ファティマ第三の秘密の「とき」に近づいている感覚
前回の以下の記事を書いた後に、ふと思い出したことがありました。
[記事] ロシアが、特別軍事作戦から「正式な宣戦布告」に移るときに懸念される「限定的な」核紛争
In Deep 2022年9月12日
今日の昼食に、梅干しと昆布の煮たのを食べていた時(なんか質素かよ)に、「ああ、ファティマ…」とつぶやいていたのでした。
ああ、あとシソワカメも食べました(質素な食事の内容はいいから)。
7、8年くらい前に「ファティマの聖母」ということにちょっと興味を持ったことがありまして、思い出したのは、以下の記事に書いたことでした。
[記事] ファティマの聖母から知る「永遠の地獄」への序章(2)…
In Deep 2015年03月16日
これは、1916年に、ポルトガルで 3人の少女と少年の前に現れた聖母出現のことで、カトリックにより正式に公認されている聖母出現のひとつです。
ルシア(当時 10歳 / 享年97歳)、フランシスコ(当時 8歳 / 10歳で逝去)、ジャシンタ (当時 7歳 / 9歳で逝去)ら 3人の子どもの前に聖母が何度も現れたというもので、聖母との会話は、このうちのルシアと行われました。
他のふたりは大変早く亡くなってしまうのですが、ルシアは 97歳まで修道女として生き続けました。
いわゆる「ファティマ 第3の秘密」というものもルシアは聖母から聞いていて、しかし聖母から「 1960年になれば公表してもいい」ということになっていたのですけれど、ルシアは 1957年に、フエンテス神父という方に以下のように述べたことが、公表されています。
ルシアが 50代になった頃になりますでしょうか。ルシアは以下のように述べていました。
シスター・ルチアの啓示
1957年12月26日
神父様、神は世界を罰せられるでしょう。そしてこれは恐るべき仕方でなされるでしょう。天からの懲罰は間近に迫っています。
神父様、彼らに告げてください。聖なるマリアは、フランシスコとヤシンタ、そして私自身に、多くの国家が地の面から消え失せるでしょうと告げられました。
聖母は、もし私たちが前もってあの可哀相な国[ロシア]の回心を手にしていないならば、ロシアが世界を罰するために神によって選ばれた懲罰の道具となるでしょう、と言われました。
神父様、悪魔は聖なるマリアに対する決定的な戦いに参加する気になっています。そして悪魔は最も神に背くことが何であるか、そして短期間に彼にとって最大多数の霊魂を獲得するものがどれであるかを知っています。
聖なるマリアの汚れなき御心とイエズスの聖心を苦しめているのは、修道者や司祭の霊魂たちの堕落です。悪魔は彼らの美しい使命から転落した修道者や司祭たちが無数の霊魂たちを地獄に引きずって行くことを知っています。
ここには、
> 多くの国家が地の面から消え失せるでしょう
と述べられていると同時に、
「あの可哀相な国[ロシア]の回心を手にしていないならば、ロシアが世界を罰するために神によって選ばれた懲罰の道具となるでしょう」
と、聖母が述べられたことが記録されています。
それで、先ほどの 2015年のブログ記事では、個人的な推測として、ファティマ第三の秘密というものは、(内容そのもののことではなく)輪郭として以下のようなことにふれているのかもしれないなと感じたことを書いています。
・世界の霊魂(生命)の危機
・信仰と教会の崩壊
・悪魔との戦争での敗北
そして、それがいつころ明らかになるかといいますと、ルシアは聖母から、
「3つめの秘密は主要なひとつの大戦の間に明らかにされるでしょう」
と告げられていました。
公表してもいいとされた 1960年は、第一次大戦も第二次大戦も終わっていた年ですので、この「主要なひとつの大戦」はその次の大戦、すなわち「 1960年以降まだ起きていない世界大戦」を意味しているようです。
しかし、この記事を書いた 2015年頃には、そのまま世界大戦に突入するようなほどの紛争や戦争はあまりなかったような気がします。
2020年には、一種の世界戦争といえるコロナのパンデミックとワクチン展開が始まり、そのワクチン展開中にも、たまに「ルシアから伝えられる聖母の言葉」を思い出すことはありましたが、これらのパンデミック → ワクチン戦は、ロシア主導とはとても思えないものですので、これも違うなあと。
しかし、現在、状況は、とても「世界大戦」に近くなっています。
この意味は、前回の記事でご紹介した専門家の言うような「戦争がエスカレートしていく」という意味だけではなく、「すでにヨーロッパはロシアに叩きのめされている」わけで、ロシアから天然ガスも、あるいは石油の輸出も止められる可能性が高いヨーロッパは、すでに「この冬のとてつもない数の死亡」が確定的になっていると言わざるを得ません。
もう戦争のようなことをしなくとも、「放っておくだけでもいい」はずです。
今のままでは、ヨーロッパは何をどうやっても、この冬は立ち行かないとみられ、それは企業から一般家庭にまで、影響は広く拡大すると思います。
[記事] ヨーロッパが消える… : 大きな物質的パーフェクトストームが迫っている模様
In Deep 2022年9月1日
[記事] ドイツの4分の1の企業が、エネルギーコストの安い国外へ拠点の移転を検討。10分の1の企業はすでに事業を停止か縮小
地球の記録 2022年9月9日
実際のところ、ロシアは部分的には西側との戦争にすでに勝利しているわけですが、しかし、聖母の言葉を伝えたルシアの言う、
「多くの国家が地の面から消え失せるでしょう」
という、この物理的な消滅というものとはニュアンスが違うような気がしないでもないのです。
ヨーロッパの天然ガスの輸入先として、アゼルバイジャンという国もあるようでして、最近のアメリカのエネルギー系メディアの「アゼルバイジャンはヨーロッパへのガス輸出を 30%増加させる」という 9月12日の報道がありました。
……と思ったら、すぐにこれです。アルメニアはロシア寄りの国家です。
アゼルバイジャン・アルメニア間で再び軍事衝突 戦闘拡大の恐れも
産経新聞 2022/09/13
南カフカス地方の旧ソ連構成国、アルメニアとアゼルバイジャンは13日未明、両国の国境地帯で軍事衝突が起きたと発表した。
両国は相手側による挑発が発端だと主張した。タス通信が伝えた。銃撃や砲撃の応酬で死傷者が出ているという。両国の仲介役を担ってきたロシアはウクライナ侵攻に追われており、戦闘は拡大する恐れがある。
タスによると、アルメニア政府は13日、パシニャン首相が軍事同盟を結ぶロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、衝突の情報を共有したと発表した。
これも「代理戦争」の感じが強いのですが、その後、ロシアの RT は「アゼルバイジャンとアルメニアが停戦に合意した」と報じていますので、今のところは、大きな戦闘にはなっていないようですが、こんなことばかりになってきました。
なお、1917年7月日のファティマでの聖母の言葉は以下のようなものでした。
1917年7月13日のファティマでの聖母の言葉
いずれあなたがたは、不思議な大きな光が夜空にかがやくのを見るでしょうが、これを見たら、神様が与えたもうたしるしと悟りなさい。それは、戦争と飢きんと教会や教皇様への迫害が、天罰として人類にふりかかる日の近いしるしです。
それを防ぐために、どうかロシアを私の汚れなき御心に奉献し、月の初の土曜日ごとにつぐないの聖体拝領をするよう、お願いしたいのです。
もし人々が私の願いを聞き入れるなら、ロシアは回心し、世界は平和となりましょう。もし聞き入れなければ、ロシアはその誤った考えを世界中にまき散らし、戦争や教会への迫害をあおり立てるでしょう。
そのために大勢の善良な信者が殉教し、教皇様は多くのことを堪え忍ばねばならず、たくさんの国や民族が滅びてしまうのです。
ですが最後には、私の汚れなき御心が勝利をおさめます。世界を汚れなき御心に奉献することが実行され、ロシアも回心し、地上に平和な時代がもたらされることでしょう。
先ほどのルシアの言葉と合わせてみましても、どう解釈しても、
・数多くの国家が滅びる
・数多くの人の命が失われてしまう
というような解釈が、グリグリのガチのようにしか思えないのですが、あの記事を書いてから、6年後に、ディーガルの 2025年の予測、なんていうものも知るわけで、「ディーガルの予測を立てたのは、教会関係者なんじゃないの?」とか思ったり(ないない)。
いずれにしましても、ファティマ第3の秘密というものの内容は「相当悲惨なものであるらしい」ことは、かつての教会関係者などの言葉などでもわかります。
1984年だと思いますが、後に法王ベネディクト16世となるラッツィンガー枢機卿は、以下のように述べています。
(ラッツィンガー枢機卿の言葉より)
未来は実際変更され得ない仕方で設定されているのではない。そして子どもたちが見た幻視はその中で何物も変化させられ得ない一つの未来のフィルム像では決してない....幻視の目的は取り消し得ない仕方で固定された未来のフィルムを示すことではない。 (geolog.mydns.jp)
このように、ルシア、フランシスコ、ジャシンタの 3人の子どもたちが見た「ビジョン」は「固定された未来像ではなく、未来は変化していく」というように、後のベネディクト16世は語っているのですが、まあ、量子力学的にはまったくその通りだと思いますが、全部がそうなら、聖母の預言も特に教会が騒ぐこともないはずで、
「騒ぎ続け、内容を隠匿しつづけたこと自体が、達成される預言であると教会が認識していた」
のだと思われます。
しかしまあ、ラッツィンガー枢機卿の先ほどの言葉そのものは、それでいいと思います。恐怖を人びとに与えても仕方ないです。
ちなみに私は、このベネディクト16世が「最後のローマ教皇」だと確信しています。
ともかく、何がどのように近づいているのかわからないですが、「近くなってきているなあ」という個人的な感慨はなくもないです。
太陽も最近は血気盛んですしね。
実は、1週間くらい前に、「太陽で観測史上最大級の爆発(フレア)が起きた」のですね。
太陽の裏側だったですので、地球にはまったく影響なかったですが、そのフレアを発生させたと思われる黒点が、地球に向いて」きました。
太陽の左に見えてきた黒点3088
NASA
黒点は予想していたほど巨大なものではなく、スペースウェザーは「以前より、減衰したように見える」と書いていました。
このフレアについてはのライブサイエンスの記事の概略を以下に書きました。
(記事) これまでに検出された中で最大の太陽嵐の 1つが、太陽のまさに裏側で爆発した (2022/09/08)
この 9月5日の太陽フレアでは、金星が直撃を受けましたが、この時と同じような規模の太陽フレアが地球に向いている時に起きれば、すべての戦争が停止する(車両もドローンも何も動かなくなるため)と思われますので、むしろ平和に貢献しそうです。
いろいろな理由から、この 9月はちょっと太陽活動に注目しているのですが、今回のこの程度の大きさの黒点群でしたら、とりあえずは大丈夫そうです。
いずれにしても、今後数年で壊滅的な太陽嵐が来ることは避けられないとは思っています。
まあ、太陽はともかく、ロシアというキーワードはさらに強いままのようです。
何だかわからない記事になりましたが、思えば、今回は、ウイルスの「抗原原罪」という概念について調べている時に、
「原罪」
という言葉が引っかかり、そこからルシアのことを思い出したのでした。
このウイルスの抗原原罪というのは、非常に理解が難しい概念ですが、最もわかりやすく書かれていたのは、ミラノの分子腫瘍学研究所の荒川央さんの note 記事「ワクチンと抗原原罪」という 2021年11月の記事でした。
本当はこの抗原原罪について書こうとしていましたら、ファティマの聖母のほうの話に移行してしまったという奇妙な記事となってしまいました。
この抗原原罪については、書けるような理解が出てきましたら、ご紹介させていただこうと思いますが、難しい概念です。ADE (抗体依存性増強)とはまた別の機構による「変異体に感染しやすくなる」という、私たち人間が持つ免疫の機構上のシステムです。
しかし原罪という私たち人間の罪の概念そのものの理解もとても難しいですね。
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