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妊娠中の女性の「フッ素の摂取」は、お腹の赤ちゃんの「大幅な知能指数の低下」と関係することがカナダの大学の研究で判明

投稿日:


pressfrom.info




 

フッ素がお腹の赤ちゃんの「脳」に干渉することが明らかに

いわゆる「フッ素」については、過去にも何度か記事にしたことがあるのですが、昨年あたりからの科学的研究では、本人に対しての影響よりも、

「妊娠している女性がフッ素を摂取した場合に、その赤ちゃんの知的レベルに問題が起きる可能性がある」

ということについて、少しずつわかってきています。

今回は、8月19日にアメリカ医師会(JAMA)の小児科専門誌に発表された論文に関して、アメリカの医学メディアの記事をご紹介します。

簡単に書けば、

「妊娠中にフッ素を多く摂取していた女性から生まれた子どもは、IQ が大きく低下していた」

ことがわかったというものです。

アメリカとカナダでは、フッ素のほとんどは水道の飲料水から摂取されますが、日本では、水道の水にフッ素は添加されていませんので、事情は違いますが、赤ちゃんへの影響の問題ですので、気になる方もいらっしゃるかと思います。

わりと長い記事ですので、先にご紹介します。

なお、このカナダの研究を主導したのは、昨年の以下の記事で、妊娠中の女性のフッ素レベルと、生まれる子どもの ADHD のリスクに強い関係があることを見出した研究に参加していたカナダ・ヨーク大学のクリスティン・ティル准教授という女性の科学者の方です。

妊娠中の女性の体内のフッ素濃度と、生まれる子どものADHD (注意欠陥・多動性障害)のリスクの関係が明らかに

では、ここからです。


Could fluoride be bad for your baby during pregnancy?
Medical Xpress 2019/08/19

フッ化物は妊娠中の赤ちゃんに悪影響をもたらすのだろうか

カナダの新しい研究は、妊娠中の女性の水道水でのフッ化物への曝露が、胎内の子どもの知能を低下させる可能性があると述べている。

この研究は、トロントにあるヨーク大学の研究者たちが、カナダの 6都市からの 601組の母子のペアの研究に基づいたものだ。この調査では、尿中のフッ化物のレベルが高い妊婦から生まれた赤ちゃんたちは、3歳を過ぎたときに平均 IQ が低い傾向が顕著だった。

平均すると、妊娠している母親の尿中のフッ化物が 1リットルあたり 1ミリグラム増加した場合、その子どもたちは、 3〜 4歳に達するまでに、男児で IQ ポイントが 4.5ポイント低いと研究者たちは報告した。

このカナダの研究で、研究者たちは、妊娠期間中に妊婦の女性たちから尿サンプルを収集し、彼女たちひとりひとりのフッ化物レベルをテストした。また、彼女たちが飲んだ水、お茶、コーヒーおよび他の水道水ベースの飲料に関するアンケートに記入してもらうことによって、フッ化物への女性の潜在的な暴露を追跡している。

その後、彼女たちの子どもが 3〜 4歳になった時、その子どもの IQ スコアを評価し、これらのスコアを妊娠中の母親の尿中フッ化物レベルと比較した。

ヨーク大学で心理学を教える上級研究員のクリスティン・ティル (Christine Till)准教授は、次のように述べている。

「 IQポイントが、平均して 4.5ポイントも低いということは、社会的および経済的に大きな懸念事項だと言えると思われまして、これはとても大きな問題です。私たち科学者は、ヒトの鉛への暴露の重大性について語ることがありますが、それと匹敵するものです」

ティル准教授は、さらに次のように続けた。

「この平均値からは、おそらく、(フッ素の影響によって) IQスコアが 70未満の知的障害の範囲に入る子どもたちが何百万人もいるだろうと考えられます」

この研究は、アメリカ医師会の発行する小児科専門誌「 JAMA ペディアトリクス (Pediatrics)」で 8月19日に公開された。しかし、この研究は、観察的性質を持つため、研究者たちは、現段階では、関連性のみを発表している。

フッ素に関しての論争は、1950年代に北米の都市部の公共水道にフッ素が添加され始めて以来続いており、それは激化しているとティル准教授は言う。

研究者たちによると、アメリカ居住者の 3人に 2人が、現在、フッ素化された飲料水を使用している地域に暮らしている。

カナダでは、38%の人たちがフッ素化された飲料水の地域に住んでいる。なお、ヨーロッパでは、3%に過ぎない。

しかし、今回のような発見があるにもかかわらず、フッ化物の安全性の厳しい再考を促すためには、同様の結果を伴うさらなる研究が必要であると、ハーバード大学医学部の神経学教授である小児神経心理学者のデイビッド・ベリンジャー (David Bellinger)氏は述べる。

ベリンジャー教授は以下のように述べた。

「私の見解では、独立して実施された複数の研究が一貫した結果をもたらす場合は、強力な仮説の事例となり得ます。フッ化物の神経毒性に関しては、まだそこに至っているとは思いませんが、この研究の結果は、その方向へのさらなる研究への刺激となる可能性があります」

「疫学に関しては、いずれかの研究の結果に重点を置きすぎることは賢明ではありませんが、しかし、ティル准教授たちの研究チームは、非常に優れた環境疫学研究をおこなったと言えます」

このカナダでの研究結果を受けて、アメリカ歯科医師会は、以下のように声明を出した。

「公共水道のフッ素化は、虫歯予防に役立つ最も効果的な公衆衛生対策という側面を持っています」

さらに、歯科医師会は次のように声明を続けた。

「水道水のフッ素化は、70年以上の科学的研究と、実務経験による信頼できる証拠の圧倒的な重みを持ちます、それが一貫して示すことは、飲料水のフッ素化は体に対して安全であるということです」

「エビデンスに基づいたフッ素化の研究は、地域の飲料水のフッ化物処理に使用される推奨フッ化物濃度( 1リットル あたり0.7ミリグラム)が公衆にとって有益で安全であることを示し続けているのです」

「しかし、今後、この問題のさらなる科学的研究を私たちアメリカ歯科医師会は歓迎します。そして、より決定的な証拠を実証する方法で、今回の調査結果を再現できるかどうかを確認したいと思っています」

カナダの研究者たちの実験室での研究では、フッ化物は胎盤を通過し、そして、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。

また、フッ化物は、中枢神経系のタンパク質と神経伝達物質を変化させることも示されている。

研究者たちは、妊娠中の尿中フッ化物レベルは、男児の IQ スコアの低下と関連しているが、女児では統計的に有意な関連性は見られないことも見出している。

2017年に、メキシコの首都メキシコシティで、妊娠中の母親の尿中のフッ化物のレベルと生まれた赤ちゃんの IQ スコアの比較に関する研究が行われたたが、その際には、男児女児ともに 6.3ポイントの IQ の低下が関連付けられたがあるが、今回のカナダの研究は、それに続いて行われた。

この結果から、少なくとも妊娠中の女性たちは、フッ化物への暴露を減らすことを検討すべきだとティル准教授は述べる。

そのためには、フッ素化された公共の飲料水を避けなければならないかもしれない。なぜなら(アメリカとカナダでの)成人のフッ化物への曝露の 70パーセントは水道水からとなっているためだ。

ティル准教授は以下のように言う。

「歯のないお腹の中の胎児や、生まれた赤ちゃんたちに、フッ化物の利点は何もありません。むしろ妊娠中の女性がフッ化物の摂取量を減らすことで、赤ちゃんへの害が減ることになり、そして、お母さんがフッ化物の摂取をやめれば、お腹の赤ちゃんたちは元気に健やかに育つはずです」


 

ここまでです。

この記事の中には、以前の記事以来、確認したかったことが書かれています。

それは以下の部分です。

フッ化物は胎盤を通過し、胎盤を通過したフッ化物は、胎児の脳領域に蓄積することを示した。その領域は、脳の記憶と学習に関与する領域だった。

フッ素は胎盤を通過し、赤ちゃんの「脳の領域」に影響を与えるようなのですね。

今の赤ちゃんには、いろいろな化学物質などが、胎盤を通じて入りこんでいることについては、2015年に、

胎内で200種類以上の汚染物質に包まれながら成長して生まれてくる赤ちゃんたちのサバイバル…
 In Deep 2015年02月01日

という記事でご紹介したことがあります。

カナダのエンバイロンメンタル・ワーキングという環境団体による 2005年の調査ですが、

「アメリカの赤ちゃんのへその緒から 287種類の化学物質が検出された」

というもので、そこから一部抜粋しますと、以下のようなことがわかったのです。

エンバイロンメンタル・ワーキング(EWG)が実施した調査で、二つの主要な研究所の研究者たちは、アメリカの病院で 2004年 8月と 9月に生まれた 10人の赤ちゃんの臍帯中から、平均 200種類の産業化学物質と汚染物質を検出した。テストの結果この赤ちゃんのグループから合計 287種類の化学物質が見出された。

臍帯血から検出した287種類の化学物質のうち、180種類がヒト又は動物に発がん性があり、217種類が脳や神経系に有毒で、208種が動物テストで先天異常又は発達異常を引き起こすことが知られている。

体内汚染:新生児の汚染物より)

現代の赤ちゃんたちは、ここにありますように、217種類もの、脳や神経系に有毒なものから、まだ胎内にいる時から影響を受けている可能性が高いわけですけれど、その中でも、北米などで最も大きな影響を赤ちゃんに与えているもののひとつが「フッ素」だと思います。

なぜなら、北米では、水道水にフッ素が添加されている地域が多いために、飲み水にしても料理にしても、その摂取量は膨大なものとなっているはずで、今回ご紹介しましたような「影響」が真実ならば、少なくとも、妊娠している間だけでも、フッ素(北米では水道水)は避けるべきなのではないかとも思います。

ちなみに、先ほども書きましたけれど、日本では、水道水にフッ素は入れられていませんので、ふだんの生活で過剰に気にすることはないはずです。

現在、世界の国々で、「水道水にフッ素が添加されている国」は、以下のようになります。

赤が濃ければ濃いほど、「添加されている地域が多い」ことを示します。アメリカやブラジル、オーストラリアなどは真っ赤ですが、これは、全体の 60%以上の人々がフッ化された水道水を使用しているということを示しています。

世界の水道水のフッ化の状況


Water fluoridation

この中で、「フッ化率が 0%の国」は、白で示されていますが、主要国では、日本とドイツだけです。

主要国では、日本とドイツの2カ国だけが、水道水をフッ化していません。

ですので、通常の生活で、私たち日本人が大量のフッ素に曝露する可能性はあまりないですが、唯一、フッ素と「日々の接点」があるのが「歯磨き剤」です。

私自身は、フッ素に関しての記事を書いて以来、ずっとフッ素の入っていない歯磨き製品を使っていて、子どもにもそうしていますが、これがまた探すのが大変なんですね。

普通のスーパーや、ドラッグストアで販売されているものは、ほぼ 100%といっていいほどフッ素が入っています。これは実際にスーパーなどでご覧になるとおわかりになると思います。「フッ素配合」という文字のないものを探すのがどれだけ大変か。

下のグラフは、日本の市販の歯磨き剤で、フッ化が配合されたものの比率の推移を示したものです。2002年頃からは、ほぼ 90%の製品がフッ素配合となっていることがわかります。これは現在も同じだと思われます。


white-family.or.jp

まあしかし、歯磨き剤は、基本的には食べたり飲んだりするものではないですので、それほど気にするものではないとは思いますけれど、妊娠されている時だとか、あるいは、「認知症の気配がある」といった場合には、避けられるのなら避けてもいいような気もします。

何となく「認知症」と書いたのですけれど、以前、以下の記事で「認知症の人たちの多くの松果体(脳の部位)が石灰化している」ということを記すと同時に、その石灰化を招く原因のひとつが、フッ素だということをご紹介しました。

松果体の石灰化を防げ : 認知症を避けるための最低限の準備のひとつは松果体を守ること

他にも、この記事では、過去のフッ素に関する多くの研究をリンクと共に示していますが、まあ、一方の意見だけを主張するのもアレですが、いろいろと問題のある結果は出続けてはいるようです。

この記事で翻訳しましたアメリカの記事から一部抜粋しますと、以下のような部分があります。

現在、全世界の国々の飲料水の 50%がフッ化されている。ところが、ほとんどの先進国は水をフッ素化していない。西ヨーロッパでは、全人口のわずか 3%しかフッ化物水を使用していないのだ。

しかし、アメリカでは 74%がフッ化されている。アメリカは、世界の他の地域よりもフッ素化された水を飲んている人が多いのだ。

フッ素は虫歯を予防すると言われてもいる。それが本当ならば、フッ素は本当は悪いものではないのではないだろうか。しかし、これまでの多くの科学的・医学的研究は、フッ化物消費の危険性をより多く示している。下はその論文の一部だ。

・フッ化物が松果腺の石灰化を招く(論文

・フッ化物が関節炎を引き起こす(論文

・フッ化物が腎臓病を引き起こす(論文

・フッ化物は IQ を低下させ、脳の損傷を引き起こす(論文

・フッ化物は男性と女性の繁殖力を弱める(論文

・フッ化物は骨格の健康を弱める(骨格フッ素症)(論文

・フッ化物は鉛の吸収を増加させる(論文

このように、いろいろな研究が示されているのですけれど、虫歯予防にいいという一点の理由から、フッ素は歯科の世界で多用されています。

むし歯予防にいいのか悪いのかという論争はあまりなさそうですので、フッ素は虫歯予防にはいいのかもしれませんけれど、今回のカナダの研究を見ていますと、「そういう問題ではない」ということがハッキリしてきたような気がします。

何しろ、

「下がる必要のない人々の知能指数が下がってしまっている」

わけですから。しかも、お母さんのお腹の中で、それが起きている。

ティル准教授もおっしゃっていましたけれど、これは、社会的にも重大な影響を与えていると思います。

そんなわけで、フッ素に関しての「お腹の中の赤ちゃんへの影響」については、かなり実態が明らかになった面があります。

水道水がフッ化されていない日本では、過度に気にする必要はなくとも、妊娠されている方や、その可能性のある方、あるいはアメリカなどで暮らしている方などは、少し気にされるのもいいかとも思います。

なお、先ほど書きました「歯磨き剤」ですが、私がしばらく使っているのは、以下のものです。

上が、マウスウォッシュタイプで、下が歯磨きジェルです。

ラクレッシュ L8020 乳酸菌 マウスウォッシュ

L8020 ラクレッシュ 歯みがきジェル

フッ素不使用の歯磨きは他にもありますけれど、なぜこれを使っているのかといいますと、この製品は、「殺菌剤も使っていない」のです。マウスウォッシュなどには殺菌剤を使うものが多いですが、それだと、「もともとの口内の細菌環境も死んでしまう」わけで。

腸内細菌環境ということを知った時から、「腸内細菌の環境がそんなに大事なものなら、他の人間の体のどこにでも、本来の大事な細菌環境はあるはず」と思うようになりまして、口内などにしても、過剰な殺菌はできるだけしないほうがいいのかなと探していたら、これがあったのでした。

というわけで、久しぶりとなりましたが、「フッ素」というものについての論文をご紹介させていただきました。





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