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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

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mRNAワクチンが、ヒト遺伝子の「エピジェネティック作用」に強く干渉することがイタリアの研究で明らかに

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DNA混入論争の行方

以前、ファイザー社ワクチンに「 DNA が混入している可能性」について、東京理科大学名誉教授の村上康文氏と、イタリア分子腫瘍学研究所の荒川央博士の対談をご紹介したことがありました。

(記事) 東京理科大学の村上康文名誉教授と、イタリア分子腫瘍学研究所の荒川央博士の「ワクチンの DNA 汚染をめぐる対談」から要点のピックアップ
 In Deep 2023年4月23日

 

もう 3ヵ月などが経つことに驚きますが、今、この DNA 混入に関しての、医学者や科学者たちの間での論争がヒートアップしています。

DNA 混入への反対説をとる専門家が圧倒的なようで、荒川央博士などは、note 記事で、「かつてない攻撃を受けている」と記されていました。

この DNA の問題は最初、ケビン・マッカーナン博士という方による分析(ディープシーケンスという、高い重複度での塩基配列解析を行う方法)で明らかにされたものでした。

日本だけではなく、世界中で「意見の衝突」が現在見られているようですが、その後、アメリカとヨーロッパのそれぞれ独立した専門家たちが、DNA 混入を見出していまして、「混入の可能性は高い」というようなことになっています。

ただ、この問題に関しては、該当する資料や論文をいくつか見ましたが、

「私たち一般人には難解すぎるジャンル」

なんです。

グラフやデータを見ても、少なくとも私自身は、まるでわからないというのが現実です。そのようなこともあり、状況だけを拝見させていただいているということになっています。

 

 

次第に、中長期の影響への懸念がメインに

今回ご紹介させていただこうと思うのは、これとはまったく関係ない論文の内容なのですが、イタリアの医学者の書かれたもので、以下のようなタイトルです。

仮説上のエピジェネティックプレーヤーとしての COVID-19 mRNA ワクチン:イン・シリコ分析、考察、および展望の結果
COVID-19 mRNA vaccines as hypothetical epigenetic players: Results from an in silico analysis, considerations and perspectives

 

これもまた、タイトルからしてわからない表現で満たされています。

「イン・シリコ分析」というのは、コンピュータによる分析のことのようで、以下のように説明されています。

in silico (イン・シリコ)

in silico(イン・シリコ)は、in vivo (生体内で)や in vitro (ガラス、すなわち試験管内で)などに準じて作られた用語で、文字どおりには「シリコン(ケイ素)内で」の意味であり、実際には「コンピュータを用いて」を意味する。

Wikipedia

 

そして、「エピジェネティックプレーヤー」という言葉がありますが、このエピジェネティックという言葉は、なかなかわかりにくいもので、定義としては、以下のようなことです。

> エピジェネティクスとは、DNAの塩基配列を変えずに細胞が遺伝子の働きを制御する仕組みを研究する学問です。

> エピジェネティックな変化とは、遺伝子のオン、オフを制御するためにDNAに起こる化学的な修飾となります。これらの修飾はDNAに対して起こるものの、DNAを構成している塩基配列を変えることはありません。

genetics.qlife.jp

 

塩基配列が同じなのに「遺伝子の発現が変わる」現象です。

それでもわかりいいとは思えないですので、探していましたら、この「遺伝子のオン、オフの制御」について以下のような例えがありました。

「エピジェネティクスとは?」より

遺伝子を本に書かれている情報として考えてみると、ページを開くことでその遺伝子の情報を知ることができます。

ある遺伝子の情報を知りたければ、本を開いてページに書かれた文字を読むことで情報を知ることができます。
辞書みたいな感覚ですね。

しかしページとページがくっついて離れないところがあるとどうなるでしょうか? のり付けされて剥がれないような状態です。

ページを開くことができないので当然そこに書かれている情報は得ることができません。

これがエピジェネティクス で遺伝子がオフになっている状態です。

遺伝子の情報を知ることはできませんが、本にはちゃんと遺伝子の情報が乗っています。

しかしページの開きやすさが違うことでその遺伝子の情報が使われるかどうかが変わってしまうのです。

bio-megane.com

 

遺伝子の塩基配列が生き物のすべてを決めるわけではなく、エピジェネティクスの働きがあるからこそ、私たちにはたくさんの種類の細胞があるとも言えます。

今回の論文のタイトルに、「エピジェネティックプレーヤー」とありますように、エピジェネティクスに対して「作用する」部分がコロナワクチンから見出されたというものです。

気になったのは、論文の「結果」と「結論」のところで、まず、その部分だけ翻訳します。BNT162b2 というのは、ファイザー社ワクチンの名称です。

イタリアの論文より

ノンコーディングRNA (※ メッセンジャーRNAを除くすべての RNAの総称 )遺伝子の解析では、BNT162b2 の mRNA と SARS-CoV-2 S遺伝子はそれぞれ 17と 24の異なるヒトゲノム領域と一致した。

全体として、一致する非コード配列の特徴付けにより、元の配列と比較して BNT162b2 mRNA のエピジェネティック経路に対する強い干渉が明らかになった。

結論

この極めて重要なイン・シリコ解析は、SARS-CoV-2 S遺伝子とBNT162b2 mRNAワクチンが、ヒトのコード遺伝子または非コード遺伝子とヌクレオチド相補性 (※ 1つの塩基に対して常に決まった相手の塩基が水素結合し、対を作るような性質)を示すことを示している。

これらは同じ相補性パターンを共有していないが、どちらも標的細胞のエピジェネティックな不均衡を引き起こし、最終的には、長期的な合併症を引き起こす可能性がある。

sciencedirect.com

いろいろと難しい部分が多いのですが、気になったのは、最後の、

 

> 標的細胞のエピジェネティックな不均衡を引き起こし、最終的には、長期的な合併症を引き起こす可能性がある。

 

という部分です。

「このワクチンにはこんな要素もあるのかよ」と。

記事の最後に、この論文をわかりやすく取り上げていた(そんなにわかりやすくないですが)医学記事をご紹介しますが、私自身でもそれほど理解しているとはいえないこのことを、今回取り上げましたのは、

 

「またワクチンの長期の影響の懸念がひとつ出てきた」

 

ということです。

現在、このワクチンの影響は、短期ではなく、中長期のものが中心となっている可能性があることが次々と示されています。

 

・切断した mRNA (過去記事

・DNA の混入の可能性 (過去記事

・エピジェネティックな影響

 

そして、これらに共通していえるのは、ここまできますと、「もはや人為的なミスとは言えない」ということです。

以前から、このワクチンの「完全性」については刮目し続けていましたけれど、ここまで長期の影響に関係する要素が揃うと、日本の近い将来に希望を見出すのはかなり難しいかもしれません。

ブースター接種世界一の日本は、どの国よりもディーガル予測の「ナンバー1の国」に近づいているように感じます。

現在、日本はすでに「病気の時代」といえる状況で、今は特に小さな子どもにそれが拡大していますけれど、年数が経つにつれて、「年代は問わず平等」になっていくようにも思います。

イタリアの論文について、医学メディアの記事です。




 


新型コロナウイルス mRNA ワクチンとヒト遺伝子の間のエピジェネティックなクロストーク (混線)が明らかになり、これが健康に影響を与える可能性がある

Study Uncovers Epigenetic Crosstalk Between COVID-19 mRNA Vaccines And Human Genes With Potential Health Implications
thailandmedical.news 2023/07/14

イタリアのメッシーナ大学臨床実験医学科の研究者は、スパイク(S)タンパク質をコードする mRNA ワクチン間のエピジェネティック・クロストーク(混線)の発生を調査するためのイン・シリコ調査を実施した。

 

この研究は、神経障害や心臓血管障害、ガン、自己免疫状態の発症など、これらのクロストークによる潜在的な健康への影響を評価することを目的としていた。

ヌクレオチド配列の相補性を分析することにより、研究者は、BNT162b2 mRNA ワクチンといくつかのヒト遺伝子の間の一致を特定した。

興味深いことに、このワクチンは、元の SARS-CoV-2 S 遺伝子と比較して、エピジェネティック経路に対する強い干渉を示した。これらの発見は、mRNA ワクチンに関連する長期的な健康合併症に関する重要な疑問を引き起こす

COVID-19 のパンデミックが出現して以来、mRNA ワクチンは世界的な危機を制御する上で希望をもたらしたと考えられている。

2つの著名な mRNA ワクチンであるファイザー社の BNT162b2 と、モデルナ社の mRNA-1273 は、感染拡大が疑われる SARS-CoV-2 と戦うために広く投与されている。これらのワクチンはウイルスのスパイクタンパク質をコードしているが、有効性と安定性を高めるために特定の修飾が施されている。

ワクチンと、骨格筋線維へのワクチンの導入による細胞プロセスへの潜在的な影響について、最近では、さまざまな懸念が提起されている。

外来 mRNA 分子として、それらは必須の細胞機能を破壊し、宿主細胞の非コード RNA (ncRNA) と相互作用して、複雑なクロストーク (混線)や潜在的な疾患の発症につながる可能性がある。このような警告は過去のさまざまな研究で表明されている。

研究者は、コンピューター解析を使用して、BNT162b2 mRNA ワクチンと、コーディング遺伝子と非コーディング RNA 遺伝子の両方を含むヒトゲノムの間のヌクレオチド配列の相補性を調べた。

これらの結果を元の SARS-CoV-2 S 遺伝子配列から得られた結果と比較した。さまざまなバイオインフォマティクス・ツールと GWAS (ゲノムワイド関連解析)データベースを利用して、一致するヒト遺伝子の機能活性と潜在的な健康への影響を評価した。

衝撃的なことに、研究の分析により、BNT162b2 mRNA ワクチンと、酵素反応、ヌクレオチドまたはカチオン (※ 陽イオン)の結合、シグナル伝達、およびキャリア機能に関与する 19個のヒト遺伝子との一致が明らかになった

さらに、このワクチンは 17個の 非コーディング RNA 遺伝子と相補的な一致を示し、エピジェネティック経路を妨害する可能性がある。

比較すると、元の SARS-CoV-2 S 遺伝子はヒトゲノムとの一致を示さなかった。

これらの研究結果は、ワクチンに使用される S 遺伝子が標的細胞のエピジェネティックなメカニズムを破壊する可能性があることを示唆している。

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