com




 

砂糖という存在性の不思議

先日、米エポックタイムズで、「砂糖が体内でどのようにガンを促進するのか」というタイトルの記事を読みました。

これは「糖質」ということではなく、加工された、いわゆる砂糖のことですが、砂糖とガンの関係を論文などをベースにして記した記事です。

この「砂糖」というものについては、以前何度か記事にしたことがあります。

その大きな働きのひとつとして、

「腸内に良い微生物が住み着くことを阻害する働きがある」

ということがあります。つまり、砂糖を多く摂取すればするほど腸内細菌環境が悪化していくということです。以下の 2018年12月の記事で、米イェール大学のニュースリリースをご紹介しています。

(記事)「砂糖という存在の正体」の衝撃 : 単糖は「重要な腸内微生物を腸内から《消し去る働き》」を持っていたことが米国の研究で判明
In Deep 2018年12月19日

記事からの抜粋です。

「砂糖には腸内に良い微生物が住み着くことを阻害する働きがある」より

米国イェール大学による新しい研究によれば、砂糖は有益な腸内微生物がマウスの腸内に定住することを直接阻害していることがわかったのだ。

PNAS ジャーナルに掲載されたこの研究は、スクロースまたは糖分のビルディングブロックであるフルクトースとグルコースの多量の摂取は、健康な人々に見られる腸内の細菌種の増殖を促進するタンパク質の生産を妨げていることが示された。

この研究結果はまだ検証されなければならないが、砂糖というものが、単なる栄養ではなく、それ以上の働きをしている証拠を示している。

つまり、砂糖というものは「信号を発する存在」であるということで、その信号は、腸内の重要な微生物を消滅させる力をもつのだ。

indeep.jp

もうひとつの砂糖の大きな作用としては、

「脳内の働きを混乱させる」

というものです。

具体的には、

 

・砂糖は、GABA を産生する神経の働きを阻害する

・砂糖は脳を「再配線」する

・砂糖は、脳の「海馬」に働きかけ、記憶形成を混乱させる

 

などがあります。

これは、以下の 2020年1月の記事で、カナダ・ウェスタン大学の神経科学教授の文章をご紹介しています。

(記事)パニック障害やうつ病、不眠症などのメンタル疾患の人は「砂糖をやめる」ことが治癒に繋がる可能性 : 砂糖はGABAの産生を阻害し、脳の炎症を促す
In Deep 2020年1月12日

 

今回ご紹介する「ガンとの関係性」を加えますと、

・腸内細菌環境の悪化

・脳への悪影響

・ガン化を促進させる

という作用が砂糖にはあるようです。

 

今回、砂糖についての記事をご紹介するのは、「今の時代だから」ということもあります。

今の時代とは「コロナワクチン後の世界」ということですが、世界中でさまざまな疾患が拡大していく気配が見られています。

中でも「ガン」というのはウェイトの大きなものです。

ガン自体も増加している上に、進行スピードが非常に早くなる傾向が、よく伝えられています。

それで、エポックタイムズの記事をご紹介しようと思った次第です。

 

ただ……。

 

ひとつ書いておきたいことがありまして、「トータルとして砂糖がどの程度健康に悪いものか」は、過去の自分で書いた記事のデータからは正直わからない面があり、そのあたりの理解が難しいのです。

少しふれさせていただきます。

 

日本一の「長寿と健康の県」のことを思い出すと…

以下は、8年前の記事です。

(記事)砂糖も大量摂取OK、塩も大量摂取OK、食用油も大量摂取OKを示しながら「健康と心の関係」を如実に描き出す「美しき緑の長野県」
In Deep 2015年08月15日

 

日本で、「最もガン死亡率が低く、そして長寿の県がどこか」ということを調べていたときに、意外なことを知ったのです。

それは長野県でしたが、たとえば、「日本で最も肺ガンでの死亡率が低い県」は長野県です。

 

これは、2012年のデータですが、2020年に更新された同じページでも長野県が最も死亡率が低いです。

では、「平均寿命が長い県」。これも長野県が一番でした。

平均寿命:男性ランキング[2010年]

これも 2010年のデータで、やや古いですが、その時は長野県でした。現在は、滋賀県が一位になっています。

 

さてさてさて……。

 

では、

「日本で1番、砂糖を消費している県はどこか」

ということを調べますと、砂糖が体にあまり良くないかもしれない、という観点からですと、「長野県の人はあまり砂糖をとらないのだろうな」と想像しますが、実際には、砂糖の日本一の消費県は、なんと長野県なのです。

砂糖消費量[2008年]

これは、2020年に更新されたデータでも、相変わらず長野県が砂糖の消費量が一番でした。

ここから単純な結びつきをしてしまえば、

 

「日本で最も大量に砂糖を消費している県の人たちが、最も健康で長寿である」

 

ということになってしまうのですよ。

なお、長野県は、味噌の消費量でも日本一で、塩の消費量でも、全国四位です。つまり「塩分もたくさんとっている」人たちの県です。まあ、塩は体にいいものですので、わかるとして、この時に私は、

「砂糖ってなんなんだろう」

と、つくづく思いました。

 

先ほどの長野県のブログ記事では、他のさまざまなランキングを見ているうちに、長野が長寿なのは、「食べ物の要因ではない」と感じ始めたことを書いています。

「生き方」の問題だと気付きました。

長野県は、以下のような分野で「日本一」でした。

 

小学生の地域行事参加率ランキングで 1位

ボランティア活動参加率ランキングで 1位

人口10万人あたりの博物館の数で 1位

人口10万人あたりの美術館の数で 1位(ダントツの 1位)

 

健康とは、生き方と環境によるということなのかなあ」などと思いましたけれど、それでも、今の世界は、コロナ(ワクチン)前とは異なりますし、ある程度、心身を楽にして生きるには、砂糖というのは、できるだけ避けてもいいものなのかなともまた思います。

ちなみに、私自身は昔から甘いものを食べるという習慣があまりなく、そういうお菓子のようなものを食べるのは年に何回とか(下手すると 2年くらい食べていないとか)ですが、しかし、砂糖はさまざまな料理にも、さまざまな調味料にも入っていますし、甘いものをまったく食べなくとも、私たちは砂糖を摂取しています。

ですので、過度に食べないということでしょうか。

ただ、「砂糖の摂取自体が、過度の砂糖の摂取に向かわせる」ように脳を再配置するので、甘いものを過剰にとる生活を突然変化させるのは難しいかもしれません。

先ほどのカナダ・ウェスタン大学の神経科学教授の文章には以下のようにあります。

砂糖は脳を「再配線」する

脳は、神経可塑性(脳の神経の機能的あるいは構造的な変化)と呼ばれるプロセスを介して、絶えず改造および再配線される。この再配線は報酬系で発生する可能性がある。

たとえば、薬物によって、これが起きる場合もあるし、あるいは、砂糖分の多い食物の摂取によって、この報酬経路の繰り返しが活性化されることにより、脳を頻繁な砂糖に対しての刺激に適応させ、寛容をもたらす。(※訳者注 / 過剰な砂糖摂取に対して、脳はどんどん麻痺していくというような意味かと思います)

これは、甘い食べ物を摂取した場合、同じように満足する感覚を得るために、もっと甘い物を食べる必要があることを意味し、典型的な中毒の特徴と一致する。

indeep.jp

ここまで一種の「麻薬状態」になりますと、常に甘いものを摂り続けるということになりかねなく、腸内細菌環境がどんどん悪化していてき、メンタルの問題が大きくなると思われます。

いろいろなメンタル疾患の発症要因はさまざまでも、「悪化する要因」は腸内細菌環境にあると考えられています。

また、最近では、コロナワクチンについて以下のような記事を書かせていただいたこともあります。

(記事)ワクチンが「腸内細菌の多様性を極端に悪化させる」ことが判明。接種したお母さんから授乳された赤ちゃんのビフィズス菌が「ゼロ」になる事例も
In Deep 2023年10月29日

 

今の社会は全体的に腸内細菌環境が悪化し続けているように思うんです。だから、これ以上の悪化を避けるための行動は間違ったことではないとは思います。

ここからエポックタイムズの記事をご紹介します。

太字はこちらでしています。




 


砂糖が体内でどのようにガンを促進するのか

How Sugar Fuels Cancer in the Body
Epoch Times 2023/11/15

加工された砂糖は強力なエネルギー源だ。それは身体にさまざまな変化を引き起こす。

砂糖はガン細胞に「栄養を与える」

ハーバード大学THチャン公衆衛生大学院の臨床疫学・栄養学の准教授、ミンヤン・ソン氏は、ガン患者にとって「砂糖摂取は確かにガン細胞に栄養を与えることができる」とエポックタイムズに語った。

これは強力な疫学的証拠によって裏付けられていると彼は述べた。

PLoS One に掲載された 1,011人の結腸ガン患者を対象とした 7年以上の追跡調査による研究では、砂糖入り飲料を月に 2杯未満しか摂取しない患者に比べ、1日 2杯以上摂取する患者では、結腸ガンの再発または死亡のリスクが 67% 増加していた

2021年に『Clinical Nutrition』誌に掲載されたスペインの研究では、7,000人以上の参加者が参加し、1日当たり液体の砂糖を 5グラム摂取するごとに、ガンの発生率が 8パーセント増加することが判明した。

摂取量が最も多かった人は 46%の増加を経験した。炭酸飲料の缶には通常 30~ 45グラムの砂糖が含まれている

砂糖消費量の変化は、ガンの発生率に大きな影響を与える可能性がある。

ハーバード大学医学部の細胞生物学教授で著名な生物学者であるルイス・キャントリー氏は、電子メールで台湾を例に挙げた。

同氏は、第二次世界大戦前、台湾では結腸ガン、子宮内膜ガン、乳ガンなどのガンの発生率が比較的低かったと書いている。砂糖入りの飲み物が希少だった時代だ。その後、1960年代から 1970年代にかけて、西洋型の食事、特に砂糖入りの飲み物が導入されると、ガンの発生率が着実に上昇し始めた。今では米国と同等の水準に達している。

ガン細胞は生存するためにかなりの量のグルコースを必要とする。

1930年代、ドイツの生化学者オットー・ヴァールブルクは、ガン細胞と正常細胞の両方が糖を必要とするが、その代謝経路が異なることを発見した。正常細胞は主に好気呼吸によってグルコースをエネルギーに変換するが、ガン細胞は酸素を使用する代わりに解糖によってエネルギーを獲得する。

ガン細胞は、糖を代謝する独自の方法により、非常にわずかで非効率なエネルギーを生成する。そのため、ガン細胞は正常細胞の 200 倍の速さで糖を貪欲に消費する。その食欲は広範囲にわたる影響を与える可能性がある。

「ガン細胞は、ある意味、体内の代謝プロセスを乗っ取っているのです」と、MDアンダーソンガンセンターの統合医療プログラムの教授兼ディレクターであり、『抗ガン生活』の著者でもあるロレンゾ・コーエン氏は語った。

 

砂糖 – 肥満 – ガン: 一般的な理論

「砂糖とガンの関係は複雑です」と米イェール大学医学部の腫瘍内科学准教授であり、イェールがんセンター消化器内科腫瘍科の臨床部長であるジェレミー・コルトマンスキー博士は言う。砂糖はガンを直接引き起こすのではなく、肥満を通じて間接的にガンの原因となるというのが有力な理論だ。

オランダのヴァーヘニンゲン大学の栄養疫学者で栄養と疾患の教授を務めるエレン・カンプマン氏は、高エネルギー摂取、つまりカロリー過多、低エネルギー消費が多くの種類のガンの主な危険因子であると語った。。

35,000人以上の参加者を対象とした前向き研究では、砂糖入りの清涼飲料を 1日 2回以上摂取する人は、そのような飲料をほとんど摂取しない人に比べて、肥満に関連したガンを発症するリスクが 18パーセント高いことが明らかになった。

2023年に『Cancers』誌に掲載された包括的なレビューでは、ガン症例の約 48%が肥満に起因していることが示された。肥満は、乳ガン、結腸直腸ガン、子宮内膜ガン、肝臓ガン、胃ガン、甲状腺ガンを含む 13種類のガンと関連している。

しかし、専門家やさまざまな研究によると、砂糖がガンに寄与する可能性がある方法は他にもたくさんある。

 

挑戦的な問題

砂糖を食べることとガンとの直接的な関係を証明することは、倫理的な懸念とそのような実験を実施する際の実際的な困難のため、難しい。

「私は自分の子どもたちをそのような試験に参加させたくありません」と、彼の研究がガン細胞生物学に大きな影響を与えてきたキャントリー氏は語った。

それにもかかわらず、食習慣を妨げることなく、特定の人々のグループを一定期間追跡することに焦点を当てた観察研究の一種は、砂糖摂取量とガンリスクの関係について貴重な洞察を提供する可能性がある。

2020年に医学誌 The American Journal of Clinical Nutrition に掲載されたそのような研究の 1つは、10万人以上のフランス成人を数年間追跡したものだ。

砂糖を最も多く摂取する人は、最も砂糖の摂取量が少ない人に比べて、ガンリスクが 17パーセント増加した。このリスクの上昇は乳ガンで特に顕著であり、51%増加した

この関連性は、体重増加や BMI などの要因を調整した後でも有意なままだった。この研究は、砂糖が単なる体重増加以外のメカニズムを通じてガンのリスクを高める可能性があることを示唆した。

 

砂糖がガンを引き起こすさまざまな方法

加工された砂糖は強力なエネルギー源だ。体重増加以外にも、ガンのリスクを高めるさまざまな変化を身体に引き起こす。

代謝を変える

「砂糖がガンのリスクを高めるもう一つのメカニズムは、代謝への影響です」とソン氏は言う。

糖分の過剰摂取は代謝プロファイルを変化させ、炎症やインスリン抵抗性を引き起こす可能性があり、これらはいずれも腫瘍発生の危険因子だ。

これは肥満とは関係なく、ガンを引き起こす主要なメカニズムであると同氏は述べた。肥満の人は炎症やインスリン抵抗性を起こしやすくなるが、これらは痩せた人にも起こる可能性がある。

スクロース、フルクトース、精製炭水化物は、血糖値の大幅な上昇を引き起こす。コーエン氏によると、糖分のバランスを維持するには、体はそれに応じてインスリンを増加させる必要があり、「過剰に増加したインスリンは炎症を引き起こす」という。

ボストン大学の生物学教授トーマス・セイフライド氏は、エポックタイムズに対し、高血糖は全身性炎症に関連しており、ミトコンドリア損傷、そして最終的にはガンにつながる可能性があると語った。

DNA突然変異を引き起こす

炎症やインスリン抵抗性も細胞遺伝子の突然変異を直接促進し、細胞の挙動の変化を引き起こす可能性がある。

ソン氏はさらに、このような場合には正常な細胞のライフサイクルが破壊されると説明した。細胞は通常の適時な細胞死を経ず、代わりに無制限に成長および増殖し、腫瘍の発生を促進するという。

多くの実験により、これらのメカニズムが確認されている。

たとえば、インスリンシグナル伝達に関連する遺伝子の変異は、さまざまな組織での腫瘍の発生に寄与する可能性があり、乳ガン、子宮内膜ガン、甲状腺ガンなど特定の種類のガンのリスクを高めることがわかっている。

医学誌 Cell Metabolism に掲載された研究では、膵臓ガンを引き起こす遺伝子変異の可能性が、高グルコース環境では通常の環境に比べて 5 倍増加することがわかった

腸内細菌叢に影響を与える

「ガンリスクとの関係で腸内細菌叢の重要性が人々に認識され始めたのは、ここ数年のことです」とソン氏は語った。

砂糖は腸内微生物叢の構造と機能を破壊し、有益な細菌を有害な細菌に置き換え、最終的には腸やその他の場所で腫瘍を発生させる可能性がある。

ソン氏は、腸内マイクロバイオームが腫瘍の発生に影響を与えるいくつかのメカニズムについて説明した。これらは最近の研究でも注目されている。

砂糖は特定の有害な細菌を増やす可能性があり、その細菌は表面に発ガン性タンパク質を生成し、遺伝子変異を引き起こし、腫瘍の発生を直接促進します。一部の有害な腸内細菌も代謝に影響を与え、制御不能な細胞増殖を引き起こす可能性があるという。

さらに、特定の腸内細菌は免疫システムに悪影響を及ぼし、その監視機能を損なう可能性がある。それらはまた、腸から血流に入ると、離れた部位で炎症や免疫調節異常を誘発し、最終的にはその領域での腫瘍の発生に寄与する特定の代謝産物を生成する可能性がある。

免疫力を損なう

通常の状況下では、免疫系は問題のある細胞を排除し、平衡状態を維持する。長期間にわたって砂糖を過剰摂取すると、この平衡が崩れ、免疫系がガンの発生を促進する変異細胞やその他の経路に抵抗できなくなる可能性がある。

一般に専門家たちは、砂糖は炎症、グルコース代謝、脂質代謝、免疫調節などのガンに関連するプロセスに影響を与えると考えている。「肥満はこうした過程の副産物にすぎないと思います」とコーエン氏は言う。

 

フルクトース: 最も危険な砂糖

砂糖とガンの潜在的な関連性を探る理論の中で、科学者たちは特にフルクトースの身体への影響を強調している。

一般に「砂糖」というときは、スクロースのことを指すことが多い、と長年 2型糖尿病と断続的絶食に焦点を当ててきた腎臓科医のジェイソン・ファン博士はエポックタイムズに語った。

スクロース分子は、1つのグルコース分子と 1つのフルクトース分子から構成される。

体内のすべての細胞はブドウ糖を吸収し、エネルギー源として使用できる。ただし、フルクトース分子は体内のどの細胞でも使用されない。代わりに、それらは直接肝臓に入り、そこで一部は本質的に脂肪に変換され、インスリン抵抗性の増加につながる。

MDアンダーソンがんセンターの研究者たちは、乳ガン細胞をマウスに注射し、さまざまな食事を与えた動物実験を実施した。

デンプンベースの餌を与えられたマウスの腫瘍発生率は 30パーセントだったが、スクロースベースの餌を与えられたマウスの腫瘍発生率は 50パーセントを超えた。これらのマウスは腫瘍塊が大きく、肺転移がより一般的だっった。

研究者たちはさらに、スクロース、グルコース、フルクトース、およびグルコースとフルクトースの組み合わせをベースとしたいくつかの食餌の中で、フルクトースベースの食餌を与えられたマウスが最も重篤な状態を示し、乳ガン腫瘍の重量が最も大きく、腫瘍の成長と進行性が最も高かったことも発見した。ガンの転移もより一般的だった。

別の研究では、加工食品や飲料に一般的に使用される添加糖である高果糖コーンシロップが、結腸直腸ガン腫瘍の増殖と進行を直接促進することが示された。

高果糖コーンシロップは、ブドウ糖 45パーセントと果糖 55パーセントで構成されており、ソフトドリンクやその他の甘味食品によく使用される。

この研究を主導したキャントレー氏は、近年、若い世代の間で結腸直腸ガンが「劇的に増加」しており、これは人々が摂取し始めた高果糖コーンシロップの量が過去半世紀、年々増加していることに関連していると述べた。

加工食品や飲料に含まれる果糖は、実際の果物に含まれる果糖とは異なる。リンゴを食べると、食物繊維とともに少量の果糖が摂取され、消化が遅くなる。

しかし、8オンス(約230グラム)のリンゴジュースを飲むことは、リンゴ 3~ 4個分の砂糖を一度に摂取するようなものだとコーエン氏は言う。

コルトマンスキー博士は、「リスクにさらされている人々は、砂糖の添加量を抑えた食生活と、身体活動の多いライフスタイルに重点を置くことをお勧めします」と語った。「それが私たちの体内の糖分をコントロールする最良の方法です」

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