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キング牧師の「私には夢がある」から55年後のワシントン行進の未来は? あるいは「直近の未来全般」は? それを太陽活動から見てみると意外にも…

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過去数十年の社会の変革と経済の状況を現在2018年と比較してみる


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小学校の卒業式の祝辞に登場したキング牧師から思ったこと

数日前、子どもの小学校の卒業式がありました。入学してからいろいろありましたけれど、彼も小学校を卒業することになりまして、その式に出席したのでした。

私は自分自身については、小中高を通して卒業式の記憶がまったくありません。ただ、小学校も中学校も「終業式の延長」みたいな感じで行われたような感じはしていて、そもそも父母が参加していた記憶がないです。

しかし今は、小学校の卒業式というものは、ほとんどのお父さんお母さんが参列するもののようで、しかも正装なんですね。ジャージ姿とか、パンダちゃんの着ぐるみとかそういう人は一人もいません。

私はネクタイというものをまったく持っていない人間ですので、やや略式な正装にはなりましたが、その卒業式に参列させていただきました。

式の中の校長先生の祝辞中、校長先生がふいに「 I Have a Dream… (私には夢がある)」と流暢な英語で話し始め、そして、「皆さんはキング牧師という方をご存じですか?」と語り始めました。校長先生は女性です。

そこから、キング牧師が成し遂げようとしたことを簡潔に語った後、キング牧師のスピーチその部分を英語でフルで語り始めるということになり、「何だか大変なことになってきた」と思いながらも、校長先生の話は、そのように社会のためになる大きな夢を持つことは大切なことです、ということをおっしゃりたかったようです。

私は隣にいた奧さんに「小学校だとマルコムXじゃダメなんだよね」などと語りながら、中学校の時、同じクラスにキング牧師とよく似た同級生がいたことを思い出したり、全然関係ないことを考えたりしていました。

しかし、この校長先生の演説の日、つまり卒業式は 3月23日だったのですけれど、その翌日の 3月24日、キング牧師の「 I Have a Dream… 」の演説があったワシントン D.C. で大規模な市民集会があったことを知り、「校長先生って予言的」と思ったりしていたのでした。

そしてさらに、ふと、

「それにしても、このワシントンの集会の熱意は持続するのだろうか」

と思った次第です。

その理由は「太陽」にあります。

 

1963年、1987年、そして2018年


Martin Luther King, Jr. 1963.08.23

校長先生がキング牧師の話にふれた時、私は隣にいた奧さんに「これは 1963年の 8月だった」と小さく語ったのですが、どうしてこんなことを知っているかと言いますと、「私が生まれた頃」なんですね。この年の 8月に私は生まれています。

このキング牧師の「私には夢がある」という演説があったデモはワシントン大行進と呼ばれています。

以下のようなものです。

ワシントン大行進は、1963年8月28日に、アメリカ合衆国のワシントンD.C.で行われた人種差別撤廃を求めるデモ。

公民権運動家で、牧師のマーティン・ルーサー・キング・ジュニアらによって、人種差別撤廃を求める運動の一環として行われた行進で、20万人以上が参加した。

Wikipedia

 

この「私には夢がある」は、あまりにも有名なフレーズであり、この時のワシントン大行進というものは「世紀の大規模デモ」だと思われる方も多いかと思います。

私もそう思っていました。

しかし、例えば、下は昨日(3月25日)の報道からの抜粋です。

上のワシントン大行進の、

> 20万人以上が参加した。

をご記憶にお留めいただいて、以下の報道を読まれていただきたいと思います。

全米デモ 「命守るため戦い続ける」銃反対100万人行進

毎日新聞 2018/03/25

全米700カ所 首都ワシントンで80万人

若者の怒りが大きなうねりとなった。24日、銃規制強化を求める「私たちの命のための行進」が全米約700カ所(主催者発表)で行われた。参加者は首都ワシントンで約80万人に達し、全米では100万人を超えたとみられる。

米メディアなどによると、銃規制デモでは過去最大規模。17人が犠牲になった2月の南部フロリダ州の高校銃乱射事件を機に始まった運動は若者世代全体に拡大し、動かない政治の壁に正面から挑戦し始めた。

 

このように、3月24日のデモは、報道ベースでは、「 100万人行進」、「首都ワシントンで 80万人」というような数が記されていまして、これを見る限りでは、キング牧師の「私には夢がある」の際のワシントン大行進よりはるかに多いことになります。報道の数では、ワシントンだけでも「 4倍」です。

55年前とでは人口差があるとはいえ、アメリカの 15歳以上の人口の増加率は 1963年頃からだと 2倍弱という感じですので、人口比を考慮しても多いです。

 

さて、キング牧師の演説から 55年経った今起きているこのワシントンでの行進は今後どのようになるのでしょうか。どんどん運動が拡大して、社会変革運動としてアメリカに大きな動きを作り出すのでしょうか。それとも、何も変わらずに・・・というようなこともあり得るのでしょうか。

あるいは、そもそも「この熱狂は長続きするのだろうか」ということでもいいと思います。

今回のアメリカのデモに参加されている人々の心情的なことはさておき、次の時も、そしてまたその次の時も同じような「 100万人規模」で、このような事象が継続されるかどうか。そして、それが大きなうねりとなり、社会を変えていくかどうか・・・ということに関しては、私個人は、どうもそのようになっていくと考えにくい部分があるのです。

これはもちろん、このアメリカの運動の是非の問題ではなく、あるいは現在、いくつもの国(日本も含められるかもしれません)で行われている、あらゆるデモや市民運動に言えることなのかもしれません。

その理由はやはり「太陽」で、最近の以下の記事でも少し書かせていただいたことでもあります。

太陽活動と人類の革命と戦争の歴史

この記事に書きしましたことは、簡単に書けば、

「今のような(そしてこれから長く続く)太陽活動の小さな時期には、暴力的、あるいは革命的な社会的事象が拡大しにくい」

ということが、少なくとも過去の事例では言えるということでした。逆にいえば、そのような革命的な事象は「太陽活動が大きな時《だけ》に起きていた」というのが、過去二百数十年の歴史なのです。

これは、先ほども書きましたように、今おこなわれている社会運動や市民デモの意義や正当性などの「内容」とは関係のないことで、単に、

「サイクルの話をするとそのようになってしまう」

という、とても無機的な話ではあるのですが、過去のサイクルを見ていると、どうしてもそう思わざるを得ないのです。

もちろん、「今だけは何か状況が違う」ということになって、アメリカでも、あるいは日本やロシアでも、ガーッと盛り上がることになっていく可能性はあるのかもしれないですか、過去のデータを見ている限り、どうしても「数週間もしたら人々は忘れているような気がする」というイメージが強いのです。

過去二百数十年で、このような時期に大衆の熱狂が持続したことが、ほとんどないのです。

 

ところで、先ほどのキング牧師の 1963年 8月の「私には夢がある」の演説があったワシントン大行進の時と、今を比べますと、

「実は太陽活動サイクルの観点からは似ている」

のです。

ワシントン大行進があった 1963年 8月は、太陽活動が「低い」時でした(もし太陽活動がもっと大きな時だったとしたら、違う結果となっていた可能性もあります)。

現在と、ワシントン大行進の時の太陽活動を比べてみますと、以下のようになります。

ワシントン大行進(1963年8月)と現在(2018年3月)の比較

ワシントン大行進のあった 1963年8月と現在の 2018年3月は、共に「同じように太陽黒点が低い時だった」ことがわかります。この双方のワシントンのデモが暴力の応酬にならなかったのは、このためだったのかもしれません。

では、そのキング牧師の活動中に最も太陽活動が高かった(黒点数が多かった)時はいつかといいますと、以下のようになります。

 

そうなんです。
キング牧師の活動中で最も太陽活動が活溌だった時に起きたことは、キング牧師の暗殺でした。

さきほどリンクしました記事「太陽活動と人類の革命と戦争の歴史」では、「太陽活動の最大期にどんなことが起きていたか」を簡単に図で示しましたが、今回も、上のキング牧師のグラフを作成している時に、「それを同じグラフで作ってみよう」と思いました。

グラフは 1940年からですので、それ以降の事象ですが、「人類の熱狂が起こした大きな事象」だと個人的に思えるものをピックアップしますと、ほぼすべて「太陽活動の最大期」なのです。

下は、1940年以降の主な戦争と革命などです。第二次世界大戦の勃発は正確には 1939年ですが入れました。

1940年以降の太陽活動と主な戦争と革命等

興味深いのは、これらの大きな事象が、太陽活動の最大期と最小期の途中などの「中途半端な場所にはなく」、どれも「最大期の頂点にある」ことです。

約 11年の太陽サイクルの中での最も太陽黒点が増えて最も太陽活動が活溌な時期「の時だけに」起きている

ところで、先日の記事では、経済についてはふれていませんでしたけれど、たとえば、「歴史に残る株価の大暴落」も多くが太陽活動の最大期に起きています。

1940年以降の歴史的な株価の暴落

こちらに関しては、リーマンショックは太陽活動最大期ではなく、それより少し前となっています。このリーマンショックの時の太陽活動周期「サイクル 24」の最大期は、まだ天文学的に確定してはいませんが、2012年から 2013年の間のどこかだったと考えられます。

 

こう見てみますと・・・たとえば、今現在、たとえば株価などはとても不安定で、暴落や暴騰を繰り返していますが、これらの例からですと、

「過去数十年と同じような株価の暴落は考えにくいのかもしれない」

というようにしか見えなくなります。

しかし、個人的には、太陽活動がどうあろうと、「こんな状況で歴史的な株価の暴落が起きないと?」と、自分作成したグラフに対して文句を言いたいくらいで、何だか妙な感じです。

実際、多くの金融専門機関から、「この先、1987年(ブラックマンデー)と同じようなことがいつ起きても不思議ではない」という意見は数多く出されています。

アメリカの経済誌フォーブスなどは今日(3月26日)の記事で、そのまま「市場は 1987年の再来を演じるのか?」というタイトルの記事を出したりしていました。

2018年3月26日の米フォーブスより


Is It 1987 Again In The Financial Markets?

これは、始まりそうな貿易戦争と関係してのもので、米ボコム・インターナショナル(Bocom International)という機関の研究員の方の以下のようなコメントが載せられているのですが、中国より「日本」が関係しているとしています。

1987年の貿易紛争と現在の貿易紛争の間には著しい類似点があることを踏まえた上で言えば、1980年代は、鉄鋼、自動車、工作機械など様々なハイテク分野で日本の壮大な進歩が、アメリカの対応する産業の損失と衰退を提起した。

そして、現在のアメリカの日本への恐怖は、新しい形としての日本の「情報化社会」の進歩により、さらに悪化している。

のだそうです。

この記事は、「株価暴落時の日本の存在」について、内容的にいろいろと興味深いことにもふれているのですが、今回の内容とは関係ないですので、別の機会にと思います。

いずれにしても、つまりは「今は 1987年と状況が似ている」と。なので、「歴史的な株価の大暴落がいつ起きても不思議ではない」と。

このような意見は他の観点からも多く見られます。

しかし、先ほどの太陽サイクルと株価大暴落の関係の歴史を見ますと、「歴史的な暴落が起きるのは今ではない」ということになってしまう。

さて・・・。

 

そして、先ほどデモなどについて書きましたように、「社会変革と太陽活動のこれまでの歴史」が示していることも、グラフを見る限りは、今は、デモなどから大規模な社会変革や革命に発展していく可能性は考えにくいということになってしまいます。しかも、世界中のどの国においても

うーん・・・。

私自身は、太陽と社会の歴史の関係の概念は好きですけれど、それにしても「これから、そんなに何もないまま進むのかよ」と言いたくはなります。

ちなみに、太陽活動の観点だけでいえば、このような時代に起きる(起きやすい)ことといえば、

「独裁」

です。機会があれば、これもグラフで示したいと思いますが、わりと明らかです。

それと、これは何度かふれていますが、

「大地震と火山噴火」

が増えます。

これも太陽活動が低い時には明らかに増加しています。理由は科学的には、はっきりしていません(個人的には「宇宙線が増加するため」という見解を持っています)。

 

災害はともかく、こんなカオスな社会や経済状況の時には「大きな社会変革」はあっていいように思うのですが、太陽活動の法則だと「それはない」となってしまう

書いている自分自身でもそんなことは何だか奇妙に思えてしまいますが……。

皆様はどう思われますか?

なお、次の太陽活動最大期が来るのは、早くて 2023年くらい。あるいは、「太陽の活動低下」を主張する科学者たちの中には「数十年はこれまでのような大きな太陽活動は来ない」という極端な意見を述べる人たちも多くいます。

もし、そうなった場合に歴史から何か過去から学ぶとすれば、何度かあった「太陽活動の極小期」の時代からですが、それはまた次の機会に振り返ってみたいと思います。

 

なお、卒業式から3日経った今日、子どもに、「卒業式で校長先生がおっしゃっていたキング牧師という人の言葉を覚えてるかい?」と聞くと、

「えーと……私には夢がある……」

と答えていました。うちの子が覚えているくらいですから、その日に出席していた多くの子どもたちも覚えているはずだと思います。おそらくはずっと。


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