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2020年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実 健康の真実

「健康という宗教」が世界中に拡大する中で強行された医療戒厳令。今や、医療と健康概念は神であり宗教となっているという現実

投稿日:


・消毒される聖母マリア像と十字架(レバノン 2020/03/05) travelcoterie.com




 

健康はいつから宗教になったのか

少し前に、大脇 幸志郎さんという医師の方の書かれた『「健康」から生活をまもる - 最新医学と12の迷信』という書籍を購入しました。

新型コロナウイルスの緊急事態が始まった後に出版されたもので、とてもかわいらしい表紙の書籍ですが、内容はとても先鋭的で、そして「現代社会の健康と呼ばれているものの正体」を的確に浮かびあげている素敵な本です。なお、この本のことは偶然知りました。

全12章からなるこの作品では、第1章こそ「痛風、尿酸、プリン体」のような普通の健康本のような感じのタイトルで始まりますが、第10章は「WHO」、第11章は「ナチス、大日本帝国、そのほか」というようなタイトルで進みます。

著者は、ナチスや大日本帝国に存在した思想性と現在の新型コロナ対策に対しての医療的政策とに共通する概念を見ているのです。

この本の最終章では、とても興味深い文献や医学論文が数多く引用されていまして、その中で、アイルランドの医師であるペトル・シュクラバーネクという方の著作『健康禍 - 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭』から以下の部分を引用しています。

健康主義は強力なイデオロギーである。なぜなら、非宗教化した社会において、健康主義は宗教が欠けたあとの真空を埋めてくれるものだからだ。

宗教の代用品として、健康主義は幅広い支持を得ている。

特に、伝統的な文化とのつながりを失って、急速に変化する世界の中で、ますます不安を感じている中流階級の間で。 人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭

この書籍のアマゾンのページを見ますと、「健康はいつから宗教になったのか」とあり、私がずっと感じていたことが、そのまま文字となっている感じがいたしました。

さらに、大脇 幸志郎さんの『「健康」から生活をまもる』には、2019年に医学誌ランセットに掲載された論文からも以下の部分を抜粋していました。

病院は、社会的ケアが必要な高齢者のための情報センターのようになった。人間の行動と感情の正常な多様性はいまや薬物治療の対象になった。人生の中で避けられない実存的問題を解決するのは医者の仕事になった。どうすればいいのだろう?

医学は疑似宗教になってしまった。

私たちの患者には、そっと変節と棄教を促さなければならない。 (Lancet)

この大脇 幸志郎さんが引用したランセットの論文を、巻末の「参考文献」からランセットのウェブサイトから探してみますと、以下のようなタイトルでした。

黄金時代の後に : 薬は何のためにあるのか?
 After the golden age: what is medicine for?

ちなみに、先ほどの『人間的医学の終焉と強制的健康主義の台頭』を書かれた医師は、アイルランドの方ですが、今日(10月5日)、アイルランドに関して、以下の報道が流れていました。

アイルランド専門家チーム、全土のロックダウンを政府に提言

アイルランドの国家公衆衛生緊急対策チームは4日、政府に対し4週間にわたる2回目の全土ロックダウン(封鎖)を提言した。2人の政府筋が明らかにしたもので、予想外の動き。5日に閣議で協議するという。ロイター 2020/10/05)

シュクラバーネク医師は、どういう気持ちで自国の対策を見ていらっしゃるのかなと思います。

しかし、いずれにしましても、どの国においても、

「健康が宗教化した今だからこそ、新型コロナに対してこのような政策を強行することが可能だった」

のだとは思います。

 

「自由」や「良心」「正義」といった最も人間にとって大切な概念を、「健康という大義名分」が上回ってしまった世の中では、何をやっても許されることにもなってしまった。

各国の緊急対策の大義名分は「人命の尊重」でしたが、何度も記してきていますように、対策によるメンタルの悪化、失業者の増加、経済的苦痛、孤立、既存病の治療の停滞などにより、膨大な「命の損失」が進んでいます。

以下の記事では「命の尊重という大義名分の中で意味なく失われている命」について取り上げました。

世界中の多くの若者たちのメンタルヘルスの状態はそろそろ限界なのでは。アメリカでは「4人に1人の若者が本気で自死を考えた」と回答
投稿日:2020年9月28日

そして、いったん、この「大義名分」が通用してしまった以上、それを貫き通すことは可能なわけで、現実として、多くの世界において、マスクと社会的距離(という名の強制孤立化)が日常と化しています。ここまで人の生活を見た目からさえ根本的に変えて、さらには「人々に自主的にそれを行わせる」ことができるようなものは、かつては宗教くらいでした。

今は「健康」は既存の宗教を超えました。

冒頭のようにマリア様は殺菌剤で消毒されるし、下のように、ムスリムたちもマスクをして社会的距離を保たないと礼拝もできません。

ラマダンの間、社会的距離を保ち礼拝するインドネシアのムスリムの人たち

Muslims change traditions in virus-hit Ramadan

息=イキというのは、日本の宗教感では突出して重要ですが、他の国でもそれはある程度同じだと思われます。つまり、マスクをして礼拝するというのは、神々に対して失礼なんです。

というか、息というようなことより、少し前までは、多くの国で、カトリックの教会の集会もイスラム教のモスクの集会もロックダウンで禁じられていた事例が多かったです。

今はイスラエルで「仮庵祭」というユダヤ教の重要な祭日ですが、人々は基本的に礼拝所などに行くことはできないとイスラエルの報道は伝えています。おそらく、仮庵祭に人々が外に出られないというのはイスラエルの建国史上初めてのことだと思われます。

報道の写真を見れば、イスラエルの礼拝堂もまたシートとマスクだらけです。

ビニールシートが貼られまくるイスラエルの礼拝所の中で祈るラビたち

NY Times

何らかの存在たちは、この光景を見て腹を抱えて笑っているはずです。

そして、こういう「強制的な行動制限」ができるもうひとつの事例は、独裁政治、あるいは戒厳令下の社会です。

 

 

医療戒厳令


Medical Martial Law Is Here

今回のパンデミックが始まって以来、日本では、あまりそういう文字列は見かけないですが、世界中のメディアで、3月くらいの時点からすでに見かけるようになったのが、

医療戒厳令 (Medical Martial Law)

という言葉です。

特に、厳しいロックダウン措置が実行された国や地域では、そのように感じたり、そのように見ている人たちも多かったようです。

 

現在の奇妙な社会の状態が実現するまでの行程としては、

・健康が宗教となり

・そして、その宗教の名の下に医療的戒厳令が実行された

というのがこれまでの流れのようです。

以前、ブラジルの大統領が、コロナが流行し始めた頃、ロックダウンを拒否し、

「人はいつかは誰でも死ぬものだ」

と述べたことに対し猛烈な批判が浴びせられたことがありましたが、この言葉自体はまったく現実的で合理的な言葉だとしか私には思えませんでした。

だって、人はいつか死ぬのです

「人はいつか死ぬという厳格な事実を口にしただけで批判されるのか」

とも思いましたが、その時にも「これじゃ宗教だ」と思っていましたけれど、その懸念は恐ろしいほど徹底して大規模に拡大してしまいました。

医療という教祖がいる限り、病気で死ぬことは許されない(他の理由はOK)。

いつからこんなことになっちゃったんだろうと。

今回は、ここまで書いたことと直接的な関係があるわけではなくとも、医療戒厳令ということに関しての記事をご紹介して締めさせていただきます。

記事は、米テキサス州にあるフードバンクなどの社会扶助を目的とする企業ガルベストン・オープン・ガバメント社(Galveston Open Government Project Inc )の代表によるものです。

 


新型コロナウイルスへの緊急事態命令の数々は医療戒厳令だった

COVID-19 emergency orders were medical martial law
DAVID STANOWSKI 2020/09/01

今年の初め、この国(アメリカ)に戒厳令が課されたとき、以下のような質問を政府にした人間はほとんどいなかった。

「《緊急事態》の名のもとに、政府が私たちの最も基本的な権利を本当に剥奪するようなことをしてもいいのか?」

明らかに、アメリカ合衆国と各州の憲法には、どのような緊急時であっても、アメリカ人個々の自由を剥奪することを許可する文言は含まれていない。今回、制定された緊急法は私たちの憲法上の保護を無効にもしない。

なぜ、これほど自由が剥奪される中で、それほど抵抗がなかったのだろう?

第一に、政府の公衆衛生ディープステートは、特定の死の可能性が高いことを回避する唯一の方法は「無条件に公衆衛生当局の命令に従うことである」と信じるように、多くのアメリカ国民を恐怖させることに成功した。彼らは専門家であり、「私たち国民の安全に保持する」ために「科学」を使用した。

彼らの先導に続いて、多くの選出された役人たちが、そのような専制的措置を実施するために役人たちに与えられたまったく前例のないような違憲的権力によって、医療戒厳令を課すことはそれほど難しくはなかった。

各州の知事は、この権力を掌握する手段として、作成された緊急命令を使用して、議会での議論を回避した。

たとえば、テキサス州ガルベストンでは、知事、市長、そして時には市議会の過半数が、ガルベストンの住民たちに対して、「やってもいいこと、してはいけないこと」を、そして、それがどんな人たちに該当し、該当しない人は誰かということを恣意的に決定した。

居住者たちは、移動の自由、集会をする自由、そして財産を最大限に活用する自由のほとんどを失ってしまった。

しかし、すでに「生命を守るための手段」として恐怖と共に伝達された中で、この状況において、自由を優先するべきだと主張する人がほとんど出てこなかったのは理解できなくはない。

本来なら、アメリカ人たちは、このような露骨な権力の奪取に憤慨して反応するべきだったが、公衆衛生ディープステートは、何千万人もの人々を首尾よく恐怖させることに成功したため、アメリカ人の多くは、これがどれほど違憲的な独裁的行為であるかということから目をそらしたために、本当の抵抗はなかった。

アメリカ全土が、ここ数ヶ月間、ある程度の全体主義的支配下にある。

私たちは、最も専制的な知事たちが現在の立場を固めてさらに権力を掌握する前に正常な状態への移行をすぐに開始する必要がある。

アメリカでも 7人の勇気ある知事たちはいた。この緊急事態の間の、最悪の権力の乱用に抵抗し、その 7州だけは全州のロックダウンを命じなかった。

うまくいけば、その知事のうちの少なくとも 1人なら、コロナウイルスの以前と同じような生活を人々ができるようにすることで、アメリカを現在の抑圧状態から脱却させることができるかもしれない。

自由国家は、市民の自由を守るために市民の権利が二度と剥奪されないことを保証するために、知事、立法府、郡および市による緊急命令の将来の使用を禁止する憲法改正を制定しなければならない。

緊急命令は、パンデミックや自然災害の際の権力の乱用を明らかに招く。

多くの知事たちの行動はとても悪いものだったが、テキサス州ガルベストン市の場合のように、さらに厳しい制限を課した郡の役人、市長、市議会が多くある。

かつては当たり前だったアメリカ人の生活、コロナウイルス以前の自由な生活。

そこに私たちを戻すことができない州が 1つでもあれば、戒厳令は恒久的な生き方になり、全体主義の支配下となる。

もしそうなったなら、あとは下り坂を転げ落ちていくだけだ。


 

ここまでです。

なお、この中に出てきます「アメリカでも 7人の勇気ある知事たちはいた」という中の 1人で、ロックダウンどころか、今はマスクさえも拒否しているサウスダコタ州の知事について、最近、以下の記事でご紹介したことがあります。

サウスダコタ州知事の「わが闘争」 : 四人の大統領に見守られる中、米国で唯一ロックダウンとマスクを拒否し、何の対策もしなかった「アメリカのスウェーデン」の闘いは勝利に終わるか
投稿日:2020年9月20日

私自身は、もともと「アメリカ人的な自由の概念」というものはそれほど好きではないですが、こうなってくると、そういう問題でさえなくなってきます。相手は「国家を超えた世界的宗教」なのです。

大きな宗教を打ち倒すには、大変な労力が必要であることは歴史がよく示していますが、今回書かせていただいた現代の宗教の問題は「個人の考え方」に大きく依存しているものですので、実際には、ひとりひとりが少しずつ変わっていけば、打倒はそれほど大変なことでもないような気もします。

冒頭に示した日本人医師の方の著作などもご参考にしていだき、健康というものへの概念を今一度考え直される方が増えていけばいいな、とは思います。

 

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