7月1日の英国スカイニュースより
この数年は、このブログでも「新しい島の出現」ということに関して、ずいぶんとご紹介させていだいた気がします。最近は冒頭の記事のように、アメリカの東海岸に「新しい島」が出現したのですけれど、今回はそのことをご紹介させていただくと同時に、このアメリカの新しい島の出現を受けて、英国デイリーメールが、「最近、新しく出現した島の特集」の記事を組んでいまして、最近を振り返る意味でも、その記事からもご紹介したいと思います。
以前、
・大陸の隆起の時代 : トンガ沖の「新しい島」や西之島が急拡大している中、アトランティスやレムリア大陸の幻想は現実になる?
2015/01/27
という「大陸の隆起の時代」などというタイトルの記事を書かせていただいたことがありますが、それはさらに進行中という感じでして、本当にそのうち「超大陸の出現」ということに結びついていっても不思議ではないほどに頻繁に新しい島、新しい陸地が誕生し続けています。
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アメリカに誕生した新しい島
まず、アメリカの新しい島についてご紹介しようと思いますが、これまで In Deep でご紹介した「新しい島に関しての記事」ついては以下のようなものがあります。
過去の「新しい島」に関しての記事
・パキスタンでの「クリスチャン追放活動」の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した「新たな島」 (2013/09/25)
・ドイツの沖合で「新しい島」が浮上を続けおり、その地は鳥たちの聖域に (2013/01/16)
・血に染まった過去を持つアゾフ海に隆起する「泥火山による新しい島」。その場所は地獄と化したウクライナとロシアが共有する場所だった (2015/10/28)
・たった数日間で幅800メートル・高さ5メートルに渡って隆起したロシアの「新しい大地」 (2011/09/14)
・日本にも出現した新しい島に乗って「深海のトライポッド」が地上に姿を現す夢想の中で (2013/11/21)
ここに出てきた国々は、パキスタン、ドイツ、ロシア、日本(西之島)などですが、ここに今回、アメリカ合衆国が加わったということになります。
さて、そのアメリカ。
今日 7月4日は、確かアメリカの独立記念日だったと思いますが、今のアメリカは政治などのほうではカオス化しているようですが、トランプ大統領と縁が深いニュージャージー州の少し南にあたるノースカロライナ州で、
「新しい陸地が誕生する」
という出来事が起きています。
場所と「どのような状態か」ということを少し詳しく説明させていただきますと、下のようになります。
まず、大きな地図では、下の地図の「★」印の位置にバックストンというところがありまして、そこになります。
ノースカロライナ州バックストンの場所
・Google Map
そのバックストンのある海岸の地図を拡大しまして、そこに現在の写真を合わせますと、以下のようになります。
バックストンの地図と「現在の地形」
先端が三角形になっている部分がありますが、地図では、その周囲には陸地のようなものは何もないですが、現在の写真では、「いろいろな地形が存在する」ことがおわかりかと思います。
上空から見ますと、下の部分がすべて「新しい大地」です。
上の写真で、点々とつらなっているのは、「人と車」です。
さっそく、この新しい大地にやってきて、人によって泳いだりしているようなのですけれど、当局は「それはまだ危ないから注意するように」と警告を出しているということのようです。
下の写真で、奥に並んでいるのはすべて車ですので、結構な数の人たちが来ていることがわかります。
現在のバックストンの新しい大地の様子
日本の西之島のような「爆発的な成長」を伴うようなものではなく、「穏やかな感じの出現」のようです。
というわけで、アメリカの新しい大地についてご紹介しましたが、この数年の世界各地の新しい島」について、デイリーメールで取りあげられていた分について、ご紹介させていただきたいと思います。
概要だけのご紹介ですが、過去記事などで取りあげたことのあるものについては、リンクを示させていだたきます。
世界中に次々と出現する新しい島
Smoke and magma mark the spot! From Japan to Germany, the world's newest islands revealed
Daily Mail 2017/06/29
トンガの海底火山フンガ・ハーパイの噴火で作られた島( Hunga Tonga-Hunga Ha’apai )
2014年12月に、トンガから北西方向に 60キロメートルに位置する「フンガ・トンガ=フンガ・ハーパイ」( Hunga Tonga-Hunga Ha’apai )という名前の海底火山が大噴火し、それにより新しい島が形成され始めました。
[関連過去記事]地球の「文明のリセット」の兆しの中で : トンガ沖の海底火山が完全な島となって姿を現した (2015/03/12)
イエメンの紅海に出現した火山島ジャディド島(Jadid)とショラン島(Sholan)
2011年にジャディド島が、2013年にショラン島が、紅海の上に突如として出現しました。どちらも、「それまでは、その場所に火山があるとは認識されていなかった場所」でした。
西之島(日本)
説明することもないとは思いますが、2013年に最初に「新しい島」ができた際には、下のように「新しい小さな島が、大きな島を浸食していく」という形で、島は合体し、巨大化していきました。
2013年11月から2014年11月までの1年間の西之島の変化
・In Deep 写真は海上保安庁による撮影。
ロシアで2013年に新しく発見されたヤヤ島(Yaya Island)
パキスタンのザルザラ島(Zalzala Koh)
[関連記事]パキスタンでの「クリスチャン追放活動」の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した「新たな島」 (2013/09/25)
ドイツで1999年から成長を続けるバードアイランド(Bird Island)
[関連記事]パキスタンでの「クリスチャン追放活動」の渦中で発生した大地震と共に海底から浮上した「新たな島」 (2013/09/25)
トンガの新しい島ホームリーフ(Home Reef)
2006年8月の海底火山の噴火で作られた島。一時的なものだと考えられています。
ソロモン諸島の海域に出現したカバチ島(Kavachi)
1930年代から数十年間、変化し続けている新しい島だそうです。
ここまでです。
こう見てみますと、最近の新しい島の出現で「最も劇的で変化の激しい」ものは、日本の西之島だということも改めて知ります。
新しい島は世界中で出現し続けている感じとなってきていますが、これからどうなりますかね。