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接種後の「コロナ再感染のさまざまな疾患リスク」が判明する中、「スパイクタンパク質に37カ所の変異」が見られる強力な変異種が登場

投稿日:2023年7月31日 更新日:




 

接種後に再感染しやすいメカニズム

最近、米ジョージア州アトランタのエモリー大学の研究者たちが、

「コロナワクチン接種後にコロナに再感染した人たちの脳卒中リスクの調査」

を行いました。

ワクチン接種をした後に「再度コロナに感染した人たち」の、脳卒中の割合が上がっているのか変化がないのか、ということについての調査です。

接種後のコロナ再感染は日常茶飯事ともいえるように起きていることで、あるいは、ADE (抗体依存性感染増強)と関係するかどうかはわからないですが、

「ワクチン接種後にコロナに再感染しやすくなる傾向は高い」

ということはある程度事実です。

しかも、接種からそんなに時間が経過していない時にです。

このメカニズムについては、今年初めの以下の記事に、サイエンスに掲載された研究などを引用して、以下の後半に書かせていただいています。

[記事] コロナワクチンの最大の問題点がようやくわかってきた
 In Deep 2023年1月4日

 

上のタイトルにあります「最大の問題点」とは、簡単に書きますと、感染・再感染を問わず、「接種後にコロナにかかりやすくなる」ということです。

サイエンスに掲載されていた図を再度掲載させていただきたいと思いますが、 IgG3 とか IgG4 とか、ややこしい概念が絡む話ですが、ここでは、

・ IgG3 は、免疫にとって良い人

・ IgG4 は、免疫にとって悪い人(笑)

という認識で進めさせていただきますと、ブースター接種の回数が進むほど、以下のような状態になることがわかっています。 以前、論文にある図をこちらの記事で載せたことがありますが、もう少し丁寧に注釈してみます。

秋から始まるとされている子どもたちへの接種キャンペーンを踏まえまして、小学生や中学生の方にもわかるように、かわいくしてみました

ブースター接種後に IgG3 と IgG4 に起きること

igor-chudov.com

2回目接種の時点で「悪人 IgG4 が出現」していることがわかります (ごめんね IgG4、ひたすら悪者にして)。そして、3回目でさらに増加する。つまり「 3回目以降は、免疫の状態が悪化」しています。

逆に中和抗体である善人 IgG3 は、ほぼゼロになっています。

これにより、「免疫寛容」と呼ばれる、免疫が少ない、あるいは免疫がない状態になる可能性が高まるということになりますでしょうか。

このように「接種後は、コロナに再感染しやすくなる可能性がある」ということが前提としてあるとして、冒頭に書きました「再感染の脳卒中リスク」についての記事をまずご紹介します。論文そのものは以下にあります。

(論文) 新型コロナウイルスワクチン接種後の脳卒中関連要因:州全体の分析
Factors associated with stroke after COVID-19 vaccination: a statewide analysis

 

これについて、アメリカの著名な心臓専門医であるピーター・マッカロー博士が、サブスタックに書かれていたのは以下のような記事です。そこからの抜粋です。

ワクチン接種後の新型コロナウイルス感染症により脳卒中のリスクが急増

Risk of Stroke Skyrockets with COVID-19 Infection after Vaccination
PETER MCCULLOUGH, MD 2023/07/23

新型コロナウイルスワクチンは、血栓形成性のスパイクタンパク質の遺伝コードを体に組み込むため、接種をした人は、接種した直近などに SARS-CoV-2 に感染すると災難に見舞われやすい。

ナハブ氏ら米エモリー大学の教授たちは、ジョージア州全体の新型コロナウイルスワクチン接種者のデータベースを分析した。

2020年12月から2022年3月までに、約 500万人の成人のジョージア州の人たちが少なくとも 1種類の新型コロナウイルスワクチンを接種した。内訳は以下となる。

・54パーセントが BNT162b2(ファイザー)
・41パーセントが mRNA-1273(モデルナ)
・5パーセントが Ad26.COV2.S(ジョンソン&ジョンソン)

調査の結果、ワクチン接種後 21日以内に新型コロナウイルス感染症を併発した人は、虚血および出血性脳卒中のリスクが増加していた。

 

これは、接種後に「コロナに再感染した際の」データであり、ワクチンによる直接の影響の調査ではありません。

さきほど書きましたように、接種からしばらくの間は(正確な期間はいまだに不明です)再感染しやすくなっている、あるいは、他の感染症にも感染しやすくなっていますので、注意したいところです……が、ただ、「注意しようがない」というのが、感染症の感染への正しい認識であり、感染から守られるためには、「免疫が良好であること」が最大の要点となります。

その前提が崩されてしまった場合、どうにもならない面はあります。

 

今は、コロナが 5類に移行したということで、正確な感染数はなかなか目に入らないことが多いと思いますが、実際には単純に「増え続けて」います。「内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室」というウェブサイトでグラフを見ることができます。

以下のように、5類に移行した後も、「淡々と増えている」のが現状であり、特に以前の年と変化した部分はないです。

7月23日までの「新型コロナウイルス感染症定点当たり報告数」より

内閣官房新型コロナウイルス等感染症対策推進室

そのような中で、「強力な変異種が登場した」ことが、ウイルス解析者の間で話題となっています。




 

113 個を超える変異が見られる過去最強の変異株

これは、インドネシアのジャカルタで見つかったもののようで、報告サイトには以下のように書かれていました。

プライベート・ミューテーションとは、ひとつの家系だけで検出される変異のことだそうです。

AY.24 シングレット、インドネシア、37 個のスパイク変異、113 個を超えるプライベート・ミューテーションあり

これについてはまだ分析中ですが、記録のためにここに記載しておきたいと思います。私はおそらく誰よりも多くの慢性感染ウイルス配列と、分岐配列を記録し調べてきましたが、これは私がこれまで見た中で最も注目に値するものです。

慢性デルタで非常に多くのスパイク変異が見られることは特に驚くべきことであり、ほとんどの場合、スパイク変異、特に RBD 変異がはるかに少ないのです。


Subtree with hCoV-19/Indonesia/JK-NIHRD-W03430/2023|EPI_ISL_17997249|2023-06-07

github.com

 

この短い文章を読む限りは、この変異種は、

「スパイクタンパク質の RBD という領域の変異が、過去の変異と比べて著しい」

ということのようです。

コロナウイルには(自然のものもワクチンがコードするものも)スパイクタンパク質の部位に、人間の細胞に受容する部分として、

・RBD
・NTD

というふたつの領域があります。

これは 2年ほど前に、ADE (抗体依存性感染増強)を勉強している中で知ったことで、ここでは ADE については述べないですが、以下の記事などをご参照いただければ幸いです。

[記事] 大阪大学が「抗体依存性増強の研究」論文を発表。そこから想像できる「ワクチン接種拡大と共に死者数が増加する理由」。そして、今のワクチンではADEは避けられないことも
In Deep 2021年5月31日

[記事] 幻のワクチン : ADE (抗体依存性増強)を誘発しないコロナウイルスワクチンが現行のファイザー社ワクチン以前に存在したことを明らかに示す厚生労働省の特例承認報告書
In Deep 2021年7月7日

 

スパイクタンパク質の受容結合部位は、以下のようになっています。大阪大学等の「新型コロナウイルスの感染を増強する抗体を発見」というニュースリリースからのものです。


amed.go.jp

この RBD という部分に顕著な変異が起きているようなのですが、これは「結合する部位(感染する部位)」ですので、単純に考えれば、最近の新しい変異種には、

「従来のワクチンの防御メカニズムは、ほぼ効かない可能性が高い」

と見られますが、(防御メカニズムが効かないのは今までもずっとそうでしたので)それはともかくとして、

「コロナの自然感染による自然免疫もあまり効かない可能性」

もあるのかもしれません。

受容体が一変したということは、「感染メカニズムとしては新しいウイルス」という捉え方で構わないと思いますが、先ほどの報告を紹介していた記事の冒頭は、以下のように書かれていました。

7月29日の医療メディアの記事より

世界の科学界に懸念の波紋を広げた衝撃的な事実として、113個という驚異的な変異を持つ新たに確認された SARS-CoV-2 変異株がインドネシアで出現した。

ジャカルタの患者から採取されたこの謎の株は、世界中に大混乱をもたらした悪名高いオミクロンの変異株をも上回る前例のない変異率のため、一部の専門家は警鐘を鳴らしている。

この変異種は現在精査中だが、ヒトの免疫やワクチンの有効性に対する潜在的な影響は依然として不透明なため、専門家たちは警戒が極めて重要だと警告している。

thailandmedical.news

 

これが自然の変異か、そうでないのかはわからないですが、オミクロンが「作られた変異種」だった可能性が高いために、このような激しい変異種が「唐突に」出てきたというのは、同じような可能性もあり得ます。

オミクロンに関しての記事は以下にあります。

[記事] マウスの体内で作られたと見られるオミクロン株はどのように最初に出現したか。そして、中国科学アカデミーの論文に見る壊滅的な先行き
 In Deep 2022年1月6日

 

自然に変異したのであれば、ほとんどのウイルスは変異を繰り返すたびに「感染力は強くなるけれど、病毒性は弱くなる」という傾向があります。オミクロンが重症化しにくいと言われていたような話です。

しかし、以前から書くことがありますが、「現在はすでに多くの人たちが ADE を引き起こす可能性を持つ感染増強抗体を持っている」というのが問題なんです。

どんなに軽い症状のウイルスだったとしても、感染あるいは再感染すること自体に問題があります。

感染増強抗体を持っている人たち(ロットの品質などのバラツキなどの問題を別にすれば、基本的には接種者全体)は重症化する可能性が常にあります。特に、子どもが ADE の犠牲になりやすいという過去の多くの事例もあります。

病気と体調不良の時代に入って久しいですが、先はさらに困難のようにも見えなくもありません。

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